ラブウィザード! 〜希望の柱〜   作:しょくんだよ

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魔法の指輪、「ウィザードリング」。
今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し、
「絶望」を「希望」に変える。

デンデデンデデデデン♪
本気(Magic)か!?本気で!?本気だ!!!! Show T‥

凛「早く話を進めるにゃ。」ブチッ
ホアァアアアッ⁉︎( ゚д゚)
晴希「や、やるな星空‥
作者さん相手でも容赦ねぇ‥」


第6話 真実とピアニスト

μ'sに新しく1年生の小泉花陽と星空凛が

メンバーに加わり、俺、操真晴希を含め

6人になったμ's。

 

同じ1年生の西木野真姫にもμ'sに入らないかと

勧誘するが彼女はそれを拒否。

そこまでして入らない理由はなんなのか、

そんな疑問を抱きながら俺たちは‥

あれから数日、放課後、

凛と花陽も加わり練習をした後、

 

 

 

 

 

 

なぜか俺の家に集まっていた。

 

 

理由はなんとなく分かってくれると思うが

誰かさんが行きたいと言い出したからである。

 

 

 

「晴希君なかなか広いとこに住んでるんだねぇ〜‥」

 

「と、殿方の家に上がるのはどうも

落ち着きませんね‥」

 

「なんかドキドキするね☆」

 

リビングの机に座るいつもの3人、

高坂穂乃果、園田海未、南ことりは

俺の部屋を見るなりそわそわしてた。

 

確かに俺の家は家賃が高いが

それなりに広いしちょっと贅沢かもな。

いいじゃん、お金はあるんだから

誰だって贅沢はしたい。

 

「凛たちも男の子の家に上がるのは

久しぶりだねー!かよちんっ。」

 

「う、うん‥そうだね‥」

 

ソファーに座って同じく部屋を見渡しながら言う

凛と花陽。

 

「俺も言うが、女の子を家に上げた事は一度もない。」

 

事実を言った。そもそも家に友達を連れてくるなど

中学生以来だ。と言っても少数しかいなかったが。

そう言って俺はいつものドーナツ、

プレーンシュガーを食べる。

 

「晴希君、それで5個目だよ〜?」

 

「ドーナツばかり‥身体に悪いですよ?」

 

穂乃果と海未はまたかといった顔で

俺が食べてるところを見てくる。

今日は一段と疲れたんだ。

学校でとある生徒が風で

吹き飛んだ書類を

ウィザードのハリケーンで

なんとか回収したり、

木の上から降りられなくなった猫を

コネクトリングで助けたり、

その他色々、今日は一段と

魔力を消費した。

今ファントムが出たら

かなり困るかも知れない。

 

「魔力を使うと腹が減るんだ、

別にいいだろ、買ってきたやつは

穂乃果たちに食われ‥‥んぐっ⁉︎」

 

ぐおっ⁉︎の、喉に詰まったっ‼︎

 

「は、晴希君⁉︎」

 

「だ、大丈夫⁉︎」

 

「大丈夫ですか⁉︎

喋りながら食べるからですよ!」

 

「先輩!にゃー、飲み物飲み物っ!」

 

「え、えと、えと!」

 

皆が心配する中、花陽は

冷蔵庫からお茶を取り出す。

 

「操真さん、お茶です!」

 

そう言って俺にコップに入れた

お茶を差し出してくる。

 

「す、すまない‥たすか‥‥」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあ⁉︎」

 

そして花陽は穂乃果の座ってた椅子につまずき、

 

 

「ぶぉっ⁉︎冷たぁ‼︎」

 

まるで漫画の様に俺の顔面に

お茶をぶっかけやがった。

 

「ひゃああ⁉︎ごめんなさいぃっ⁉︎」

 

「何やってるの かよちんっ!」

 

「晴希君、大丈夫っ⁉︎」

 

ことりも駆けつけてくれる。

今のでドーナツは俺の胃袋に入ったので

そこは感謝しよう。

でも冷たいです。

 

「た、タオルタオル!あった!

大丈夫ですか操真さん!」

 

そう言って花陽は床の隅に

朝掃除に使った雑巾を

俺の顔に‥

 

 

「ってバカヤロウ!

これ雑巾だぞ⁉︎」

 

「ひゃああああっ⁉︎

 

‥だ、誰か助けて〜〜‼︎」

 

「ちょっと待ってて〜‥じゃないわっ!

