ラブウィザード! 〜希望の柱〜   作:しょくんだよ

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やってまいりましたコラボ回!!(=゚ω゚)

まずは注意事項です!

・キャラ崩壊します。
・ラブウィザードの季節は
現実世界と同じ8月とします。
・敵もキャラ崩壊します。
・攻大はマヨラーになります。
・このお話はツン夜君と晴希達が
仲が良い設定でいきます。
・コラボの2名とは多少?違う展開と
設定になると思われます。
・‥‥ますたーつりーさん、真姫リコットさん
キャラ上手く表現出来てないと思うので
あったかい目で見ててください(>_<)


因みにラブライブ!の皆さんは今回お休みです。
コラボ関係で1人は登場しますが‥‥。
‥え?イマジンですか?
んーテディとデネブは除いて今回は‥‥、
あ、あのお方には登場してもらいましょう!
誰が出るかはお楽しみに(^^)


真夏のコラボスペシャル!part1招待状と再会

 

 

「‥‥‥暑い‥‥。」

 

 

「あぁ‥暑い‥‥。死ぬ‥‥。」

 

 

「ちっ‥‥暑い暑いうっせーんだよ‥!

こっちまで暑くなんだろーが‥‥!」

 

 

夏、猛暑の真っ只中。

ここラブウィザードの世界へ転生してきた

操真晴希、二藤攻大、藍崎秀夜は

3人仲良く公園のベンチに座っていました。

理由は簡単。暇してたらたまたま3人は

公園でバッタリ会い、動こうにも暑くて

動けないからである!

 

 

「‥くそ。外なんか出るんじゃなかった‥‥。」

 

 

「ははっ‥同意‥‥あ〜もう無理。

2人とも俺ん家こないか‥?

外よりだいぶマシと思うが‥‥?」

 

 

「さ、賛成っす‥‥‥!」

 

 

「エアコンバリバリ効かせねぇとぶち殺すからな‥‥。」

 

 

晴希の提案に攻大と秀夜は頷き

3人はゆらゆらと立ち上がり、

晴希の家に向かおうとした。

だがその瞬間。

 

 

 

「はぁーい!晴希さんお久々ですねぇ!!」

 

 

 

「「「‥‥‥誰?」」」

 

 

「ちょっ!?声揃って言わないでくださいよ!?

初対面の2人はともかく晴希さんはひどいです!」

 

 

突然目の前にいかにもバカンスな格好をしている

銀髪の女性が現れた。その人は晴希の名を呼ぶが

暑さでぼーっとしてる為か晴希、そして2人は

同時に首をかしげる。

するとその女性はプンプンと怒り

腰に手を当て晴希を睨みつけてくる。

はて‥?と晴希は再度首を傾げると

だんだんと思い出した顔をし、そして。

 

 

 

「‥‥あぁーー!!!女神さん!?」

 

 

「ピンポンです!ご無沙汰していますね晴希さんっ。

あ、でも今は女神ではなく、ミユウと

言う名で通ってますので覚えててくださいね?」

 

 

「久しぶりです!‥てか、そんなキャラでしたっけ?

前はもっとお淑やかだったような‥‥。」

 

 

「晴希さん、にんげ‥じゃない。

女神だって時が立てばこんな感じになりますよ。」

 

 

一瞬人間って言いかけたな?

晴希は彼女が女神だと思い出し、

感動までとは言えないが再会を果たす。

すると晴希の背後にいる2人が口を動かす。

 

 

「ちょいちょいちょい!

晴希てめ。誰だこの美人さんは?おぉ?」

 

 

「‥‥‥てめぇナンパ野郎だったのか?」

 

 

「ばっ!?ち、ちがわい!

俺がそんな奴に見えるか!?」

 

 

「「おう。」」

 

 

「死ね!いっぺん死んでくれ!」

 

 

「「‥‥いや、いっぺん死んでるが?」」

 

 

「だぁあ!?お前ら嫌いだ!!」

 

 

初対面の2人は女神を見て

攻大と秀夜の連携攻撃(笑)により

発狂する晴希だった。

すると女神、ミユウはクスクスと笑いながら

攻大と秀夜に向かって口を動かした。

 

 

「初めましてですね?

