挿絵を書いていたのとアイデア詰まりで中々投稿出来ませんでした。 本当にすいません。
あ、UA3000突破ありがとうございます。
挿絵の載っけ方がわからないので多分次回載っけますね。
それではごゆるりと
5時間目 心配の時間
渚と別れてから少し時間が過ぎ、楓は家に着いていた。 烏間兄妹の2人は築5年とまだ新しめのアパートの一室を借りている。
楓は玄関の鍵を開けて中へと入り声を出す。
「ただいまー、てまだ帰って来てないか」
警戒心の強い惟臣は自宅に居ても鍵を閉めておくので鍵を開けただけではいるかいないかわからない。
「さ〜て、夕飯の準備でもしてしまいますかね〜」
部屋着に着替え、グッと背伸びをしる。 窓から射す夕日の光が中学生の割りに大きめに育った二つの果実が背伸びで揺れているところを照らしている。
「ただいま」
いざ準備開始と言うところで玄関が開き、惟臣が帰ってきた。
「あ、おかえりお兄ちゃん。どうしたの? 浮かない顔して」
何時も表情が硬い惟臣だが、今日はしかめっ面をしている。 楓は心配になり、何かあったのかと尋ねるが返事は「なんでもない」の一点張りだ。 変だなと思いつつも時間がなくなってしまうので夕飯の続きを始める楓。 惟臣は運動服に着替えると、ランニングしてくると言って出て行ってしまった。
夕食が作り終わり暫くすると惟臣がランニングから帰ってきた。 そこで楓は惟臣を元気付ようとある作戦を考える。 開いたばかりの玄関に駆け寄り驚く事を口にする。
「おかえりなさい! ご飯出来てるけどご飯にする? お風呂にする? それともわ・た・し? なーんちゃってー、楓ちゃんジョークでしたー!」
物凄く恥ずかしいのを我慢しながら必死に笑顔浮かべて頑張る楓を見て一瞬呆気を取られる惟臣だが、ニヤリとすると楓を押し倒した。
「そうだな、お前にするか」
「え、ちょ、おおおおお兄ちゃん!?」
一気に顔を赤く染めて楓は驚く。 何時もなら「何をやってるんだ馬鹿が」 と笑ってくれるのにと頭が真っ白になりながらもそう焦っていた。
「楓」
「ひゃ、ひゃい! お兄ちゃんにならいいよ……」
もう焦り過ぎていて呂律が既に回らなくなっている。 それどころかおかしな事も言い始めている。
「何言ってるんだ耳年増かお前は。 はぁ、帰り道一緒に帰っていた男の子は誰だ?」
あんな事やそんな事をされると思っていた楓は予想外の事を言われて呆気を取られたが、すぐさま答える。
「が、学校で出来た友達だよ。 途中まで家の方向が一緒だったから帰ってたの」
「そうか……お前にはまだ男は早いからな。彼氏など作るな。 分かるか? お前が変な男に引っかからないか俺は心配なんだ」
真剣な眼差しで惟臣は言う。 俺より強いやつなら良いかもなと付け足して微笑みを浮かべる。 まぁ、なんでこうなったかと言うと、仕事が早く終わり帰り道で楓を発見し、よく見てみると男と一緒にいるではないか! あれは彼氏なのか……いや楓に限って……とひたすら考えてため、1人沈んでいたのだ。 簡単に言うと
「うん、私はお兄ちゃんが居れば其れで良いから!」
「分かればいい。 それにしても先程と言いお前もそういう年頃なんだな」
「にゃ、うるさい、うるさい、うるさーい!」
折角元に戻った楓の顔がボン、とまた真っ赤になってポコポコと可愛らしい効果音がなりそうなパンチを惟臣に食らわしている。
今日も烏間兄妹の仲はいい。
はい、下手なりに挿絵を書いて見ました。
どっかのキャラに似てるなんて言わせないぜ!!w
それにしてもお気に入りの数が伸びませんね。
あと評価も最近はされてないです……まぁ、平均評価高いからいいけどw←誰だコイツ
それではお気に入り、評価、ご指摘、感想、脱字誤字ありましたらどうぞ、また次回!