最近色々と忙しかったので1ヶ月以上空けていまいました。
今回は決戦が開始されるところなので、戦闘は次回からになります。
※一部修正
護廷十三隊の隊長格達、そして十一刃とその従属官達もそれぞれの相手と睨み合っている。
バラガンと彼の残っていた2人の従属官の前には二番隊隊長、砕蜂。そして同じく二番隊副隊長、大前田希千代がきた。
だが大前田は敵を前にして怖いのか口がプルプル震えていた。
「大前田」
「へ、へい!」
「ガチガチだなぁ。怖いか?久々の実戦が」
「そ、そんな事ないッス!これは武者震いッス」
「情けなくて見るに耐えんなぁ」
砕蜂は大前田に冷たく当たる。
「いい機会だ。この際適当なところで何かのついでに死ね」
「ハァー!?へへ、何言ってるんすか?怖くもねェし、ガチガチでもねェし。つうか、絶対死なねェし!」
「そうか……なら死ぬな」
「言われなくてもそうしますよ」
…この2人の戦いは、言うまでもなく最悪になるだろう。
スタークとリリネットの前には八番隊隊長、麦わらの傘と隊長羽織りの上に花柄でピンクの羽織りを着た
「…その子、ここから退かしちゃもらえないかな?」
「…何でだい?」
「その子が居ちゃ全力で戦えない。君もそうじゃないの?」
「何だとォ〜!」
「黙ってろ、リリネット」
注意されたリリネットはスタークを睨みつけたが、顔を見ると今までにない位の真剣な目をしている。
「……いいぜ。全力で戦ってくれなくても。俺も全力では戦わねェ…」
「?どういう意味だ?」
「俺…向かねェんだよ。そういうの、性格的に。如何にか戦ってる
「何を「いいねェ〜」ッ!?」
全くやる気のないセリフに怒る浮竹だが、それを享楽が横から声を上げて止めた。
「いやいいよ。僕もその方がいいな。痛いの嫌だしねェ。…だけど、今回は…そんな訳にもいかないんだよ……こっちはね」
「…そうかい」
スタークは仕方なく刀に手をかけ剣を抜いた。
「面倒くせェこったぁ」
そして剣を振り下ろした。
ハリベルの3人の従属官の中に十番隊隊長、日番谷冬獅郎と、同じく十番隊の副隊長の松本乱菊が現れた。
「こいつらいきなりアタシらのど真ん中に。バカにしてんのか!」
「…ふん」
「不愉快ですわ」
「……お前達」
日番谷と松本がアパッチ達の真ん中に来たことに腹を立てていた。そんな中ハリベルが声をかけるとアパッチ、ミラローズ、スンスンの3人はハリベルへ顔を向けた。
「見た目はどうあれ、そいつら一様隊長格……油断するな……最初から…全力で潰せ」
「はい!」
アパッチは声を上げ答えた。他の2人も声は出さずも頷いて答えた。
乱菊は3人を見た後、その奥にいるハリベルを見て
「隊長、この3人はアタシがやります。隊長は奥の十一刃を」
「……やれんのか?」
「……はい!」
「……解った。任せるぞ」
そしてその場を乱菊に任せると、瞬歩でハリベルの元へ行こうとする。
「行かせるかよ!!」
アパッチはハリベルの元へ行く冬獅郎を行かせまいと止めようとしたが、それをある者の一言で止めた。
「…待て」
ハリベルの前へきた冬獅郎はお互い睨み合っていると、ハリベルが斬魄刀の鍔の丸い部分に指をかけ引き抜いた。
吉良と檜佐木の前には、赤い中国服の様な格好をした者が5人いた。それぞれのその額にはムカデ、ヤモリ、カエル、サソリ、ヘビのような物があり、それぞれ白、緑、黄色、赤、青のスカーフを付けていた。
「アンタ達、バラガンの従属官を1人ずつ倒したからっていい気になってるんじゃないわよ」
