烏間先生はシスコン⁉︎(仮)   作:そっし〜

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どうも!そっし〜と言う者です!!
遂に念願叶って処女作の初投稿でございます!!
まだ至らぬところもあると思いますがそこは暖かい目で見守って下さい!!

それではどうぞ!!!


プロローグ

烏間先生はシスコン⁉︎(仮)

 

 

プロローグ

 

 

 

これはごく普通でどこにでもある家庭で起こった話だ。

 

 

父母と兄と妹も四人家族が幸せに暮らしていた。 だがその幸せは何時迄も続く訳が無い。 いや、正確に言えばこんなにも早く終わる訳では無かった、だが幸福とは絶望と隣り合わせにあるのである。それは至極当然のことだ。 そもそもこの世の中の相対的立ち位置にある物は全てが表裏一体となっている。

 

 

例えで言えば有名な某会社の社長がいままで何気無く生きて来たが一瞬にして暗殺によって命を無くす。 そんなこところだろう。

 

 

まぁ、長々しい前置きはめんどくさいからここまでにしておいて話しを進めよう。

 

 

簡単に言ってしまえば幸せだった4人家族は2人家族に減ってしまった。 残ったのは兄と妹だけだ。 どうしてこうなってしまったかと言うと強盗だ。

 

 

あれはまだ兄が小学校6年生で妹が幼稚園の年中だった時の日曜日の深夜。

 

 

皆が寝静まった頃の時間である。

飼っている犬の激しい鳴き声と共に、誰もいるはずのない居間からゴソゴソと物音がした。 やがて犬の鳴き声は止み、その代わりに狂気じみた笑い声が聞こえてくる。両親達はそれに気付き子供を起こしてタンスに隠れるように伝えた。 無論、強盗等だった場合に子供達を襲わせない為だ。

 

 

「いい? あんた達。 私達が呼びに来るまで絶対に出て来ちゃダメよ。 朝になったら出てきなさい!」

 

 

母親に突然起こされ訳のわからない子供達だが、下から聞こえてくる狂気じみた笑い声と小声ながらも母親の鬼気迫る言い振りにその瞳を涙で潤しながら頷くしかできなかった。

 

 

母親は子供達がタンスに隠れたのを確認して父親と足音を忍ばせながら下へと降りて行く。 一階に到着し、お互い足音を立てないように居間へと近づいていく。 父親が扉に耳を当てるが犬の鳴き声は聞こえず何かグチャグチャとした音が聞こえてくる。

 

 

悪い予感がする。 そう思った父親は母親に警察に連絡するように伝え扉を少し開き、中を覗いた。 何も起きてなくいつも通りであって欲しい、そう願った父親だがその期待を裏切るように目の前に広がった光景は悲惨であった。

 

愛犬であるケンタが、いやケンタだった肉塊が包丁を持った全身真っ黒の服を纏った男にグチャグチャにされているのである。 犬小屋の中と周りは犬の血で血塗られている。

 

父親は普段見ない夥しい量の血に思わず小さな悲鳴を上げてしまった。最悪だ、目の前にいるあれは強盗なんていう生易しい物なんかじゃない。 ただの殺人鬼(シリアルキラー)だ。

 

 

父親の小さな悲鳴に気付いたのか男は笑みを浮かべながら近寄ってくる。

 

 

「あ〜あ、折角寝てる間に殺してやろうとおもったのによぉ。 あぁ、実に残念だよぉ、俺の囁かな気遣いがむだにされてさぁ」

 

 

ニヤニヤしながら包丁を振り回しつつ父親に近づいてくる。 父親は恐怖で体が言う事を聞かない。

 

 

「あらあら、こんなに怯えちゃって可哀想になぁ。 まぁ、安心しろよぉ痛くないように殺した後にお前の家族もみんなとあの世に送ってやるからよぉぉおお!!」

 

 

男は父親の肩に包丁を突き刺し痛みでよろけた瞬間と腹に蹴りを入れる。 父親が倒れ男は馬乗りになり、腹部に何度も何度も包丁を突き刺す。

 

 

「うわぁあああ!!!」

 

 

「ひゃはははは、抵抗ぐらいしてくれよぉ、アハハハ楽しいねぇ、これだから人殺しは止められねぇぇええええ!」

 

 

父親にはもう抵抗する力もない。

意識が薄れていく中、家族を想いながら男の狂気の笑い声を聴き続けた。

 

 

「え……あ、あなた………?」

 

 

