酒酒屋の前には、約束通りの時間五分前にナルト、サクラ、香隣と水月にがいた。
ナルトが五分前に?なんて驚いたけど、よく考えてみればナルトは転生者だったのを思い出した。このナルトはスレぎみだ。暗部の狐火だと名乗っていたしあまり転生者って知られたくない相手だ。
こいつにアカデミーん時恋してて、イノだって!あり得ないわ。
明るくいドベを演じて、内心何を思ってるんだか。
私とサスケが来たことにより、全員が揃ったため、アカデミーに向かうことにした。
やっぱりサクラはぎこちない。
「サクラ?どうしたの?」
「え?な、何でもないわよ?」
道中特に変わったこともなく、サスケの左側をかけた乙女のバトルが繰り広げられているだけだった。
もちろんみぎっかわは私。
無事にアカデミーにつき、わざわざ二階を通ってサクラの自信を取り戻させた。
サクラはロック・リーに告白され、見事に振り日向ネジという男がサスケに声をかけたのだった。
「おい、そこのお前。名を名乗れ。」
口を開いたサスケを私が手で制止して私がサスケとネジの間にはいる。
「貴方こそ誰なのかしら?聞いた側が名を名乗らなくてもいいのは、助けられたときと圧倒的に下位の立場に居る者の名を聞くときだけよ。」
「お前も仲間か?ルーキーだろ?年いくつだ?」
「答える義務はないわ。日向ネジさん。みんな、行きましょ。」
私達が移動していくと、やっぱりリーがついてきていた。
ひろめの場所で上から身を乗り出してこちらに声をかける。
「そこの目付きの悪い君!今ここで、僕と勝負しませんか?」
あぁ!このげじまゆめ!
「僕はロック・リーです。名前を聞くときは自分から名乗れ。ですよね?うちはみこさん。そしてサスケくん。君達は誇り高いうちはの本家と有名ですからね。」
「へぇ?で、ロック・リーさん?うちのサスケになんのご用じで?ルーキーイビりは楽しいかしら?」
「珍しく祭事本家で忍になった君とは戦ってはみたいですが、忍本家の次期頭首のサスケくんと戦ってみたい。忍本家の。」
…………祭事本家ね。
確かにうちは一族には、他の一族とは違って祭事本家と忍本家が存在してる。
けど、それは一種の派閥みたいなものだからあまり関係ない。
祭事派は祭事を主に担当し、みおや様の血を受け継ぐ祭事本家とその分家。
忍本家はうちは警務部隊の隊長を担当し、うちはの血を濃くすることを掲げている派閥。
老人が多い。
派閥が2つ存在するからといって待遇のさも確執もなく、何代かに一度両派閥の子供が結婚する。パパとママがそれだ。パパが忍本家、ママが祭事本家。
そして、私たちの未来もほぼ、いや私たちの子孫の婚約者もほぼ確定だ。
サスケの子供とお兄ちゃんの子供を結婚させる。そしてその子供と私の孫を結婚させる。
ほんと、疲れちゃうよ。
お兄ちゃんの彼女さんはイズミさん。
サスケはサクラか香隣だろうね。
「君と戦いたい!火影の座を約束されたイタチさんの弟である君と!」
…………まただ、何でサスケをお兄ちゃんと比べるかな?何で双子の私じゃないの?
私もサスケもお兄ちゃんと比べられるのは嫌だ。
私もサスケもお兄ちゃんとは違う。
私は妹だから、『イタチの妹か。女の子要素が加わってよりかわいい。』って容姿のよさを比べられるのだけだったけど、サスケは違う。
男は強さを求めてるのか、お兄ちゃんが得意でもサスケには会わないことがあれば、兄と違う。兄を見習えって。
パパだってそうだった。
なんで、なんでみんな、お兄ちゃんばっかなの?サスケを見ようとしないの?
