兄と妹~ときどき妹~   作:kielly

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穂乃果ちゃん!ほのかちゃん?ホノカチャン!

ということで、七夕記念回です

かなりド真面目な内容になってるかもしれませんが、お許しを。


あ~俺も彦星になって、織姫という名の穂乃果ちゃんと結ばれたいな~・・・
ちょっと彦星様になってきますね←


別件です。
ありがたいことに、この小説の総合評価が1000ptを超えました!
本当にありがたいことです。ありがとうございます!

これも、優しい読者様方の応援あってこそです
大変うれしく思います

これに合わせて、穂乃果ちゃんの新作を1つ、考えてます
この小説を使ったIFストーリーみたいなものを。

ただ、欲望にあふれた内容になりますが(笑)




お兄ちゃん星、願い叶えて

「お兄ちゃん……」

「穂乃果……」

「あんたたちなんでここでも見つめあってるのよ」

「いつでもどこでもこんな感じなんですね」

「にこちゃん海未ちゃん、大目に見てあげようよ。兄妹だよ?」

「兄妹だからおかしいんでしょうが!! ことりは甘すぎよ。ほら! さっさとあんたたちも離れなさい! 目障りだわ!」

「え〜?」

「目障りとまで言ってくるあたり、矢澤貴様嫉妬してるな? 分かるぞ〜、穂乃果可愛すぎるもんなぁ?」

「その都合のいい解釈はやめなさいよ!?」

「まぁまぁにこっち。そうイライラしてると、ストレス痩せしちゃうよ?」

「ちょっと!? どこ見て言ってるのよ希!?」

 

 部室でにぎやかに話す俺たち。

 

 今日も今日とて、平和だ。

 

 

 

 七夕記念回

 

 お兄ちゃん星、願い叶えて

 

 

 

「にしても、短冊を笹の葉につるすなんて何年ぶりかしらね」

「え? にこっちは毎年妹ちゃん達と一緒にやってるんと違うん?」

「何で知ってるのよ!?」

「ふふっ、にこは妹さんたちのこと、大事にしてるものね?」

「……まぁね」

 

 そう、今日は七夕の日、願い事を短冊に書いて笹の葉につるすという日本独自の風習は、このアイドル研究部にもあるようで、各々が短冊に願いを書いて、笹の葉につるしていた。

 

「あー! 真姫ちゃんのお願い事、すごく可愛らしいにゃぁ!」

「ちょっ、凛!!」

「なになに……『みんながずっと友達でいてくれますように』、ですか。とてもいいお願いごとではありませんか」

「う、海未!? 勝手に読まないで!」

「真姫ちゃん顔真っ赤! 可愛いっ♪」

「ことり!?」

「真姫ちゃん!そんなことお願いされなくても、花陽たちはずっと真姫ちゃんのお友達だよ!」

「花陽……い、イミワカンナイ!」

 

 真姫ちゃんの言葉とは裏腹にうれしそうな態度に、みんなは声をあげて幸せそうに笑っている。こんな空間が作れるなら、きっとみんなずっと一緒にいられるだろうな。

 

 それにしても、七夕か……

 

「懐かしいね、お兄ちゃん」

「……そうだな」

 

 どうやら、穂乃果と同じことを考えていたらしい。

 

「懐かしい?」

「何かあったのですか?」

 

 ことりちゃんと海未ちゃんが質問してきた。見ると、さっきまで騒いでいたはずのみんながこっちを見ている。

 

「お兄ちゃん……」

 

 穂乃果が擦り寄ってくる、これはおそらく、OKのサイン。となると、俺がするべきはただ1つ。

 

「これは、俺ら兄妹が幼いころの話なんだが……」

 

 俺たちが、"兄妹"と呼べる関係になったきっかけだ――――

 

 

 

 

 

 

『みつ~! ジュースもってきて~!』

 

 そう、あのころ穂乃果は俺のことを"お兄ちゃん"ではなくて"みつ"と呼んでたんだ。あのころの俺らの身長は、穂乃果の方が俺より少し高かった。幼いころ特有のやつだ。それゆえに、穂乃果は俺のことを完全に見下してて、俺のことを兄として扱ってくれていなかったんだ。

 幼いながらに、いや幼かったからこそ、それが俺は許せなくて。

 

『おいほのか! お前が持ってくるべきだろ!』

 

 いつもそんな風に返してたんだ。幼いころの俺は、いわゆるガキ大将みたいな性格で、年下に指図されるのなんてとても耐えられなかったんだ。でも、兄妹だからどこか似てて、穂乃果も穂乃果で俺に言い返すんだ。

 