「次は俺達が相手をしてやる!」
「俺達をあんな奴らと一緒にすると、痛い目を見るぜ〜」
赤、白、緑のスカーフを付けた者達が檜佐木達を挑発するかように言う。
「君達こそ僕達を舐めない方がいいと思うよ」
「だが貴様らは2人でこっちは5人。明らかに貴様らが不利だと思うがなぁ」
「さらに言うなら1人にさえ追い詰められていた奴等が俺達を相手にするって事態無謀なんでじゃないですかねェ〜」
青いスカーフを付けた奴の後に緑のスカーフを付けた奴がさらにバカにするようにおちょくる。
「舐めるなよ。…数の差が戦力差じゃねェ事を教えてやる」
檜佐木と吉良は斬魄刀を構えて警戒態勢に入った。
狛村の前には、と、顔が犬元い狼と見ないな顔をしており胸には3つの犬の顔が付いている者が来た。
「お前が俺の相手か」
「そのようだな」
冷静に答える狗村。だがは内心少し焦っていた。目の前にいるのは4人の十一刃やその従属官達のような破面でなく、どう見ても人とは無縁の姿をしていたのだから。
「一つ聞きたい。貴公は「冥獣人」と種族か?」
以前日番谷が任務で現世に滞在していた時、日番谷が破面とは別の何かと戦闘した事を報告で受けた。その時そいつは「冥獣人」と名乗ったのだ。だからこんな質問をしたのであろう。
「冥獣人?違うな。確かに俺のボスの部下の中に「冥獣人」と言う種族はいるが俺は違うぞ。さらに言うなら「冥獣人」や俺以外にも色んな種族がいるがなぁ」
本人は「冥獣人」である事を否定した。だが今「自分の主人の部下には「冥獣人」や自分以外の種族がいる」と言った。つまりこいつの主人は破面ではない複数の種族を部下にしているとこの事が分かった。これだけでも少しは敵の情報を手に入れられただろうか。
「ところでその羽織、お前隊長格だな…」
「如何にも。ワシは七番隊隊長、狛村左陣」
「やっぱりか。ならお前には俺の出世の踏み台になってもうぜ!」
隊長を倒すとはかなり大きく出たが、確かに隊長格を倒したとなれば破面に言うなら十一刃に、しかも上位に君臨できるであろう。
「俺の名は【幻獣ケルベロス拳のコウ】。お前さっきポウの奴を倒したみたいだが、俺をあんなデカイだけの奴と一緒にすんなよ」
目の前にいる者は、自分の武器であろう周りに棘のようなものが付いている輪っかを持って構えた。狗村も同じく剣を構えた。
そして今此処にそれぞれの対戦する相手が揃った。
「皆の者、全霊をおとして此処で叩き潰せ!肉裂かれようと、骨の一片まで鉄壁とせよ!奴らに尸魂界の土を一歩たりとも踏ませてはならぬ!……かかれ!!!」
元柳斎の声を合図に全ての場所で一斉に戦闘が始まった。
戦いが始まる最中、デストロイヤーと2人の従属官が上空で待機していた。彼らはバラガンと同じように数の差で相手がいなかったのだ。そんな中デストロイヤーは2人の従属官に命令を出した。
「貴方はバラガンさんの従属官達が殺られたらあの2人の相手を。貴方は…あの3人の所へ行ってください。後は自分の好きなようにして構いません」
『わかりました!』
1人は何処かへ飛んでいき、もう1人はデストロイヤーと共に、その場に立ちバラガンの従属官とその相手の戦いを見ているのであった。
狗村、吉良と檜佐木の前に現れた奴の分かりますか?
ヒントは特撮キャラです。
まだ戦闘に参加していない2人の内1人は次回明らかになります。
今日何故キャラ紹介と最新話を更新したかは活動報告に書いてあります。
興味があれば見てください。