転生少年と月の目モドキ   作:琴介

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かなり今更な感じだけど無印編終了と言う事で投稿。
お話が進むに合わせて色々と追記していきます。


主人公紹介、というか設定的なモノ

 名前:戸田 秋介

 

 見た目:フラット(Fate)とカウレス(〃)のラフver. を足して二で割った感じ

     (分かりやすく言えば子供っぽい感じ)

     髪と瞳は黒色

     身長はユーノよりちょっと高い、体重は平均的

 

 イメージカラー:月が綺麗に見える日の夜

 

 魔力光:月白

 

 総魔力量:S(無印編)

 

 魔導師ランク:推定AAA(無印編)

 

 特技:家事全般、感覚で魔法を使う

 

 好きなもの:カフェ・オレ、料理、ファンタジー系のゲーム

 

 苦手なもの:年上の女の人に頭を撫でられる

 

 

 「転生少年と月の目モドキ」の主人公その人である。

 ちょっとした神様の姉弟喧嘩の末、頭上から降って来たガラスのようなモノによってグシャァ、となってしまい、イザナミさんの手によって転生した少年。

 

 基本的には真面目で感覚的。時々天然が入る。

 どの辺が天然かと言うと、目の前で大変な事が起こっているのに別事を考えたりズレたことを言ったりする所らへん。加えて「女の子を助けるのに理由はいらないでしょ?」とか「可愛いから好きだね」とか、その場のノリや勢いでカッコつけちゃったりサラッと恥ずかしい事を言っちゃう所も含まれたりする。

 

 ……しばらくして思い返した時に恥ずかしさのあまり悶えるのは、まあ自業自得ということで。

 

 『寝坊した時に耳元で再生すると身悶えながら起きるんですよね』とは某次元世界一のデバイスからの情報。

 しかし最近は慣れてきたのか、反応が薄くなってしまったので残念だとか。

 

 学校での成績は中の上~上の下を行ったり来たりしているが、別に頭が悪いって事ではない。

 ただ勉強に対するやる気に波があるだけ。特にテスト期間ではそれが大きく点数に影響する。文系と理数系、点数が高いのはどちらかと言うと後者の方。まあ魔導師ですし。そうじゃないと困ると言うか。魔法の構築とか制御は理数系なので出来て当り前、……らしい。

 前に一度、幼馴染の金髪お嬢様が「学校のテストなんて百点は当たり前で面白くないのよねー」なんてことをお昼休みに言っていたが、それは絶対におかしいと思う。思いませんか。そうですか。ごめんなさい勉強頑張ります。

 

 喋り方が偶に○○よ、や、○○かしらと言った女口調になるのは転生する前、姉と妹、それに親戚が殆ど女の人だったのでちょっと影響されているからだったりする。本人は治したと思っていたが、転生した際に五歳の姿になった所為で昔の喋り方が戻ってしまったらしい。

 

 本人曰く「まあその内、気が付いたら治ってるよね」との事。

 

 まあ治ったとしても驚いたり不意を突かれたりした時にポロッ、と出るだろう。しみついた喋り方は中々治らない。方言の訛りが中々抜けないのと同じようなモノだ。

 

 ちなみに現在は、セラフと一緒にハッピーエンド目指して楽しく気楽に第二の人生を満喫中。

 

 もう一つちなみに。

 仮に、もし仮に他の転生者に出会う事があったとしても「あー、俺以外にも居たんだ」と思うだけで、特に自分から関わり合おうとは思わない。とりあえずスルーで。

 しかし、向うからなにかしらのアクションがあれば別で、協力を頼まれれば協力するし、敵対するならそれ相応の相手をする。この場合の他の転生者とは、所謂オリ主系転生者の事なので、敵対するよりも協力する方が可能性は高い。

 不幸が嫌いで幸いが好き、泣いている女の子は放っておけない、ハッピーエンド目指します、コーヒーというよりはカフェ・オレ、コーヒー牛乳もアリ、とそんなタイプの転生者たちとは仲の良い友達としてやっていけるだろう。

 

 俗に、”踏み台”と呼ばれる類いの転生者に出会ったとしても同じような事が言える。

 超上から目線で周りを見下し、ヒロインたちを自分の嫁扱いする彼らを見ても「またやってる」くらいで、特に自分から関わり合おうとは思わない。むしろ心の中で「まあ頑張って」の一言くらいは応援する。だが向うは自分が主人公、周りの連中はモブキャラ、または”踏み台”と、そう思っているのだ。なので、必然的に此方にも被害と言うか、面倒事がやってくるのは間違いない。

