インフィニット・ストラトス~悪魔は乙女と踊る~   作:ラグ0109

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#19 夜明けにて、雨上がり

――君はいつだって1人で居ようとする。

――僕にはそれが、少しだけ心苦しくってね。

――もちろん、これが僕の手前勝手なお節介だと言う事は理解しているよ。

――けれど、君はもう前を見るべきだろう。

――君の仕事はまだ続く…そうさね、きっと君が満足できるまで、ね。

 

 

 

「うっせ…」

 

朝焼けに染まる室内で、ゆっくりと目を覚ます。

時刻は午前5時…目を覚ますには丁度良い時間帯だろう。

気だるげな動作でベットから上半身を起こし、すぐ隣で背中を向けて眠っている千冬を見つめる。

愛機の拒絶にも似た反応は、長らく使っていた千冬からするとかなりショックだったようで、今夜だけは…とせがまれて同衾する事となった。

抱き枕にされたりしたり、あんな事やこんな事が起きた訳ではない。

単純に一緒のベッドで眠りについたと言うだけだ。

俺は、千冬を起こさない様にベッドから抜け出して、朝食と昼の弁当の準備を並行して行っていく。

朝から下拵えとなると非常に忙しなくなる為、昨夜眠る前に下拵えは済ませてある。

朝食はフレンチトーストにサラダ、オニオンスープとハムエッグ。

弁当の方のメインは特製の味噌だれに漬け込んだ豚のロース、少し甘めに焼いた卵焼きときんぴらをちょちょいと作って二人分の弁当箱に詰め込んでいく。

昨今の弁当箱の進化は目覚ましいものがあり、保温機能を活かしてスープも作ることができる。

真空断熱万歳。

口笛を吹きながら弁当の用意を終えれば、すぐさま朝食の調理に取り掛かる。

と、言ってもちょっと焼いたり、スープを温めたりするだけなんだけどな。

時刻にして6時…千冬はまるで幽鬼の様にゆっくりと体を起こし、欠伸を噛み殺す。

 

「アモン…?」

「おはようさん、顔洗ってさっぱりしてこい。もうすぐ朝飯できるぞ」

 

千冬は小さく唸りながら頷き、ベッドから落ちる様にして這い出れば、フラフラとした足取りで洗面台のある部屋に消えていく。

千冬はあれでスロースターターだ…と、言っても顏を洗えばすぐに元通りなんだが。

なまじ、同棲している相手がいるんで、気が抜けている部分もあるんだろう。

去年までの寮生活がどんなものだったのか、少しだけ気になったりする。

少なくとも、部屋が腐海化する事態に陥る事は無くなったようなので、少しばかり安心はしている。

あのまんまだったら、嫁の貰い手が居なかっただろうしな…。

綺麗に皿に朝食を盛り付ければ、テーブルまで運んで並べていく。

ついでに、学食に併設されている売店で調達してきた紅茶とティーセットも用意する。

朝はコーヒーって奴が多いんだろうが、俺は紅茶党だ。

どうにもあの苦味と酸味がな…。

 

「準備させてすまないな。無ければ無いで食堂で済ませたんだぞ?」

「ついでだついで…食堂じゃハイエナに監視されてるみたいで、ゆっくり飯も食えやしねぇ」

「粗野かと思えば繊細だな…気にしなければ良いものを…」

「飯を食う時はな…なんつーか…満たされてなきゃいけねぇんだよ…」

 

基本的に、IS学園での食事は朝、昼、晩と開く学生食堂か、自炊するかに分かれる。

学生食堂内に教師用のスペースは確保されているものの、やはり生徒も一緒なので何かと視線が凄い。

俺と一夏は、この学園で注目を集めている事が原因だろう。

片や世界最強の弟、片や謎の浮浪者…どちらもISに乗れると来たもんだ。

一夏の方は生徒だけなのでまだマシだろうが、俺はそうはいかない。

男日照りが続いているIS学園教師陣…いずれもIS乗りの為、平均年齢は30歳を切っている。

勿論、教師達は常に学園に拘束されているわけでは無いので、男漁りに出かける事もあるのだろうが、それでも出会いに繋がるのかと言うと…そうでもない様だ。

ときおり、職員室で愚痴大会が開かれていて肩身が狭く感じてしまう事がある。

なんでも、IS学園の教師だと打ち明けると、敬遠するかがっついてくるかの二手に分かれるらしい。

前者は言うまでも無く、劣等感を感じて身を引くか、或いは尻に敷かれたくないと言う想いからか。

後者に至ってはATM化を狙ったものだろう。

IS学園の教員は、元国家代表ないし、代表候補生と腕利きが集まっている。

したがって月の給料と言うものは、相当な額になる。

と、なればヒモになりたくなる連中も出てくるわけで…同僚達には変な男に引っかからない様に祈るばかりだ。

と、話が逸れてしまったが、そんな最中に彼女たちの前に俺が現れた。

変に畏まらず、かといってがっつかず、しかも良い所のボンボン――と、思われている――と、餓えた彼女たちに美味そうな餌が…。

こうなると、アプローチ合戦も激しいものになるのだが、互いに互いが足を引っ張ってしまっているので、まだ大きな動き自体は起きていないのが現状だったりする。

 