「はっ、うちはの名を知ってて、挑むとはな。だがな、お前は俺じゃなくて兄さんと戦いたいんだろ?俺は妥協点ってか?」
「そんな、つもりはありません。僕が戦いたいのはうちはです。」
「それに、うちはの祭事本家、忍本家、勘違いしてねぇか?うちははうちはだ。祭事本家だから、忍本家だからは実力に関係ねぇよ。俺にだって祭事本家の血が流れてる。ミコにだって忍本家の血が流れてる。踏み込むな。うちは以外がそれを理由に区別するな。」
サスケ…………かっこいい!さすがサスケだ!言い切った。
そうだよね?サスケだって辛いよね?
サスケ、わかるよ。サスケもロック・リーをこてんぱんにやっつけたいよね!
「サスケ。私が殺るわ!」
「まて、殺るな。殺るんじゃない。」
祭事派と忍派の違いがあるとすれば性格かな?
祭事派は血気盛んというか、突き進んでいくというの感じで、忍派はクールな人が多い。
もちろん私は血気盛んのほうが比率は多いけどね!
「うちはと戦いたいんでしょ?私でもいいはずよ?」
瞬身の術でリーの背後に周る。瞬身の術が出来るのかって?あれだよ。イメージだよ。
後ろに周った私に対処するため、木ノ葉烈風の構えをとる。
けど、私には軌道が見えている。
私は上に避けて、頭を蹴ってやる。
ロック・リーは忍術が使えないことを私は知ってるので、できることだ。手足だけを警戒すればいいので、こんなことができる。
「さすがうちは一族ですね。僕の体術を見切るとは。」
「そう?このくらいだったら私でもできるから。」
「私でも……ですか。
君は天才型の強者ですね。」
「ハッ、私は天才なんかじゃないわよ。
知ってる?天才は努力しない。凡人から見たら努力しているように見えても、天才からしたら当たり前の日常なのよ。
私は天才じゃないから、サスケみたいに修行はできなかった。人間が産み出した体術の才能はここどまりなの。」
「そのように言えるだけでも、君は充分天才ですよ。ですが、覚えておいてください。努力が天才を上回ることがあると。」
リーは私の後ろに周ると腕に巻かれた包帯を少しだけほどいた。
だから、私はその包帯を掴んでリーを地面に叩きつけた。
「なっ。」
チャクラの操作応用。
神様から教わった技術の才能は私にはあった。
いっぱい練習すれば練習するだけ操作がうまくなっていった。
それが嬉しくて何回も、何回も、練習した。
だから、私は体内外の一定の距離のチャクラなら消費せずに動かすことができるようになっていた!
私はチャクラで空を飛ぶことが出来るようになっていた!
「追撃はしないであげる。貴方の負け。」
「いや、まだです。」
ふふ、そうじゃないんだよねー。
「いや、そこまでだ。リー。」
リーの負け。
私でもサスケたちでもない声が聞こえた。みんな、一斉に声の主を探して、困惑している。
そこには一匹の陸亀が!木ノ葉の額宛を首から下げている陸亀が居たからだっ!
「サスケェ!サスケェ!亀!亀さん!あぁ!亀さん!」
「……ミコ、お前の爬虫類に対して謎の執着心は……。」
家でも鯉と一緒に買っているけど、あれは水棲で言葉も気分屋さんだけど、目の前の亀さんは違う!読んだらこっち来るとかじゃなくて会話が人間並みに、いや人間と同じようにできてる。
さすが忍界さいきょー。
亀はリーを叱り始める。
ものすごい迫力。
「あの術は使うなとどれほど!」
「さ、さすがに裏は……。」
「戯けが!そんな言い訳通用すると思って!
……覚悟はできているであろうな?」
「お、オッス。」
「ではガイ先生お願いします!」
その声で現れたのだ。
木ノ葉の珍獣が!
「まったく!青春してるなー!お前らーっ!」
へんてこポーズ。
劇眉、おかっぱ、全身タイツ。
リーを70000倍して1に圧縮したかのような人物が!
