主に、PS4でサモナイの6をしながら、Vitaで艦これ改をし、PSPで未だタッグフォースSP、時々スマホでFate、が原因な訳ですが。
今回、本編には9割以上関係ありません。時系列で言うなら、本編開始の数日前ぐらい?
「えー、では、クロスユナイトがまたも無残に告白を失敗しました酒が美味い会を始めます」
「会の名前が酷いで御座るな覚殿!?」
酷いって言っても、なぁ。
「何言ってんだよテンゾー。懲りずに告白して、また失敗したからからか慰めようとしてるだけじゃねーか」
「ちょっとトーリ殿、今からかうって言おうとしてなかったで御座らんか?」
「そんな事より、早く始めないか?もう目の前の肉がいい感じに焼かれて、拙僧としては我慢の限界に近いのだが」
今日も今日とて、告白に失敗したクロスユナイトで楽しむ為に焼き肉屋で騒ぐのが今回の主旨だからな。
「半竜の言う通りだな。それじゃあ皆、グラスを持って……、クロスユナイトがまた告白を失敗する事を祈って「ちょっ、覚殿!?」カンパーイ!」
「「カンパーイ!」」
「二人共、当たり前のように続いたで御座るな!? あ、カンパーイ」
あぁ、ビールが美味い!
「む。この肉、美味いな。結構質の良い肉か?」
「お、本当かよ? どれどれ」
「こらトーリ、拙僧の前から取るな! 自分の前のを食べろ!」
「ウホー、美味ぇ! なにトカゲ兄ぃ、ここって結構良いトコ?」
「少し前に開店してな。肉の脂がいい感じだから、こうやって肉を食べてビールで流し込むと――――――、かぁー、たまんねえ!」
「実に美味そうに飲むで御座るなぁ。それより、確かにこの店の肉は美味いで御座るな」
「だろ? 他の連中に教えてもいいけど、あまり騒ぐなよ」
この店出禁になったらダメージでかいからな。
「そう言えばトカゲ兄ぃ。何で俺達四人だけで、他の奴らは呼ばなかったんだ?」
「Jud.簡単な話だ。まず、今回は全額俺持ちだ。多勢呼んだら俺の懐の寿命がマッハだ」
「普段から賭博で稼いだ金があるだろう貴様」
「で、クロスユナイトが振られた事が原因だから、女は呼ばないほうがいいだろ」
「原因って、その言い方はどうかと思うで御座るが」
「更に、他の男達を数人呼ぼうとすると、なんか連鎖して呼んでない連中まで来るから、今回は俺達だけな」
「そっかー。あ、トカゲ兄ぃ、その肉焼けてる」
「あ。危ねえ」
危うく焦がすところだった。
「さて、クロスユナイト。食いながらでいいから、話せ。どんな感じに失敗したよ? あ、店員さん、ビール大追加ー」
「そうだそうだテンゾー。どんな女の子に告ったんだ? あ。このハラミ美味え」
「どうせ点蔵だ。いつも通りに金髪巨乳に決まってる。ふむ、この豚トロもいいな」
「いや、まぁ、確かにウッキー殿の言う通りで御座るが。あ。自分、ホルモンとか食べたいので御座るが、覚殿、頼んでも?」
ホルモンか。頼むのは別にいいが、
「どうでもいいけど、ホルモン系って、物によっては食感が貝類に似てるヤツがあるけどよ」
「急にどうした井森。拙僧はホルモンよりカルビとかが好みだ」
「あ、俺はタン! タンって舌だろ? だったら異種間のディープチューって事だよな!? なんかエロくね?」
「どう考えたら、そうなるで御座るか。あ。自分、ミノとかセンマイとがいいで御座るよ」
「クロスユナイトはまた歳に似合わない好みだな。で、今クロスユナイトが挙げたヤツなんかは本当に貝類みたいな食感なんだけどよ」
「おい井森、勿体振らずに早く話せ」
「その貝類なんだが、――――――貝類好きな奴らは普通の奴らよりエロいんだと」
あ。やっぱり二人の視線がクロスユナイトに向いたな。
「そっかテンゾー。お前、やっぱりエロかったのか」
「所詮点蔵だしな。今回振られたのもエロいのが原因だろう」
