兄と妹~ときどき妹~   作:kielly

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穂乃果ちゃん!ほのかちゃん?ホノカチャン!

というわけで

穂乃果ちゃん誕生日おめでとううわああああああああああああああああああああああ!!!
やったぜ!!!おめでとう穂乃果ちゃん!
あぁ・・・可愛い、可愛いよホノカチャン!
これからもホノカチャンしていきたいですね!!

※8月3日、1:00に加筆しました



穂乃果ちゃん誕生日記念 四葉のクローバー

 朝、俺が目を覚ますと、下の階から賑やかな声が聞こえた。理由はもちろん、分かっている。ドタドタと騒がしい足音が下から上へと上がってきて、その足音は徐々に俺のいる部屋に近付いてきた。

 正体ももちろん、分かっている。

 

「お兄ちゃん!」

 

 嬉しそうな顔をしながら、穂乃果が俺の部屋のドアを開けてきた。

 

「えへへ、お兄ちゃん! 今日は何の日でしょうか!!」

 

 少し興奮気味に俺に尋ねてきた穂乃果。

 

「え? 何かあったっけ? 分かんないわ」

「えっ……? ほ、ほら! 今日は1年に1度きりの大切な記念日なんだよ! ほらほら思い出して〜!」

 

 そんなこと言われなくったって分かっている。だけど俺は知らぬふりして穂乃果に答える。

 

「ん〜、分かんね。それより穂乃果、すまん今日は俺学校休むわ。体調悪くてさ、お母さんや絢瀬たちにはもう、連絡入れてあるから」

 

 悲しそうな顔をしながら俺に駆け寄る穂乃果に心配されながら、俺は再びベッドに横になる。

 

「お、お兄ちゃん……」

「大丈夫だよこのくらい。少し寝てれば治るさ」

 

 今にも泣きそうな穂乃果を見ながら、ちょっとやりすぎたかな、なんて思いながら、部屋から出ていく穂乃果を見つめる。

 

 体調が悪いというのは嘘。

 

 1階から、穂乃果の「行ってきます」の声が聞こえたのを確認した俺はベッドから立ち上がる。

 

 今日は大事な妹の、1年に1度の大切な記念日だ。

 

 

 

 

 穂乃果ちゃん誕生日記念回

 

 四葉のクローバー

 

 

 

 

 穂乃果は、今朝の光穂の様子を思い出し、軽くため息をつく。

 

「お兄ちゃん……」

 

 その声には、体調を悪くした光穂を見てしまったことへの不安と、自分の誕生日を、大好きな兄から忘れられてしまったことへの悲しみが込められていた。

 

「去年までは忘れずにいっぱいお祝いしてくれたんだけどなぁ」

 

 毎年のようにお祝いしてもらっていたことを思い出しては、1つ、また1つとため息をつく。

 

「おはようございます」

「おはよう穂乃果ちゃん!」

「あ! 海未ちゃんことりちゃん!」

 

 穂乃果の幼馴染である海未とことりが、落ち込んでいた穂乃果の前に笑顔で現れた。

 

「穂乃果、誕生日おめでとうございます」

「穂乃果ちゃん! 誕生日おめでとう!」

「えへへ、ありがとう2人ともっ。大好きっ!」

「ふふっ、穂乃果はいつになっても変わりませんね」

「穂乃果ちゃん苦しいよぉ」

「えへへ……2人ともありがとうね」

「ん?」

「穂乃果ちゃん?」

 

 幼馴染2人からのお祝いの言葉を貰い、穂乃果は笑顔で2人に抱きつく。毎年同じようなことをやっている穂乃果だが、穂乃果にとってはこれがすごく嬉しい。

 

 だが、すぐに穂乃果の顔から笑顔が消えた。

 

 そのことに気付いた2人が心配そうに声をかけた。

 

「え? どうしたの2人とも?」

「あ、いえ、穂乃果が悲しそうな顔をしてたので……」

「何かあったのかなって思って」

「あ、あはは。何でもないよ」

 

 しかし穂乃果は、2人に心配かけまいと必死に笑顔を作りながら返事をした。

 今朝の兄の様子を見て不安に思っていること、その兄に自分の誕生日を忘れられてしまったことを隠して――――

 

