魔法の国から帝都へ・・・帝都吸血鬼騒動1 怪事件の始まり
その頃なのはとヴィータは・・・
その頃花組より先にヴィヴィオ救出にゆりかご内部に突入したなのはとヴィータの二人は、王座の間と、動力源を同時に抑える作戦に切り替えていた。
「なのはは、ヴィヴィオの方に行け」
「私が動力源を潰す」
「ヴィータちゃん・・・」
「大丈夫だ!!私は鉄槌の騎士だぞ心配するな」
「でも・・・」
「なのはお前は、ヴィヴィオを助けれるかが、不安なんだろ?確かに、ヴィヴィオが一番会いたいのは、直哉とさくらだろう。あの2人が、ヴィヴィオにとって親だからな」
「だがなのは、お前もヴィヴィオのお姉ちゃんだろーが」
「そうだね、ヴィータちゃん」
そしてなのはとヴィータはそれぞれの場所に向かっていた。
その頃直哉達も、ゆりかご内部に突入した。
「直哉君どうする?なのはちゃん達別れて行動を始めたよ」
「マリアさん、紅蘭、すみれさん、カンナさんは、ヴィータと合流して下さい」
「そのほかの方々は僕達と共になのはを追いかけて下さい」
「「「「「「「「了解」」」」」」」」
王座の間・・・
「きゃあ、やめてヴィヴィオ私が、誰かわからないの?」
「お前は私から直哉パパと、さくらママを取り上げた悪い奴だ」
「ぐうっ一体誰が損なんこと言ったの?」
「マスター反撃して下さい」
「出来ない、出来ないよヴィヴィオを攻撃するなんて」
「反撃しなければマスターが死ぬだけですよ」
!!
「あらあらなかなか面白い展開ですわね」
その頃動力炉に向かったヴィータは・・・
「くそガジェットが意外に多いぜ、このままだと、私の体力が持つか不安だぜ」
「まあいいか、私が倒れても何とかなるか・・・」
「おいおいそんな事言うなよヴィータ」
「・・・漸く来たか待ちくたびれたぜ、カンナ・・・」
その頃未来ヴィヴィオ達は、紫藤直哉達とは違うルートで、聖王ヴィヴィオを影で操るクワットロを探していた。
「しかしここは広い所ですね」
「そうですねこのゆりかごは、元々宇宙に行く事が目的で、建造されたはずなのに、いつの間にか、戦争の象徴として扱われましたしね」
「「そうだったんだ」」
「でも私は、なのはさん達に助けて貰ったんで、ここにいますけど」
その頃紫藤直哉達は・・・
王座の間・・・
「パパとママを私に返せーーーー」
「グフッきゃあああ」
なのはは、ヴィヴィオの一撃を無防備のまま受けてしまい、意識が半分飛びかけてしまった。
「やったわこれでエースオブエースの最後だわ」
離れた場所で、聖王ヴィヴィオとなのはの戦いを見ているクワットロが呟くが、クワットロの望む展開にはならなかった。何故なら・・・。
さくら達帝国華撃団が、王座の間に到着し、なのはを助けたからだ。
「アイリスなのはの回復お願い」
「うん」
そして直哉とさくらは、神桜武から下りて、ヴィヴィオと対峙していた。
「パパママ」
ヴィヴィオは直哉とさくらに会えた事を喜んでいた。
「ヴィヴィオごめんね迎えに来るのが遅くなって」
「ううんいいよママ、どうせあの女に邪魔されたんだよね?」
そう言って、ヴィヴィオは、なのはを睨む。
「ねえヴィヴィオ私と剣術勝負しない?」
「ええ、ママどういう事?」
その時なのはが気がついた。
「駄目ですさくらさん今のヴィヴィオは普通じゃないんですよ」
「なのは大丈夫だからここは、さくらちゃんに任せよう」
「お兄ちゃん」
直哉達はさくらとヴィヴィオの勝負の観戦をするのだった。
その頃ヴィータ達動力炉の破壊したと言う情報を得たはやて達は・・・
「部隊長ゆりかごの動力炉破壊と、フェイトさんがスカリエッティと、複数の戦闘機人を捕獲に成功したとのことです」
「そうか・・・後はFW陣と、ヴィヴィオの救出だけやね」
「なのはちゃん頼むで」
「嘘!!何で当たらないの、私強くなったのに?」
ヴィヴィオは驚いていた自身の攻撃がさくらに当たらない事に。
「ヴィヴィオそんな偽りの力は、私達には、効かないわよ破邪剣征・百花繚乱」
「うわああ」
「馬鹿な聖王の器として覚醒したお嬢様を圧倒するなんて」
クワットロも予想外の出来事に唖然としていた。その時もう一人のヴィヴィオから直哉に連絡が入った。
「直哉さん見つけましたよ」
「ありがとうヴィヴィオ。なのはここに、君の全力で魔法を放つんだ」
「え、どういう事お兄ちゃん?」
「そこに隠れてる奴がいる」
!!
直哉にそう言われたなのはが、攻撃魔法ディバインバスターを放つと、破壊された場所から、気絶した状態のクワットロが見つかった。
そしてさくらとヴィヴィオは・・・
さくらの霊力の攻撃は全てレリックと言われる赤い宝石に集中させ、ヴィヴィオ自身には、ダメージが行かないまま、ヴィヴィオと連動していたゆりかごがゆっくりと機能を失っていくだが、その中で魔力を完全に停止させるトラップが発動するが、帝国華撃団には、ほとんど効果が、無かった。
JS事件から一週間後真宮寺直哉達は自分の世界に戻った。
そして紫藤直哉と佐谷直哉たちは、帝都に戻っていた
太正15年10月中旬・・・
帝都では奇怪な殺人事件が続発していた。
大帝国劇場
支配人室・・・
「ふむまた、この辺りで殺人事件が起きたのか」
「でもなあ、こう毎日殺人事件が起きてると、客足にひびくよなあ」
最近帝都銀座周辺で、深夜に毎日起きる殺人事件が起きていて、被害者全員共通するのは、全員女性で、その死体は全部がミイラのようにからからに干からびていると言う事だった。
「直哉さんも大変なんですね」
「そんな事ないよ佐谷直哉君」
「直哉君居る」
「居るよさくらちゃん」
「私今から、佐谷直哉君と、さくらさんを帝都観光に連れて行くよ」
「えええーー良いんですか?」
「ええいいわよ」
そう言って二人は支配人室を出て行った。