それから二日たったある日・・・
直哉とさくらの所に時の首相がやって来た。
「すまない二人とも私達も無茶な要望をしているのはわかっている。しかし、帝都市民を見殺しには出来ない。幸い君達2人が来れば、帝都破壊はしないと言ってきた」
「「・・・」」
「用は貴方は、私達を売ったんですね」
「ああ、そう思って構わない」
!!
「・・・」
帝都東京
直哉とさくらは政府の重鎮達によって、大帝国劇場に連れてこられた。
「ご苦労首相、君達は戻りなさい」
「我々は約束を果たしたぞ、これ以上街を破壊するなよ」
「ああ、約束しよう。と言うよりもうこの世界に私の興味は無いがな」
そして叉丹は、二人を天海の所まで案内した。
「久しぶりじゃな二人とも」
「天海さん今回私達を呼んだのは、私と直哉君を処刑するためですか?」
さくらが天海に聞く。
「いや今回お前達を呼んだのは、ネウロを追いかけてほしいのじゃ」
「「ええーーどういう事ですか」」
「あやつは、魔装機兵黒龍を作り上げ、並行世界に行ったんじゃ、あやつはワシや、叉丹以上の悪魔じゃ、このままじゃと、あやつのせいで全ての世界が永遠の闇に包まれるじゃろう」
「それでやつが向かった世界は、お主達と会った事のある紫藤直哉の世界に向かった可能性があるのじゃ」
「「ええーーー紫藤直哉さんの世界にーー」」
「叉丹二人を並行世界紫藤直哉の世界へ送る準備は出来ておろうな」
「はっ天海様」
「よしそれならば、二人ともネウロのことを頼むぞ」
「ちょっと待って下さい天海さん何故僕達にこんな事をやらせるんですか?」
直哉は天海に聞く。
「これは不思議な事を聞くな、小僧お前達はわし達に負けたのじゃよ、敗者は勝者に従うこれは当たり前じゃと思うのじゃが」
「そ、それは・・・」
直哉とさくらは紫藤直哉の世界へ移動した。
紫藤直哉の世界の上野公園・・・
「ねえ直哉君。このままはやてちゃんの要請が来なかったらどうするの」
「もし、そういう事があれば、僕達二人で、ヴィヴィオを助けに行こう。世界とか関係なしにね」
「直哉君・・・流石だね」
そんな二人の時間の終わりを告げたのは、一機の魔装機兵天照だった。
「「ええーーなんでここに、天照が・・・」」
「あ、紫藤直哉さん。さくらさんお久しぶりです佐谷直哉です」
「「ええーー佐谷直哉君どうしてこの世界に来たの?」」
「ええ、実は・・・天海さんの依頼で、僕とさくらお姉さんが、こちらの世界に来たんです」
「「何だって!!天海の依頼だって」」
「直哉君着いたの?紫藤直哉さんの世界に?」
「はい着きましたよさくらお姉さん」
「それじゃあ紫藤さんに・・・てここにいるじゃない」
「紫藤さん。さくらさん。お願いがあります」
「私と直哉君をこの世界の帝国華撃団に入れてください」
「「ええーーーー」」
直哉とさくらは驚いていた。