《艦娘なんて愛称も、その存在すら認知されていなかった頃の話》
『彼女』は目覚めた。自身は沈んだはずであった。
だが、沈んでいない。沈まずにここに立って……立っている？
信じられなかった。
自身が人の形を成しているということに。
そして何より……これから祖国に降りかからんとする災厄に。
『彼女』は駆ける。海を駆ける。
――――祖国を護るために。
【挿絵表示】
『彼女』は目覚めた。自身は沈んだはずであった。
だが、沈んでいない。沈まずにここに立って……立っている？
信じられなかった。
自身が人の形を成しているということに。
そして何より……これから祖国に降りかからんとする災厄に。
『彼女』は駆ける。海を駆ける。
――――祖国を護るために。
【挿絵表示】
| まだ艦娘なんて愛称も、その存在すら認知されていなかった頃 | |
| 序章の終末 | |
| 序章の冒頭・前編 | |
| 序章の冒頭・後編 | |
| Phase0 | |
| 00＿覚醒《メザメ》 | |
| Phase1―『事変』の勃発― | |
| 01＿撤退《ハジマリ》 | |
| 02＿中央《ジジョウ》 | |
| 03＿接触《サイカイ》 | |
| 04＿対話《セツメイ》 | |