今俺が言いたいわそのセリフ!」

 

うぅ、洗濯に入れとけばよかった。

床を拭いた雑巾で顔を拭かれた俺。

ちょっと臭い。

そのやりとりを先ほどまで心配していた

凛は笑い転げていた。

 

「星空〜、何笑ってんのかな〜?」

 

「あっはははは、い、いひゃいにゃ〜!」

 

こいつ、俺に頬つねられながらも笑いやがる。

そして ことり。何故頬赤くしてこちらを

見てらっしゃるのですか?

 

 

「全く何やってるんですか‥」

 

「でも、楽しそうだからいいんじゃない?」

 

俺たちがギャーギャーしてる中、

穂乃果と海未はこちらを見て苦笑する。

 

「‥‥西木野さん、なんで

断ったんだろう‥?」

 

ふと、穂乃果が呟く。

それは今皆んな思っている事だ。

なにか用事でもあるのかなと思うが

やはり気になるものは気になる。

 

「今日、私と凛ちゃんも

話しかけたんだけど‥」

 

「素っ気ない態度で流されて

ほとんど会話してないにゃ。」

 

花陽と凛はそう言った。

 

 

 

「んん〜‥

いい予感はしないな〜‥」

 

タオルを取ってきて顔を拭く

俺は呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り、

スクラップ工場にて

 

 

 

 

メデューサとフェニックスは

ある男を探す為、

ここに来ていた。

そしてその男はボロボロの車の

上で日向ぼっこをしてるかの様に

寝ていた。

 

「起きなさい、ケットシー」

 

メデューサは体格のゴツい黒人の男に

そう言うと昼寝を邪魔されたかのように

唸る男。

 

「モウチョット‥」

 

などと言って男は体を揺さぶる。

それにイラついたのかフェニックスは

 

「いいから起きろっ!」

 

バンと男が寝てる車を蹴り、

高い所から猫を蹴落とすような感じで

その男は落下する。

 

「イテテテテ!‥‥チョト

ナニスルンデスカー⁉︎」

 

腰を抑えながら男はメデューサたちを見る。

 

「日向ぼっこは終わりよ、

ゲートを見つけて新たなファントムを

生み出しなさい。」

 

「エー‥、カッタリィナァ〜‥‥」

 

メデューサにそう言われると男は

面倒くさそうに立ち上がる。

 

「何?」

 

フェニックスは予想外の言葉に

眉をピクリと動かす。

 

「ゲートヲ、ゼツボウサセルタメニ

イロイロヤンノ、チョーメンドウナンスケド。

ヤッチマウナラ スゲーラクナノニ‥」

 

流暢に喋る黒人は頭をボリボリかきながら

メデューサたちにそう言った。

 

「その意見はもっともだけどなぁっ‼︎」

 

ウマが合ったのか

フェニックスは笑いながら

男の肩を叩きながらそう言った。

 

だがメデューサは2人を睨む。

 

「‥はいはい、わかってますって」

 

ヤバいと感じたのかフェニックスは

一歩後ろに下がる。

 

「‥全てはワイズマンの意思、

‥‥‥文句があるなら‥‥」

 

言いかけたメデューサの言葉に

男は首を傾げる。

 

そして、メデューサの目が青色に光り、

側にあった車の窓ガラスが割れ、

砕け散る。

 

「ウワワッ⁉︎ヤル!ヤリマスヨ〜!

メデューササマ〜‥コワイナァ、モォ‥‥」

 

 

それにびっくりした男は腰を抜かしながら

怯えながらそう言った。

 

「ゲートはこの女よ。」

 

メデューサはそう言って男に

ある1枚の写真を見せる。

そこに写っていたのは、

 

 

 

ピアノを弾いている

 

西木野真姫の姿がそこにあった。

 

 

 

 

メデューサはその写真を上へ投げると、

 

「シャアッ‼︎」

 

男は飛び上がり、猫をイメージした怪物

〝ケットシー〟に姿を変え、

その爪で写真を引き裂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は戻り、

とあるピアノレッスン教室。

 

 

 

 

そこで真姫は教師に指導を受けながら

ピアノのレッスンをしていた。

そして彼女は楽譜を見ながら

ピアノを弾いていた。

 

 

 

その音色は誰もが魅了されても

おかしくない、綺麗な音色だった。

 

が、

 

 

「‥‥っ!」

 

突然ピアノを弾くのをやめ、ピアノの弦を

押さえつけ、鈍い音が教室に響いた。

 

「どうした、西木野さん。」

 

側で見ていた年長の教師が心配して

彼女の名前を呼んだ。

 

「‥‥ダメなんです‥全然‥」

 

楽譜を見ながら真姫はそう言った。

 

「そうか?先生は悪くはないと思うが‥」

 

教師がそう言うと真姫は立ち上がる。

 