「うっげぇ!濃ゆい。濃ゆすぎる!ヤバイってば!」
私たちが呆然としている間に、濃ゆいコンビのこれまた濃ゆいコントが始まってしまっていた。
「にげよ。」
「そうだな。」
私たちは逃げた。
・・
結局私は人数の関係と仲が良い大蛇丸の弟子(一応)同士ということなので、大蛇丸の班と混合になることになった。
私が香燐と水月と組んでるんだけどね!
「サスケくーん!会いたかったわ!」
私の視界の端でサスケに誰かが抱きついていった。
受け流していない辺り木ノ葉の忍だろう。誰だ?
いの?えー?いのって、ナルトラブじゃ?
私はサスケに抱きついてるいのを引きは後して耳打ちする。モチロンナルト関係!
「いのって、ナルトラブじゃ?」
「うーん。なんか、違ったのよ。私も不思議なくらい。
で、私はほんとのことに気がついたの。私はサスケ君が好きって。」
「うーん。いのも?」
「も?まぁ、良いわ。」
こそこそ話をしていたのに、いのは普通のトーンに戻って話を続ける。
「それより、ミコ?大丈夫なの?」
「大丈夫って、何が?」
「なにがって、中忍試験よ。対戦もあるのよ?」
「大丈夫だよ!」
「ならいいけど。」
ざわざわしている、というよりはナルトが騒がしくしている会場に試験管たちが入ってきた。
一番前に立っているのが、森乃イビキが自己紹介と諸注意を説明し、各自それぞれランダムで決められた番号席にすわる。
私は最後列の角席。
となりにはキンが座っている。
「あら、ずいぶんかわいいこね?」
「ふふ、ありがとう。あなたも、かなりの美人さんね。」
はっ!どうだか!私はサスケ少なくともキンよりはかわいいよ。
キンは美人だけどどうせ死ぬし?
額宛は音隠れ。
うんうん。
試験は虫だよりになると思うわ。
なら、私は音隠れの調査ね。
……ふふ、わたしに不可能と言うことはほぼないってね!
情報を整理するなら、音隠れ……つまり大蛇丸ポジは、大蛇丸の弟子にして私の兄弟子。
白蛇 蜥蜴丸。
完全にオリキャラね。
蜥蜴丸の情報を細かく見ていくと、【蜥蜴丸は非道な実験を繰り返していた。事実を知った師匠大蛇丸が捕縛しようとしたが、失敗。現在、木ノ葉の抜け忍である。】という報告書的なものを見つけたわ!
先代の神主が関わっているらしいんだけど……えぇ。
これは事実を伏せといた方がいいわね。
大蛇丸はいい人だけど、人間性に難アリってとこかな?
それにしても、なー。
蜥蜴丸によってもうすでに風影殿が殺されてたなんて。
ほんっとの友好国の軍事の人だったから悔やまれるし、どう我愛羅たちに伝えようか?
原作と違って仲良いしね。
……そうよ!水月に香燐と違って、我愛羅のなかにはしゅかく守鶴がいるじゃない!
【あーテステス。しゅかくちゃん聞こえますかー!】
……反応がないわね。
【テステス!しゅかくちゃん聞こえてますかー!】
……むぅ、聞こえてるくせに生意気ね!
【しゅかくちゃん!しゅーちゃーん!】
【しゅーちゃん!しゅーちゃん!しゅーうーちゃーんー!】
『うるせぇ。』
ふふ、やっと繋がったわね!やっぱり命令系統の声は違うわぁ。
それに、さすが尾獣ね。私の命令系統に少しでも反抗しようとするなんて!
『うるせぇって!』
やっだ!しゅうちゃんってば。刺々しい!
……ねえ?守鶴かなりシリアスな話があるんだけど?
私の情報収集力は信じてくれるよね?