父親が殺されたと同時に警察に連絡を終えた母親が上から降りてきたのだ。 全くもって最悪のタイミングだった。 男が立ち退くと母親は父親だった肉塊に駆け寄り、ひたすら泣きじゃくる。 どうみてもスキだらけだが男は母親を殺そうとはしない。 その理由は外道にも程が有るが、自分が殺した相手の為に泣いている奴の泣き顔が見たくてだ。 ホントとんだ性癖である。

 

 

「あぁ、いいね。いいよぉその顔ぉもっとだ、もっと見せろよぉぉおおおおお!!!」

 

 

遂に男は激情を抑えられなくなったのか男はソレ(自主規制)は大きく膨れ上がっており、我慢しきれなったのか母親も滅多刺しにして殺した。

 

「あーあ、またやっちまったよぉ、どうせなら無理矢理犯しながら殺せばよかったなぁアハハ」

 

 

男はそう言いながら2階へと上がっていく。 今度は子供達を殺す為だ。

男の狂気が子供達に迫ろうとしていた。

 

 

 

 

.........………...........................…….....

 

 

 

 

 

時は子供達がタンスに隠れたところまで戻る。 タンスに居ろと母親に命じられてから兄はどうにか平常心を持ち直して小声で啜り泣いている妹を宥めている。

 

 

「大丈夫だ、安心するんだ。 きっとすぐにお母さん達がくるさ」

 

 

「ほんと?」

 

 

「あぁ、絶対だ!」

 

 

兄はそう言うと恐怖で震えている妹の体を力強く抱き締めた。 兄だって本当は怖い、怖くてどうしようもないのだが無力な自分には両親を信じて待つしかできなかった。 暫くすると父の叫び声と共にまたあの狂気の笑い声が聞こえてくる。 また暫くすると母親が泣きじゃくる声が聞こえてくる。 もう両親は殺されたんだとそう認めるしかない兄は両目から大粒の涙が流れ出していた。

 

 

「ねぇ、お兄ちゃん。 なんでないているの?」

 

 

両親の死に気付いていない妹は声を震わしながら尋ねた。

 

 

「なんでもない……なんでもないんだ!!」

 

 

より一層力強く抱きしめる。 その時階段からわざとらしく音を立てながら男は上がってきていた。

 

 

「はぁ〜い〜可愛い子供達は何処かなぁ〜」

 

 

男は兄妹が隠れているタンスがある隣の部屋に入って行き暫くすると調べ終わったのか部屋に入ってきた。

 

 

「さぁ〜て、何処にいるのかなぁ〜。 出ておいでよぉ〜」

 

 

間抜けだ声で子供達を探す。 ベットの下やベランダ。 終いには屋根裏部屋まで探している。 その中で唯一タンスを探してないのはそこにいることが分かっていてのことだ。 より時間を掛けて探す事で兄妹が恐怖を感じる時間が長くなるからだ。

 

 

「さぁ〜て、最後に残ったのはこのタンスだなぁ。 それじゃ出ておいでよ」

 

 

その言葉に兄妹は恐怖で息もつかない。 男が遂にタンスの扉に手を付けようとしたその時、外からパトカーのサイレンがたくさん聞こえてくる。

 

 

「なんだよ! 良いところなのによ、警察とか巫山戯んなよ!!」

 

 

男はチッ、と大きく舌打ちした後タンスに向かって言葉をかける。

 

 

「また殺しに来るからたのしみにしてなよぉ」

 

 

男はそう言い残した後に颯爽と何処からか去って行った。暫くして警察が家に強行突入してくる。 飼い犬と両親をの死体は発見され、兄妹はタンスにいるところを保護された。 保護される中妹は見てしまったのである。 夥しい量の血に染まった廊下と両親の死体を。 普段そんな物を見ているはずがない妹は思わず嘔吐をしてしまった。 その様子に気付いた警察はまだ見ていない兄の目を隠してパトカーに乗せてそのまま警察署まで向かうのであった。

 

 

これらが事件の全貌だ。 後日分かったことなのだが、犯人は最近巷で何人もの人を殺している殺人鬼、新藤 歩(しんどう あゆむ)と言う名前の人間だった。

 

 

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか?なんか読み直して見て自分的には飛ばし過ぎた気がしました。 あと微妙な感じで終わったのは長くなるからですねwww

これからもがんばって更新していくのでどうぞ、これからも見てくださ!!感想や評価、脱字誤字ヨロシクお願いします!!!!!

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