「この程度の演奏じゃ、皆んなも‥パパも

満足してくれないんです!!」

 

真姫は声を荒げると、教室から出て行った。

その時、真姫の脳内である言葉が過ぎった。

 

 

 

 

『次のコンクールで

優勝できなかったら、

もう音楽はやめ、勉強に集中するんだ。

いいな?』

 

 

 

 

 

「‥‥‥。」

 

真姫は上唇を噛み、

家に帰ろうとした。

 

 

「絶対‥‥明日の夕方の、

コンクールで優勝しないと‥‥」

 

もう〝好きな事ができなくなる〟

 

そう呟きながら出口まで

真姫は歩く。

 

 

 

「ヨカッタヨカッタァ〜!」

 

 

「えっ?」

 

真姫は聞き覚えのない喋り方に

後ろを振り向く。

だが、誰もいない。

その辺りも見回すが

そんな喋り方をする人物など

見当たらなかった。

 

 

 

「オマエヲ ゼツボウサセルノ、

スッゲェラクソウダナ‼︎」

 

まさかと思い天井を見上げた。

するとそこにはうまくしがみついている

怪物、ケットシーが笑いながら、そこにいた。

 

 

「ふ、ファントム⁉︎」

 

「ハァ?ナンデオレタチノコト

シッテルンダ??」

 

ケットシーは首を傾げる。

以前真姫は凛と花陽とファントムを目撃し、

同じ学校の編入生、晴希がウィザードとなり、

ファントムを追い払ったのだ、

その後にファントムと自身について

説明してくれたから真姫は

その怪物をファントムだと確信した。

 

そしてその怪物の狙いも知っていた。

 

「わ、私がゲート‥?」

 

「オ?ナンダワカッテンジャン。」

 

ファントムの狙いは

新たなファントムを生み出すこと。

だがそれにはゲートを持った人間を

絶望させることが必要だ。

自分がゲートを持つ人間だと

思わなかったのか困惑する真姫。

 

「オレモネムタインダ、

ハヤイトコ オワラセナイトナ!」

 

「きゃあっ⁉︎」

 

そう言ってケットシーは真姫に

飛びかかってきた。

真姫は辛うじてかわして、

その場から逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

晴希はμ'sのメンバーを

徒歩で家まで送り届け、

家に帰ろうとした時、

晴希の使い魔、

レッドガルーダが飛んできた。

 

「っ、ファントムか⁉︎」

 

俺がそう聞くとガルーダは羽ばたきながら頷く。

俺はコネクトリングを指に付け、ベルトにかざす。

 

《コネクト・プリーズ》

 

音声が聞こえたあと、

大きめの魔法陣が浮かび上がり

そこから愛用のバイク

マシンウィンガーが出てきて

俺は急いでジェットヘルメットを被り、

エンジンを入れてガルーダを先頭に

アクセルを回し、走った。

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

「きゃっ⁉︎」

 

ファントムに追いかけられる真姫は階段の前でら

つまずき、こけてしまう。

振り返るとケットシーがニャンニャンと

余裕そうな鼻歌でこちらに近づいてくる。

 

そして手を振りかざし、もうダメだと

思った時、晴希の使い魔、ブルーユニコーンが

ケットシーに攻撃しだす。

 

「ウワッ!?ナンダヨコレ⁉︎」

 

地面を蹴り ジャンプし、攻撃するユニコーン。

命を狙われてる

真姫は無我夢中でその隙に逃げ出す。

 

だが、いつの間にかユニコーンを

倒して先回りしたのか、

街灯に片手でしがみついて

足をブラブラさせながら

真姫を見ていた。

 

「サスガノ ピアニストデモサ、

ソノテ、ナクナッチャエバ

ピアノヒケネェンジャネ?」

 

「っ⁉︎⁉︎」

 

そう言った瞬間ケットシーの腕は

巨大な刀へと形を変えて、街灯から

飛び降りる。

 

「ソレッテ、チョウゼツボウテキダヨナァ!」

 

ケットシーは楽しげに

腰を抜かして倒れる真姫に近づいてくる。

ケットシーがしたいことは

真姫の腕を切り落とすこと。

そうしたら、コンクールやピアノどころか

今後の生活に大きな影響がでるだろう。

真姫は自分の手を見ながら

ケットシーの言ってる事に怯え、

呼吸が荒くなってくる。

 

 

その時、

 

 

 

1台のバイクがケットシーに向かって

突っ込んできて、ケットシーを跳ね飛ばす。

 

「ウワッ!?イッテェ⁉︎ナ、ナンダ!?」

 