攻大さんと秀夜さん。

またの名を仮面ライダービーストと

仮面ライダーダークウィザード。」

 

 

「えっ!?なんで知ってんの!?

さてはファントム!」

 

 

「‥‥‥‥‥!」

 

 

「うわわっ。ストップストップです!

てか、秀夜さんそんな物騒な物出さないでください!」

 

 

いきなり初対面で名前と仮面ライダーを呼ばれた

攻大と秀夜は警戒し、秀夜に至っては

ウィザーソードガンを取り出し構えていた。

晴希は苦笑しながら攻大と秀夜に話しかけた。

 

「あぁ、落ち着けお前ら。

この人は〜、何というか‥。

単純に言えば女神様だよ。」

 

 

「へ?‥はぁ!?女神?こいつが‥?

格好とか全然女神っぽくないじゃんっ。」

 

 

「む?失礼ですね、私はこうみえて

立派な女神様です!あ、気軽にお母さんと

呼んでくれて構いませんよ?」

 

 

晴希は彼女が女神様だと攻大と秀夜に伝えると

当然2人は信じなさそうな顔をして女神を見る。

女神は軽くドヤ顔をでそう言ってくると

秀夜が晴希に小声で聞いてきた。

 

 

「(んだこいつ‥‥?

てか、てめぇ知り合いらしいじゃねえか?)」

 

 

「(ん?あぁ‥、以前会った事あってな。

‥ん?ここにいるって事はもしかして‥‥。)」

 

 

「そのまさか!ではないですけど

用があってきました!」

 

 

ボソボソと秀夜と晴希がしゃべっていると

全くもって聞こえてたのか ずいっとミユウが

割入って笑顔でそう言った。

 

 

「えっ?もしかしてまた別世界に怪物が‥?」

 

 

「いえいえ!今回は違いますよ!

今回はですねぇ‥‥‥‥‥お、ありました☆」

 

 

晴希は以前女神と会い別世界のラブライブ!で

イマジンという怪物を倒すために助っ人として

向かうことになった。

そこで出会った別世界のラブライブ!の転生者、

野上晴真と力を合わせ、なんとかイマジンを

倒す事ができ、その世界は無事救われた。

晴希はまた事件かとミユウに聞いたが

ミユウは全く違うと言って肩にかけてる

鞄から何かを物色し始める。

前会った時は女神様的な雰囲気を出してたけど

‥今こうして見ると本当普通の人に見える。

そしてミユウは1枚の紙を取り出した。

 

 

「パンパカパーン!実はですね、

晴希さん!それに攻大さんに秀夜さん!

貴方達にここへ招待させる為に、今日は

会いに来たのです!」

 

 

やけに高いテンションで取り出したミユウは

そう言って3人にその紙を見せてきた。

 

 

 

「「「アイランドオブ・エンドレスサマー?」」」

 

 

3人が読み上げたその紙には、

ド派手な観光地の様な絵柄が描いてあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み特別企画!!

ラブウィザード×デンライブ!×戦場を舞う歌姫達

ハイパーバトルSSコラボ回!

『真夏の!海の!?ハチャメチャバトル!

見せろ!熱いサマースタイル!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

アイランドオブ・エンドレスサマーにて。

 

 

 

 

ここ、アイランドオブ・エンドレスサマーは

神々が作り出したどこの次元も持たない

孤立された世界。

その世界は1年中夏の様な気候が続いており

転生した観光客の憩いの場所でもあった。

広々とした海に豪華なホテル

少し歩けばテーマパーク、まさに極楽の観光地。

そこへザッと砂浜に音を立て

立ちはだかったのはラブウィザードでおなじみ、

この3人!

 

 

「‥‥‥海だ。」

 

「‥‥‥海だな。」

 

 

「‥‥‥海‥‥‥‥‥‥そしてぇ!

