翌日・・・
帝国華撃団副司令の藤枝あやめが、隊員達全員を地下司令室に集合させていた。
「皆おはよう」
「「「「「おはようございます」」」」」
「今日皆に集まってもらったのは、直哉君のこれからの事が正式に決まったの」
!!
花組隊員達はあやめの言葉聞いて、緊張をし始めた。
「それでは通達をするわね」
「はい」
「佐谷直哉殿貴殿に本日から、正式に帝国華撃団花組の隊長に任命する」
「だそうよ皆」
「「「「「良かったー」」」」」
「あやめさんそれ本気なんですか?」
「ええそうよ、直哉君上層部がそう決定したのよ」
「でも、僕が隊長になったら、大神さんは、どうなるんですか?」
「・・・それは」
直哉があやめに質問した時、さくら達帝国華撃団隊員たちにとって懐かしい声が聞こえて来た。
「直哉君俺の事なら気にするな」
「え、大神さんいつ退院したんですか?」
突然の大神の登場に驚く直哉と花組隊員達。
「退院したのは、今朝だよ」
「ただいま皆」
大神の言葉を聞いた全員が喜び泣いていた。
直哉は、最初に落ち着きを取り戻し、大神に質問をした。
「大神さん先ほど言っていた、僕が帝国華撃団の隊長になっても大神さん困らないんですか?」
「ああ、むしろ直哉君が、帝国華撃団の隊長をしてくれないと困るな俺がね」
「え、それはどういう意味ですか?」
直哉が大神の言った言葉の意味を聞こうとした時、副司令の藤枝あやめから、驚愕の事実が告げられた。
「お待ちしてました。大神新司令官殿」
「「「「「「「えええーーーー大神さんが新司令官ーーーー」」」」」」」
驚愕の事実に困惑する直哉と花組隊員達。
「皆そう言う訳だから、改めてよろしく」
予想外の通達から数時間後・・・
直哉はいつも通りに、少し遅い時間に食堂で、一人で食べていた。
「本当に僕が隊長でいいのかな?」
直哉は自分の立場の変化に戸惑っていた。
その時さくらが、食堂にやって来た。
「あ、直哉君だ直哉君相席いい?」
「ええ、いいですよさくらお姉さん」
「ありがとう直哉君」
さくらはそう言うと、直哉と同じテーブルの空いてる所に座り昼食を食べ始めた。
暫くして・・・
「ねえ直哉君さっきの話の続きなんだけどいいかな?」
「・・・はいなんですか?」
「私ね決めたの、直哉君これからも私と一緒にいてほしいの」
「え、さくらさん。それ本気ですか?」
「ええ、私は本気だよ直哉君」
「・・・そうですか、さくらお姉さん今日は答えるの待ってください。それにあんなに見られたら、答えれませんから」
「え、どうして皆がここに?」
さくらは直哉の言葉を聞き、辺りを見回すと、残りの花組隊員達が直哉とさくらの話を影から聞いていたのだった。