突然吹き飛ばされたケットシーは困惑する。

そしてバイクに乗っていた晴希は

ヘルメットのバイザーを上げ、真姫に叫んだ。

 

「西木野!今のうちにこいつらと逃げろ‼︎」

 

俺が叫ぶと真姫の回りにガルーダとユニコーン、

クラーケンが真姫を護衛するかのように

ケットシーの前に立ちはだかる。

 

「操真‥先‥輩‥」

 

「早くっ‼︎」

 

真姫は我に返り、使い魔とともに

この場から逃げ出す。

 

「マ、マテ⁉︎ニガスカ‼︎‥‥ウワッ⁉︎」

 

追いかけようとするケットシーに俺は

すかさずバイクでもう1度跳ね飛ばす。

 

「モォッ、イッテェナ⁉︎

ダレダヨ、ジャマスンノ⁉︎」

 

「え?俺ですけど?」

 

バイクを止めた俺はヘルメットを外し

ドライバーオンリングをケットシーに見せた。

 

「ユビワノマホウツカイ⁉︎ウィザード ッテ

イウヤツハオマエカ⁉︎

アーモォ!サッサトゼツボウサセテ

カエリタカッタノニヨォ⁉︎」

 

頭をボリボリかくケットシーは

ウィザードを睨む。

 

「気があうな、俺もそういう気分なんだ、

てかなんだその喋り方。」

 

《ドライバーオン・プリーズ》

 

俺はバイクから降り、

ドライバーオンリングをベルトにかざす。

そしてベルトは

ウィザードライバーに形を変える。

 

「最近のファントムは夕方時間帯に

出る事が多いなぁ。学校がある

こっちとしてはありがたいけど。」

 

俺は喋りながらドライバーの

シフトレバーを上下に動かした。

 

 

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎

 

シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎

 

シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎》

 

 

テンションの高い音声とともに俺は左手に

フレイムリングを付け、バイザーを下げて

魔法の言葉を言った。

 

 

「変身。」

 

 

《フレイム!・プリーズ

 

ヒーヒー・ヒーヒーヒー‼︎》

 

ドライバーにフレイムリングをかざし、

左腕を横に振り上げると魔法陣が現れ、

俺の体を通る。

魔法陣が通り終わると俺は

仮面ライダーウィザードへと

姿を変えた。

そしてすぐに左手にコネクトリングを付け、

 

《コネクト・プリーズ》

 

ドライバーにかざし、魔法陣から

愛用の武器

ウィザーソードガンを銃モードで取り出した。

 

 

「さぁ、ショータイムだ。」

 

決め台詞を言ったウィザードは

ケットシーに向けて

ウィザーソードガンを連発する。

 

「ガッ⁉︎モォメンドクセェナ‼︎」

 

最初はくらったケットシーだが、

素早いスピードで弾丸を爪で跳ね除け

ウィザードに接近してきて、ウィザードの

頭上を飛び越えた。

 

「おぉ。」

 

その身のこなしに流石の俺もビックリ。

遠距離はダメかと判断したウィザードは

剣モードに変え、飛び掛かるケットシーに

斬りかかった。

だがウィザードの剣撃をケットシーは

素早い動きで軽々とかわしていく。

だが調子に乗ったのかケットシーの動きは

だんだん挑発してくるような動きになり、

隙ができた所をウィザードは斬りつけ

足で壁に蹴り飛ばす。

 

「どうしたどうした、そんなもんか?」

 

俺も敢えて挑発してやった。

 

「マダマダァ‼︎」

 

怒ったケットシーはウィザードに

飛び掛かり、攻防戦をするが

ケットシーの動きはだんだん早くなり、

ウィザードに爪で攻撃し

今度はウィザードが吹き飛ぶ。

 

「いってぇ!すばしっこいなぁ‥

こいつでいってみるか。」

 

ウィザードは

ウォーターリングを取り出し、

フレイムリングと交代で付け

ドライバーのサイドの上下を動かして

かざした。

 

 

《ウォーター!・プリーズ

 

スイ〜スイ〜スイ〜スイ〜スイ〜》

 

ウィザードは手を下に向けると

そこから水の魔法陣が浮かび上がり

ウィザードの体を通る。

そしてフレイムスタイルから

ウォータースタイルへと姿を変えた。

 

「ハァ?イロガカワッタカラッテ、

ナンダッテンダ?」

 

ケットシーがそう言って近づいてくる間、

ウィザードはまだ使っていなかったリング

〝リキッドリング〟を右手に付け、

ドライバーのサイドを動かし

かざす。

 

《リキッド・プリーズ》

 

魔法は発動されたが特に変化はなく

俺はただ立っているだけだった。

そしてケットシーは拳を突き出して

攻撃しようとした。

 

が、

 

ウィザードの体はスライムのようになり

その攻撃を体は受け流した。

 

《ア、アレ!?ドウナッテンノ⁉︎》

 

ケットシーは攻撃するもダメージを与える感覚もなく、

ウィザードの体は液状化してケットシーに纏わり付いた。

そしてウィザードはケットシーに

コブラツイストをかましてやった。

 

「はーはっは!どうだい化け猫ちゃん!

