夢幻航路   作:旭日提督

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艦隊念報・弐

*博麗霊夢

 

テーマ曲:「二色蓮花蝶」(蓬莱人形)

     「永遠の巫女」(東方怪綺談/幺楽団の歴史5)

     「少女綺想曲」(東方永夜抄)

 

本作の主人公。元楽園の素敵な巫女で、現在は博麗艦隊の巫女艦長。永遠の巫女。

幻想郷で病に倒れてそのまま息を引き取ったが、何故か宇宙に放り出されていた。本来なら年齢は45~50歳程度なのだが、転生の際に何故か若返ったため外見は16歳相当にまで戻る。加えて肉体に精神年齢も引っ張られているようで、振る舞いは過去とそれほど変わらない場面もある。転生のついでに自分が知らない世界である宇宙を見て回ろうと思い立ち、そのまま0Gドックとなる。原作主人公のユーリとは異なり、その動機はそこまで強くはない。

本人はこの転生のことをあまり気にしていないが、当の幻想郷では大騒ぎになったであろうことが容易に想像できる。転生の原因には、もしかすると生前の四季映姫の言葉が関係しているのかもしれない。

そのような経緯があるためか、自身の命をあまり勘定に入れたがらない。所詮自分は死人であり、必要ならば自分の命を投げ出しても構わないと思っている。この世界については死後の余興、ぐらいにしか考えておらず、楽しむときは楽しみ、死ぬときはあっさりと死ぬ、というスタンス。ただ生来面倒見は良い方なのでクルー達のことは一応考えている。

 

0Gドックとなってからはヤッハバッハから逃げ回りながら宇宙を回っていたが、エピタフの伝説に触れて少し興味が出たようだ。財という言葉に惹かれたのかもしれない。ロマンチストではないのでそれ以外のエピタフの伝説には興味がないらしい。小マゼランに渡ってからは艦艇の圧倒的な性能差を背景に無慈悲な海賊狩りを続けて資金繰りをしている。宴会では幻想郷の頃とは違って一歩引いた位置にいることが多い。だが時々マッドの暴走により被害を被ることがあり、彼女の怒りゲージを溜めつつある。スカーバレル壊滅祝いの際に撮られた写真が裏取引されていることは知らないようだ。

実は神社の裏手にひっそりと塚を立てて、戦闘で犠牲になった人々を供養している。

 

容姿は前述の通り16歳相当の外見なので、よく歳を間違われる。本人はその度に少なくとも酒は飲める年齢だと抗議している。

容姿は端麗でまっすぐな黒髪をセミロングに切っている。瞳の色は茶色だったが、真剣な場面では赤色に変わることがあった。誰も気にしてないが、現在の瞳の色は赤で固定されている。普段しているリボンがなくなると一見誰だか分からないただの美少女に。

基本的な服装は巫女時代のものを参考にした空間服を纏っていたが、7章時点ではサナダ謹製の高性能空間服(原作同様ぴっちりスーツ)の上に普通の巫女服を着ている。本気で戦うときは専用の巫女装束に袖を通す。頭の大きなリボンがトレードマークなのは生前と変わらない。なお、腰に差したスークリフ・ブレードは本人の趣向で完全な日本刀に改造されている。

 

性格は単純で表裏がなく、喜怒哀楽が激しい。暢気なときは暢気で、戦闘時は気性が荒い。だが、本気で戦う際は冷酷に見える。生前は誰に対しても優しくも厳しくもなく、誰と行動しても仲間と見ない平等な性格だったが、今は少なくともクルーのことは仲間と認識しているようだ。あくまでそう認識しているだけで、他人に対して平等なのは以前と変わらないのかもしれない。

見た目は非常に少女的なのでその性格に面食らう者もいるが不思議となぜか他人を惹き付けるカリスマがあり、その容姿もあってクルー達からも慕われている。

かつての霊夢は他人と価値観がずれていたが、長く生きているうちにある程度は一般的な物の価値観を認識できるようになり、少なくとも金銭の価値は理解しているのでカツアゲじみた行動を取ることはなくなった。(ただし海賊から巻き上げるのは止めない。彼女の中では海賊=資金源の図式で固定されている)

艦長を務めるにあたっては艦長職に必要な最低限の知識は勉強しているようだが門外漢なだけあって基本的なことしか覚えておらず、戦術や運行の面ではサナダやコーディの助言を当てにしているところがある。ただ発想力はあり、本人が立案することもない訳ではない。

 

趣味は午睡とお茶。しかし艦長職が忙しいので以前ほどのんびりできる日はない。だが暇なときはよく神社で寛いだりしている。生前から酒好きで、宴会も嫌いではない。ただ、酒の飲み過ぎで死因となる病を患った経験から、現在の飲酒の量は生前に比べて少ない。

 

特殊技能、能力

 

・艦隊指揮:C

0Gドックとして艦隊を率いてはいるが、まだ経験が浅く、指揮能力はそれほど高いとは言えない。今は艦の性能に頼った戦いが中心。

しかし、生前は異変解決や日々弾幕ごっこをやっていたこともあり、白兵戦になると無類の強さを発揮する。白兵戦に限れば0Gドックランキング一位に君臨するヴァランタインすら圧倒するほどの力を見せる。後述の夢想天生を発動した場合はもはや彼女に傷一つ追わせることすらできない。

 

・空を飛ぶ程度の能力

霊夢の代表的な能力であり、その効果は物理的に空を飛ぶだけに留まらず、文字通り「宙に浮いた状態」となる。即ち何物からも浮遊し、自由となる。本気で発動した際は自身に対するあらゆる干渉をはね除け、彼女には物理的、精神的に一切触れることができなくなる。平時でもこの能力は限定的に発動しており、彼女に対しては如何なる重圧も力による脅しも一切の意味を成さない。

夢想天生はこの能力をスペルカードに使用した技であり、ありとあらゆるものから宙に浮き無敵となる。例えるなら実体のある幽霊のような状態。ただ、本人が巫女として修行不足なせいでそれほど長持ちさせることはできず、技の使用時間は10分程度が限界である。(スペルカード戦で使用する際は2~3分に制限していた。)

またこの能力を使用すれば、有毒ガス等の人体に有害な物質が充満する空間でもある程度活動することができる。

 

・幸運:A

・直感:A

生前から運が良く、それが絡むゲームでは敵無しの強さを誇る。また直感にも優れ、危険を寸でのところで回避する。またこの直感のお陰で、手掛かりがなくとも勘に従って動けば物事の真相を掴むこともしばしばある。ただしこれらのスキルが十全に機能するのは異変時等の非常時であり、日常生活ではDランク相当に低下する。