 

 

 

 

 俺は今、ちょっと広めの公園に来ている。

 

「なんでこんなことしてるんだろうなぁ、俺」

 

 草木が青々と生い茂っているこの公園で、俺はあるものを探していた。なんなら今日俺が学校を休んだのも、これが理由だったりする。

 

 四葉のクローバー

 

 いろんな説はあるけれど、四葉のクローバーを見つけた人は幸せに、それを人にあげるともらった人も幸せになれるらしい。要は、幸運をもたらしてくれる激レアアイテムだ……なんていっても、人からすればそこらへんに生えてる雑草以外の何物でもない。

 それでも俺は、地面に顔を近づけてそれを必死に探していた。きっと穂乃果は、高価なプレゼントよりもこういうものをもらった方が喜ぶと思うんだ。何となく、そんな気がする。

 たとえ気に入られなくても、それはそれでいい。それならもっと気に入ってもらえるものを探すまで。

 

「しっかし見つかんねえなぁ……」

 

 8月の日差しの中、俺は必死に雑草(クローバー)を探していた。

 あとは時間稼ぎ頼むぞ、みんな――――

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「誕生日おめでとう!!」」」」」」」」

「わあ! みんなありがとう!」

 

 放課後、アイドル研究部の部室で、穂乃果の誕生日会が開かれていた。皆が穂乃果の好みそうなお菓子や飲み物を持ち寄って、それぞれを開けていく。

 

「ごめんね穂乃果ちゃん、本当はケーキとか用意したかったんだけど……」

「ううん! 十分すぎるよ! みんな本当にありがとうね!」

「海未、これだけお菓子あったら、穂乃果また太っちゃうわね?」

「ええ……ですがまぁ、今日くらいは」

「ふふ、何だかんだで海未も甘いのね」

「絵里には言われたくないですっ」

「さぁみんな! 食べよ食べよっ!!」

 

 たくさんのお菓子や飲み物、そして何よりμ'sのみんなからお祝いされたことで、穂乃果の心から、この時だけは兄のことを忘れることができた。

 

 

 

 

 

 

 

「くそ、四葉のクローバーってこんなに見つかんねえもんなのかよ」

 

 探し始めて早7時間、一向に見つかる気配がない。穂乃果が登校してすぐ、探し始めたというのにこれだ。

 これ、本当に見つけられるのか?

 

「……普通にプレゼント、買おうかな」

 

 ふと時計を確認すると、もうすでに4時になろうとしていた。今頃、部室で誕生日会でもやってるころだろうが、この調子だと日が落ちるまでに見つけられるか怪しいレベル。可能性が限りなく低いことを考えてしまい、そんなことを思ってしまう。

 でも、それと同時に今朝の悲しそうな穂乃果の顔を思い出した。

 

「ふっ、何やってんだ俺は」

 

 可能性が限りなくゼロに近いにも関わらず頑張っている俺自信に呆れながらも、最愛の妹の妹のために目を凝らす。たとえ"幸運が訪れる"なんて伝説がデマだったとしても、ほんの少しでも穂乃果が幸せになってくれるのなら、と。

 

 

 

 

「あった!! これが四葉のクローバーか!」

 

 やっと見つけたぜ、四葉のやつ。ほっと安心して一息つく。

 

「何とか日が落ちる前に見つけられたか」

 

 空は夕焼けに染められていた。時間が気になって、スマホで時間を確認する。と、何やらメッセージアプリの通知が来ていることに気付いた。

 

『光穂君、今から穂乃果が帰るわ』

『時間稼いだで~!』

『借りは返しなさいよ』

 

 3年生組だけで作られたグループトークには、今日の俺の欠席の理由を知る3人からのメッセージが5分前に届いていた。俺はそれを見て、『ありがとう』と一言だけ送り、家の方へ歩きだす。

 さぁ、穂乃果が帰る前に帰ろうか。

 

 

 

 

 光穂がクローバーを見つけるちょっと前。

 