すごいだろう⁉︎チート的な能力だろう⁉︎」

 

ウィザードは愉快そうに

痛そうにするケットシーを締め上げる。

ウィザードが使ったのはリキッドリング。

体全体、体の一部を液状化させることができる。

他のスタイルでコレを使うとどうなるかわかんないけど

とりあえずウォータースタイルでやると物理攻撃は無効!

液状化して相手に纏わり付いて締め上げる!

なかなかせこい能力だ!

 

そしてウィザードはコブラツイストから

腕挫十字固をケットシーにやった。

え?なんでプロレス技?

昨日テレビでやってたのを

使ってみたかっただけだ(笑)

 

「はっ!そろそろケリをつけようか⁉︎」

 

「オ、オレガタダスバシッコイダケダトオモウナヨ‼︎」

 

ケットシーがそう言うと、その腕は

巨大な刀の形に変わり、

それにビックリしたウィザードは縛っていた

プロレス技を解き、ケットシーは斬りかかってきた。

そして距離を取り互いが睨みあう中。

 

 

「〜‥アァモォ、ヤメダヤメダ。」

 

「へ?」

 

ケットシーはそう言うと颯爽と逃げ出す。

逃げ足はやっ!

ウィザードはやられたと思いながら

変身を解いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アァ〜モォ‥マジツカレタ〜‥

ナンダヨアイツハヨォ〜

カンセツ イテェシヨォ〜‥

モォヤメダヤメダ‥」

 

ケットシーは愚痴を言いながら

お気に入りなのかスクラップ工場に戻り

寝ようとしていた時。

 

「終わったのかぁ?」

 

突然向かい側の車からフェニックスが

寝ていたのかむくりと体を起こす。

 

「アッ‥‥‥‥‥マダッス‥」

 

バツの悪そうに答えたケットシー。

そこへメデューサも現れる。

 

「じゃあなんで戻ってきたの?」

 

ご機嫌斜めなメデューサはケットシーを

蛇の如く睨みつけた。

 

「マホウツカイガ、デタンスヨ〜!」

 

「なんだ?ウィザードに邪魔されたのか?」

 

車から降りたフェニックスは

情けないという顔でケットシーを見た。

 

「アノ〜‥デキレバコレ、

ホカノヒトニカワッテモラエマセンカネェ?

‥‥ダメッスカ?」

 

座り込み砂いじりをしながらケットシーは

メデューサに頼み込む、が。

 

「‥‥‥‥。」

 

メデューサはかなりご立腹だった。

 

「ワッ!?ジョ、ジョウダン‼︎

ジョウダンッスヨォー‼︎」

 

危険を察知したのかケットシーは謝り、

体格のごつい人間の姿に戻る。

 

「ヒトニバケテチカヅクカァ‥ハァ‥

メンドクセェナァ‥‥‥

アーデモキョウハカンベンシテクダサイ。

ヨルハサムインデ

ウゴキガニブクナルンスヨ〜」

 

「猫のくせにとんでもねー野郎だな。」

 

面倒くさそうにするケットシーに

フェニックスはそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「私が、ゲートだったなんてね‥」

 

 

「まぁ‥ショックだよな。」

 

「当然よ」

 

 

辺りが暗くなった頃、俺はあの後、

真姫の後を追い、自分がゲートだった事に

ショックを受ける真姫。

 

「明日は大事なコンクールなのに‥‥」

 

「コンクール‥?」

 

真姫は空を飛ぶガルーダを見ながらそう言い、

俺はついでなので理由を聞いてみた。

 

「西木野はμ'sに入らなかった理由、

そのコンクールと関わりがあるのか?」

 

俺が問いかけると真姫は息を吐き

語りだした。

 

「‥‥私が音楽好きなのはもう知ってるでしょう?

でもパパはそれを認めてもらえず、

私は1度は諦めることにした。でも、私は

やっぱり音楽が好き‥諦めきれない私は

パパに頼んだの‥そしたら明日開かれるコンクールで

賞を取りなさいって。人を魅了するほどの実力があるのなら

続けなさいって言ったの‥だから私は練習した‥

学校の休み時間も‥レッスンにも通って‥

でも全然上手くできない‥全然ダメ!