水着のギャルぅうーーーーー!!!」

 

 

グラサンにすでに海パンを履いた

晴希、秀夜、攻大の3人は目の前に広がる

とても綺麗で、波の音が耳に騒めく

海を見ていると突然攻大が叫び出し

観光客として来ている人たちに指を指す。

 

 

「見ろ晴希!秀夜!あの女子の群れ!

おっほ‥‥‥む、胸が‥‥‥‥ボイン‥ボ‥ぶっ!?」

 

 

「騒ぐな、バカに思われたらどーすんだよ。」

 

 

突然女性の水着を見るなり興奮しだす

攻大の頬に晴希はグーパンを入れて

大人しくさせると秀夜が口を動かした。

 

 

「ここって‥‥えー、、次元超えた世界‥

‥なんだっけな?

ふつーに人間がいることにびっくりなんだが‥。」

 

 

「あぁ、他の世界の転生者も

観光スポットとして来てるみたいだし、

もともとこの世界に住んでる人らも

遊んでるみたいだぜ?」

 

 

秀夜は眉間に皺を寄せながらそう言うと

晴希はミユウの言ってた事を思い出す。

そこは一通りの話をミユウから聞いたから

よしとするが、問題は‥‥。

 

 

「で、他のライダー世界の転生者は

いつ来るんだぁ‥?早く会って戦っt‥‥

仲良くしてぇなぁ?」

 

 

秀夜は指をボキボキ鳴らしながら

晴希に聞いてきた。ミユウが言うには

晴希と共に戦った親友がそちらの世界の

友達を連れてここ、アイランドオブ・

エンドレスサマーに来るらしい。

その人物が過去に一緒に戦った

晴真なのだが、どうゆうわけか秀夜は

手合わせできとかで勘違いをしているようだ。

 

 

「もし戦いを挑んでもやられるだけだからやめとけ。」

 

 

「‥‥へぇ?そいつぁ興が湧きそうだな‥‥。

へへへへっ、早く来やがれ転生者共‥。」

 

 

晴希の言葉に更にゲスな顔になって

晴真達が来るのを楽しみにしている秀夜。

お前も転生者だろ‥‥、てかそんなキャラだったか?

と、晴希はジト目でそう思っていた瞬間だった。

 

 

 

 

 

「おい‥‥!?何だあれ‥!!」

 

 

「こっち向かって来るぞ‥‥‥!!?」

 

 

海で遊んでいた若い観光客の何人かが

突然空を見て声をあげていた。

その声に次々と観光客が空を見上げ

驚愕していた。晴希や秀夜、攻大も同じく

見上げるが、まあ()()()()()<()b()r()>()()()()()()()()()驚きはしなかった。

 

 

空を飛んでる‥否、時を超える列車

【デンライナー】がこちらに向かって

走ってきているのを。

 

 

デンライナーが向かってきてるのを

確認した人々は海から離れ、砂浜へ逃げ出すと

それを確認したかのようにデンライナーは

人のいない場所に停車した。

 

 

「うぉおおっ!!?そ、空から電車来たぁあ!!」

 

 

「‥‥普通にすげぇな‥‥‥。」

 

 

「あぁ、中の奴らの方がもっとすげぇけどな。」

 

 

攻大はオーバーに、秀夜は静かに驚き、

晴希は久々のデンライナーを見てそう言うと

デンライナーのドアが開かれ‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

「うぉっしゃあああっ!!!

晴希!久しぶりだなっ!!