 

・巫女としての能力

陰陽玉、お札などを使って妖怪を退治する。妖怪がいない現在ではそれらは専ら白兵戦のために使われる。神降ろしの能力も未だ健在である。

 

・身体能力

生前の職業柄身体能力にも優れ、基礎体力も高い。

前述の直感と合わせてほとんど隙がなく、寝込みを襲っても返り討ちにされるだろう。

 

・永遠の巫女

転生以来付与されたスキル。詳細不明。

 

 

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*東風谷早苗

 

テーマ曲:「信仰は儚き人間の為に」(東方風神録)

     「ラストリモート」(東方地霊殿)

 

旗艦〈開陽〉のコントロールユニットに宿る人格、というよりその義体。本来はただのAIであった筈なのだが、何時の間にか東風谷早苗本人の魂魄が憑いて今の彼女になったらしい。義体の彼女は殆ど人間と変わらない振る舞いをする、というより魂は人間そのものなので当たり前か。端末を介して直接会話する場合やコントロールユニット本来の能力を使用する際はAIとしての側面が強く出ているようだ。原作におけるチェルシー枠の一人。

サナダが義体を作ってからは大好きオーラが滲み出るほど霊夢にアタックを仕掛けているが、当の霊夢が鈍感なので空振りに終わることが多い。

またグアッシュ戦以来尋問官に目覚めたようで、捕虜にした海賊に恐怖を与えている(笑)

自然ドームの一角に秘密裏に守矢神社の分社を建てている。それ以来、自然ドームではときどき幽霊騒ぎがあるようだ。その正体は彼女が祀っている二柱で、艦隊では実体化できるほどの力がないのだが、霊感のある人間にはその存在を微かに感じ取れるのが原因。

東風谷早苗の魂魄が憑依したといっても本来はコントロールユニットのAIなので自艦で起こることは全て把握していると言っても過言ではない。が、一部の区画はは意識的に自動監視モードにしている。女の子なのであまり見たくない部分もあるという訳だ。

そのため霊夢がひっそりと供養塔を立てていることには気づいているが、その事を話したりはしない。

 

義体の容姿は緑色の髪をストレートのロングヘアーにしており、左側の髪を一房留め具で纏めている。蛇の髪飾りは本人に合わせてよく動く。なお双葉は無い模様。髪飾りは蛙ではなく太極を描いた艦隊紋章が記されたもので、太極の配色は霊夢の陰陽玉と同じ紅白である。蛙の髪飾りは首飾りにしたので衣服の中に隠れている。瞳は普段は髪と同じ緑色だがときどき黄色に変わる。主に大尋問官サナエちゃんのときや霊夢に対して積極的に百合行為を働くときは黄色。なお胸はけっこうある模様。ときどき霊夢に妬まれる。

衣装は風祝としての服に近いが、それを複雑にしてスカートを短くしたようなもの。霊夢と同じく腋が露出している。ようは金剛型改二の服。大尋問官サナエちゃんのときは黒を基調とした空間服に軽度の装甲と、其と同じ意匠のスカートを着用している。

 

AIとしての性格は真面目できっちり命令に従っていたが、義体のほうは天然が入ってやや惚けたところがある。それに多少の加虐嗜好が混ざっているので達が悪い。ただ、根は純粋で真面目なので、他人の影響を受けやすい性格とも言える。現在は本来のAIとしての領域と東風谷早苗の魂魄が相当混ざり合っており境界が曖昧になっている。早苗本人曰く、「念じればAIとしての権能を行使できる」状態のようだ。

またかなりの自信家で、テンションの振り幅が大きい。

嗜好については自分が格好いいと思ったものには目がなく、時々マッドと裏取引をしている。そのためにはコントロールユニットのAIでありながら彼等の暴走をお目こぼしすることもしばしばある。憑依したのが早苗さんなので仕方ない。王道なデザインよりも悪役っぽいものが好き。SF的なもの全般に興味があるようで常時ハイテンションな状態。

霊夢さんが大好き。常に百合行為を働こうと、虎視眈々と霊夢の身体を狙っている。が、本心では寄り添って共に過ごしたいだけ。百合行為は単なる(過激な)愛情表現である。

早苗さんかわいい。

 

特殊技能、能力

 

・艦隊指揮:C

艦隊を指揮する程度の能力。元のコントロールユニットが複数の艦船での艦隊行動を制御できるよう想定されているので、中規模な艦隊ならある程度の戦術機動を取らせることができる。上限はおよそ30隻程度。最初は艦載機のコントロール全般も担っていたが、艦隊が増えた今ではそちらの制御は個々の艦載機に搭載された簡易AIに任せている。

 

・自己改造:EX

本来コントロールユニットは開発者であるサナダに最大限のアクセス権限があったのだが、義体となってからは勝手にこれに改造を施してブラックボックスを増やしている。憑依した東風谷早苗の魂魄が身体(コントロールユニット及び義体)の設定を弄ったのが原因。女の子の内面を覗こうなんて破廉恥です!

なお、霊夢には依然として最高レベルのアクセス権限が用意されているが、それが使われたことはない。

また義体自体もナノマシンの自己増殖を制御することにより自由自在に変形させることができる。主に肘から下をガトリングにしたりと白兵戦でもけっこう役に立つ。見方によっては腕から直接武器が延びているので少々不気味だが、思いの外彼女は気に入っているようだ。本人にとっては格好いいかどうかが選好基準。

ちなみに某ター○ネーターのように胸の大きさを調整できたりもする……が、現在は生前の17~8歳相当時の外見に調整している。

 

・さでずむ:EX

相手を虐めたくなる。戦闘時、自身の攻撃力にプラス10の補正...