こんなんじゃ人を魅了させることができない!

パパに認めてもらうことができない!」

 

よっぽど不満を溜めてたのだろうか

真姫は何度も声を荒げた。

 

「なるほどな‥‥でも明日のコンクール

どうするつもりだ?」

 

「もちろんでるわよ。」

 

「‥命の危険があるのにか‥‥?」

 

俺がそう言うと真姫はばっとこちらを振り向く。

 

「あなたに何が分かるの⁉︎

音楽は‥ピアノは私の希望なのっ!」

 

再び声を荒げる真姫。

目に涙を浮かばせながら。

そして真姫ははっとなり、

座ってたベンチから立ち上がる。

 

「‥‥ごめんなさい。

私の家はすぐそこだから

送らなくて結構だから‥」

 

そう言って真姫は家へ向かって

歩いて行った。

 

「‥‥‥。希望‥か。」

 

俺は呟き、ガルーダに真姫の護衛を頼み、

俺はスマホのサイトで明日の

コンクールについて調べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

真姫Part

 

 

「ただいま。」

 

私は何事もなく家に帰ることができた。

今日は色々あったのか体の疲れがひどかった。

 

「おかえりなさいませ、真姫お嬢様。」

 

「おかえり真姫〜。」

 

執事のセバスとママが出迎えてくれた。

私はただいまと言って

リビングに向かうと

 

「真姫、こんな時間まで何をしていたんだ?」

 

パパがノートパソコンをつつきながら

私に振り向きもせず、画面を見たまま

言ってきた。

 

「ごめんなさい‥ピアノのレッスンをしていたの」

 

「そうか、明日コンクールだったな、

仕事の合間に 顔を出す、

賞をとれなかったら‥わかっているね?」

 

「わかってる‥‥」

 

パパの言葉に私はぎゅっと堪え、

私はリビングを出て

自分の部屋へ向かった。

 

 

 

 

「貴方‥あの子はまだ子供よ‥?

もう少しピアノを続けさせたらどう?」

 

「うむ‥だがあの子の頭は

家庭教師からも高評価を受けている。

立派な医者になる為、

勉強を頑張れば将来私たちの

病院の跡取りになってくれるだろう。

そう思うだろう。セバス」

 

セバスは紅茶を入れて両親に差し出す。

 

「はい、真姫お嬢様なら必ず

世界を救ってくれる医者になるでしょう。」

 

「はっは、大きくでたな。

今月の給料を上げておくよ。」

 

「もぉ‥。」

 

 

 

 

 

ーーー

 

私は自分の部屋で夜の景色を眺めていた。

すると窓からガルーダがツンツンと

窓をつついてきた。

 

「なに?護衛でも頼まれたの?」

 

私がそう言うとガルーダは頷いて

私の側で羽を休めた。

あの人は心配症なのね。

 

「あなたも大変ね、あんな先輩に

こきつかわれて。」

 

私がガルーダを見て言うと

めっそうもないという感じで

ガルーダは首を横に振った。

その仕草が可愛くて思わず笑ってしまう。

でもそれは一瞬。

明日控えてるコンクールが

再び脳内を覆う。

明日のコンクール、賞をとらなければ

もうピアノは弾けなくなる‥

もう音楽を、楽しめなくなる‥‥

そんな人生はきっと楽しくないだろう‥

 

「‥本当は‥」

 

私は本当はあの時、μ'sに入りたかった。

学校で音楽と勉強だけだった私に

あの先輩、高坂穂乃果が私の前に現れた。

そして私の歌を上手といってくれた。

高坂先輩だけじゃない。

園田先輩、南先輩、

同じクラスの小泉さん、星空さん、

そして操真先輩も私の歌を褒めてくれた。

私は嬉しかった。

突然頼まれた私が作曲した曲も

踊ってくれてすごく感動した‥。

その時初めて、アイドルはすごいって思った。

私もやりたい‥小泉さんたちと踊って歌いたい‥

 

でも‥もうそれは叶わない‥

 

どんなに頑張っても

もう分かってるんだから‥

 

 

 

 

私の音楽は、もう終わったのだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

 

 

「ココガゲートノ イエカ〜、デケェナァ〜」

 

ケットシーは真姫の家に訪れていた。

ケットシーの言う通り、彼女の家はでかい、

お金持ちの家そのものだ。

ケットシーは豪邸のインターホンを押す。

 

『はい、どちらさまでしょうか?』

 

