Fate/シロウ厨二戦争   作:赤石なちる

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戦闘描写が難しい…………


第17話

「■■■■■■■■■■■―――――ッ!!!!」

 

 身を引き裂くような咆哮が俺――ジャスティスファンタズムの耳に届く。

 

 その咆哮と共に『破壊する守護超人(アルティメット・デトネイション)』はこちらに凄まじい速度で向かってくる!

 

 そして俺のスタンド――――『聖騎士の栄光(ホーリーナイト・グローリー)』が前に走り出し『破壊する守護超人(アルティメット・デトネイション)』の手にある原始的な黒い石の剣を透明の剣で受けとめる!

 

「くっ!」

 

 あ、あいつなんてパワーだ! あいつの一撃だけでコンクリートの地面がコナゴナだ! 『聖騎士の栄光(ホーリーナイト・グローリー)』がアイツの一撃だけで地面に叩き付けられそうだ!

 

 このままじゃあおそらく俺のスタンドが負ける!

 

 それを避ける為には………!

 

 俺は聖天の瞑剣と聖天の霊剣を抜き構える。俺もアイツと一緒に戦う! それしかない!

 

「そいつを……惹き付けてくれ…………あれは俺が斬る!」

 

「シロウ! 来てはダメだ!」

 

「エ、エミヤ君! 貴方バカなの!? なんで貴方はセイバーの所に行こうとしてるの!!?」

 

「き、貴様の頭の中には自重と言う文字はないのか!? どういう思考回路をしたらバーサーカーに自ら戦う選択肢が頭に出てくる!」

 

 俺はジャスティスファンタズム……おそらくあの少女はあの鉛色の巨人の化物の背後にいる存在――――そう悪獄(インフェルノ)に騙され催眠魔術をかけられ悪意を植え付けられたに違いない! だから俺のスタンドを殺そうとしている!

 

 俺のジャスティスファンタズムとしての勘がそう告げている!!!!

 

「目の前に愛を知らぬ少女がいる! 目の前に己の悲しみに気付かぬ少女がいる! 己の目の前に狂気を使い少女を騙す者がいる! 故に俺はあの少女に愛と正義を伝える!!!」

 

 行くぞ! 俺のスタンドを負けさせる訳にもいかないしあの少女を悪に身を浸させる訳にもいかないのだから!

 

「フンッ!!!」

 

 がはっ!

 

「ナイスよ! アーチャー! 私はこのバカを安全な所に連れていくから! 貴方はセイバーのサポートを!」

 

「言われ無くてもそうさせてもらう!」

 

 俺は『紅纏う(クリムゾン・)堕天せし暗黒(ダークフォール)の救世主(・アナザーセイヴァー)』に蹴り飛ばされ遠坂の横に転がる!

 

 あの野郎! 俺のスタンドが負けるかも知れないのになに考えてるんだ! あの少女と俺のスタンドを俺は救わないといけないのに!!

 

 あ! 『聖騎士の栄光(ホーリーナイト・グローリー)』が『破壊する守護超人(アルティメット・デトネイション)』の剣の振り払いで吹き飛ばされ『紅纏う(クリムゾン・)堕天せし暗黒(ダークフォール)の救世主(・アナザーセイヴァー)』の横に吹き飛ばされる!

 

 ! 『紅纏う(クリムゾン・)堕天せし暗黒(ダークフォール)の救世主(・アナザーセイヴァー)』の手元に弓が無から産み出され彼は――――、

 

My black history is a legend(私の黒歴史は伝説である)

 

 何だ? あの呪文は? 俺の胸にやたらと刺さる。

 

 そして『紅纏う(クリムゾン・)堕天せし暗黒(ダークフォール)の救世主(・アナザーセイヴァー)』の手元に紅く燃える矢が産み出され……追撃をかけるべく走り込んでくる『破壊する守護超人(アルティメット・デトネイション)』――――、、

 

「鳳凰の矢――――ッ!!!!」

 

 に放つ!! その一撃は『破壊する守護超人(アルティメット・デトネイション)』を業火と轟音で包む!

 

「今のうちに行くわよ! 衛宮君!」

 

「え! ちょっとまて! アイツらをおいていくのか!」

 

 俺は遠坂に引き摺られ戦場から引きずり出されようとしている。

 

「シロウ! そのまま逃げてください!」

 

「まったくあれで無傷か? 畏れ入るな――――あのバーサーカーは化物か?」

 

「■■■■■■■■■■――ッ!!!!」

 

「あら? 凛とお兄ちゃんは逃げるんだ……ならバーサーカー! そのままサーヴァントを殺しなさい! 私は逃げるネズミを追うわ!」

 

「させるものか!」

 

「■■■■■■――ッ!!!!」

 

「くっ!!」

 

「セイバー! こちらに集中しろ!」

 

「アーチャー…………くっ!――――仕方ない! ここで決着をつけるぞ! バーサーカー!」

 

「■■■■■■■■■■――ッ!!!!」

 

 そんな声を遠くにしつつ俺と遠坂は外人墓地の中の森に走り込んだ…………。




しかし思うんですがとある魔術の禁書目録の上条当麻と原作の衛宮士郎が戦ったらどうなるんでしょうね?

上条さんの論破と説教が衛宮士郎に届くかどうかが気になります。

衛宮士郎はどうなるのか……気になる

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