『なにほのかになまいきいってるの!? みつのくせに!』

『お前は俺の妹だろ! お兄ちゃんの言うことくらい聞けよ!』

『ばーか! みつなんてぜんぜん、ぜんっぜん、ぜ~んぜんっ! おにいちゃんらしくないもんっ!』

『なにを~!!』

 

 いつもいつもこんな喧嘩の繰り返しで、親や雪穂も呆れてたくらいなんだ。喧嘩ばっかりだったからか、俺は穂乃果の笑顔を見たことがなかった。ただ、どんなに喧嘩してても、どんなに怒ってても、穂乃果は手だけは出さなかったんだ。いくら怒っていたって、穂乃果は優しい女の子、決して暴力的なことはしなかった。

 

 だけど、俺は違ったんだ。

 

『ばか穂乃果! 俺のいうこと聞けよ!』

『いだっ!? ……うわあああああん!!』

『ふんっ、お兄ちゃんって呼ばないからこうなるんだぞ』

 

 何かと穂乃果が言うことを聞かなかったとき、俺は穂乃果を叩いてたんだ。

 それは、兄なのに見下されてることに対しての苛立ちからでもあったし、穂乃果にあれこれ言われることに対しての悔しさからだったのかもしれない。

 けど、今思えば俺は穂乃果から"お兄ちゃん"と、呼ばれたかっただけなのかもしれない。

 

 俺が穂乃果を叩いたら、必ずと言ってもいいほど穂乃果は泣いて、家を飛び出すんだ。その日も例にもれず、穂乃果は泣きながら家を飛び出していった。その時はたまたま、雪穂も親もいなくて2人きりだったから、それを止める奴もいなかった。

 俺も俺で、苛立てったから止める気すらも起きなかった。それにいつもなら、夕方になる前くらいには帰ってきてたからだ。

 

『5時……そろそろ穂乃果が帰ってくる頃かな……』

 

 そう、いつもなら。

 

 

『5時半。穂乃果は……まだ靴がない、ってことはまだか』

 

『6時……こっそり部屋に戻ってるかも……』

 

『おーい穂乃果―、いるのか~? ……返事がない』

 

 

 

『ただいま~』

『あ、お母さんたちおかえり』

『ただいま光穂。あら、穂乃果は?』

『…………』

『また喧嘩したのね。……園田さんか南さんのとこかしら』

『おにーちゃん、またおねーちゃんとけんかしたの~?』

『……うん』

『もうおそとくらいよ~? おねーちゃんないてるかもしれないよ~?』

『うるせぇ!』

 

 6時半ころ、雪穂と親たちが帰ってきたときにも、まだ穂乃果が帰ってきてなくってさ。喧嘩したとはいえ、やっぱりいつもと違うことになってるのがすごく心配でさ。雪穂に追い打ち掛けられて泣きそうになって、怒鳴った後自分の部屋に戻ったんだ。

 でも、部屋に戻ってからも落ち着かなくて、何回も穂乃果の部屋を見に行ったり、窓の外を眺めては穂乃果がひょっこり現れたりしないかって、思ってたんだ。

 そんなことをしてたときだ。

 

『光穂! 穂乃果、園田さんのとこにも南さんのとこにもいないって!!』

『……え?』

 

 お母さんから、すごく慌てた様子でそう言われたんだ。いつもなら、家出た後って大体どっちかの家に行ってお世話になってたりするんだけどさ。そのときだけは、そのどちらにも行ってなかったらしくて。

 それ聞いたら、いてもたってもいられなくなって。

 

『穂乃果!!』

 

 家を、飛び出したんだ。

 

 

 

 思い当たるところ、全部回ってみたんだ。公園、小学校、近所の駄菓子屋……思いつくとこ全部回って、それでも見つからなくて。

 どうやっても穂乃果を見つけられなかった俺は結局、いつもの公園のジャングルジムの上で、泣いたんだ。

 

『俺のせいだ……俺が穂乃果を叩いたから、穂乃果が怒ったんだ』

 

『俺が穂乃果と喧嘩したから、穂乃果がいなくなっちゃったんだ』

 

『俺が穂乃果にひどいことしてきたから、穂乃果が帰ってこないんだ』

 

 

『俺がお兄ちゃんじゃないから、穂乃果が家にいるのが嫌になって逃げだしたんだ』

 

 

 泣きながら、つぶやくようにそんなことを言ってた。俺が手を出したからとか、俺がしっかりしてないからだとか、とにかく俺自信を責め続けるようなことばかり。

 そんなこと言ってたら、気持ちが落ち込んできてさ。

 

 

『俺なんか、いなければいいんだ』

 

 

 本気でいなくなればいいって思ったんだろうな。ジャングルジムの上から飛び降りれば、きっとこの世からいなくなれるって思った俺は、ジャングルジムのてっぺんで立ち上がったんだ。