聞こえてきたのは老人の声だった。

 

「チガウチガウ、ジイサンジャナクテ

ココノジョウサンニ、ヨウガアルンダヨ〜」

 

『申し訳ありません、真姫お嬢様でしたら

公園へと散歩をされると言ってお出掛けされました。』

 

「ハァ?ナンダヨォ‥セッカクキタノニ

イミネージャン!」

 

そう言ってケットシーは真姫のいる公園に向かうことにした。

その様子をガルーダが空から見て、

どこかへ飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

「今日‥か‥‥‥」

 

朝10時頃、真姫は公園でため息をついていた。

今日がコンクール。

成功すれば認めてもらえる。

大袈裟かもしれないがこれが失敗すれば

ずっと医学の勉強をすることになる。

 

だが成功することは、ほぼないだろう。

 

「‥いっそのこと‥」

 

そんな人生は嫌だ。

真姫は自分の手を見つめていると。

 

 

「西木野さーん!」

 

聞き覚えのある声がしたので振り向く。

そこにはμ'sのメンバーと

晴希がそこにいた。

 

「ヴェエ⁉︎な、なんでここにいるのっ⁉︎」

 

「今日の朝、ガルーダが教えてくれたんだ。」

 

穂乃果がそう言う。

全くあの鳥は‥と思いながら真姫は

ため息を吐く。

 

「今日のコンクールがあるのですよね?」

 

「ことりたちも見に行くからねっ。」

 

 

「え?‥は、話したの⁉︎」

 

「誰にも言うなって言ってなかっただろ?」

 

海未とことりの言葉に真姫は晴希を見る。

しまったと顔に手を当てる真姫。

 

「西木野さん‥今日のコンクール‥頑張ってっ!」

 

「凛たち応援してるから!西木野さんも頑張るにゃ!」

 

花陽と凛も応援してくる。

 

「‥でも私は‥‥」

 

 

 

「イタゼイタゼー!ゲートサンヨォ!」

 

独特な喋り方に聞き覚えのある晴希と真姫は

その声の方角を見る。

そこには昨日逃したケットシーがこちらに向かって

歩いてきていた。

 

「だ、誰にゃ?」

 

「ファントム!」

 

「えぇっ⁉︎あの黒人みたいな人が⁉︎」

 

凛、真姫、穂乃果の順番で喋る。

 

「ちょうどいい、そっちから来てくれるな‥⁉︎」

 

俺は突然目眩に襲われた。

魔力が少ないからだろう。

何故かって?昨日コンクールのサイトついでに

面白そうなアプリがあってやりこんでしまったのだ。

夜更かしをしてしまったので

魔力はさほど回復せず、朝ドーナツを

何個か食べただけになったのだ。

まぁ、やっちまったんだ☆

 

「テカ、マホウツカイモイルノカヨォ‼︎

チョーメンドウナンスケド‼︎」

 

 

 

そう言ってケットシーは怪物の姿に変わり、

μ'sメンバーはもう慣れたのか身構え、

周囲の人は悲鳴を上げて逃げ出す。

 

「猫さんにゃ!」

 

「ニャン!ッテチガウチガウ!

オレハ ケットシーダッ!」

 

「キャットシー?」

 

「ケ・ッ・ト・シ・ー‼︎‼︎」

 

花陽と凛がキャットシーと

コントをかましてる。

‥じゃない、ケットシーだ。

早いとこケリつけねぇとな‥

 

《ドライバーオン・プリーズ》

 

俺はドライバーオンリングをかざし

ベルトがウィザードライバーに変わる。

そしてドライバーのシフトレバーを上下に

動かす。

 

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎

 

シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎

 

シャバドゥビタッチヘンシーン‼︎》

 

いつもの音声が流れると同時に俺は

フレイムリングではなく、

4つ目の変身リング

黄色い宝石、〝ランドリング〟を指に付け、

バイザーを下げた。

 

「今日は早いとこ終わらせてやる。

高いとこは好きかい?化け猫ちゃん

変身。」

 

 

《ランド!・プリーズ

 

 

ドッドッ ドドドドン・ドン ドッドッドン‼︎》

 

ランドリングをかざした手を下に向けると

小さな岩が浮上し、岩でできた魔法陣を

晴希の体に通ると仮面ライダーウィザード、

〝ランドスタイル〟へと姿を変える。

 

 

「マタイロガカワッテルシ!

