死んだ殺せんせーはAngel Beats!の世界へ来た 作:Vita版つくって下さい。
なんとか投稿できました。
「オペレーション“トルネード”を始めるわよ!」
オペレーション?
「コロ。そんな真剣な顔しなくていいぞ。大それた名前ではあるが、やることはただの食券狩りだ」
音無君が説明してくれました。食券狩り?
「体育館に巨大扇風機を設置してガルデモのゲリラライブを行い、台風を巻き起こし食券の竜巻を巻き起こすのよ!」
いえいえ、それになんの意味が? それはさておきゆりさんが私に言う。
「そうだ、コロ君。あなたにはまだ渡してなかったわね。はい、これが貴方の武器の銃よ」
ゆりさんはそう言い机に銃を置く。
「使い方を説明――」
「……ガバメント……いえ、似ていますが少し違いますかねぇ?」
「――はい?」
私は机から取り、その辺にあった置物を撃つ。
カンッ! カンカンカンッ! カカカンッ!
「ふむ、今から標準やオート部分の調整のし直しは可能ですか?」
「え? ああ、申し訳ないけど、それは今度にして今回は我慢して――って、いやいや!? コロ君!? なんでそんな簡単に扱えるの!?」
「?? あなた方も普通に使っているじゃないですか。というより、こんなものを作れる人がいるなら最初から扱える人も居たのでは?」
すると日向君が言う。
「いやいや、俺達は使い続けて扱えるようになったんだよ!? つーかコロ! お前本当に生前に何してたんだよ!?」
ふむ、確かに学生がいきなり使えるのはおかしかったですかねぇ?
「ま、まあ、チャーみたいな記憶持ってる人もいるし……いてもおかしくは無いわね……まあ手間が省けたわ。コロ君は音無君と一緒の配置ね」
「ん、了解しました」
……。
…………。
………………。
「なるほど、こうやってライブを勝手に行って注意しにいく天使を我々は暗殺すると言うことですか」
「ああ、だが、足止めをするだけで充分らしい」
なるほど、つまりは天使の能力を見極める作戦と言うことですか……
「つーか、本当にコロは生きてるときなにやってたんだ? 野田をボールペンで倒したり、銃を簡単に使えたり……殺し屋でもしてたのか?」
「ええ、そうですよ」
「ははは、んなわけねー……か……って、え?」
「冗談ですよ」
「あはは、だ、だよな~」
とっさに真実をいってしまいましたがごまかせました……
「しかし、名前は覚えてないのにそういうことは身体に染み付いてるのか? 俺はほとんど記憶がなくてな……」
なるほど、音無さんのような例があるから私も不自然に思われないのですね。
そう考えていると……
ザッ、ザッ、ザッ。
天使が歩いてきた。
「あれを撃てば良いんですね?」
私は引き金を引き、天使の胸を撃ち抜いた。しかし――
「ガードスキル・ハンドソニック」
天使はそう言い、手から何やら剣?のようなものが出てきた。
あれが天使の特殊な力と言うことですか……私はもう一発打ち込む。
カキィッン!
銃弾を弾いた。
なるほど……その辺は達人レベルですか……では次は陽動やフェイントを加えて狙う。
キィン! ブシャッ!
命中。すると……
「ガードスキル・ディストーション」
そう言い、天使の周りに半透明なバリアが現れる。
それと同時に……
「コロ! 音無!」
日向君や高松君等の戦前メンバーが集まり野田君以外は発砲する。しかし、バリアが邪魔で当たらない。
(私を暗殺しようとしたあの子達もこういう気持ちだったのですかねぇ?)
いや、私の場合はまず当てることが難しかったが、彼女の場合はまず当たっても通用しない……
回復力だけなら生前の私以上ですかねぇ?
とにかく私達は天使を打ち続ける………そして――
ワァァァァー!!!
会場が多いに盛り上がったのか、ここからでも声が聞こえ、食券が舞う。
「よっしゃぁっ! どれでもいいから食券掴め!」
日向君の声により、私は飛んできた『オムライス』の食券を掴み、皆さんについていく。
……。
…………。
………………。
「「「いただきます」」」
食堂で皆さんと夕飯となりました。
「ああ、コロ。天使はもう襲ってこないからな」
聞くところによると、天使はこちらから攻撃しなければ基本なにもしてこないそうです。
しかし、あれが天使の力ですか……私の使っていた触手とはまた違ったものですねぇ……
かつて、「死神」と呼ばれ、地球を破壊する超生物となり、殺せんせーとなり教師をした私は思った。
(実は彼女は殺されるのを楽しんでいるのでは?)
私はそんな事を考えを頭の中に入れ、食事を進めるのだった。
次回はギルド降下作戦ですかねぇ?