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グリムジョーさんの無断外出の件で藍染様の部屋の近くまで行くと、2人の女破面がいた。
1人は左目に仮面の名残がある黒髪のツインテールの破面、ロリ・アイヴァーン、もう1人は右目に仮面の名残がある金髪のショートカットの破面、メノリ・マリア。
「すみません。藍染様とお話がしたい事があるのですが宜しいでしょうか?」
「はぁ?何言ってんのアンタ。藍染様からそんなの聞いてないわよ。それに藍染様は忙しいの。アンタなんかの話なんか聞いてる時間なんてないのよ!」
「ちょっとロリ!やめた方が……」
「アンタは黙ってなさいメノリ!」
メノリさんはロリさんを止めようとするが逆に噛み付かれてしまった。この2人は仲がいいんだか悪いんだか?
「では申し訳ありませんが貴方から藍染様の許可をもらってきてもらえないでしょうか?」
「何で私がアンタの為にそんな事!」
「ロリ!ここは素直に聞いた方がいいよ。それに藍染様の部屋の前で揉め事してるなんて無礼だよ」
「…ちっ、分かったわよ。藍染様に聞いてくるから待ってなさいよ」
ロリさんは不快に思いながらも何とか承諾し藍染様の部屋にへと入っていく。
その後メノリさんは私の方をチラチラ見てくる。恐らくさっきのロリさんの態度で私が不服に思っているじゃないかと様子を探っているのでしょう。
「別に私は気にしてないですよ。今回の事は突然ですから、私の不手際です」
「デ、デストロイヤー様。しかし…」
「でも気を付けなさい。相手が私だからいいものの、他の十一刃の方々にそんな口の利き方をしたら下手をすれば殺されてしまいますよ。特にノイトラさんやグリムジョーさん、ヤミーさん辺りにはね」
メノリさんはその事を分かっていると思いますが、ロリさんは。
彼女はグリムジョーさんに「殺されちゃえ!」なんて堂々と言ったし、ヤミーさんにも「カス野郎」なんて言っていましたからね。
その言葉を聞いてメノリさんは体をガタガタして震えていた。ロリさんの行動パターンを自分はよく知っているから絶対やると思っているのでしょう。
「でも、貴方達が私の従属官なら話は別ですけどね」
「えっ⁉︎そ、それはどう言う…」
ギィィーーーーー
メノリさんが私の言葉に質問しようとすると扉が開いた。
「藍染様から許可が出たわよ。でもね、く・れ・ぐ・れも無礼な態度を取るんじゃないわよ!」
「分かりました。気をつけます」
部屋の中に入ると大きな椅子に座っている藍染様がいた。取り敢えず勝手に部屋に訪問した事を謝っておこう。
「今回は私の突然の事で、貴重なお時間を使っていただきありがとうございます」
「…別に気にしてはいないから、そう謝る事はないよ。それで、私に話とは何かな?」
「失礼承知の上で伺いますが、グリムジョーさんとその従属官達が現世にへと向かったらしいのですが、そのような命令を出したのでしょうか?」
「…いや、私はそんな命令は出していない」
藍染様は私の質問に答える少し口元がニヤけたのが分かった。さっきの報告会でグリムジョーさんが動く事は分かっていたのだろう。だから彼の行動も想定内だろう。
「そうですか。実は先程グリムジョーさんが従属官達を連れて現世に向かって行くのが見えたのですから」
勿論嘘である。原作を知っているからなのだが、こう言わないと変に怪しまれる可能性が高いからなぁ。
「グリムジョーさん達を連れ戻してきます。無断で現世に行くなど、それが十一刃であっても例外ではありませんから」
「…良いだろう。君に任せるよ」
「分かりました。…一つお願いがあるのですが、私の従属官を1人、2人程連れて行っても宜しいでしょうか?」
「構わないよ。君の好きな者を連れて行くといい」
「ありがとうございます。それでは失礼します」
私はお辞儀をしてその場を後にする。部屋から出ると、ロリさんがこっちを見て睨んでいた。
さて誰を連れて行きましょうか?流石に最上級幹部は切り札とも言うべき存在だし、彼等相手じゃ今の護廷十三隊じゃ勝てないだろうし。…そうだ!上級幹部で日番谷冬獅郎さんと戦わせたい者がいたんですよね。彼にしましょう!
その頃空座町では…
グリムジョー率いる5体の破面達と尸魂界からの援軍の死神達による戦いが行われていた。
それぞれ探査回路を使って獲物を見つけた。霊圧の大小に関係なく少しでも霊力のある者を片っ端から探して殺そうと全員別々に散った。
ディロイは駆け付けてきた朽木ルキアの
エドラドは十一番隊第三席班目一角と
イールフォルトは六番隊副隊長の
シャウロンは十番隊隊長の日番谷冬獅郎と戦い卍解した
シャウロンは冬獅郎の卍解にはタイムリミットがある事に気付いてが「卍解が消えてから倒すのは容易いが、それでは隊長に対して失礼」と思い自分も
解放した事によって更に差が開いた事により、戦況はますますシャウロンが有利となった。
シャウロンの言った番号、
破面達は生まれた順に11以降の番号を与えられるが、その中から特に優れた殺戮能力を持った者が選抜され能力が高い順に
「おっと失礼、一部謝りがありました」
「何⁉︎」
「実はこの間1人増えて
「つまり階級も1から10ではなく、0から10になったのですよ」
冬獅郎は更に驚いた。今戦っている奴より圧倒的に強い者が11人もいるのだ。恐怖と絶望が体を支配しただろう。
ナキームは十番隊副隊長の松本乱菊を倒したと思ってシャウロンと冬獅郎の戦いを見ていた。そんな時まだ乱菊に息がある事に気付き足を上げてトドメをさそうとしたが、その直後尸魂界から限定解除の許可がおり、3人の霊圧が今までの5倍になった事により形勢は一気に逆転した。
イールフォルトは
それを見たシャウロンは逃げようとするが、冬獅郎の
最近忙しくなってきたので更新スペースが遅くなるかもしれません。