 そしたらさ、見えたんだ。

 

 少し丘になっているとこ、木々が生い茂ってて見えづらかったけど、木々の隙間に見える、月の光に照らされた小さな女の子。

 

『穂乃果!!!』

 

 俺は1発でわかったね、その子が穂乃果だって。急いでジャングルジムから降りて、その場所に向かったんだ。そこそこ距離もあったから、小さな体でぜえぜえ言いながら、全力で走ってその場所に行ったんだ。

 生い茂った草木をかき分けてさ、やっととらえたんだ、その小さな女の子の姿を。

 

『穂乃果ぁっ!!』

 

 息切らしながら、俺は出せるだけ声を振り絞って、その名前を呼んだんだ。

 

 どんだけ心配したと思ってるんだ。

 

 どんだけ俺が探したと思ってんだ。

 

 絶対怒ってお仕置きしてやる。

 

 

 そんな風に思ってたんだけどさ。

 

 

『みつ……? みつ! うっうわあああああんっ!』

 

 

 穂乃果は俺を見て安心したかのように、大声で泣き出したんだ。それ見たらさ、ついさっきまで思ってたこと全部吹き飛んでさ。

 

『ほのっ……穂乃果あああっ! うわあああよかったあああっ!!』

 

 一緒になって泣き出して、それでもやっと見つけた妹を逃がさない様にって、もう2度と離れない様にって、そう思いながら思いっきり穂乃果を抱きしめたんだ。

 

『うわああっこわかったよぅっさびしかったよぉっ!!』

『ごめんっごめんな穂乃果っ……俺が、俺がお兄ちゃんらしくないから……うぅっ……!』

 

 そんなこと言い合って、わんわん泣いてたら、親に、見つけられたんだ。

 

 

 

 こっぴどく怒られて、探すのに協力してくれた海未ちゃんとことりちゃんの親たちに謝って、もう2度とこんな想いはしないって、そう思った日の深夜だったかな。

 俺が部屋のベッドで寝てたらさ、誰かが俺を叩くんだ、呼ぶんだ。

 

『ね、ねえ。おきてよ、ねえ』

 

 穂乃果だった。

 

『穂乃果……?』

『ねえ、ほのかについてきて?』

『えっ……?』

『さっきのばしょ、いこう?』

 

 みんなが寝静まった時間だったから、誰も気づかなくて。

 俺たちはそのまま、さっき穂乃果がいた丘に向かったんだ。

 

 今度は絶対に離れないように、手を繋いで。

 

 

 

『ねえ、みて?』

『ん……わぁ!』

 

 穂乃果と一緒に行ったその丘で、穂乃果に促されて見たもの。

 

 それは、今でも1度も忘れたことはない。

 

 満点の星空。

 

『ねえ、あそこのおほしさまみて?』

『ん?』

 

 穂乃果が指さす先にあったのは、白い靄がかかったような空に輝く星たち。そう、その日は七夕だったんだ。

 そして、穂乃果が指さしたのはまさしく、"天の川"。

 

『あのおほしさまはね? あまのがわっていって、いちねんにいっかいだけ、ひこぼしさまとおりひめさまがおそらのうえでであうおほしさまなんだよ』

『天の川……織姫様と、彦星様?』

『そう! でね?あの2りはね? とってもなかよしさんなのに、いちねんにいちどしかあえないんだって! かなしいよね』

『……そっか』

『かなしいよ。だからね? ほのかたちはずっとこれからも、いっぱいけんかしちゃうかもしれないけど、あの2りとはちがって、いつもいっしょにいれたらいいなあ、なんて』

『穂乃果……』

『だからその……ごめんなさいっ!ほのかがいっぱいばかにしたから、いえをとびだしたから、めいわくかけちゃった』

『いいんだ、それは。俺も穂乃果にひどいことしちゃったから、謝るのは俺の方だ。ごめん』

『ううん、いいの。だって、さっきたすけにきてくれたとき、すっごくうれしかったもんっ! だからほのかがごめんなさいしなきゃいけないのっ』

『……ふふっ』

『……えへへっ』

『あははっ』

 

 天の川を見ながらそんなことを話してた俺たちは、喧嘩したことを謝りあいながら、一緒になって笑ってた。

 そのときかな、穂乃果の"本当の笑顔"を見れたのって。

 その笑顔を見た瞬間から、『俺はもう2度と穂乃果に暴力は振るわない』って誓ったんだ。

 

 そして――――

 

 

『いっぱいけんかするかもしれないし、なまいきいっちゃうほのかかもしれないけど』

 

 

『これからもよろしくね――――"おにいちゃん"!』

 

 

 この日初めて、穂乃果が俺のことを"お兄ちゃん"って呼んでくれたんだ。

 