「ふぅ~、いっぱい食べたね!」

「さすが穂乃果ちゃん! 誰よりもたくさん食べてるよ」

「ほーのーかー!!」

「ひぃ!? う、海未ちゃん今日くらいは許してよ!!」

「……ふふっ、今日だけですよ?」

「わーい海未ちゃんだい「でも明日からはきっちり絞りますからね!」海未ちゃんの鬼ーっ!!」

 

 たくさん並べられていたはずのお菓子たちは、皆のお腹の中へ。いつもの穂乃果と海未のやりとりに、部室は盛り上がる。

 幸せな一時も、終わりを迎えようとしていた。

 

「もう18時なのね。そろそろお開きかしら?」

「そうだね、暗くなってくるし……」

「えー? もっと遊びたいにゃ~」

 

 一年生組がそんなことを言い出した。外が薄暗くなっていて、いつも部活もこのくらいの時間に終わっている。だから、いつもと何も変わらないのだが――――

 

 "お開き"の言葉に、穂乃果は兄のことを思いだす。

 

「あっ……」

「ん?どうしたの穂乃果ちゃん?」

「なんだか表情が暗いにゃ」

「何よ。まだお菓子食べたりなかったわけ?」

 

 穂乃果の表情に気付いた1年生組が、穂乃果に声をかける。その表情は、今朝の顔そのもの。

 

「今朝と同じ顔をしていますね……」

「穂乃果ちゃん、やっぱり何かあったんだね?」

 

 その表情を今朝も見ていることりと海未はここで感づいた。やっぱり穂乃果に何かがあったんだ、と。

 穂乃果は、心配そうに穂乃果を見つめるみんなの前で、口を開いた

 

「うん……実は、お兄ちゃんから誕生日のこと忘れられてて。それに体調も崩してるみたいで。絵里ちゃんたちには連絡入れたからって、そのまま寝ちゃって」

 

 半分笑ったような、半分泣いているような表情で、みんなに告げた。その様子と時間を確認した3年生の3人がアイコンタクトを交わす。

 

(そろそろいいわよね?)

(せやね、穂乃果ちゃんも限界そうやし)

(ったく、つくづく面倒な兄妹ね)

 

 アイコンタクトを交わした後、意見が一致したことを確認した絵里が先陣を切る。

 

「穂乃果、本当に光穂君は穂乃果の誕生日を忘れたのかしら?」

「えっ……?」

 

 絵里の一言に続いて、希とにこも口を開く。

 

「あーんなに穂乃果ちゃんのことを好きな光穂っちが、穂乃果ちゃんの誕生日を忘れるなんてあるのかな~?」

「穂乃果も穂乃果よ。何年あいつの妹やってるのよ! それくらい分かりなさいよ!」

「えっ……えっ……?」

 

 困惑する穂乃果。それをみた絵里が、穂乃果にとどめの一言。

 

「それに私たち、光穂君から"体調不良で休む"だなんて連絡は受けてないわよ? さぁ、なんででしょうね?」

「……っ!! お兄ちゃん!!」

 

 絵里の一言を聞き、穂乃果は部室を飛び出した。心の中で、ずっと兄のことを想いながら。

 

 

「ふぅ、これで一仕事終了ってところかしら?」

「あとは光穂っちやね!」

「ふんっ、にこたちが協力してやったんだから上手くやりなさいよねっ!」

 

 

 

 

 

 

 穂乃果は走る、自分の家へと向かって。

 

(お兄ちゃん……)

 

 はぁはぁと息を切らしながらも。

 

(お兄ちゃん……っ)

 

 兄のことを想いながら、ただひたすら走る。

 

 

「お兄ちゃんっ!!」

 

 

 

 ガラッと勢いよく家のドアを開ける。家族からの「おかえり」の声にも構わず、穂乃果は兄がいるはずの部屋へ走る。

 ドタドタとあわただしく階段を駆け上がる。

 

(お兄ちゃんっ!!)