 その場合は正当防衛と言う事で反撃する。こっちから手は出さないよ? あくまで、向うが手を出して来たらの話だ。

 

 加えて、ヒロインたちが心底嫌がっている場面に居合わせたならば、それを助けるくらいの甲斐性は持ち合わせているのが秋介さんである。それがきっかけで”踏み台”転生者に目を付けられようが、知った事じゃない。人の嫌がる事をする向うが悪い。

 あ、いや、別に正義の味方を気取っているワケじゃないです。見ているこっちの気分が悪いだけなんで。気にしないでね。突っかかってくるのは別に良いけど程ほどに。

 あまりにしつこいと宝具でドカンとやるよ? もしくはズドンとか。もしかしたらズバァかもしれない。はたまたグサァかも。

 

 結果的に、ヒロインたちを助けた事によってほかの転生者たちをよりも先にフラグが建つ事になってしまうのだが、本人から言わせれば「吊り橋効果は一時的なモノ」。

 いずれ気のせいだったと、彼女たちが気付くだろうと思い特に気にする事は無い。

 ……まあ、最終的には気のせいでは済まなくなるのだが、それはかなり先のお話である。

 

 とまあ此処まで書いといて何だが、結局の所、彼の世界には他の転生者は存在しない。

 なので、上記の事は「もし秋介以外に他の転生者が居たら」というもしもの世界のお話。だから特に意味はない。ええ。意味はありませんとも。

 

 

 特典

 

 “Fateシリーズに登場する全ての宝具を使える”

 

  ・特殊能力系の宝具はそれ相応の強さになってから使えるようになる。

  ・特殊能力系と常時発動系の宝具にはON/OFF機能付き。

 

 “全ての宝具を真名解放が出来る”

 

 “全ての宝具に非殺傷設定が出来る”

 

 “一晩寝たら体力と魔力が回復する”

 

 “魔力量の成長限界突破”

 

 

 おまけスキルその一。

 

 「女神の寵愛EX」

 

 皆さんご存知、日本最古のヤンデレお母さんことイザナミさんからの、母の愛的な感じの寵愛。

 国産みの神、黄泉の主宰神、日本の総氏神であるアマテラスの母親、と言うか日本の神々の母親とかいうとんでも設定なイザナミさん。

 そんなとんでも女神様からの寵愛なら、本人が指定しようがしまいがランクはEX になる。

 

 効果としては、身体能力の向上と身体及びリンカーコアへの魔力的負荷の軽減、加えて宝具による自身へのデメリットの軽減もしちゃう、結構な過保護っぷりだったりする。

 宝具デメリットの軽減とはつまり、どこぞの古代ペルシャの大英雄の宝具を使ったとしても、五体四散ではなくその翌日に、全身筋肉痛に襲われる、と言った具合になる。

 

 まあ簡単に言うと「自滅・特攻系の宝具を使うと翌日に相応の筋肉痛が襲います」と言う事だ。

 

 ……きっちりアメとムチを使い分けるイザナミさんは、やっぱり母親である。

 あとちなみに、某幽霊少女と話したり触れたり出来るようになったのも、このスキルのお陰だったりもする。どうして出会って直ぐに見えなかったのか、それは簡単。

 向うからの接触が無かったからである。

 つまりは某幽霊少女に「敵?」と思われたからで、彼女は妹を見守るためについて来たのだ。そんな妹を打ち負かして家に転移で連れて行った少年を警戒しない筈がない。

 ……まあ、行った先での思わぬ出会いによって一瞬にして「なんだ、良い人だ」と認識が変わった為に翌日の出会い方になった、と言う事だ。

 

 

 おまけスキルその二。

 

 「神授の智慧EX」

 

 イザナミさん、イザナギ、アマテラス、ツクヨミ、スサノオたち五人のノリと高いテンションによって改良された、ギリシャ神話の大賢者先生の「神授の智慧A +」とは似て非なるスキル。

 

 効果としては、「皇帝特権」や「星の開拓者」といった特定の英雄が持つスキルも含めて再現・収得可能なうえ、収得した各スキルは、最初はE、自身の成長に合わせて最終的にはAかEXまで上がる、と言ったモノ。

 このスキルによって魅了系や自身にデメリットになるスキルは再現・収得出来ない。

 が、その分他のスキルの効果がブーストされる、なんておまけ付き。

 

 つまり、気が付いたらいつの間にかスキルを収得している「全自動スキル収得スキル」である。

 

 しかも再現・収得したスキルにはON/OFF機能付き。

 だが大賢者先生とは違い、再現・収得したスキルを他人に授ける事は出来ない。

 出来ないのだが、どこぞのローマ皇帝のように一部の、スキルの効果のみを付与する事は出来ちゃったりなんかする。

 