どうよ!このサプライズっぽい登場!」

 

 

ババーンと効果音が出てきそうな感覚で

飛び出してきたのは別世界だが同じ転生者、

そして仮面ライダーNEW電王に変身できる

晴真。変わらずのテンションで晴希は

少し笑いかけるが、彼の顔を見て口を動かす。

 

 

「‥‥いや〜、かなり派手な登場したな。

まぁ、何はともあれ久しぶり、晴真君。」

 

 

デンライナーから飛び降りて晴真は

晴希と軽くハイタッチをした後、

晴真は秀夜と攻大を見て口を動かす。

 

 

「おう!お?そっちの奴らは‥‥え〜っと‥。」

 

 

 

「仮面ライダーダークウィザードの藍崎秀夜。

仮面ライダービーストの二藤攻大だ晴真。」

 

 

「さっき別世界の転生者を

教えてもらっただろ野上。

もう忘れたのか?」

 

 

晴真の言いかけた後、デンライナーから

現れたのは青い鬼の様な怪物の〝イマジン〟

こいつは俺もよく知ってるテディだ。

‥‥‥アロハシャツに麦わら帽子に短パンなのは

スルーした方がいいのだろうか‥?

まぁ、晴真のパートナーで一緒に戦ってくれる

頼もしいやつ。しかも武器に変形するってのが

驚いたな‥。そしてテディの後に出てきたのは

見知らぬ男性とこちらもバカンス気分満々の

緑と黒、全身コートみたいな暑そうなやつが出てきた。

この人もイマジンなのだろうか?

 

 

「お!そうそう!てなわけで2人共よろしくな!」

 

 

「‥晴希、鬼みたいなやつがいるぞ?」

 

 

「へぇ、あれは仕留めていい奴なのか?」

 

 

「よせバカ、あれは晴真のイマジンってやつ。

味方だから警戒すんな。

てか、お前ら自己紹介しろっ。」

 

 

「お、そうだぜ、侑也とデネブも

自己紹介自己紹介っ。」

 

 

「うんっ、ほら侑也。

‥‥‥緊張で喋れなかったらすぐ言ってね?」

 

「触んな!つか、ガキじゃねーんだし

そんなことねーよっ!」

 

 

攻大、秀夜はテディともう1体のイマジンを

初めて見るのか目を見開きながら驚く。

秀夜は相変わらずの態度でテディ達を睨むが

晴希は止めて自己紹介をさせる事にした。

晴真も男性とイマジンに声をかけると

コートのイマジンは男性に耳打ちをすると

男性はキレて頭を掴み、ぶんぶんと揺さぶっていた。

 

 

 

 

 

 

「あ、あの〜お客様方‥‥‥。」

 

 

 

「え?あ、はい?」

 

 

ギャーギャーと騒いでいると砂浜の屋台から

年長の男性がこちらに近寄る。

ネームや格好を見る限りここのオーナーっぽいな‥‥。

晴希は返事をすると言いにくそうに口を動かす。

 

 

「そろそろ、そちらの〜、列車を何処かに

止めてもらえないでしょうか‥‥?」

 

 

 

「「あ。」」

 

 

先ほどからずっとビーチのど真ん中に

停車しているデンライナー。

他のお客さんは珍しそうに見ている人もいれば

迷惑そうに見ている人達もいる。

これはまずいと思った晴真達は早急に

デンライナーを移動させたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

「じゃあまずは俺から!俺は二藤攻大!

好きなものはマヨネーズ!

嫌いなものは勉強!

そして!魔法使いビースト様だぜ!!」

 

 

「‥‥藍崎秀夜、

魔法使いダークウィザードだ。

‥‥‥で、俺と殺り合う奴はいるのカッシャ!?」

 

 

「お前その考えどうにかしろ。」

 

 

デンライナーを移動し、観光客も

海で泳ぎ始め晴真達が来る前の状況に戻った後、

晴希達は暑いとの事で適当な屋台に行き

そこでそれぞれの自己紹介をしていた。

結構素直に秀夜も自己紹介したかと思えば

晴真達を見てやばい顔をしていたので

晴希は首筋に手刀を入れて注意する。

 

 

「へぇ、なら俺が相手になr」

 

 

「侑也、んなことより自己紹介。」

 

 

「分かってる、桜井侑也だ。

野上とは同じ世界の転生者で

仮面ライダーゼロノスにもなれる。

で、こっちがデネブ。あ、無視して構わねーぞ。」

 

 

「よろしく。あ、無視はしないでね?」

 

 

晴真の友達も何気に乗り気で秀夜に向かって

対抗心を湧くが晴真に止められ自己紹介をする

桜井侑也とイマジンのデネブ。

 

 

「だけど不思議だよなー!