「自分がエロいとかは、二人だけには言われたくないで御座るよ!? 特にトーリ殿!」
「落ち着けよクロスユナイト。あ、その肉焦げるぞ」
「おっと、かたじけないで御座る。って、エロい云々は貝類の話で御座ろう! 肉の好みでその話はお門違いで御座らんか!?」
ま、確かに肉と貝類は違うな。じゃあ、
「なら、寿司ネタは何が好きよ?俺ハマチ。脂の乗り具合が堪らん」
「拙僧は穴子だな」
「俺はそーだな、イクラ! キレーだよなアレ」
「自分は赤貝などが好みで御座るな」
「「「やっぱり」」」
「何がやっぱりで御座るか!?」
貝類以外の名前を挙げればいいのに。時々ワザとだと思うぞ。
「ま、クロスユナイトがエロいのはどうでもいい「よくないで御座るよ!?」から、取り敢えず、ホレ、どんな女に告ったよ」
「脱線させたのは覚殿で御座るのに。あー、今回は自分より二つ上の女性で御座るが―――」
「点蔵貴様ー!? 拙僧の領域に手を出しおったのか!!」
おい。急に立ち上がるな、ビールが零れる。
「落ち着け半竜、拷問にかけるのは後にしろ」
「っく、仕方がない…。まぁ、異端審問にかけるまでもないしな」
「その前に、自分が拷問に遭うのは決定で御座るか!? しかも速攻!?」
「それはクロスユナイト次第だろ。ほれ、続き」
「あー、えっとJud.一応、自分が一年の時に三年だった先輩で御座ったのが、つい先日バイト先で出くわしたで御座るよ」
お。出会いは意外と普通だな。
「それで、当時は少し接点があって多少仲良くしてたものの、特に告白することもなく向こうは卒業してったで御座るが…」
「あれ? テンゾ―、なんでその時に告らなかったんだ?」
「それは簡単な話で御座るよトーリ殿。当時は……巨乳では御座らんかった」
…だから、いつも振られんだろうな。
「ほー。じゃあ、久しぶりに会った時は、オパーイは大きくなってたのか!?」
「まさにその通りで御座る! 二年前までは自分の見立てではギリギリでCに届かないぐらいだったで御座るが、久しぶりに会った時はなんとFにまで巨大化していて、まさにタケノコもびっくりな成長具合で御座るよ!!」
あ。それは普通に凄いな。
「ふむ…。拙僧らの二つ上だったな。その年頃だと言うのに成長したのか?成長しきった後にそこまで大きくなるのか? あ。肉が無くなりそうだな」
「わかんねぇな。なんかの術式とかじゃないか? 葵(弟)、今度浅間辺りに聞いといてくれ」
「おうよ! けど、それだと浅間も術式で大きくしてたとか? つまり偽乳? うわー、騙されたー!?」
「馬鹿な妄想から話を戻すとして、成長後に大きくなる女体の神秘具合は自分には分からんで御座るが、胸見て驚いて、顔を見てみたら先輩だと気付いたで御座るよ」
「先に顔を見ろよ。それで、乳見て、腰回り見て、尻見て、再び顔。確認する順番はこれだろ。店員さーん、このモンモンセットとか言う盛り合わせ追加でー」
「へぇ~、そーなのか。けどトカゲ兄ぃ、なんでその順番なんだ?」
「あん? 決まってるだろ。それが真の男だからだ」
「全く理由になってないけど、スンゲー格好いいな!」
理由になってない? 川〇作品の常識だろ。
「で?久しぶりに会ってどうしたよ?」
「自分の事を覚えているか確認したところ、忘れずにいてくれたで御座るよ」
「テンゾーって、全然忍ばないからなー。あ。トカゲ兄ぃ、盛り合わせきたけど、米も頼んで良い?」
「悪い意味で、忘れられないのだろう。なら拙僧も」
「二人には負けるで御座るよ。自分も欲しいで御座るな」
「おう、頼め頼め」
「ところで、牛◯のカルビ専用ごはんって、普通に頼むぐらい美味くね?」
リアルネタは辞めい。