冗談はさておき、実際虐めたくなるのは確かなようだ。大尋問官サナエちゃんの姿になるとこれが全面的に発揮されて海賊を追い詰める。本人曰く、悪人が酷い目に合うのは因果応報、当然の報いだそうだ。この世界の海賊一般は惑星上や客船から女性をさらって(禁則事項)なことをしているので、彼女なりの制裁なのだろう・・・と思いたい。

これが海賊退治、楽しいかもしれない・・・

なお転生以来このSF溢れる未来世界に興奮して色々好き勝手したためか、ランクが評価不能に。

 

・信仰の加護:EX→E

・奇跡を起こす程度の能力

二柱の祝福を受け、自身に振りかかる厄災を遠ざける。また二柱の力を借りて天・地・海すべてを操ることができる、風祝としての能力。奇跡の力を振るっているうちに風祝であった自身にも信仰の対象が移ってしまったため、力の境界は曖昧になっている。

しかし、艦隊では信仰が得られないので現在は大きく弱体化しているようだ。

 

 

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*博麗霊沙(■■■■)

 

テーマ曲:「永遠の巫女」(東方幻想的音楽)

     「G Free ~final dream」(東方夢終劇)

 

サナダが霊夢を発見したのと同じ場所で見つけたという少女。サナダの話では怪我が酷かったのでリジェネレーションポッドに入れられており、そのため目覚めるのが霊夢より遅かった。ちなみに霊沙という名前は咄嗟の思いつきで名乗ったもの。ボイドゲートを嫌がる。

自身と瓜二つな容姿に加えて妖怪じみた気配を発していたため霊夢は警戒していたが、今では問題なく艦隊に馴染んでいる。本人も霊夢のことは警戒していたようだが、時間が経つにつれてそれは薄れていったようだ。……が、ヴィダクチオ戦中にマリサと対峙して以来変質している節があり、霊夢は警戒を強めている。

かつては宴会の際にマッドの所業で獣化したりした。そのときには何故か霊夢に甘えるようになるが、獣化が解けた後は一人ベッドの上で悶絶していたりした。残念ながらその様子を見れた者はいない。

マリサとは何やら因縁めいたものがあるようだが…?

 

乗機は可変戦闘機YF-21→グリント。コールサインはアルファルド1。素質があったのか戦闘機の操縦にはあっという間に手慣れたような技量を示す。

 

容姿は前述の通り霊夢と瓜二つだが、彼女の方が少し背が低い。加えて霊夢以上につるぺた。髪の色は霊夢と対照的な白髪で、着ている服は霊夢の巫女服と同じデザインだが色は黒。肌には血走ったような赤い紋様があったが今は隠している。一言で言えば容姿は禍霊夢(ロリ)。

 

性格はヴィダクチオ戦でマリサと対峙して以来やや変化しており、かつては猫のように気紛れで艦内をうろついていたが現在は自室に籠っていることが多い。

意外と声がかわいい。……が、最近はドスの効いた不機嫌気味な声で話す。

 

特殊技能、能力

 

・エース:C

艦載機を乗りこなす程度の能力。航空機の操縦経験は殆ど無いのだが、天性の直感とセンスで巧みに可変戦闘機を操る。短い飛行時間とフライトシュミレーションでもこの実力なので、乗り続ければ化ける可能性もある。ただ自信過剰なところがありスタンドプレーに走りがちな性格故、小隊での連携には向いていない。訓練ではバーガーやタリズマン相手に憂さ晴らしも含めて挑んでいるようだが、経験の差のため未だに勝てたことがないという。

 

・直感:E

元になった霊夢にあった神憑り的な直感は殆ど失われており、現在は単に悪寒を感じ取る、程度の働きしか有さない。

 

・心眼(真):D

自身の経験から培われた洞察力を以て戦闘時に自身と相手の能力を把握し、活路を導き出す。彼女の場合は事実上、失われた直感を補う役割を持つ能力となっている。

 

・空を飛ぶ程度の能力

元が霊夢なので、彼女も同様の能力を持つようだ。物理的な飛行だけでなく概念的な効果も共通。ただし大幅に劣化しているため「夢想天生」は失われている。

 

・次元を司る程度の能力

詳細不明。このスキルは失われている。敵対者に対し、1ランク上の出力を保証される。

 

・幻想の怨念:EX

上記の能力の喪失と共に付与されたスキル。自身に対して肉体の劣化と出力制限のバッドステータスを付与する。

 

・宝具:『博麗幻想郷(ロストファンタジア)

ランク:EX

種別:対界宝具

レンジ:1

最大捕捉:-

解説:彼女の持つスペルカードらしきもの。本来はスペルではないものを無理矢理其の形に整えたもの…らしい。なので発動には必ずしもカードが必要という訳でもない。指定した対象を削除する効果を持つ。燃費がすこぶる悪く、一度使用すれば数日間は他のスペルを使用できないほど。事象揺動宙域内で襲ってきたマリサに対して使用された。

 

・宝具:『消滅幻葬(ネクロファンタジア)

ランク:EX

種別:対界宝具

レンジ:1~999

最大捕捉:-

解説:上記の大元となった技。現在は使用権限を剥奪されている。『博麗幻想郷(ロストファンタジア)』はこれの残滓のようなもの。

 

 

 

*アリス/ブクレシュティ

 

テーマ曲:「プラスチックマインド」(東方怪綺談)

     「the Grimoire of Alice」(東方非想天則)

 

サナダが開発した独立戦術指揮ユニットの一人。義体は早苗のそれをベースに開発されているが、ナノマシンによる自己改造能力はない。早苗とは違って何かが憑いていたりはしないので、稼働初期のAIらしく冷淡な性格・・・と思いきや意外と好戦的。元々乗艦にはアレキサンドリアⅠ級指揮航宙巡洋艦が与えられる予定だったが、同級の設計が遅れたためグアッシュから鹵獲したマハムント級を改造の上、彼女の旗艦として運用されることになった。

 

容姿は人形に例えられるほど端正で整った顔立ちに、肩まである金髪をストレートにしている。服装は青を基調とした軍服に白い短めのケープを着用。前髪には赤いカチューシャをつけている。言ってしまえば軍服アリス。原作アリスとは違い髪がストレートなことがポイント。表情を変えることが滅多にないので周りからは堅い人物だと見られているようだ。

性格は前述の通り冷淡で機械的だが、敵艦隊と遭遇すると一気に好戦的になる。ただ表情が動かないので傍目に見れば分かりにくい。サナダは性格データを構築する際に早苗を参考にしたらしいのだが、出来たのは似ても似つかないものとなった。早苗がいろいろブラックボックスにした影響で性格データの中枢が拾えなかったのだ原因らしい。好戦的な一面は彼女のさでずむが流れ込んだのかもしれない。

当初は自身の旗艦と同じ名称で呼ばれていたが、霊夢が彼女によく似た知人の名を付けてからはそちらの名前で呼ばれている。

自身のことにはあまり頓着せず、必要かそうでないかで判断することが多い。彼女自身は、AIは人間と違って自己管理を適正に行うことができると判断しているので自身に対する気遣いは不要だと考えている。霊夢はその辺りに疎いので、彼女に対しては普通の人妖と同じように接している。

ただ根まで機械的かと言われればそうでもなく、前述の通り戦闘時には感情らしきものを見せるほか、紅茶に執着している仕草が見られる。〈ブクレシュティ〉のブリッジを訪ねると、艦長席のデスクにはだいたいティーカップが置かれているのを見ることができる。何故紅茶に執着するのか、本人もいまいち分かっていない様子。