お前らの世界も穂乃果ちゃん達がいるんだろ?

あの変な女神のねえちゃんから聞いたけど

もう全然訳わかんねーっつーの。」

 

 

「俺は暴れれる場所があるならそれでいいがな。」

 

 

頼んでいたジュースを飲みながら

攻大と秀夜はそんな事を言ってくる。

以前晴真と初めて会った時、

その世界も穂乃果達がいるラブライブ!の世界だった。

幾つものラブライブ!の世界があり

その世界の一つ一つに様々な現象が

起こっているらしく、未練を残し、

死んだものは選ばれ前世になかった

力を手に入れ指定されたその世界で彼女らを守る、

それが俺たちの様な転生者らしい。(ミユウ曰く)

最初は訳が分からなかったけど今は

そこまで気にしていない。

でも、自分達が知っている穂乃果が目の前にいるのに

知らないと言われた時の事を考えると少し辛いな。

 

 

 

 

 

「‥‥なあ晴希。」

 

 

「ん?何だ?」

 

 

「お前と晴真名前似てるな‥。」

 

「それは俺も思ったわ。」

 

「あ、確かに言われてみれば‥。」

 

 

ふと攻大が話を変えて話しかけてきたかと思えば

晴真と名前が似てるとのことだ。

それに同意なのか秀夜も侑也も晴希と

晴真に向かって口を動かしてくる。

‥前にもこんな会話をしたような‥‥。

 

 

 

「それは仕方ない事ですよ。

名前がダダ被りじゃないだけでもマシです。」

 

 

「うぉっ!?み、ミユウさん?」

 

 

「だぁ!!か、母さんびっくりさせんなよ!」

 

 

晴希と晴真が苦笑いしていると

突然背後から声が聞こえその場の全員が

驚いてしまう。

するとまた攻大が気になったのか口を動かす。

 

 

「なぁ、聞きたいんだけど何で母さんなんだ?」

 

 

「それは晴真が私の息子だからですよー?」

 

 

「え、てことはかなりの年長「シュッ!」

どあああ!!?目に!目にストローがぁぁ!!?」

 

 

母さんと呼んでいたのが気になった攻大は

女神のミユウに質問をするとミユウは

ニコニコの笑顔でそう返す。

そして言ってはいけない事だったのか

攻大が言った瞬間ミユウは晴真の飲んでいた

ジュースのストローを取ると攻大の目に目掛けて

ストローを投げて命中し、攻大は

悶絶しながら床を転げ回っていた。

 

 

「‥‥‥‥‥。」

 

 

「はい☆自己紹介はすみましたね?

ではバカは放っておいて

早速遊びましょう!

ほら、晴真達も着替えてください!」

 

 

「ちょ、てめえ女神だろ?

てめえも遊ぶ気なのか?」

 

 

「ここって中々予約が取れない観光地なんですよ?

滅多に遊べない場所なので思い切り遊ばなきゃ損です!

それに女神だって遊びたいんです!

神様人生エンジョイしたいんです!」

 

 

ひょっとしたら1番テンションが

高いのではないだろうか、

ミユウは晴真と侑也の脇を持って椅子から

立ち上がらせようとすると

秀夜はジト目でミユウにそう言う。

そこで晴希は思った。

神様なら余裕で予約とか取れるんじゃないか?

‥あ、でもここは神々が作った世界なんだっけ?

ん〜、まぁいっか。

何はともあれせっかくのバカンスなんだ。

思い切り楽しまなきゃな。

 

 

「よしっ、早速泳ごうぜ!」

 

 

「ん!そだな!侑也、テディ、デネブ!母さん!