『はぁ?当たり前だろ?どうした?』
……四代目が蜥蜴丸に殺されたかもしれない。
『はぁ?!なにいって……本当なのかよ?』
わからない。あそこは植物が少ないから。
映像を送るけど、我愛羅にたいしては、そちらに任せるわ。
『おぉう。わかった。ありがとな。』
ううん。もっと早く調べてたらよかったんだけどね。
『過ぎたことはどうしようもねぇよ。思い詰めるな。忍ならよくあることだ。誰も責めねぇよ。それに、生存の可能性はあるんだろ?』
……。
『難しいか?』
誰かが見つけれれば。
『植物が少ないってことは、砂漠か?難しいな。俺も我愛羅の中だ。……まて、風影が来ないとなりゃ』
だめ。護衛も殺されて成り代わってる。
私の配下もあの炎天下のもとじゃ……。
『…………敵でも分かっただけ幸いってやつだな。』
しゅーちゃん。
『まじそれやめてくれさいおねがいします。』
うるさいなぁ、全く。強制的にきるか。
私は守鶴との通話を強制的に切ると、試験問題に目を落とした。
既にカンニング部隊によって文字が書かれている。
私の手を虫が動かしてくれたからだ。
その答えを写輪眼で記憶してどうにかして香燐と水月を幻術かけしなきゃいけないんだけど、鏡は大丈夫かな?虫を返すのも良いしね。
うーん。虫でやってみよ。
……はい!簡単にできました!わたし天才!
幻術にはまったのか、香燐と水月はすらすらとテストを記入していく。
そろそろ10問目よね。
「これより第十問目を出題する。始めに、10問目を受けるか、受けないかを聞く。受けるを選んだものが正解でなかった場合、一生涯この試験の受験権利を剥奪させてもらう。」
水月と香燐が私を見て、受けるのか?と目で聞いてくる。
それにたいしてわたしは受けるとうちの動きだけで伝える。
水月も香燐もキリッとした表情で前を見る。
それをイビキに見られたのか、目があった。
「良いのか?ここに残るってんなら、第十問目を出しても良いんだな?
もう一度言うぞ?
正解できなかったら一生涯中忍試験の参加権利を剥奪する。」
誰も手をあげなかった。
「良い意思だ。では……ここに残った全員に……第一次試験の合格を言い渡す!」
みんな、驚きすぎて言葉が出てこない。
「ちょ、どういうこと?行きなり合格なんて……。10問目は?」
そう、サクラかな?サクラがいうとイビキはニカッと笑って、「そんなものないよ。」といった。
「9問めまでは君達の情報収集能力を見させてもらった。
このテストはカンニングを前提として行われていて、全ての答えをしる中忍を二人、配置していた。
だが、おろかなカンニングをしたものは失格だ。」
そういいながら、イビキは額宛をはずした。
火傷に切り傷。ネジ穴。
頭であんなんなら、腕や足とかの失っても命に別状がない部位はもっと酷いだろうね。
「なぜなら、情報は命より重くなるからだ。
新鮮で確実な情報を得るために、命がけて奪い合いがされるもの。
なら、10問目は?
どう思う?最終番号。」
最終番号?わたしか!
「来年に逃げた人じゃ、資格がないとか?」
「あぁ、チャンスを諦めて行くもの、そんな密度の薄い決意しか持たない愚図に中忍になる資格はないと俺は考えている。
さすが、3人カンニングなしで問題を解いていた班のリーダーだな。」
「え?したよ?」
「え?」
「え?」
「「え?」」
うっそぉ。
マジで?分かんなかったか。
「いや、まぁ、入口は突破した。君達の健闘を祈る。」
そう、言い終わったと同時に窓ガラスが突然割れた。
そして黒い物体が飛び出してくる。
「アンダ達!喜んでる場合じゃないわよ!私は第2試験管!みたらしアンコ!次いくわよ!次!ついてらっしゃい!」
まごうことなき、我姉弟子。
アンコさん、みんななんのリアクションもできませんよ?