 

 収得スキル一覧:無印編終了時

 

 「対魔力A」「魔力放出A+++」「直感A」「気配遮断B+」「情報抹消D++」「騎乗A+」

 「人間観察C」「縮地B」「千里眼C++」「魔力放出(炎)A+++」「中国武術C+」

 「気配感知D++」「魔術A+」「呪術A+」「高速神言A」「射撃C+++」「啓示C」

 「宗和の心B」「無窮の武練E++」「支援砲撃B++」「道具作成C+」「陣地作成B+」

 「コレクターB」「矢避けの加護C」「怪力D」「奇跡B」

 

 ちなみに普段は「女神の寵愛EX」と「神授の智慧EX」以外のスキルはOFFにしている。

 

 

 デバイス

 

 正式名称:ムーンセル・オートマトン

 

 愛称:セラフ

 

 見た目:Fate/EXTRA ccc ver.のムーンセル、大きさはレイジングハートより一回り大きい

 

 イメージカラー:海のような青

 

 特技:お茶淹れ、家事の手伝い

 

 好きなもの:マスター、記録する事

 

 苦手なもの:特になし

 

 

 次元世界一のデバイス、セラフさん本機である。

 基本はペンダント型で首から下がっているが、形状の変化は武器タイプからアクセサリータイプまで基本何でもオッケー。偶に、と言うかうちに居る時はほとんどフワフワと宙を浮いている。

 

 性能的には、インテリジェントデバイスとしての機能を持った”事象の書き換えが出来ない”だけの、全てを観測し記録するFate/EXTRAシリーズのムーンセルと同じである。

 一部宝具のON/OFF切り替えや重量調整、魔力的サポートに戦闘補助、さらには晩ごはんの献立を考えるのを手伝ってくれたり日替わりでお茶を淹れてくれたり、財布の紐の管理もしてくれる割と所かかなりデバイスらしくないデバイスである。しかも、インテリジェントデバイスにしてもかなり感情が豊か過ぎるデバイスでもある。

 

 だってそれもそのはず。おまけスキル「神授の智慧EX」をノリと高いテンションによって改良(魔改造)を行った直後の、イザナミさんたち五人のさらに高いテンションによって設定されたデバイスなのだから。

 

 まあそれはそれとして。

 

 性能的な話の続きとしては、記録されている情報の中には魔法云々以外にも魔術や呪術と言った古今東西あらゆるモノが記録されていたりする。

 

 本機曰く『マスターが居なくてもAランク程度の魔導師の相手は出来ます』との事。

 

 ……デバイスがそれってどうなのだろうか。

 まあそれこそが持ち主の在る、知能を持った全てを観測し記録する月の目モドキなのだけど。

 

 

 セラフさん人の姿ver. 

 

 人の姿での名前:月乃 乙女

 

 見た目:黒髪で、長さは肩に触れない程度、瞳の色も黒

      身長はなのはと同じくらい、体重は秘密

 

 イメージカラー:夜を明るく照らす月の光

 

 魔力光:月白

 

 総魔力量:測定不能

 

 魔導師ランク:推定AAA

 

 特技:デバイス状態と同じ

 

 好きなもの:デバイス状態と同じ

 

 苦手なもの:デバイス状態と同じ

 

 

 ――人の姿になれば、それは、マスターと同じ生活が出来ると言う事ですよね?

 と、セラフが考えたのが事の始まりである。

 

 リニスがテスタロッサ家と一緒に帰っていた日の翌日。

 マスターがふと「うちの中が静かになったね」ともらしたのを聞きました。確かに、とそう思います。だってリニスさんが居ましたから。

 この世界で、私が初めてマスターと出会ったあの日から、……昨日の朝まで。ずっと。ですが今は、普通なら二世帯が余裕を持って暮らせる家に、マスターがただ一人だけです。

 ……コレは私が何とかするしかないですよね……!

 私は常にマスターの傍に居るようにしていますが、やはり私はデバイスです。リニスさんとは違って人の温もありません。

 や、別に無いだけで出来ない訳じゃないんですよ? 自分の表面に温もりっぽいモノを再現すればいい訳でして、でも、それだとなんだか違うような気がするんですよねー。

 やっぱりこう、無機質な平面より人肌な軟らかさが必要というか。マスターは知らなかったでしょうが、リニスさんのようにマスターの頭を撫でて一人ではないですよ、大丈夫、私が居ますから、とかそんな意図を隠して微笑みたい。手をつないでお散歩とか、照れ顔のマスターに抱き着くとかもしたいですね。