 

 このあとも、もう少しだけ2人だけで居ようってことになって、ずっと2人きりで星空を見てたんだけどさ。そしたら、穂乃果が話を切り出したんだ。

 

『おにいちゃん、あまのがわのことなんだけどね? もうひとつおはなしがあって……』

『え、何かまだあるのか?』

『うんっ! じつはね? あまのがわに1つだけおねがいごとをすると、それがぜったいにかなうんだって!』

『そうなんだ』

『だからね、ほのかはあまのがわに、こうおねがいするんだ!』

 

 天の川を見ながら、俺にもはっきり聞こえるように、穂乃果はこう言ったんだ――――――――

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃんと、これから先もずっと一緒にいれますように」

 

 

 

 

 

 

 

「ふふっ、なんだ穂乃果、覚えてたのか」

「忘れないよ。大事な思い出だもん」

 

 あの時とまったく同じトーン、速さでそのセリフを言う穂乃果。少しだけ拗ねた様子で抱き着いてくる穂乃果を、俺は優しく抱きしめる。あのころとは違って、身長は俺の方が高くなってしまったけど、あの頃とまったく変わらない、温かさ。

 なんか、懐かしいな。

 

「……なによ、惚気話かと思ってたのに、良い話じゃない」

「そりゃどうも」

 

 矢澤が意外と言わんばかりの反応を示す。ただ俺もあまりノリのいい返しもできそうになかったので、サラッと流すように返事する。

 見れば、他のみんなも静まり返っていた、というか少し泣きそうになってるやつもいる……そんなに良い話だったのか?

 

「その兄妹の仲の良さも、生まれながらのものではなかったんやね」

 

「花陽も意外でした。2人は生まれたときからずっと仲良し! みたいな感じだと思って……」

 

 東條も花陽ちゃんも、生まれたときから仲が良かったと思っていたらしい。まぁ、そう思われてもおかしくはないよな。

 だって――――

 

 

「えへへっ、お兄ちゃん大好きっ」

 

 

 こんな風に仲のいい兄妹なんて、そうそういないだろうしな。

 

 

 

 俺らはそのあと、各々の願いを短冊に書いて、部室に飾った。だが、『こういうのは見せちゃダメでしょ!?』と、さっき見られてしまった恥ずかしさからか真姫ちゃんが見せ合うことを拒んだため、せっかく笹の葉に10人分の願いをつるしたものの、それをそのまま部室の倉庫にしまってしまったのだった……普通、外に飾るもんじゃね?

 

 

 

 

 その日の夜、昼間は晴天だったこともあり、夜空をみると、そこには満点の星空が広がっている。

 

 

 そう、満点の星空が。

 

 

「ふふっ、七夕の日に晴れてよかったねっ」

「あぁ、そうだな」

 

 あの時からずっと、俺たち2人は七夕の夜、あの思い出の丘に登って星空を眺めるということをしている。

 もちろん、手もしっかりと繋いで。

 

 夜空に広がる星空の中に、白い靄のようなものが。

 今年も、あのときと変わらない綺麗な天の川が見れた。

 

「綺麗だね、お兄ちゃん」

「そうだな」

 

 2人で思い出の天の川を見上げながら、あの時のことを思いだす。

 

『絶対に穂乃果に暴力を振るわない』

 

 あの日の誓い、俺はずっと守り続けてきた。天の川への願いも、案外馬鹿にできないのかもしれないな。

 

 それに――――

 

「あの時から穂乃果たち、1度も離れたことないね」

「あぁ」

 

 

 穂乃果の願いも、しっかりと叶えられている。これからもきっと、それはずっと叶えられていくのだろう……叶えていけるのだろうか?

 

「お兄ちゃん!」

 

 穂乃果が、俺の方を向く。

 

「いつもは天の川にお願いするんだけど、今年はお兄ちゃんにお願いするの」

 

 そう告げた後、一呼吸おいて、こう言った。

 

 

「これからもずっと穂乃果とお兄ちゃんが一緒に居られますようにっ。叶えてください、お願いしますっ!」

 

 

 俺の左手を、穂乃果の両手て包み込みながら、そう穂乃果は俺にお願いした。

 そうお願いした穂乃果の瞳は、満点の星空なんかに負けないくらい、キラキラと輝いて見えた。

 

 俺も、一つだけお願いごと、しとこうかな。

 

 

 どうか、穂乃果とこれから先もずっと、一緒にこの星空を眺めていられますように。

 

 

 

 天の川、願い叶えて――――――――

 

 




いかがでしたでしょうか?
彦星様になりたくなりましたか?
僕は光穂君になりたいです(真顔)

これからも、マイペースではありますが更新を続けていきますので、どうぞこれからもよろしくお願いします!


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