突然僕が帝国華撃団の隊長代理になりました   作:真宮寺さくら

40 / 132
悪夢から覚める時そして・・・2

ネウロがこの世界から姿を消した直後・・・

 

彼の力で呼び出された物全てが、暴走し始めたのだった。

 

「直哉君これは一体?」

 

「お姉さん達これは暴走です.お姉さん達は街に被害が出ないように、脇侍を速やかに破壊して下さい」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

「直哉君貴方は如何するの?」

 

さくらが直哉に聞いた。

 

 

「僕はその間、一人で蒼角と銀角を相手します」

 

!!

 

「危険だわ、直哉君」

 

「そうですけど、こうするしかないじゃないですか?」

 

「「「「「駄目だよ」」」」」」

 

「そうね、駄目だわ、直哉貴方は、花組の隊長だけど民間人なのよ」

 

「っマリアさんでも・・・」

 

 

「さくら」

 

「はいマリアさん」

 

「直哉隊長と一緒に行けるわね?」

 

「はい勿論です」

 

「マリアさんそれでは・・・僕が囮になる意味が無いじゃないですか」

 

「直哉君。直哉君の気持ちもわかるけど、私達はもう二度と誰かを守れなくなるのは嫌なの、薫さんの時みたいにね」

 

!!

 

「それに直哉君。私達を信じてよ、私達は直哉君の傍から消えないから」

 

!!

 

「でも・・・それじゃあ僕が隊長をする意味が・・・」

 

 

「意味ならあるぞ直哉君」

 

「「「「「「「大神さん」」」」」」」

 

突然の大神の登場に驚く直哉達だった。

 

「直哉君よく聞くんだ。君はこんな所では死んではならない」

 

「でも・・・」

 

「いいか直哉君君は紫藤直哉さんとの出会いを無駄にするのか?」

 

!!

 

「どういう事ですか?大神さん」

 

「ああ、俺は、彼らと、直哉君達と別れた後俺と出会ったんだ」

 

回想・・・

「「貴方は?大神さん」」

 

「ああ、君達のお陰で、直哉君が一つ成長できたからね」

 

「そうですかね?」

 

「ああ、直哉君は今まで、米田司令の意志を聞いていたが、君達との出会いで、米田司令の意志に背いて、自分の意見を貫けたんだから」

 

「そう言ってくれると、嬉しいですけど」

 

「どの道僕たちは、ここでは、異邦人ですし、僕たちとの出会いで、佐谷直哉君の運命が変わらなければ良いですけどね」

 

「直哉君・・・」

 

「俺にとっては、難しいなあだけど、そんなに難しく考えなくていいと思うよ」

 

「君達にとっても、直哉君達花組の皆にとってもこの出会いは必然だと俺は思うよ」

 

「「大神さん」」

 

「それともう一つ注意して下さい」

 

「何をだい?」

 

「何れ僕と直哉君は、共に世界を守る時が来るでしょう。その過程で、想定外の敵がこの世界にもしくは、直哉君自身を狙いに来るでしょうから気をつけて下さい」

 

回想終了・・・

 

「だから君は、世界の為に生きていなくちゃいけないんだ」

 

「そんなーー」

 

「さくら君マリア、直哉君いや、俺達の希望を頼むぞ」

 

そう言って、大神は蒼角と、銀角に突撃し、大爆発が起こった。

 

 

その事件から1週間後・・・事態は急変した。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。