 ……マスターとのそういった生活は楽しそうで――。

 あ、そうか。コレもうあれですよね。私が人の姿になれば良いだけじゃないですか。

 簡単ですね。

 という訳でそうしました。自分に記録されたあらゆるモノを参考に、新しい魔法を生み出しました。シミュレーションもバッチリです。

 でもマスターに人の姿の説明をする際は、どんな理由で説明しましょうか……。

 正直にマスターが寂しそうだったからです、なんて答えたら、絶対にマスターは誤魔化すでしょう。セラフが居るから寂しくない、とか、なのはたちもいるから大丈夫、とか。前者に関しては私個機としては非常に嬉しい事ですが、それは良くないです。なのはさんたちだって一緒に住んでいる訳じゃないですから。

 此処は今日まで、ひいてはこれから先ずっとマスターの傍でキラリと輝く次元世界一のデバイス、私ことムーンセル・オートマトン、セラフがその辺り、ええ、一回ガツンと本音をぶつけるしかないですかね……!?

 話が脱線しました。戻しましょう。

 ともあれマスターに説明するのなら「お帰りになったリニスさんの代わりに私が対人戦闘訓練の相手をするから」と、こんな所でしょうか。まあ最近は、特になのはさんが魔法少女になった辺りからはそんなに戦闘訓練とかしていませんが、そこはスルーという事で。人の姿は有るに越したことはありませんから。私が。

 他の説明としては「マスターを驚かせるためのサプライズです。どうです。驚きましたか?」や「リニスさんがお帰りになった今、特売でお一人様一点限りの卵とか買うのに便利でしょう」とかありますが、

 ……前者の説明一発で納得してくれそうですよねー、マスターは。

 決定ですかね説明の方は。これであとはマスターにいつお披露目するか、ですが、それはまだ先にしましょう。タイミングを見計らって、なのはさんたちとお約束がないようなお休みの日にでもサプライズという事で。

 一体どんな反応をしてくれるのか楽しみですね……!

 

 そんなこんなで出来上がった「人」の姿。セラフ自らが望み、考え、生み出した新しい魔法。

 

 ――名づけるなら『SERIAL PHANTASM(シリアルファンタズム)

 

 自機に貯蔵する魔力によって生成した、マスターと共に日常生活を楽しむための「人」の姿。 

 厳密には「人間」の体ではなく、フェイトのような作られた生命でもない。ヴォルケンリッターのような魔法生命体でも、もちろん戦闘機人のような体でもない。似て非なるモノ。

 人の姿、人の温もり、人の機能を再現した、純粋な魔力の塊、魔力のカタチである。

 しかしその体は、怪我をすれば血が流れるし、何も食べなければお腹も空く。食事をすれば満腹になり、眠くなったら寝る。起きた時にはあくびをして、寝ぼけ眼をこすったりもする。

 つまり。この姿のセラフはちょっと総魔力量が測定不能で生活・魔法・戦闘的なサポートが得意な、執務官クラスの魔導師を相手取れるくらいの普通の女の子。

 

 魔力で形作られた体なので、見た目は任意で変更が可能。

 加えて髪型から瞳の色、身長体重など体型まで自由自在、……なのだが。人の姿になる時は必ず”その時のマスターと同じ歳”の姿になろうと決めている。

 理由としては「だってその方がマスターと一緒に成長する気分が味わえるじゃないですか」であり、デバイス状態の時に比べて、若干、というより結構テンションが高め。さらには人の姿では相手取れる魔導師のランクがAから執務官クラスに上がっている。

 といっても別に人の姿になったからパワーアップした、とかではない。その気になれば完勝するくらいワケないんですよ。要は気分の問題。テンションテンション。

 

 普段をどちらの姿で過ごしているかといえば、もちろんデバイス状態の方。だってその方が学校とかついて行けますし。魔法で姿消したり色々と手を回して転入するとか、流石にそこまではしません。私、その辺りはわきまえていますから。

 あ、や、マスターとの学園生活とかもの凄い魅かれるモノはありますよ? でも、それは私じゃなくてなのはさんたちの特権ですから、私はマスターの日常生活担当と言う事で。ええ。マスターの日常は私の特権ですから。

 

 そんなセラフが戦闘訓練の際、とうてい武器には見えない旗を魔力で生成して「穂先に槍がついていますから、つまりはコレで殴れよということです」と、どこぞの聖女のような事を言いだすのは、まあ、愛嬌と言うことで此処は一つ。




特に意味はないけど書いてみたかった。

 Fate風 秋介のステータス(無印編)

 筋力D++ 耐久B+++ 俊敏A+ 魔力A+++ 幸運A 宝具EX

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