「■■■■■■■■■■■―――――ッ!!!!」
身を引き裂くような咆哮が俺――ジャスティスファンタズムの耳に届く。
その咆哮と共に『
そして俺のスタンド――――『
「くっ!」
あ、あいつなんてパワーだ! あいつの一撃だけでコンクリートの地面がコナゴナだ! 『
このままじゃあおそらく俺のスタンドが負ける!
それを避ける為には………!
俺は聖天の瞑剣と聖天の霊剣を抜き構える。俺もアイツと一緒に戦う! それしかない!
「そいつを……惹き付けてくれ…………あれは俺が斬る!」
「シロウ! 来てはダメだ!」
「エ、エミヤ君! 貴方バカなの!? なんで貴方はセイバーの所に行こうとしてるの!!?」
「き、貴様の頭の中には自重と言う文字はないのか!? どういう思考回路をしたらバーサーカーに自ら戦う選択肢が頭に出てくる!」
俺はジャスティスファンタズム……おそらくあの少女はあの鉛色の巨人の化物の背後にいる存在――――そう
俺のジャスティスファンタズムとしての勘がそう告げている!!!!
「目の前に愛を知らぬ少女がいる! 目の前に己の悲しみに気付かぬ少女がいる! 己の目の前に狂気を使い少女を騙す者がいる! 故に俺はあの少女に愛と正義を伝える!!!」
行くぞ! 俺のスタンドを負けさせる訳にもいかないしあの少女を悪に身を浸させる訳にもいかないのだから!
「フンッ!!!」
がはっ!
「ナイスよ! アーチャー! 私はこのバカを安全な所に連れていくから! 貴方はセイバーのサポートを!」
「言われ無くてもそうさせてもらう!」
俺は『
あの野郎! 俺のスタンドが負けるかも知れないのになに考えてるんだ! あの少女と俺のスタンドを俺は救わないといけないのに!!
あ! 『
! 『
「
何だ? あの呪文は? 俺の胸にやたらと刺さる。
そして『
「鳳凰の矢――――ッ!!!!」
に放つ!! その一撃は『
「今のうちに行くわよ! 衛宮君!」
「え! ちょっとまて! アイツらをおいていくのか!」
俺は遠坂に引き摺られ戦場から引きずり出されようとしている。
「シロウ! そのまま逃げてください!」
「まったくあれで無傷か? 畏れ入るな――――あのバーサーカーは化物か?」
「■■■■■■■■■■――ッ!!!!」
「あら? 凛とお兄ちゃんは逃げるんだ……ならバーサーカー! そのままサーヴァントを殺しなさい! 私は逃げるネズミを追うわ!」
「させるものか!」
「■■■■■■――ッ!!!!」
「くっ!!」
「セイバー! こちらに集中しろ!」
「アーチャー…………くっ!――――仕方ない! ここで決着をつけるぞ! バーサーカー!」
「■■■■■■■■■■――ッ!!!!」
そんな声を遠くにしつつ俺と遠坂は外人墓地の中の森に走り込んだ…………。
しかし思うんですがとある魔術の禁書目録の上条当麻と原作の衛宮士郎が戦ったらどうなるんでしょうね?
上条さんの論破と説教が衛宮士郎に届くかどうかが気になります。
衛宮士郎はどうなるのか……気になる