 

特殊技能、能力

 

・艦隊指揮:B

そもそも彼女は艦隊の指揮を前提に生み出されたので、必然的にその能力は高い。旗艦〈ブクレシュティ〉に搭載されている拡張艦隊戦闘指揮システムに接続することにより僚艦を手足のように操る。早苗の場合は主に指示を飛ばして細かい挙動は僚艦のコントロールユニットが操作しているのだが、彼女のそれは僚艦の全てを制御下に置く。イメージとしては、自分から僚艦の各所に糸を伸ばして操作すような感覚。これにより瞬発的な対応を取らせることが可能であり、有人艦では考えられないような加速と機動戦術で敵艦隊を翻弄する。

一応僚艦の操作はコントロールユニットの自立制御に任せることもできる。

 

・最後の咆哮:A

彼女自身の能力、というよりは艦そのものの能力。通常の120%のエネルギーを用いた全砲斉射を敢行する。艦にプールされたエネルギーを一時的に殆ど使い果たすので、使い所の見極めが非常に難しいプログラムである。

 

・限界機動:EX

制御下にある友軍艦全てのジェネレータやメインノズル、核パルスモーターの動きを直接制御することにより、一時的に艦のポテンシャルを越えた戦術機動を行わせる。プログラム使用後はエネルギー回路に大きな損傷を与える恐れがあり、上記の最後の咆哮同様に使い所には細心の注意が必要である。

 

・予測計算:A

拡張艦隊戦闘指揮システムの中核を成すコントロールユニットの演算リソースを最大限に使用することにより、通常よりも極めて精度の高い敵の射撃パターン分析と弾道予測を可能にする。アリスは戦闘時に自動でこのプログラムを起動しているので、彼女の隷下の艦船に攻撃を当てることは非常に難しい。

 

 

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*サナダ

 

テーマ曲:「魔改造のマーチ」

 

霊夢艦隊が誇るマッドサイエンティストその1。科学班班長。艦隊立ち上げ時からの創設メンバーである。見た目はヤマト2199の真田さん。服装は茶色の制服のようなものを主に着用している。

表情の変化が少なく一見冷静な人物に見えるが、根はどこまでも自身の研究欲を追及するマッドサイエンティスト。艦船設計からおふざけマシンまでお手のもの、彼に作れないものはない。決め台詞は"こんなこともあろうかと"。だが実際言ったかどうかは不明。

当初は発掘した宇宙船を駆ってヤッハバッハの目を盗みながら研究をしていたが、その途中で霊夢を拾い、〈高天原〉の建造後は彼女の下で研究開発に精を出す。異性人の技術や古代技術であっても現代の規格に適合させ、霊夢艦隊の異常な戦力拡張に貢献した。

艦隊の立ち上げ当初は副長的なポジションにいることが多かったが、人員の充実と共に本業である研究開発に専念するようになった。

 

特殊技能、能力

 

・マッドサイエンティスト:A

研究に熱中する程度の能力。自身の研究が全てであり、その結果がどうなろうと知的好奇心を追及する。彼のスタンスは"使えるものを創る"であり、徒に"最強"を目指さない辺り、ユーザーの声に応える姿勢も忘れていない。彼が有能である所以である。

 

 

 

*コーディ

 

サナダと同じく、艦隊立ち上げ時からのメンバーの一人。以前は軍人だったが、コールドスリープについていた所をサナダに発見され、彼と行動を共にするようになった。霊夢艦隊には操舵手に適した人物が中々いないので、彼が度々旗艦の舵を握っているほか、副長的な役割に就くことも。

元ネタはクローンウォーズのコーディ。装甲服は以前のままだが、ヘルメットはしていない。服には頓着しないので、今ある装甲服で充分と考えているようだ。

性格は実直で真面目。冷静な視点で物事を見渡すことができる。

 

特殊技能、能力

 

・制圧射撃:A

白兵戦において、援護射撃により敵の動きを封じて味方を援護する。軍事訓練を受けていない一般人は敵を狙うことに重点を置きがちだが、軍隊による実際の戦闘で用いられるのはこちらの方が多い。以前の彼は陸戦につくことも多かったので、その例に漏れずこの技能を習得している。

 

・部隊指揮:B

陸戦において部隊を指揮する能力。彼は将校としての教育も受けており、戦場では自らの部隊を率いて前線を戦い抜く。大部隊を直接指揮するというよりは、中隊規模の部隊を指揮する方が向いている。

 

 

 

*エコー

 

元はコーディと同じ国で兵士として働いていたが、上層部の陰謀を同僚に知らされて脱走を決意した。国で政変が起こった後は仲間と共にコルベットを奪い、軍を脱走したがワープした先でヤッハバッハのパトロール部隊と交戦してしまう。そこで霊夢達に助けられ、以後彼女と行動を共にする。『紅き鋼鉄』では保安隊長の役職に就き、同時に保安隊クリムゾン分隊の隊長も務める。当初は装甲服も以前のものを使っていたが、現在ではサナダが開発した「Mk.3 トルーパー・ミョルニルアーマー」を愛用している。

出典はクローンウォーズ。トルーパー達の経歴は見ての通り、原作とは異なる。装甲服はクローントルーパーのものとHALOのスパルタンアーマーを足して割ったような感じ。

性格は真面目で堅物だが、適度に砕けた会話もする。落ち着いた歴然の兵士といった風格。

 

特殊技能、能力

 

・制圧射撃:A

射撃技術により敵の動きを封じ、友軍を援護する。彼のそれは迂闊に動けば確実に当たるほどなので、敵は動こうにも動けなくなる。

 

 

 

*ファイブス

 

エコーと同じ部隊に所属していた元軍人。上層部の陰謀を掴み、それを仲間に伝えて阻止を試みた。しかしそれが失敗に終わると脱走を決意し、仲間を募ってコルベットを奪う。他の5人に話を持ち掛けたのは彼である。

コルベットがヤッハバッハの警備艦隊と交戦した所を霊夢に助けられ、以後艦隊の一員となる。保安隊では副隊長を務め、スパルタン分隊の隊長も兼任する。装甲服はエコーと同じく新型のものだが、ヘルメットは以前のものを使い続けている。元ネタは他のトルーパー勢と同じくクローンウォーズ。

実直かつ素直な性格で曲がったことを嫌う。忠誠を誓った国の上層部が陰謀を働いていたことを知ってからは、その手の陰謀に手を染める人間を軽蔑している。ザクロウ強襲戦の最中の彼が何を思っていたのかは語るまでもないだろう。

 

特殊技能、能力

 

・制圧射撃:A

射撃技術により敵の動きを封じ、味方を援護する。

 