「なんつーか、ノリが学生みたいなところあるよな?」

「…否定はせん。だが、皆優秀は優秀なんだ…」

 

何故男にあそこまで執着するのか良く分からんと言った様子で、千冬は溜息を吐きつつフレンチトーストを上品な所作で食べていく。

千冬程になると、様々な立場の人間と会食なりなんなりする事も多かったのだろう…テーブルマナーを骨の髄まで叩き込んであるようだ。

 

「外面だけで判断されんのは、つまらねぇんだよなぁ…」

「…確かにな」

 

食事が終わる頃合いを見計らって、紅茶を丁寧に淹れていく。

こういったものは基本に忠実に淹れる事で、安定して美味しいものを淹れることができる。

変な色気出すと台無しになるのは、何も人間関係だけではないのだ。

俺は千冬と自分の分のティーカップに紅茶を注ぎ、食後の一服を楽しむ。

口に含んだ時に鼻に抜ける紅茶の香りに、煙草とは違った心地よさを感じる。

 

「随分と淹れるのが上手いんだな」

「そりゃもう何年も紅茶飲んでればな…。話変わるが、クラス代表はセシリアで決まりかね?」

「そうなるとは思うんだがな…オルコットからすれば、あれは負けと言う感覚だろう。代表候補生が、IS歴1日にも満たない素人に追い詰められる形になったんだからな」

「…ん~…なんか、嫌な感じがするな」

 

ぼやく様に呟くと、千冬は何処か不思議そうに俺の顏を見つめて首を傾げる。

言うまでも無く、織斑 一夏は天然且つ無自覚なたらしだ。

落して泣かせた女の数は、相当な数だ…そのうち織斑 一夏被害者の会が出来上がるかもしれない。

一夏の為(面白そう)になるので、出来た所で止めはしないが。

いや、でもセシリアじゃありえないか…男嫌いだし。

 

「一悶着起きるとでも言うのか?」

「ドウダロウネー、オレニハワカラナイナー」

「その棒読みは止め…誰だ…?」

 

千冬を茶化す様に棒読みで答えると、扉をノックする音が響く。

俺が出ようと立ち上がると、千冬は手で制する様にして俺の動きを止める。

 

「待て、スウェットを履いてるとは言え、上半身裸にエプロン姿で出ようとするな」

「あ~、着替えるの忘れてたわ…」

 

なんならば 裸エプロンでも もんだいなし

朝起きて、すぐに朝と昼の用意を始めていた為着替えると言う事を忘れてしまっていた。

とぼけた顔で千冬に答えると、千冬は呆れ切った顔でため息を吐いて立ち上がる。

 

「お前はもう少し着るものを意識しろ…野人でもないだろうに」

「返す言葉もありませんってな。後片付けするから、応対頼むわ」

 

手早く食器を重ねてキッチンまで運び、洗いはじめる。

こういったものは残しておくと後が面倒になる…幸いしつこい油汚れがつくようなものは食べていないので、漬け置き洗いをしなくて済む。

流石に、こってこての油は漬けておかないと落としにくい…時間が無い時は意地でも落とすが。

口笛を吹きながら主婦業に専念していると、寮長室の玄関から聞き覚えのある声が響いてくる。

あの声は…

 

『オルコット…どういう心変わりだ?』

『心変わり…と、言うよりも冷静になったと言うところです。あの時は教師である織斑先生に無礼を働いてしまいました…』

 

セシリア・オルコット嬢は、申し訳なさを含んだ声色で千冬と会話をしている。

どうも、昨日一夏とヤり合ったのが功を奏したらしい…。

プライドを傷つけられれば誰だって怒るし、周りが見えなくなる。

冷静になって周りを見た時に、取り返しがつかなくなった場合…こうやって謝罪できるか、そのまま突っ走るかで人間関係も大きく変わってくるだろう。

後者の場合、最後に待つのは孤独だ。

 

「成る様に成るわな…」

 

洗い物を終えた俺は、いそいそとスーツに着替えて身だしなみを整え、伊達メガネをかける。

時間もそろそろ良い塩梅…千冬とセシリアの会話も終わっているだろう。

自分の分と、千冬の荷物をもって寮長室の玄関へと向かう。

 

「千冬ー、そろそろ行かねぇと会議に出遅れるぞ」

「む…もうそんな時間か。オルコット、先の件は了解した…SHRの時に時間を設ける」

「ありがとうございます」

 