 

 階段から兄の部屋への短い道を、走り出す勢いで進む。

 

 部屋まで3秒。

 

 

 2秒。

 

 

 1秒――――

 

 

 

「お兄ちゃん!!」

 

 バンッと勢いよく兄のいる部屋のドアを開けた。そこで待っていたのは

 

「誕生日、おめでとう」

 

 1つの小さな額縁を腕に抱えた穂乃果の兄、光穂の姿だった。

 

「お、お兄ちゃん……っ」

 

 兄から、忘れられていたと思っていたはずの記念日を祝う声が、体調を崩して苦しんでいたはずの兄が、部屋の真ん中で立っていた。

 

 

 光穂は、息が荒れている穂乃果に近寄り、その手に持つ小さな額縁を手渡す。

 

「今朝はごめんな。嘘ついてたんだ、俺。本当はこれ、探してたんだ」

 

 額縁に入っているのは、今朝からずっと炎天下の中探し続けた、たった1つだけの四葉のクローバー。日に焼けて体中真っ赤になった光穂は、柔らかな笑みを浮かべながら、穂乃果に手渡した。

 

「お、お兄ちゃん……これ」

「あぁ、四葉のクローバーだ。穂乃果が少しでも幸せになってくれればって。」

 

 その額縁を渡された穂乃果から、1粒の涙。

 

「っ、お兄ちゃっ……忘れてなかったんだねっ……グスッ」

「忘れるわけないだろ? 俺は穂乃果のお兄ちゃんなんだから」

「う、うわあああっ!!」

 

 涙がこぼれた穂乃果をそっと光穂が抱きしめる。その日に焼けて熱くなっている光穂の温もりに触れた穂乃果からは、今朝からずっとしまい込んでいた気持ちが溢れ出し、それが涙となって光穂の胸を濡らす。

 

「忘れられたんだってっ……っ……悲しくて悲しくてっ」

「あぁ、ごめんな」

「体調、崩したって、っ聞いたから……心配だったんだよっ」

「悪い、あれは嘘だ。今がその証拠だよ」

「っ、お兄ちゃんありがとうっ!」

「ふふっ」

 

 光穂は優しく、泣き崩れる穂乃果を抱きしめる。

 

 

 

 

 

「うぅ……グスッ」

「ふふっ、泣き止んだか?」

「もうっ! 今日みたいなことしたら絶対許さないからねっ」

「じゃあ、今日のことは?」

「……許す」

「ははっ、ありがとな」

 

 大泣きしてしまった穂乃果を抱き留めたまま頭を撫でていると、少しずつ涙が収まってきたみたいだ。いつもと同じ誕生日の祝い方じゃ面白くないと思ったのはよかったのかもしれないが、まさかここまで泣かれるとは思ってなかった。

 悪いことしちゃったな。ごめんな穂乃果。

 そう心で思いながら、俺は穂乃果の頭を撫でる。

 

「えへへっ」

「ん、どうした穂乃果?」

「え? いや~、なんでプレゼントが四葉のクローバーだなんてものなのかなぁって」

「え゛!? も、もしかして本当は不服だったか? いや、確かに穂乃果みたいな乙女真っ盛りな子にこれはどうなんだって思ったりはしたけど、やっぱだめ?」

 

 穂乃果から意味深な発言が。

 た、確かに今どきの女子高生にこんな葉っぱあげる奴なんていねえよな……やっちまったか?

 

「ううん! すっごく嬉しいの!」

「えっ……?」

 

 と思ったら、違ったみたいだ。満面の笑みを浮かべて、俺に話しかける。

 

「だってお兄ちゃん、体調不良だなんて嘘ついてまでこれ探してきてくれたんでしょ? 穂乃果のために!」

「あ、あぁ、まぁな」

 

 本当のことをそんな風にうれしそうに言われると、なんだか照れてしまうな。穂乃果が続ける。

 

「しかもこんなに暑い中で……日焼けしてるもんね、きっと日差しが強かったんだよね?」

「まぁ、夏だからね」

「……嬉しいよ、嬉しいよお兄ちゃん!」

 

 かみしめる様に嬉しい、嬉しいと言う穂乃果を見て俺は一安心。気に入られるかも分からない、でも穂乃果だったら……なんて可能性だけで探したプレゼント、気に入ってもらえたなら、嬉しい。

 

「それにねお兄ちゃん?」

「ん?」

「四葉のクローバー、ちゃんと効果あるんだなぁって分かっちゃったんだもん」

「え?」

「だって今、穂乃果すっごく幸せだもんっ!」

「ほ、穂乃果……あぁ、俺もすごく幸せだよ」

「えへへっ、お兄ちゃん大好きっ!」

 