 

 

*フォックス

 

本国で起きた政変に反発し、仲間を募って軍から脱走した元軍人の一人。奪ったコルベットで逃走を図ったが、ワープした先は何故かヤッハバッハの領内でそこにいたブランジ級の哨戒部隊と戦闘に陥ってしまう。そこを霊夢達に助けられたことにより、彼女の艦隊に参加した。元々は治安維持に携わっていたが、コルベットを奪った際には砲手を務めていた。その縁もあって霊夢達と合流してからは砲手の席についている。

元ネタはクローンウォーズのフォックス。装甲服はコーディと同じように以前のものを使い続けているが、彼と違って戦闘時にはヘルメットを着用する。ヘルメットには改造が施され、射撃を補佐するシステムが組み込まれている。

治安維持部隊を任されていただけあって性格は真面目だが、砲術長の席に座ってからはやや熱くなりやすい一面も見られる。だが冷静さを失うことはなく、戦闘時は照準に集中している

 

 

 

*チョッパー

 

エコー達と共に元いた軍を脱走した兵士の一人。ガラクタでアクセサリを作ることが趣味で、右目は戦闘の影響で変色している。脱走時には奪ったコルベットの艦首砲座に座っていた。霊夢達と合流してからはサナダの助手的なポジションについていたが、人員の充実によって科学班と整備班を分ける際、彼は整備班に振り分けられにとりの下で副整備長の座に就いている。科学班も整備班もマッドの巣窟なので、彼もその空気に感化されている頃だろう。登場以来あまり出番がない。元ネタは同じくクローンウォーズのチョッパー。

 

特殊技能、能力

 

・メカオタク:D

元はドロイドの残骸でアクセサリを作る程度の趣味だったが、今では機械弄り全般に目覚めてしまったようだ。マッドの空気は彼にも多大な影響を与えたらしい。今ではにとりの下で機動兵器の研究開発に精を出している。

 

 

 

*ジョージ

 

エコー達と共に軍を脱走した元兵士。衛生兵の役職に就いており、装甲服には赤十字のマークがある。霊夢達と合流してからは以前と同様に衛生兵の役割に就いている。一時期はシオンの下にいたが、現在では保安隊に所属して白兵戦での負傷者に応急処置を施すことを仕事にしている。チョッパー以上に出番がない。

 

特殊技能、能力

 

・応急隊:D

戦場で味方に医療処置を施し、生還させる技術。彼のそれは軍隊仕込みの実践的なものであるため、その効果も高い。伊達に衛生兵をやっていた訳ではないのだ。

 

 

 

*タリズマン

 

他の5人と同様に軍を脱走した元兵士。追撃戦で負傷していたため、霊夢達に合流した際には医務室に担ぎ込まれた。本業がパイロットだったため霊夢達と行動を共にするようになってからは艦載機パイロットに就き、ガルーダ1のコールサインを用いる。同じパイロットのバーガーは競争相手と見ており、出撃の度にスコアを競っている。艦載機パイロットという仕事の性質上、0Gドッグとなった現在でも死の危険と隣り合わせだと自覚しているため、軍人時代の緊張を維持することと今を楽しむことに意識を傾けている。

他の脱走軍人組と同じくトルーパーだが、名前の元ネタはエースコンバット6の主人公。

 

特殊技能、能力

 

エース:B

艦載機を操縦する程度の能力。当初こそ怪我によるブランクと慣れないシステム体系に苦戦したが、往年の感覚を取り戻した今では霊夢艦隊のパイロット筆頭格として活躍している。現在の愛機はYF-19。

 

 

 

*ノエル・アンダーソン

 

イベリオ星系で霊夢達に合流したクルーの一人。艦隊ではオペレーターの任に就いており、主に航空管制を担当する。個人的に空間戦闘の研究を趣味にしており、そこで身につけた戦術や知識をもって航空隊をサポートする。外見は濃い赤色の髪をセミロングにした若い女性。かわいいものが好きで、マッドが開発したマシンにより獣化した霊夢に飛び付いたことがある。

元ネタはガンダム戦記のノエル・アンダーソン。

 

 

 

*ミユ・タキザワ

 

ノエルと同じくイベリオ星系で霊夢艦隊のクルーとなった。ブリッジクルーの一人で主に通信管制を担当する。ノエルよりは少し年上で、髪の色は似ているが彼女の方が短い。同じオペレーター仲間のノエル、こころとは上陸休暇時に一緒に行動するような仲。元ネタは「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに」に登場するミユ・タキザワ。

なお普段の服装はノエルと同様連邦軍の制服。

 

 

 

*シオン・エルトナム・ソカリス

 

テーマ曲:「Blood Drain ~Again」(UNDER NIGHT IN-BIRTH)

 

マッドその2。医務室を巨人の穴蔵(アトラス)へと変貌させた元凶。イベリオ星系でのクルー募集時にサナダと意気投合して艦隊に加入した。医学の心得がある貴重なクルーのため現在は医務室勤務となっているが、本業は研究者である。ただサナダ同様いろいろな分野に手を出しているので、専攻が何かよく分からない。生物学と機械工学に詳しい。"ふもふもれいむマスィン"の基礎設計は彼女が手掛けたらしい。

霊夢に(研究対象として)興味があり、色仕掛けを試みたが失敗したようだ。

出典はMELTY BLOOD。名前は主人公シオンの旧名から。外見はメルブラのシオンに白衣を着せただけ。(中の服はメルブラではなくUNI準拠)メルブラシオンとは境遇が異なるので性格はUNIやFGO版に近い。

 

特殊技能、能力

 

・マッドサイエンティスト:A

研究に全てを懸ける。研究のためなら如何なる代償を払うことも厭わない。今日もサナダやにとりと研究と発明品の研鑽を続けている。

 

 

 

*バーガー

 

元軍人のパイロット。母国がヤッハバッハに滅ぼされ、以後領内を転々とする生活を送っていたところ霊夢に拾われる。その頃はベレー帽にコートの労働者風な服装だったが、パイロットに返り咲いた今ではパイロットスーツにジャケットの服装でいることが多い。非番の時は以前の服装になったりする。同じパイロットであるタリズマンはライバルと見ており、霊沙は弄り対象。

ヤマト2199のバーガーの肌を肌色にした外見。

 

特殊技能、能力

 

エース:B

艦載機を乗りこなす程度の能力。当初は数年のブランクがあったようだが、今では昔の勘を取り戻したようだ。愛機はYF-19

 

 

 

*ルーミア

 