丁度話が決まったのか、セシリアは丁寧な所作で千冬に頭を下げた後、此方をジィッと見つめてくる。

…居心地悪いなおい。

 

「…貴方、何者なのです?」

「藪から棒になんだよ…大体の事は報道されてんだろ?あの中のどれかが真実だし、どれもが虚偽だ」

 

セシリアは俺の顏をジィッと見つめ、軽く溜息を吐いた後に意識を切り替える。

どうやら聞き出すだけ無駄だと悟ったらしい。

 

「貴方はそうやって煙に巻くのですのね…。一般教科だけでなく、ISの授業も受け持ったらいかがですか、ミュラー先生?」

「素人が教師やるとか…無いな」

「誰よりも上手く扱っておいて、よく言いますわね…」

 

セシリアはジト目で俺を睨みつけた後、踵を返してつかつかと立ち去っていく。

その姿は心なしか軽やかであり、憑き物が落ちた様にも見受けられる。

横目で見ると、千冬は穏やかな眼差しでオルコットを見送っていた。

 

「代表を降りるそうだ」

「やりたくねぇって言ってた一夏がやる事になる訳だ。ご愁傷さん。さて、今日も頑張りますかね…」

 

千冬に荷物を渡して、俺は一足先に歩き始める。

俺の後を追いかける様に、千冬もまた歩き出して寮を出ていく。

さぁ、一日の始まりだ。

 

 

 

 

「さて、1年1組のクラス代表は織斑 一夏君に決定しましたー。わー、はくしゅー」

「課程もクソもねぇなぁ…」

「ドウイウコトデスカー、ボクキノウマケマシタヨネー!?!?」

 

朝のSHR…真耶は開口一番に一夏のクラス代表就任を生徒全員に伝える。

負けたとは言え、IS歴ほぼ無しの実績でセシリア相手にギリギリまで喰らい付いた手腕は皆の認めるところであり、皆納得している様子だった。

まぁ、なにより男子をリーダーに据える事ができて満足…と言う雰囲気ではあるのだが。

 

「はい、勿論その件に関してキチンと説明しますよ~。ではオルコットさん…良いですか?」

「はい」

 

真耶がセシリアの事を名指しすると、セシリアは席から立ち上がって教壇まで歩いていく。

あくまでも優雅に、それでいて堂々と…貴族の名に恥じぬその歩みは、同性をして感嘆の吐息が漏れる程だ。

余裕があるからこその優雅さ…とでも言うのだろうか?

セシリアは教壇に立つと、事の経緯を説明し始める。

最初こそ、油断も手加減もしていたこと、段々と侮れない相手であると認識し始めた事…なにより、撃墜判定ギリギリまで追い込まれたと言う事実が、一夏のポテンシャルを感じさせることになったと言う事を。

 

「――また、わたくしは未熟さゆえに皆様に暴言を吐いてしまうと言う、あってはならない事をしてしまいました。そんな人物はクラス代表と言う任に相応しくありません。ですので、クラス代表を辞退し、一夏さんに譲る事といたしました。この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

 

最後にセシリアは深々と頭を下げ、クラスメイト全員に対して謝罪する。

嘘偽りのない気持ちから出た言葉だ。

自身とキチンと向き合う覚悟がなければ、こんな言葉は出ないだろう。

 

「オルコットの言葉で手打ちにしてやれ。慣れない学校生活で気が立ってたってのもあるだろうしな」

「そうそう、気にしてって仕方ないしね~。まだまだオルコットさんのこと知らないし」

「だね~、これからまた仲良くやっていこうよ!」

 

俺の言葉を皮切りに、続々とクラスメイト達からセシリアに優しい言葉がかけられる。

この分ならば、そんなに心配していた事態に陥るってのも考えられないだろう。

よくも悪くも純粋な心根を持った娘達が集まっている様だ…今のご時世、結構珍しい気がする。

俺は微笑ましくその光景を眺め、真耶は目に貯まった涙を拭いながら笑みを浮かべて教室を見渡す。

 

「ぐす…青春っていいですね…!」

「…涙脆すぎだろ…」

 

真耶の目指していると言う威厳のある教師への道のりは、まだまだ遠そうである。

 

「それで、ですね…確かに一夏さんの腕は確かなものですが、如何せん経験不足。そこで、補佐としてわたくしが一夏さんについてビシバシと鍛えて――」

「一夏の教官は間に合っている!()()、直接頼まれたからな」

「おっと…これは…」

 

セシリアは自ら一夏の教官役をかって出ようとするが、セシリアの言葉を遮る様に箒が立ち上がり鋭い眼差しでセシリアを睨み付ける。

セシリアは言葉を遮られたことに動揺することなく、真っ向から箒の視線を受け止めて笑みを浮かべる。

すでに勝っていると言わんばかりの笑みを。

…やっぱり、一夏のやつたらし込んでいたか…無自覚なんだろうけど。

いやぁ、修羅場って良いものだな…傍から見てる分には。

 