・・
第二次試験会場は第44演習場。別名“死の森”。
常人なら死の森だが、わたしにしたららおいでなさい!どうぶつの森~ピースフル~なんだけどさ。
「って、うちはツインズじゃない。久しぶりね。」
「あぁ。」
「久しぶりだね。アンコ先輩。」
「香燐に水月もねえー、死ぬんじゃないわよ。
さすがに弟弟子と妹弟子を失いたくないからね。
特にミコ、あんたおっちょこちょいなんだから。」
「ふふっーん。私はまだ本気を出してないからね!」
「これからも出さないだろうが。」
「やん!サッケちゃんったら辛烈!」
ははっ、と私たちのやり取りを見て先輩は笑う。
そのあと同意書を取り出してみんなに配り始めた。
「こっから死人でるから。これがないと私の責任になっちゃうからね。
まず、第2試験の説明するから、その説明後にサインしてね。
サインしたら後ろの小屋にいって提出してね。」
小屋っていっても、屋台みたいなもんだよね。
「第二次試験の説明を始めるわ。
ここでは、サバイバルを行ってもらうんだけど、ただのサバイバルじゃないの。
受付で同意書三枚と“天の書”と“地の書”どちらかが交換されるから、その二つをあわせて真ん中の塔、わかるかしら?あそこに持っていってね。
ここには81人、26チームが存在するんだけど半分づつそれぞれ渡すわ。」
「アンコ先輩。奇数です。」
「まぁ、待ちなさい。一チームだけはどちらも持たないでスタートしてもらうわ。そうね、ミコのチームね。」
え?理不尽でしょ?
「せ、せめてくじ引きでやってよ!不公平じゃない!」
「しょうがないじゃない。奇数なんだから。終わったらあんたたちになんかおごるわよ。」
「どうする?」
水月はなんとも言えない顔をしているが、香燐は目を光らせてウンウンと頷いている。
「ミコ、お前が言ってた“大名御用達料亭の河豚しゃぶさし”おごってもらおーぜ。
うちはそれでいいぞ!」
「この前ミコがいってた?実際どうなの?」
「あの大名、もう幸せな顔をしてたし、めっちゃ美味しかったから。いこっか!しゃぶしゃぶ!」
あと、ここでなんだけど、チョウジの額宛ってパンツみたい。
「は、ははは。制限時間は120時間。ちょうど五日間でやるわ!
自給自足でやるから、人食い猛獣や毒虫毒草には気を付けてね。」
みーんな顔がひきつってる。私は動物を使って安全や食べ物を確保するとして、みんな猛獣爾立ち向かう上、他の受験者にも警戒しなくちゃいけないもんね。
「続いて失格条件。タイムオーバーと班員を失った、もしくは再起不能者を出した場合ね。ルールとしてギブアップはダメだからね。5日間は森のなか!やなら、揃えてさっさと塔に来ちゃいなさい。最後は、巻物を途中で開けるってことよね。
説明は以上よ!同意書三枚と巻物交換するから、そのあと複数あるゲートが教えられるから。
一斉スタートよ!
ミコのチームは同意書の準備が終わったらここに残りなさい。同意書は私が貰うわ。」
同意書に書いて、それぞれ待つ。
かなり条件は悪いが、評価はかなり上がってるだろう。
「終わったわね。
皆担当の者についてそれぞれのゲートに移動!これより三十分後に一斉スタートよ!」
ここで三十分待つのか。
どうしよっかな?騎獣を決めておこうかな?
「水月と香燐は蛇大丈夫?」
「僕は大丈夫だけど、香燐はね?」
「うちは大丈夫だが、水月。お前ほんとに大丈夫なのか?」
「……二人とも蛇で良いんだね。わかった!」
適度な蛇を、呼ぶとしてどうやって巻物を奪うかなんだけどうーん。
動物たちにやらせるか!
これも実力のうちだもんね!サバイバル!サバイバル!
目指せ!最速ゴール!
「ずいぶんミコ、楽しそうだけど。君、もしかして。」
「くふふふ、清く正しく美しいミコ様だよ?バイオレンスなことにはならないよ。」
「自らの手でってのか抜けてるけどな。」
近くに、蛇の気配を感じて目を凝らしてみた。
うん。来てくれたね。
そろそろ時間みたいだし!
「あんた達!始めるわよ!」
「「「はーい。」」」
先輩が時計をじっと見て、顔をあげた。
「これより中忍選抜第2の試験!開始‼」