イベリオ星系の酒場を訪れていたところ霊夢に出会い、閉塞感からの解放を目指して艦隊のクルーになった。貧しい惑星で働いたころと比べて霊夢艦隊の福利厚生はそれなりに充実していたので、現状には満足しているようだ。艦隊では主計長の役職に就いている。

東方のルーミアをそのまま大人にしたような外見。いわゆるEXルーミア。けっこうスタイルがいい。髪型合流時は金髪ロングだったが、今はショートにしている。服装は白黒のOLっぽい服。

主計課そのものの影が本作では薄いので、登場頻度はわりと低め。霊夢とは散財の原因であるマッド共に対して陰口を言い合う仲。

 

 

 

*ユウバリ

 

〈開陽〉機関長を務める若い女性。職人気質でだいたいツナギを着ている。霊夢達がビーメラ星系を訪れた際に募集に応じた。現在では〈開陽〉の機関部にすっかり夢中の様子。自力でワープできるシステムは極めて珍しいので強く興味を惹かれたらしい。外見は艦これの夕張。メロンはない。

 

特殊技能、能力

 

・メカオタク:C

機械が大好き。巨大なフライホイールやエンジンの振動に痺れる。週に一度は機関室に籠って一日中点検作業をしているらしい。大抵は寄港中にやっており、そのため滅多に上陸しない。

 

 

 

*秦こころ

ユウバリと同じくビーメラ星系で艦隊に加わった少女。表情をあまり変えることはなくやや内気な性格だが、感情が乏しい訳ではない。上陸休暇時は先輩オペレーター二人組によく連れられて過ごしている。名前の通りモデルは東方心綺楼の秦こころだが、表情はちゃんと動く。作中と比べて大人しめ。髪型と色は変わらない。服装は基本和服。

 

 

 

*山城にとり

 

マッドその3。整備班長を務める。サナダに対抗して機動兵器の開発を進めている模様。片手間で艦船設計やよく分からない機械を作ったりする。艦隊の戦力強化には欠かせない人物だが、同時に予算を浪費するのでサナダと共に霊夢と主計課を困らせている。元ネタは東方風神録の河城にとり。東方のにとりを山童にしたような見た目で迷彩柄のツナギを着ている。普段はツナギの上半身を腰に巻いておりタンクトップかシャツを着ている。霊夢より背は低いが一部分は彼女よりある模様。

 

特殊技能、能力

 

・メカオタク:A

発明しないと死んじゃう病...は冗談としても、いつもだいたい何か作っている。発明品はどきどき早苗に強奪されることも。最近では白兵戦用の試作装備を開発している模様。

艦を修理するついでに、勝手に迎撃装備やセンサーを艦内に追加したりする。次はヴァランタインに踏み込まれても安心だそうだ。

 

 

 

*ショーフク

 

エルメッツァの元軍人で、軍上層部に疎まれて軍を去った。そこに霊夢艦隊の募集を見かけてこれに応じたらしい。軍人時代は水雷戦隊の指揮を任されており、操艦技術も高い。〈開陽〉ではその経験を変われて操舵手を任されていたが、どうも大型戦艦は勝手が違うようで苦戦気味だった。スカーバレル戦では別動隊を率いて海賊主力と戦火を交えた。人員が充実するに従って分艦隊の指揮を任され、現在は大マゼラン先発隊の指揮を執っている。帝国海軍の木村昌福中将がモデル。カイゼル髭がトレードマーク。今もエルメッツァの軍服を着ている。

 

特殊技能、能力

 

艦隊指揮:B

現役時代は水雷戦隊の指揮官として一定の評価を得ていたようで、海賊討伐任務を何件もこなしていた実戦派提督。水雷戦隊による雷撃戦術が本懐。

 

 

 

*ロビン

 

『紅き鋼鉄』の操舵手。ゼーペンストで領主バハシュールのの陰口を言ったがために収容されていたが、霊夢達に解放された経緯で旗艦〈開陽〉の操舵手に収まる。砕けた性格で、軍人比率多めなブリッジクルーの面々の中では珍しい一般的な0Gドック。

 

 

 

*ディアーチェ・K・クローディア

 

艦載機隊ヴァルキュリア小隊の隊長。後述のレヴィ、シュテルと共に傭兵稼業を営んでおり、ネージリンスのギルドに居たところを霊夢にスカウトされた。自信が強く乱暴な口調だが、意外と面倒見の良い性格。加えて家事スキルも高い。容姿は短い銀髪の美人。胸はけっこうある。情報分析と指揮能力に長け、戦闘時は電子戦装備を強化したRF/A-17Sを駆り機上から指揮を執る。

出典はリリカルなのはシリーズ。外見が大人仕様なのは他の二人も同様。

 

 

 

*レヴィ・ラッセル

 

ヴァルキュリア小隊の三番機。水色の髪をツインテールにした少女。黙っていれば美人だが、調子に乗りやすい性格でヴァルキュリア隊のなかでは一番の問題児。言動も無鉄砲で子供らしい部分があるが、戦い方は意外にも冷静なもの。天性の直感と頭の回転力で即座に適切な戦術機動を選択できる。ヴァルキュリア隊三人の中では一番スタイルが良い。

乗機はVF-19Aエクスカリバー→VF-19A改バルニフィカス。自らの髪と同じ水色のカラーに染めている。なので機体の外見はVF-Xレイヴンズの塗装に準じている。

出典はリリカルなのはシリーズ。

 

 

 

*シュテル・スタークス

 

ヴァルキュリア隊の副隊長。冷静で物静かな人物で、レヴィのストッパー役も兼ねる。セミロングの茶髪を軽く後ろで纏めた髪型のスレンダーな女性。他二人と違い胸は控えめ。戦闘時にはレヴィとは息の合った連携を見せることも。

乗機はVF-22Aシュトゥルムフォーゲル→VF-22HG改ルシフェリオン。

出典はリリカルなのはシリーズ。

 

 

 

*マリア・オーエンス

 

エルメッツァから艦隊に参加した女性パイロット。腕も優秀だが事務能力にも優れ、その点を変われて普段はにとりから機動兵器のテストパイロットを頼まれている。性格は淑やかだが芯が強い。航空隊ではバーガーの2番機を務め、コールサインはグリフィス2。戦闘時はを駆る。出典はGジェネシリーズ。外見はwars以降に準じる。

 

 

 

*マーク・ギルダー

 

艦載機隊ガーゴイル小隊の隊長を務めるパイロット。悪人面でイケメンな青年。戦闘時は気取った言動が特徴的だが、戦場を冷静に分析して勝利に導くことのできる人物。

乗機はペイルライダー。ヤッハバッハとの戦闘時にはエース用のスターク装備を用いていた。

出典はGジェネレーションシリーズ。

 