「それで、自分の事を覚えていたので、多少はチャンスがあると思ったで御座るが、普段覚殿が言われてる『女を落とすなら焦り過ぎるのはよくないぞ。慌てる乞食は貰いが少ないって言うしな』との言葉を思い出して、その場は少し話しただけで別れたで御座るよ」
「おっ。俺が言った事を実践出来たか」
「その後も、バイト先で会う機会があればこそで御座るな。取り敢えず少しずつ仲良くなってから告白しようとしたで御座る」
「けど、結局失敗したんだよな」
「ぐはっ!た、確かにそうで御座るが、その時は今迄にない手答えを感じてたで御座ったので、そのまま進めてたで御座るよ。そうしたら、予想通り仲良くなれたで御座る」
「点蔵の話を聞く限りだと、今のところはヘマをしていないみたいだが」
「だな。最後でミスったか?」
若い奴に有り勝ちな、焦りとか。
「いやいや。兎に角、時間をかけていったから上手くいってきたので、つい先日にデートのお誘いをしたで御座るが…」
「断られたんだな。そっか…、ザマぁ」
「今のトーリ殿の発言は酷くないで御座らんか!? 一応、その後も何度か誘ったで御座るが断られ、理由を聞いてみたで御座るが…」
「あー、あー、あー。そっか。相手に彼氏が居たとかか」
「成程、それなら失敗するのも当然だな」
「……いや。彼氏は居ないとの話で御座った」
相手が居ないのに、デートの誘いを断られたのか?
「デートを断られて、付き合っている男性が居るかと聞いたら居ないと言われたで御座るが、その後「はい、ここで問題です」に―――?」
「クロスユナイトは、相手の女性に何と言われて断られたでしょうか?」
「ハイ! 『テンゾー君って、犬臭いから付き合いたくないわ』って断られました!」
「誰が犬臭いで御座るか!?」
「ふむ。『周りから変な目で見られるから、忍者の人と一緒にいるのはちょっと……』でどうだ?」
「それは自分の
「それなら…、『童貞の人と付き合うのは嫌よ』でどうよ?」
「―――――――――」
うん? クロスユナイトが黙ったな。ってことは…、
「なんだ、当たりか?」
あ。頷いた。
「…覚殿が言った通り『彼氏じゃないけど、ソッチでの付き合いがある人がいるんだけど、とっても上手くて。だから、遊ぶのは良いけど経験が無い人とは付き合えないわ』との話で御座った…」
「「うわー…」」
凄いなそれ。最近の女って、そこまでオープンなんだな。
「まぁ、なんだ。取りあえず飲むか? 拙僧等は元服してても二十歳前で酒は本来駄目だが、飲まなくてはやってられない時もあるだろう」
「ほれテンゾー。この肉、焼けてるぞ。食えよ」
「二人とも…」
なに共感してんだ、この童貞共は。
「あ、そうだ。肝心なことを聞き忘れてた」
「覚殿、何で御座るか?」
「今回失敗した相手。名前って何よ?」
「うわぁ。それ、聞くで御座るか?」
「夜が強い相手が好みなんだろ? だったら俺が挑戦しないと」
「スゲーなトカゲ兄ぃ、節操無さ過ぎね!?」
「むむむ、リアルNTRの発生が危ぶまれるな…」
いや、付き合ってる相手居ないんだろ? だったらセーフだろ。
「えーと、取り敢えず相手の名前は、〇〇・〇〇〇殿で御座る」
「………え?」
「「ん?」」
〇〇・〇〇〇? って事は、
「あー、クロスユナイト。そいつって、金髪で、髪の長さが肩ぐらいで、左目の処に泣きぼくろがあって、乳でかくて、身長が葵(弟)より若干低いぐらいじゃないか?」
「なっ!? 何で知ってるで御座るか!?」
うわ、やっぱり。そう言えば、言ってたな。
「え? 当たりかよ!? トカゲ兄ぃ、知ってたのかよ!」
「っは! まさか井森、貴様…」
「あぁ。そいつが言ってたソッチが上手い奴って―――――――――俺だ」
―――――――――――――――、
「か、覚殿ぉぉぉーーーーーー!?」