早く着替えて遊びまくろーぜ!」

 

 

晴希が立ち上がると晴真も立って

侑也達に声をかける。

この観光地で遊べるのはそうそうないだろう。

ミユウの言う通り俺たちはテンションを上げて

思い切り遊ぶことにした‥

 

のだが。

 

 

「‥‥‥ん?」

 

 

 

急に海の方が騒がしくなり

様子に気づいた晴希達は

屋台から出ると、見知らぬ団体らしき者らが

人々を襲っていた。

 

 

 

「っ!?何だあいつら!?」

 

 

「と、とにかく行ってみよう!」

 

 

海の方から少し離れた場所の屋台で

話していた晴希達はここからだと

あの団体らしき者らの姿が見え辛い。

ただ分かるとすればその中に怪人と思われる

姿をした奴が何体かいる。

晴真、晴希に続いて攻大達も急いで

海の砂浜の方へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

「きゃーっ!!」

 

 

「化け物ーーーーー!?」

 

 

 

「「「イーッ!!」」」

 

 

「ゲハハハハハハ!!よく聞け!

人間共!たった今我々〝サマーショッカー〟が

ここアイランドオブ・エンドレスサマーを

新たな拠点とする!まずは邪魔な貴様らを

始末してやる!」

 

 

突如現れた全身黒タイツの様な集団が

ビーチで遊んでいる観光客を襲い始める。

その黒タイツに指示を出して悪役らしい事を

発言しているのが恐らくボスなのだろう。

 

 

「きゃっ!?」

 

 

「イーッ!!」

 

 

「い、嫌ぁぁああっ!!」

 

 

逃げていた女性が運悪くこけてしまい

追ってきたサマーショッカーの戦闘員は

その女性に攻撃しようとした。

 

 

 

「オッラァ!!」

 

 

「でぇやっ!!」

 

 

「!!イーッ!?」

 

 

 

その女性を飛び越えて晴希と晴真は

ジャンプキックを戦闘員に浴びせ

戦闘員は変な叫び方で吹き飛んでいく。

 

 

 

「よっと!」

 

「オラっ!!」

 

 

「ハッ!何だ何だ!よえぇなてめえら!」

 

 

別の方では侑也、攻大、秀夜、

デネブとテディも戦闘員を蹴散らして行き

秀夜は倒れている戦闘員の顔を踏みながら

愉快に笑ってほかの戦闘員を見ていた。

 

 

 

「な、何だ貴様ら!?」

 

 

 

「え、何って魔法使いですけど?」

 

 

「いや晴希、こうゆう時は仮面ライダーって

名乗った方がいいだろ、ほら名前の響き的にさ。」

 

 

 

怪人の1体は晴希らの登場に驚き、

聞いてくると晴希と晴真はそう答える。

するとイカが少し焦げたような怪人

〝イカ焼きデビル〟が驚いた顔をして

晴希と晴真を見ながら口を動かす。

 

 

 

「イカッ!まさかこんな所にも

仮面ライダーが‥‥‥!?」

 

 

「ケヒャヒャヒャ!面白ぇ!

ならこの〝ヤマアラシロイド〟様が

こてんぱんに叩きのめしてやる!!」

 

 

 

イカ焼きデビルが動揺しているその横から

ハリネズミの様な怪人ヤマアラシロイドが

名乗ると

他の強そうな怪人達が次々と

イカ焼きデビルの前に出てくる。

すると辺りにいた戦闘員をあらかた片付けたのか

秀夜、攻大、侑也、テディとデネブが

晴真と晴希の近くに駆け寄り、向かい側の

サマーショッカーに向かってまず秀夜が口を動かした。

 

 

「はっ!いいぜ!ちょうどバカンスだけじゃ

つまんねぇと思ってたところだ!」

 

 

「よし!泳ぐ前に準備運動だな!」

 

 

「確かにな、それにお前らの

実力が見れるし好都合だな。」

 

 

秀夜、攻大、侑也が言った後

晴希と晴真もお互いを見て頷き、

晴真と侑也は手に持っているベルト、

晴希と秀夜と攻大は指輪をつけようとした

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そぉの勝負!!ちょっと待てえええい!!」

 