「あら…あなたは篠ノ之 箒さんでしたわね…?確かランクCの」

「ランクは関係ないだろう!?い、一夏がどうしてもと懇願するから…!」

「織斑君の強さは篠ノ之さんとの秘密の特訓!?」

「ゴクリ…是非とも詳しく聞かせて欲しいなぁ…?」

 

…どもったところを見ると、あれは嘘だな。

恋の駆け引きもまだまだ青くていいねぇ…なんて思っていると唐突に俺の脳天に出席簿が叩き込まれ、続く形でセシリアと箒の頭にも出席簿が叩き込まれる。

その速度、電光石火の如し…。

 

「だから加減しろって言ってるだろうが!」

「やかましいぞ、アモン!オルコットと篠ノ之は席に着け!」

「「はい…」」

 

一夏は一夏で、姉の活躍に得意げな顏になって笑みを浮かべている。

おそらく、クラス代表に関して考える事を止めたのだろう…なってしまったものは仕方がないし、粛々とその任をこなしていくしかない。

とは言え、クラス代表は必然的に矢面に立って、ISバトルに積極的に参加する事になる。

セシリアの言う通り、一夏には圧倒的に経験と知識が足りていない。

荒療治に近くなるものの、一夏の成長の糧にするには充分な役職と言える。

セシリアがすごすごと席に戻る姿は、最初の優雅さはなんだったのかと思わずにいられないほど、何処か情けない雰囲気が漂っている。

現状、このクラスのヒエラルキートップに立っている人物の言葉なので、逆らう事が出来ようはずもないのだが。

 

「ランクなんぞ、ただの目安だ。私から言わせれば、ゴミみたいなものだからな。殻も破れていないひよっこが、団栗の背比べをするな」

「千冬の言葉を補足するとだな…俺のランクは計測不能扱いだった…」

「「「え…?」」」

 

ISランク計測不能…理論上ありえないと言われる事が、起きてしまっている。

ISを動かすことができると言う事は、そういった適正値を計測する事ができるはずなんだが、結果として千冬との殴り合いの最中ピクリとも動かなかったそうだ。

最初は計器の異常として片付けられたものの、計測器自体になんら不具合は起きておらず、結局計測はできないままに終わるのだった。

考えられるのは、根本的な部分で人間と違うからだろう。

で、なければ計測器が反応を示さない理由が分からなくなってしまう。

 

「ISランク無しで乗り回したんだよ…俺は」

「残念ながら、この男の言っている言葉は事実だ。計器がぴくりとも反応を示さなくてな」

「「「えーー!!??」」」

 

ランク無しと診断されても、正面から千冬と殴り合いができるのであれば、ランクなんて言うのは直接的には関係ないと言う証明になる。

結局、そんな数値化された物よりも、ISを操縦したと言う経験の方が何よりも尊いように思える。

 

「織斑、その勝ち誇ったような顔を止めろ」

「マム・イエス・マム」

 

一夏は千冬と俺が誇らしく感じたのか、何故かドヤ顔で胸を張っていたものの、すぐに出席簿が叩き込まれて机に沈む結果となった。

南無三…骨は…拾う必要が無いか。

 

「それにだ…代表候補生だろうと国家代表だろうと、この学園の生徒となったからにはイチから勉強をしてもらうと宣言したはずだ。若さゆえの過ちで揉め事も結構だが、今は私の管轄の時間だ…自重しろ」

「「「は、はい…」」」

 

容赦の無い出席簿攻撃に恐れをなしたのか、クラスメイトの連中は一斉にコクコクと頷いている。

誰だって痛いのは、嫌な物だからな…。

だっていうのに、俺には手加減無しで突っ込んでくる辺り、信頼されているのかなんなのか…。

そんな最中、一夏はぼうっとした顔で千冬の顏を見つめ続ける。

ありゃ、ろくでもない事を考えているな…。

言うまでも無く、織斑 一夏は主婦スキルをマスターしている。

大方、実家での千冬の姿とを見比べているのだろう。

 

「織斑…今、何か失礼な事を考えていなかったか…?」

「いえ、滅相もございません!」

「ほう…」

 

千冬は静かに出席簿を一夏の頭に2回叩き込む。

疑わしきは罰せよ…?

 

「すみませんでした…」

「分かればよろしい。では、話を戻すが…クラス代表は織斑 一夏で異論はないな?」

「「「はい!!」」」

 

クラス全員が一致団結で返事を返し、こうして織斑 一夏はクラス代表に就任するのだった。




…オリISはまだまだ先になります。
タグ詐欺SSですね!(ハハッ/甲高い笑い声

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