烏間先生はシスコン⁉︎(仮)   作:そっし〜

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すいません! また投稿を遅らしてしまいました!!
言い訳としては原作を持っていない作者はアニメを見直していたので投稿を遅らしてしまいました。
以上の事もあり急いで仕上げたのでクオリティが低い上に文字数も少ないです。

それではごゆるりと


3時間目 入学式の時間

3時間目 入学式の時間

 

 

あの遊園地での事件からはや数日、今日は私立椚ヶ丘学園の入学式だ。 桜が満開に咲いておりまさに入学式日和と言えよう。 そんな中楓は重い足取りで学校へと進んでいた。 何故かと言うとそれは昨晩の事だった。

 

 

 

 

 

 

「楓、俺は明日の入学式に行くことが出来ない」

 

 

かなりいい感じに夕飯が作れて上機嫌のなかに唐突に告げられた言葉は楓にはショックがデカかった。

 

 

「え……なんで………?」

 

 

「急な仕事が入ってな、本当にすまないと思っている。 この埋め合わせはまたいつかしよう」

 

 

「そう……わかったよ、お仕事頑張ってね」

 

 

本当は入学式に来て欲しかったが仕事を休んでまで来て欲しいとは楓には言えない。 そんな我が儘が通じるとは思わないし兄を困らせたく無いのだ。 だから無理矢理笑顔を作り愛する兄を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(はぁ、どうしてよりによって今日に仕事が重なるんだろう、どうせなら明日とかにして欲しかったなぁ)

 

 

下を俯きながら校内へ入るとポンと誰かにぶつかってしまう。 すぐさま楓は前を向き相手に謝罪をする。

 

 

「あ、す、すいません! 前を見てませでした!!」

 

 

「あぁ、こっちこそごめんね、僕も前を見てなかったからさ」

 

 

目の前の男の子は髪が長く顔も中性的で男子用制服を来ているから男子だと分かるが、女子用制服を着ていたら女子に間違えるだろう。 ぶっちゃけ見た目じゃ性別が分かりにくいのだ。

 

 

「ところで、体育館の場所分かるかな? 広くて迷っちゃってさ」

 

 

「は、はい、分かりますよ。 遅れる前に行きましょう」

 

 

男の子は頭をポリポリと掻きながら苦笑いを浮かべて聞き、楓は其れに一緒に行くという形で返事をした。

 

 

「あ、僕は潮田 渚(しおた なぎさ)って言うんだ。 宜しくね」

 

 

「私は烏間 楓です! 此方こそよろしくお願いします!!」

 

 

彼__渚の自己紹介に元気良く楓は返事をする。 これが潮田渚との邂逅だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館に到着し、暫くすると入学式が始まった。 校長挨拶や生徒会長の挨拶、新入生の答辞とスムーズ良く進められていた。 そんな中理事長の挨拶が始まる。

 

 

「どうも、この私立椚ヶ丘学園の入門を許されたエリート達。 私は理事長の浅野 學峯(あさの がくほう)だ。私からは簡単にこの学校のルールを説明しよう 」

 

 

それから長々と学校でのルールが説明された。 まずはE組の事。 成績が悪い者や素行不良の者は3年次に裏山にある特別校舎で授業を受けなければならない、そしてE組は本校舎への立ち入りが禁止であり、週に一度の全校集会は昼休みを返上して他の組よりも早く整列しなければならない。 その他にもE組は本校舎生徒から蔑まされる対象になったり、中高一貫の椚ヶ丘学園ならではのルールとしてE組は3年次に内部テストを受けることが出来ないなどと様々なデメリットが説明された。 そんな中にも救済措置があり、E組から戻るなら定期テストで50位以内に入りかつ元々所属していたクラスの担任の許可が降りれば元に戻れるらしい。

 

楓はまだこのE組の制度の恐ろしさを知らずにただ勉強に対してやる気が出る様にするためだけの制度だとこの時は思っていた。

 

 

「………それでは君達には期待していよう」

 

 

これで理事長の挨拶が終わりと同時に入学式も終わった。 E組の制度を知らなかった生徒達は驚きを隠せぬままにして帰って行った。

 

 

楓自身も若干の違和感を覚えつつ渚とは別れ帰って行った。 こうして椚ヶ丘学園の入学式は終わった。 そして明日からはここで始業のベルが鳴る。





脱字や誤字が今回は多いと思います。 ほんと次回からは気をつけるので許してください。

それとお気に入り10件とUA1000を突破しました!!
ありがとうございます!! 評価も多くの方につけていただきました、本当にありがとうございます!!

これからもよろしくお願いします。
それでは感想、お気に入り、脱字誤字、ご指摘、評価などございましたらお待ちしております。

それでは次回!

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