 

 

「「「「「「「っ!?」」」」」」」

 

 

突然、サマーショッカーから逃げて

物陰に隠れている観光客の中から男性の声が

聞こえ、晴希達とサマーショッカーは

動いていた手を止めそちらを見る。

 

 

「っ!あ、貴方はさっきの‥!?」

 

 

「如何にも、私はここアイランドオブ・

エンドレスサマーのオーナーであり社長であり

社長である!!」

 

 

「何で社長を2回言ったんだ‥?」

 

 

先ほどデンライナーが邪魔だと声をかけてきた

社長が晴希達とサマーショッカーの

始まろうとする戦いを止めに来たのだ。

社長を2回言ったのをつっこむ侑也だが

それは無視されてしまい、サマーショッカーの

怪人は社長に向かって喋り出す。

 

 

「何だ人間!邪魔をするなら貴様から消してやるぞ!?」

 

 

「邪魔何てとんでもない。とゆか、

侵略しに来た貴方方の方が邪魔ですよ!

で、私が呼び止めたのはですね、ここで

暴れてもらっては他のお客様に迷惑がかかるからです!

‥そこで!ここは1つゲーム感覚ということで

バトルをしてもらおうと思うのですが!」

 

 

「え、ぇえええっ??」

 

 

ものすごい予想外な発言に晴希はおろか、

サマーショッカー側の怪人達も慌てていた。

何で?目の前怪人いるだろ?あれ悪いやつ。

倒さないとまずいやつだって!

晴希はそう思い社長に反発しようとしていた。

 

のだが。

 

 

 

 

「おぉ!なんか面白そうじゃねぇか!」

 

「だなっ。仕方ない付き合ってやるぜ!」

 

「皆まで言わなくていい!

そのゲーム受けて立とうじゃねえか!

なぁ、秀夜?」

 

「あぁなんでもいい、さっさと

おっ始めようぜぇ‥‥!」

 

 

 

「え、えぇええええっ!?

お前らマジかよ!?

ちょ、テディ、デネブ止め‥」

 

 

「「え?」」

 

 

「お前らもかよ!!」

 

 

この地に来てからか妙にテンションが高い

転生者達。晴真、侑也、攻大、秀夜は了承し

晴希はあかんと思いデネブとテディにも

言ってやれと目線を送るが彼らもいつのまにか

服装を応援服に変えていた。

だがそれはあちら側も同じだった。

 

 

「ふん!よかろう!そのゲームに

サマーショッカー軍団も興じてやろう!」

 

 

「「「「イーッ!!!」」」」

 

 

「‥‥‥‥‥‥。

あ〜‥‥頭痛くなってきた‥‥。」

 

 

 

イカ焼きデビルがそう言うと

サマーショッカー共は元気よく返事をし、

晴希はこの状況について行けないのか頭を抑えるが、

諦めたのか晴希は大きく息を吐いた後、

社長に向かって喋った。

 

 

「分かりました、オーナーさん。

そのゲーム的な勝負で戦います!」

 

 

「よく言ったぞ若い少年!

お主らが勝てばあやつらは叩き出す!

あやつらが勝てばあやつらは叩き出す!」

 

 

「‥おい貴様、今の言い方おかしくないか?」

 

 

晴希も了承し、社長はそう宣言すると

その言い方がおかしかったのか

サマーショッカーの怪人の1体が突っ込むが

見事に流され、社長はいつも持ち歩いてるのか

マイクを取り出した。

 

 

『それでは!突如乱入してきた

何とかショッカー対こちらの若い方々の

真夏のバトルを行っていただきます!