 

 

*エリス・クロード

 

ガーゴイル隊の二番機パイロットの女性。短い金髪の整った顔立ちをしている。本来は優しい性格だが、戦闘時は気性の激しさも見せる。乗機はジムコマンド→ペイルライダー(格闘戦装備)。出典はGジェネレーションシリーズ。

 

 

 

*椛

 

霊夢達が保護したモフジの一匹がマッド達の開発した「ふもふもれいむマスィン」により半人半獣となった存在。白狼天狗に似ているので、霊夢から知り合いの白狼天狗の名を与えられた。白髪に狼耳を生やし、もふもふの尻尾がある。性格は素直かつ努力家で、助けられた恩返しのために霊夢に艦で働きたいと申し出た。

現在は保安隊に所属し、可憐な容姿ともふもふによって保安隊のアイドル的な存在として扱われている模様。元ネタは東方風神録の犬走椛。

 

特殊技能、能力

 

・千里眼:C

遠くまで見渡せる程度の能力。モフジは元々目の良い動物だったので、人化した彼女にもその特性は受け継がれている。保安隊では主に警戒要員としても活躍している。

 

 

 

*リア・サーチェス

 

霊夢艦隊で数少ない原作登場組。輸送船で通信士をしていた。行方不明になった恋人を探して宇宙を旅していたがグアッシュ海賊団に船を破壊され、SOSに気付いた霊夢達に助けられて九死に一生を得た。ザクロウでは念願の恋人に会うことができたようだが、彼の素っ気ない態度に怒りを爆発させた。

 

 

 

*ライ・デリック・ガルドス

 

リアの恋人で、ザクロウに監禁されでオールト・インターセプトシステムの研究をしていた。恋人の感情には鈍感で、連絡すら寄越さなかったためにリアの怒りを買う。その気質から霊夢艦隊のマッド達とは気が合いそうな人物である。

 

 

 

【ユーリ艦隊】

 

 

*ユーリ

 

原作主人公の若き0Gドッグ。霊夢の行く先でよく行動を共にする。父が残したエピタフの謎を追って宇宙を旅することを決意し自治領を飛び出した行動力のある少年。性格は穏やかだが負けん気と正義感が強い。現実主義な霊夢とはときどき対立することも。肌と髪は白く瞳は赤い。

 

 

 

*チェルシー

 

ユーリの妹。しかし当人同士はあまり似ていない。髪と瞳の色は緑で、そこだけなら早苗と共通。ユーリと同じく穏やかな性格で、本当は彼と静かに暮らしたいと思っている。

 

 

*トーロ・アダ

 

ユーリ達と行動を共にする少年。彼のエピタフを狙って喧嘩を仕掛けたことが切っ掛けで彼の艦のクルーになった。ガキ大将気質でユーリの悪友的ポジション。

 

 

 

*イネス・フィン

 

ユーリの艦のクルーの一人。エルメッツァの辺境ゴッゾ出身で頭の回転が早い少年。ユーリ艦隊の頭脳ポジション。ゴッゾの酒場では女装させられたことが原因で海賊に拐われ危うくアッー♂、となる所を霊夢に救われた。

 

 

 

*トスカ・ジッタリンダ

 

ユーリが宇宙へ上がるのを手助けした"打ち上げ屋"の女性。本来はユーリを宇宙に連れ出すだけが仕事だったが、色々あって彼の副長を続けている。姉御肌で面倒見が良く、ユーリからは慕われている。彼女もなんだかんだ言ってユーリのことを可愛がっている。

 

 

 

*ティータ・アグリノス

 

トーロの幼馴染で勝ち気な性格の少女。軍人の兄がいるが、海賊に薬物を打たれて意識不明に陥っている。

トーロとの関係は反発はするが仲は良いといった程度。

 

 

 

【エルメッツァ】

 

 

*オムス・ウェル

 

エルメッツァ中央政府軍の中佐。改革派として知られ、一方で強引な手法を用いる野心家。スカーバレル海賊団討伐に力を入れ、霊夢に海賊討伐の依頼を持ちかけた。

 

 

 

*テラー・ムンス

 

エルメッツァ地方軍ラッツィオ基地の司令官だったが、スカーバレルと通じていたことが発覚し逃亡した。ボラーレ宙域に潜伏していたところを霊夢達に発見され、あえなく御用となった。

 

 

 

【カルバライヤ】

 

 

*シーバット・イグ・ノーズ

 

カルバライヤ宙域保安局の二等宙佐。苦労が絶えない中間職。勢力を増すグアッシュ海賊団の討伐を画策し、霊夢達に協力を依頼する。

 

 

 

*バリオ・ジル・バリオ

 

カルバライヤ宙域保安局の三等宙尉で、前線で海賊掃討の職務に就いている。砕けた性格だが自分なりのポリシーを持つ。

 

 

 

*ウィンネル・デア・デイン

 

バリオの同僚で階級も共に三等宙尉。真面目で職務には忠実な性格でバリオとは凹凸コンビだが、なぜか馬が合う模様。

 

 

 

*メイリン

 

カルバライヤの軍事企業スカーレット社に所属する女性。配属部署は警備部門でトーゴ級戦艦〈レーヴァテイン〉の艦長を務める。

マゼラニックストリームの交易会議に赴くところをグアッシュ海賊団に襲撃され、SOSに駆けつけた霊夢の艦隊と共にこれを撃退するが肝心の護衛対象を拐われてしまう。以後、その護衛対象、スカーレット社社長の息女の奪還への協力を霊夢に依頼し行動を共にする。

モデルは東方紅魔郷の紅美鈴。容姿は基本同一だが服装は緑色の艦長服。帽子も艦長らしいものを着用している。

 

 

 

*サクヤ

 

メイリンの友人で同僚。スカーレット社社長の娘付きのメイドだったが、海賊の襲撃の際に一緒に誘拐されてしまう。監獄惑星ザクロウに収監された後は自力で脱獄し、社長息女の奪還のため行動していたところトスカとサマラに合流する。その後霊夢達とザクロウを攻撃したメイリンとの合流に成功した。

モデルは東方紅魔郷の十六夜咲夜。服装もメイドなので基本的に同一。インプラント化手術を受けているので以外と白兵戦も強い。能力のイメージ元はマクロスFのグレイス。

 

 

 

*レミリア・スカーレット

 

カルバライヤの軍産複合体スカーレット社の社長令嬢。こちらは一般的な人間なので見た目相応の年齢。

カルバライヤ・ジャンクション宙域を移動中に乗船が襲われて妹のフランドール共々拉致されてゼーペンストに身売りされてしまったが、霊夢達に救出される。が、直後にヴィダクチオ軍に人質として誘拐されウイルス兵器を投与されたが、追撃してきた霊夢達の艦隊に無事救出され事なきを得た。