コンドハナンナンダヨォ⁉︎」

 

「おぉ!黄色だよことりちゃん!」

 

「ドドドンドドドン!☆」

 

穂乃果とことりが興奮している。

音声の真似をすることりが

可愛かったです。

 

このランドスタイルは大地を操るスタイル。

そして4スタイルの、中で

1番の力を持つんだ。

 

ウィザードはディフェンドリングを

付け、ドライバーにかざす。

 

《ディフェンド!・プリーズ》

 

「‥‥エ?」

 

そしてウィザードが手を向けたのは

ケットシーの真下だった。

そこに魔法陣が浮かび上がり、

 

「たかいたかーいっ!!」

 

「ウォオオオオッ⁉︎」

 

 

勢いよく岩の壁が飛び出し、

ケットシーは空高く飛ばされる。

 

「ひゃー!飛んだよぉ〜‼︎」

 

「‥‥。」

 

皆んなが驚く中、真姫だけは無言で見ていた。

 

「さて、早いとこ決めますか。」

 

 

ウィザードはディフェンドリングを外し、

キックストライクリングを付け、

ドライバーにかざした。

 

 

《チョーイイネ‼︎

 

キックストライク‼︎

 

サイコーッ‼︎》

 

ウィザードは腰のウィザードローブを払い

右足に大地のエネルギーが収束していく。

 

「ウワットト⁉︎マ、マッタ‼︎チョットタンマ‼︎」

 

落ちてきたケットシーは木の上に捕まり

猫みたいにそこでこちらを見ていた。

が、俺は左足で木を蹴り、

ケットシーを蹴り落とした。

 

「イテェ⁉︎」

 

「待つわけないでしょ?

さぁフィナーレだ‼︎」

 

「ワワッヤベェ⁉︎」

 

体制を崩したケットシーは

身動きが遅れる。

 

 

 

 

 

その時、

 

 

 

 

 

 

《エラー》

 

 

「っ⁉︎」

 

 

ウィザードのドライバーからその音声は聞こえ、

足に溜まっていたエネルギーが石と土と化す。

 

「は、晴希君?」

 

「晴希?‥どうしたのですか?」

 

 

ことり、海未が様子のおかしいウィザードに

声をかける。

その他のメンバーも、何が起きたのかわからず、

首をかしげる。

 

 

ウィザードはもう1度ドライバーに

キックストライクリングをかざす。

 

《エラー》

 

何度もかざすがその音声しか聞こえず

何も起きない。

 

 

「‥やっちまったか‥‥」

 

 

そう、魔力切れだ。

こうなってしまえば晴希は

魔力が戻るまでタダの人間になってしまうのだ。

 

 

「ハ?ナンダヨォ?アセラセヤガッテ!

オッラァ‼︎」

 

「ぐわぁっ⁉︎」

 

ケットシーは腕を刀の形に変え、ウィザードを

斬りつけた。

魔力がなくなったウィザードはすぐに変身が解かれ、

晴希こと俺は地面に倒れこんだ。

 

 

「「「晴希(君)⁉︎⁉︎」」」

「「「(操真)先輩⁉︎⁉︎」」」

 

μ'sメンバーと真姫は名前を呼び、

倒れこんだ俺に近寄る。

 

 

「ナンダカワカンネェケド

ツイテルゼェエエ!

サァ、オトナシクゲートヲ ワタシテモラオウカ?」

 

ケットシーは刀をこちらに向けて近づいて来る。

 

やべぇ、このままじゃみんなが‥クソっ‼︎

 

そう思ったその時、真姫が俺たちの前に立つ。

 

「に、西木野さん?」

 

「む、無茶にゃ⁉︎」

 

「ばっ‥に、西木野‼︎逃げろっ‼︎」

 

花陽、凛、俺の言葉は届かず、

真姫はケットシーに向かって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手を差し出した。

 

 

 

 

 

「やるならやりなさい‥早く!」

 

 

 

 

 

 

「ハッ?」

 

「「「えっ‥⁉︎」」」

 

「なっ‥⁉︎」

 

 

その行動に、俺たちどころか

キャットシーも困惑していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、仮面ライダーウィザード

 

 

「イヤイヤ!ナニカンガエテルノ⁉︎」

 

その行動に戸惑うケットシー。

 

「自分が何したか、分かってるの⁉︎」

 

真姫にビンタをして凛は激怒。

 

 

「西木野はあんたの操り人形なんかじゃない!

思ってることを伝えろ!真姫っ‼︎」

真姫の父親に晴希は反発、真姫の答えは‥。

 

 

 

「晴‥希‥君?」

メデューサに出くわす穂乃果たち。

そこへ現れた紫のウィザード。

 

 

第7話 歌姫とコンクール




うへぇ、テストダルい、
さーてそろそろ魔法使い増やしますかねぇー←


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