 

 

 

 四葉のクローバー。

 

 手にした人に幸福が、それを与えられた人にも幸福が。

 

 真実か否かは定かじゃないが

 

 

 確実に、この兄妹には幸福が訪れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、とあるカフェにて。

 

「ん~っ、光穂君の奢りで飲むドリンク、おっいしいな~♪」

「飲み物奢ってやっただけで絢瀬のテンションが最高潮……だと!?」

「光穂っちありがとな! やっぱ人の奢りで飲むの美味しいわ~」

「東條、すげえ嫌らしい言い方してんぞ」

「ん~っ♡ にこ~、光穂君にぃ、奢ってもら「今すぐ吐き出せ矢澤」なんでよ!!」

 

 俺は借りを返すため、絢瀬、東條、矢澤の3人を誘ってカフェに来ていた……何だかんだ、いろいろと手伝ってもらってしまったからな。実はすごく感謝してる。

 

「ったく、大変だったのよ!? 穂乃果が帰ったあと、他のみんなから質問攻めにあったんだから!」

 

 1口飲んだ矢澤が、ここぞとばかりに愚痴ってきた。

 

「質問攻め……?」

「そうよ! 『なんであなた方だけ理由を知ってたんですか?』とか! 『何か企ててたんだね!?』とか! 特にことりと海未からはひどかったんだから!」

「あ~、それは悪かった」

「ふんっ、ま、今回は穂乃果のためってわけだったから多めに見るわ」

「……ありがとな」

「なっ!? あ、あんたから素直に感謝されるとなんか違和感あるわね」

「今回はほんとに感謝してるからな」

「ふ、ふんっ! 今回だけなんd「ありがとな、絢瀬、東條」って!! にこは!?」

「え?」

「え? じゃないわよ!!」

「にこっち何かしたっけ?」

「したわよ! 穂乃果の気を引き留めたり質問攻めに対応したり!!」

「さすがにこね」

「絵里いいいっ!!」

 

 ふふっ、思わず笑ってしまう。

 何も言わず協力してくれた絢瀬、俺の考えていたサプライズに乗ってくれた東條、そしてあーだこーだと文句を言いながらも、やっぱり協力してくれた矢澤。

 本当に、感謝してるよ。

 

「ありがとう」

 

 言い合いばっかりでも、何だかんだ平和でいられるこの3年生グループ、俺は好きだ。

 いつまでもこんな平和が続けばいいのに――――――――

 

 

 

「あー!! お兄ちゃん!! 絵里ちゃん達と何してるの!? 穂乃果抜きでこういうことしちゃだめだよぅ!!」

 

 

「あらあら♪」

「ぷんぷんしてるで、穂乃果ちゃん」

「見つかっちゃったみたいね、どうにかしなさいこのシスコン」

 

 平和な時間って、あっという間に終わるんだな。

 

 1つだけ、歳をとった穂乃果だったけど、中身は何も変わらない、いつもの穂乃果のまま。

 だけど俺は、そんな穂乃果が大好きだ。

 

 穂乃果、誕生日おめでとう。

 

 




ちょっと挑戦の意味を込めて、いつもと違う感じで書いてみました
いかがでしたか?

にしても穂乃果ちゃんの誕生日ですね!!
まさかこんなにこの作品が続くとは思っていませんでした!
皆様の、そして何より穂乃果ちゃんのおかげです!
本当にありがとうございます!

では改めて・・・
穂乃果ちゃん!誕生日おめでとう!!これからもよろしくね!!


ここからは反省です
実は、今週一週間を「穂乃果ちゃんウィーク」、要は1週間全日1本投稿なんてことをひそかに企画していたのですが、リアルの都合が合わなくなってしまい、あえなく断念してしまいました。
申し訳ないです

この日をもってUA100000を突破させるつもりだったがために、結構ショック(?)ですが、この日だけでも無事に投稿できてよかったです。

これからどれだけ続くか分からないこの作品ですが、どうか完結までお付き合いいただけると嬉しいです。
作者、作品、そして穂乃果ちゃんと光穂をどうぞよろしくお願いします


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