二度に渡り霊夢に助けられたことで彼女に対しては尊敬と憧れの念を抱いているが、あまり話せる機会が無かったのが心残り。本来は礼儀作法のしっかりしたお嬢様だが、気の強い性格。

 

 

 

*フランドール・スカーレット

 

レミリアの妹。姉共々グアッシュ海賊団に拉致されてゼーペンストに身売りされたが霊夢達に救出される。その後のヴィダクチオの襲撃はメイリンに助けられたので誘拐されずに済んでいた。ヤッハバッハの存在が露呈してからは、身の安全のためレミリアと共に霊夢率いる『紅き鋼鉄』の手引きで大マゼランを目指している。

姉とは異なり、やや内気な性格。

 

 

 

*ヴラディス・D・スカーレット

 

カルバライヤ経済の重要な一角を占める軍産複合体、スカーレット社を率いる男性。ヤッハバッハの襲来が発覚してからは、社内に流れる不穏な雰囲気を掴み娘の身の安全のため、霊夢に彼女達を大マゼランに送り届けるよう依頼した。

外見はスーツ姿のヴラド三世(Fate/EXTRA仕様)

 

 

 

【アイルラーゼン】

 

 

*ルフトヴァイス・ザクスン

 

アイルラーゼン軍α象限艦隊司令。バーゼルとユリシアを小マゼランに送り込む。

 

 

 

*バーゼル・シュナイツァー

 

アイルラーゼン軍近衛艦隊大佐。職務に忠実であることを信条とする生粋の職業軍人で、ヤッハバッハとの戦いに民間人であるユーリや霊夢達を巻き込むことを内心良く思っていなかった。第七章時点での乗艦はクラウスナイツ級戦艦〈ガーディアン〉。

 

 

 

*ユリシア・フォン・ヴェルナー

 

アイルラーゼン軍α象限艦隊外郭・第81独立機動部隊司令。中佐。本部隊特有の藍色の軍服を纏った女性で髪色は明るい薄桃色。掴み所のない性格で、会話では常に相手をリードして翻弄するのが好き。時折扇子で口元を隠す仕草が胡散臭さを一層際立たせている。

 

キャラクターのイメージ元はゆかりんとゆゆ様。

 

 

 

*ローキ・スタンリー

 

ユリシアの副官を務める初老の男性。自身の役割に忠実な性格で、常に一歩引いた立ち振舞いを見せる。

 

 

 

【ロンディバルト・オーダーズ】

 

 

*ハミルトン

 

オーダーズ所属の中佐。ロンディバルト軍ヴィダクチオ派遣艦隊司令。死んだ魚の目をしたような男性で、気怠そうな言動が目立つ。

大マゼラン宙域海賊と裏で繋がり、自国へサイバー攻撃を仕掛けていたヴィダクチオ自治領討伐のためアイルラーゼンのユリシア同様極秘に派遣されていた。

 

 

 

*ドリス

 

ハミルトンの副官。士官学校を出て間もない少女然とした女性だが、特務部隊であるオーダーズに配属されるだけあり成績は極めて優秀だった。

ビジュアルイメージは艦これの萩風に近い。

 

 

 

【その他】

 

 

*ミイヤ・サキ

 

惑星ゴッゾの酒場で働く少女。歌手になるのが夢で、貧しい生活ながら仕事に精を出して父を支える。スカーバレルに拐われファズ・マティに幽閉されるがユーリの手により救出された。

 

 

 

*アルゴン・ナラバタスカ

 

エルメッツァ中央宙域に建設した人工惑星ファズ・マティでスカーバレル海賊団を統率する頭領。残忍な手で策略を練ることも厭わない悪党だが、本質はオクビョウナ小心者。キーカードを使った罠でユーリを爆殺しようとしたが、霊夢に見破られて失敗する。しかしそれで霊夢に重傷を与えたことにより霊沙の怒りを買ってボコボコにされた模様。現在は牢獄の中だと思われる。

 

 

 

*ダタラッチ

 

グアッシュ海賊団の幹部。尊大な態度だが打たれ弱く気も弱い。グアッシュ海賊団には属していたが、本人は惑星から人を拐うのを良しとはせず、0Gドッグの誇りを貫いている。ユーリ達に捕虜とされ、グアッシュに関する証言を保安局に与えた。

 

 

 

*ドエスバン・ゲス

 

監獄惑星ザクロウの所長だが、裏では収監したグアッシュを殺害して頭領として成り代わっていた。極度のサディストの変態で太り気味の体形。ザクロウが襲撃された際は真っ先に逃げ出したが、結局霊夢艦隊に補足され、早苗のさでずむ攻撃を受けることになる。

 

 

 

*サマラ・クー・スィー

 

グアッシュと対立していた女海賊。ランキング上位に名を連ね、無慈悲な夜の女王として恐れられる。冷徹な美貌を持ち、常に冷笑を湛えている。乗艦〈エリエロンド〉も極めて高性能の戦艦。実は隠れファンが多い。

 

 

*ヴァランタイン

 

0Gドッグランキング一位に君臨する大海賊。専用の愛艦〈グランヘイム〉もワンオフ仕様の超高性能艦で、宇宙最高峰の性能を誇る。海賊らしく豪快な性格で、腕っぷしにも相当の自信を持つ。七色星団の会戦で霊夢達の艦隊を圧倒したが、逆に白兵戦では霊夢一人に返り討ちに逢う。いくら白兵戦が強くても、流石に空飛ぶ巫女には叶わなかった模様。

 

 

 

 

【???】

 

 

*マリサ

 

霊夢をつけ狙う謎の少女。小マゼランを前にした彼女達の前に立ちはだかり、狙撃戦艦を用いた戦術で霊夢艦隊を苦しめた。最後は〈開陽〉のハイストリームブラスターに呑まれた筈だが、しれっとまだ生きている。

口調は少女らしいものだが自身の意図を見透かさせず胡散臭い面を持つ。容姿は赤髪の魔理沙といった風体で紫色の艦長服を着用する。

 

霊沙とは何やら因縁めいたものがあるようだが…

 

容姿のモデルは封魔録魔理沙。

 




設定集人物編。前回の艦船編に艦載機も追加したので、良ければそちらもご覧下さい。

主人公格については物語の進捗に合わせて随時設定を公開していきます。前回と比べて不穏な部分が増えていますが気にしてはいけません。

※主要キャラのテーマ曲は一部に二次曲又は俗称を含みます

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