(‥ちょうどイベントやろうと思ってたから

ついでにやってしまおう☆)』

 

 

アイランドオブ・エンドレスサマー全体に

響き渡るマイクの音で社長はどこか怪しげに

にやけながら言うと避難していた観光客から

徐々に歓声が聞こえてくる。

さっきまで襲われてたのに何だこの変わりようは‥。

 

 

 

『それでは‥』

 

 

 

「お、おいっ、あれ水上バイクじゃないか?」

 

「本当だ‥‥。なんかぎこちない運転してないか?」

 

 

 

社長が言いかけたあと、砂浜にいる

観光客の男性の1人が

海の方へと指を指していた。

晴希達、そしてサマーショッカーの怪人らも

つられて見ると沖の方から一台の

赤色の水上バイクがこちらの方に向かって

海の上を走っていた。

ここから見る限り女性の1人が運転しており

後ろには女性、男性の2人が乗っていた。

しかも男性の言う通りフラフラとした

運転をしていた。

 

 

 

「‥‥‥なぁ、あれ近づいてないか‥?」

 

 

「いっいや!マジで近づいてる!?

あぶね‥‥‥‥‥!!!」

 

 

 

 

 

ドオオオォォォォンッ!!

 

 

 

攻大、晴真が言った瞬間、

水上バイクはなんとこちらの砂浜に勢いよく

乗り上げてきたのだ。

間一髪でその場にいた晴真達は避けれたが

当たっていれば大怪我だっただろう。

そして水上バイクに乗っていた3人の内、

海水浴だというのに寝癖の様なピンとたった髪型で

運転していた女性が笑いながら口を動かした。

 

 

 

「あっちゃ〜、やっぱり水上バイクは難しいな〜、テヘッ☆」

 

 

「テヘッじゃねえっスよ!!殺す気かよ!

おい!穂乃果!大丈夫か!?」

 

 

「う、う〜ん‥‥‥パ、パンの星が見える〜‥‥‥。」

 

 

 

運転していた女性は水上バイクのエンジンを切り

頭に左手をコツンと、置いて片目を閉じ

舌を出すと後方に座っていたボサボサの髪に

目付きの悪そうな男性が突っ込みながら、

真ん中に座って気絶している‥高坂穂乃果の

肩を揺らしながらそう言っていた。

 

 

 

とゆうか‥‥‥‥え?穂乃果‥‥‥?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、真夏のコラボスペシャル!

 

 

「君達もライダーなのかー!

じゃあよろしくねー!ハルきち!はるまき!」

 

「は、はるきち‥?」

 

「ぷっ、晴真、お前春巻だって‥‥(笑)」

 

 

「てめっ!笑ってんじゃねぇ!」

 

 

突然現れた謎の女の子!

そのテンションと呼び方に晴希達は戸惑う!

 

 

 

「にゃはは!用はあれをぶち壊せばいいのだね!

この志希ちゃんにお任せだよ!」

 

 

 

「俺様のぉおおおおおお!!!

マヨネーズパワーを見せてやるぅうう!!!」

 

 

「俺は‥‥昔『海の秀ちゃん』と呼ばれてたんだぜぇ?」

 

 

 

「か、カウントゼロからが本番‥‥。

俺はいつでも‥‥本番だぜ‥‥本ば‥

ダレカタスケテ‥‥‥。」

 

 

 

 

「い、嫌だぁ‥‥椎茸は無理だぁあ‥‥!!

ぉ、ォロロロロロロ‥‥‥」

 

『おぉっと!侑也選手!吐いた!

吐いてしまったーーー!!』

 

 

次々と行われるバトル!

だがハチャメチャすぎてえらい事に!?

そして実況者はなんと穂乃果!?

 

 

 

 

「さて、我が友のお供その一。

思う存分、この戦いに励むが良い。」

 

 

『いや憑依されたら何もできねぇよ!?』

 

 

「‥‥何スかこのカオス。」

 

 

高貴に振る舞うその姿!‥‥‥?

降臨!満を持‥‥‥ゲフンゲフン。

 

 

 

 

 

真夏のコラボスペシャル!

Part2 ハチャメチャな夏の戦い




さてさて!
今回はおそらくpart3まで
書くと思われます!
次回はオーナーさんに出された
内容でサマーショッカーと対決!
一体どんなバトルをするのか‥(笑)

感想、評価などがあれば是非お願いします(^^)

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