BLEACHの世界に最強になって転生   作:アニメ大好き

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いよいよ情報収集も最後になりました。
それは皆さんご存知のあの破面です。

ここでストックが切れましたので更新が遅れるかもしれません。
気長に待って頂けると幸いです。

それでは、どうぞ。


11話 情報収集 第9十一刃

さてとこれで8人に挨拶したから残るはあと1人ですね。原作通りなら彼の筈、早く会いたいものです。

 

そして最後の目的地9の宮に着いた。ほとんどの宮と同じように扉をノックしようとしたら

 

「僕ラニ何カ用カイ」

後ろから声をかけられたので振り向く、そこにいたのは。8つの縦長の仮面を着けた破面、アーロニーロ・アルルエリさんがいた。今喋ったのは高い声だったから下の方かな?

 

「初めまして、私は第0十一刃になったデストロイヤー・レイです」

 

「で、俺に何か用があるのか?」

 

「いえ、ただ同じよう十一刃の人に挨拶を思いまして。貴方がこの宮の主ですか」

 

「そうだ、よく分かった。俺達は最下級大虚(ギリアン)だから勘違いされやすいがな」

 

すみません、原作知識です。

 

「話ガアルナラ、宮ノ中デ話ソウ」

 

響転で扉の前に移動し、扉を開けて暗い宮の中に入って行く。私はその後を追って中に入ったら扉が閉まって完全に真っ暗になった。

 

「悪いな、俺はどうも日の光ってやつが苦手なんだ」

 

「マズハ、仮面ヲトッテ挨拶スルヨ」

 

そう言って、仮面を取ると赤い液体が入った透明の細長いカプセルの中に右目と左頬に9の数字が書いてある二つの顔があった。

 

「僕ラが第9十一刃(ヌベーノ・エスパーダ)

 

「「アーロニーロ・アルルエリだ」」

 

 

彼はバラガンさんとヤミーさん、そして今は十一刃落ち(プリバロン・エスパーダ)のザエルアポロさんを含める第1期十一刃の生き残りの一人。

 

 

「俺たちは不完全な崩玉によって作られた最初期組でな」

 

「完全ナ人型二成レナカッタ失敗作ノ一人ナンダヨ」

 

そう、彼は最初期組の一人だ。最初期組は不完全な崩玉によって生まれたから完全な人型に慣れない者が多かった、彼もその一人だ。

 

「どうだ、醜いだろ?」

 

なんか悲しげな声で言ってくる。

 

「確かに最初見たときはビックリしましたが、醜いとは思いません」

 

 

「…気ヲ使ワナクテモイイヨ」

 

 

「気を使ってなどいません。それに聞いた話では、貴方は第1期十一刃の一人だそうじゃないですか。階級は分かりませんが、第1期からずっと十一刃に居続けているだから凄いと思いますよ」

 

 

彼は原作でも十一刃の中で唯一の最下級大虚(ギリアン)。自分の能力とは言え十一刃に居続けているのだから凄い。少なくとも私はそう思う。

 

 

「そうか、因みに俺達が十一刃でいられるのは」

 

「コノ能力のオカゲナンダヨ」

 

そう言って左手に手を掛け手袋を外した。すると、中から数本の触手と真ん中が開いた太い者が出てきた。実際生で見ると気色悪いな。

 

「それは?」

 

「これが俺達の能力だ」

 

「これが?」

 

「そうだ。俺達の能力は喰虚(グロトネリア)、死した虚を喰らう事でその能力と霊圧を自分達のものに出来る」

 

「ツマリ、僕ラは唯一無限二進化シ続ケル事ガ出来ル破面ナノサ」

 

 

そうこの力のおかげで彼は今も尚十一刃で居続けられている。元々はこの能力は元十三番隊副隊長の志波海燕と戦った改造破面「メタスタシタ」の霊体融合能力だった。

メタスタシタは戦いの最中志波海燕の体に入り込み体を乗っ取った、だが朽木ルキアによって倒され、虚圏に帰ってきたその霊体を志波海燕の体ごと彼が喰らった事により手に入れた力である。

志波海燕の体ごと喰らった事によりその斬魄刀を使えたり、経験や記憶を手に入れたのだ。

 

 

「成る程、それで最下級大虚なのに十一刃に入れたわけですね。て事は貴方がこの宮の中に入れたのは私を喰らうためですか?」

 

「いや、それは無い。お前に手を出したら逆にこっちが返り討ちにあいそうだ」

 

「ソレニ藍染様ノオ叱リヲ受ケタクナイカラネ」

 

さすがに実力差は分かっているらしい、今ここで戦えば確実に殺られると。

 

「確かに私は解放したヤミーさんをあっさり倒しましたからね、変身してですが」

 

「変身?」

 

「帰刃ジャナイノカイ」

 

「はい、私は斬魄刀が無いのですで帰刃出来ませんが変わりに変身が出来るのです。まぁその変身も数回出来ますから彼を倒した時も全然本気じゃなかったですから」

 

「それは凄いな」

 

「マスマス君ニハ手ヲ出シタク無イヨ」

 

 

そのあとアーロニーロさんとは暫く雑談をした。そして帰る時に彼が質問してきた。

 

 

「ところで、何故お前は俺達に色々話をしたがったんだ?」

 

「…それは貴方達が私のお気に入りだからですよ」

 

 

その言葉を最後に響転を使ってその場から消える。

 

 

「…随分変わった奴だったな。俺達がお気に入りとは」

 

「ソウダネ。デモ悪イ気ハシナイカモ」

 

「そうだな」

 

アーロニーロさんはそんな事をお互い考えながら宮の扉を閉めた。




作者自身アーロニーロは気に入っています。


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