艦隊これくしょん!ー蒼き翼と紅き騎士ー   作:銀の匙

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前回のキラとアスランのMSは

「エネルギーは減らない」・「VPS装甲の意味がない」
といった感想を頂きました。

上記の2点については、あくまでMSに乗っていたらの話です。

中々伝わりにくいと思いますが、キラとアスランの乗るMSは

艦隊これくしょんの世界に合わせています。

2人は共に生身の体となっていますが、ストライクフリーダムと

インフィニットジャスティスの機体の魂を宿しています。

食事をしてエネルギーを蓄える形にするつもりです

そんなのガンダムじゃないと申されても、設定で行っていますのでご了承を

設定については思い浮かべてMSの機体の換装パーツをつける形にしていますので、

あらかじめそれらを含めてお分かり頂ければと思います



PHASE-6 入港

川内「そういえば、あなた達2人ってどこの所属か?聞いてなかった」

 

川内は、上空を飛ぶキラ達に問う。

 

キラアス「いや、俺たちは・・・・。」

 

急な質問に戸惑う、彼らはここでオーブ連合首長国と言っても信じてもらえるか不安であった。

 

そんな不安を消す言葉を、川内型軽巡洋艦の二番艦神通が一番艦の川内に言う。

 

神通「川内姉さん、とりあえず私たちの館山鎮守府に戻って提督に報告が先

   ところでお二方は・・・,艦娘なら海を歩けるはずですが」

 

神通は、思った。自分たちは普通に海を歩いている(というか滑る)が

2人はなぜか歩かず空を飛んでいたから。

 

一方、川内達に守られるようにして帰路に就く、暁・響・雷・電の4名は

 

着ていた制服もかなりボロボロとなっており当たり所によっては、轟沈寸前となっている為

 

かろうじて動けていた。

 

暁「もう、せっかくのレディが台無しよ」

 

雷「入渠して絶対に倍返しにしてやるんだから、ねぇ電」

 

雷の問いかけに電からの反応がなし。

 

雷「電、聞いてる?」

 

問いかけに電は慌てふためく

 

電「はわわっ、ななんなのです。雷ちゃん」

 

雷「どうしたのよ、電」

 

電「な、なんでもないのです~」

 

電の慌てふためく行動を見て第六の響を除く2人は頭に【?】を出す。

 

慌てふためく2人を横目に、電はある一点を見つめる。

 

それは、アスランだった。

 

電は助けてもらった際に、髪を撫でられたときの感触が忘れられずにいた

 

電(なんなのです、この気持ち。あの人をみるとドキドキが止まらないのです)

 

そんなことは、知らないアスランは、空から深海棲艦を警戒しつつ目的地へ目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間が立ち前方に陸地が見えてきた。

 

アスラン「前方に陸地が見えてきているが?」

 

上空から、海上にいる川内達に伝える。

 

川内「そうですか!!。もうすぐ到着いたします。そこが私たちの館山鎮守府のある日本です」

 

アスランとキラは〈やはり、ここは自分たちの世界ではないことを改めて実感した〉

 

キラ達の世界では、確かに日本という国は存在していたが

 

東アジア共和国という国の一部にになっていたからだ。

 

近づくにつれ、港や建物などが並ぶ街並みなどが見えてきた。

 

そして、港に到着し川内は那珂に被弾した暁たちを入渠させるように伝えドックへ連れて行った。

 

 

 

 

キラとアスランは、港の陸地に立ったその時だった。

 

キラ「アスラン、装備が」

 

アスラン「キラこそ」

 

2人が装着していた、ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスの装甲ユニットが消え

 

それぞれオーブの軍服になっていた。

 

驚く2人に川内と神通は説明する。

 

川内「驚くことないじゃない。港に到着したら艤装は自然と装着は解除されるだろ」

 

神通「では、お二人とも。ついてきてくれますか?

   これから、提督にあっていただきます。」

 

神通はそういうと、歩き出しはじめ川内も歩き始めた。

 

キラ「どうする、アスラン?」

 

アスラン「どうもこうもないだろ、とりあえず。ついていくしかない」

 

2人は神通達の後を追うように歩き出した。

 

歩き出し始め、キラとアスランは周りの風景に目を奪われた。

 

歴史を感じる建物が多く、ところどころで女の子たちが自分たちを見て何かを噂しているような

 

仕草をみせているのである。

 

アスラン「なぁ、質問していいか?」

 

歩きつつアスランは、神通に質問をする。

 

神通「なんでしょうか?、えっと確か」

 

アスラン「アスランだ。といってもまだ自己紹介をしていなかったから名乗っていないしな

     所々で女の子たちがいるが、彼女たちも」

 

神通「はい、私たちは在りし日の戦艦の魂を受け継ぐ艦娘です

   ですが、あなた方はどうやら違う気配を感じます」

 

歩きつつ、神通の説明をしていると一つの扉の前に到着した。

 

神通「ここです。」

 

扉の前にはこう書かれていた。【提督室】

 

神通は扉をノックすると、奥から声が返ってきた

 

??「誰だ」

 

神通「神通です。報告のありましたお二人をお連れしました」

 

??「わかった、入っていいぞ」

 

奥から許可がおり、神通が扉を開け

 

神通と川内が先に入り、その後をキラとアスランが続く。

 

部屋には一人の男性が机に座りと2人の女性が立っていた。

 

 

??「ご苦労だった、神通と川内。

   第六駆逐隊はどうした?」

 

神通「那珂ちゃんに、ドックへ入渠するようにと伝え向かわせました」

 

??「そうか、お前たちは下がってよい」

 

神通と川内は敬礼して部屋を退出した。

 

 

??「さて、後ろのお二方。

   我が館山鎮守府の第六駆逐隊を助けていただきありがとう」

 

一人の女性が敬礼してアスランとキラにお礼を言う。

 

すると一人の女性が言葉を放つ

 

??「長門、お礼を言う前に私たちが自己紹介しなきゃ」

 

長門「陸奥。すまんそうだったな」

 

長門と呼ばれた女性は、もう一人の女性から注意を受け【こほん】と咳き込み

 

自己紹介を言う

 

長門「先ほどは失礼した。私は長門型一番艦で館山鎮守府の秘書艦を務める長門と言う」

 

陸奥「私は、同じく長門型二番艦の陸奥で彼女と同じ秘書艦を務めているわ」

 

陸奥と長門の自己紹介が終わり流れ的に紹介をしないといけないと察したアスランとキラも言おうと

 

したその時だった。

 

2人の脳内にある言葉がよぎった。

 

キラ「ZGMF-X20A(ゼットジーエムエフエックストゥーオーエ)ストライクフリーダムです。コードネームは”キラ”です」

 

アスラン「同じくZGMF-X19A(ゼットジーエムエフエックスワンナインエー)インフィニットジャスティスです。同じくコードネームは”アスラン”です」

 

この言葉をしゃべったとき、二人は共にある違和感を覚えた。

 

なぜこの言葉をしゃべったんだという事を、それはすぐにわかった。

 

2人の目の前に見覚えおある女性が立っていた。

 

女神「ふー、あぶない。あぶない

   一応、時間は止めてあるっと」

 

キラ「あなたは・・・・」

 

女神「自己紹介しようとした時、あなたたち二人は異世界からの転生というのをばれてはいけないので

   あなたたちの機体の正式名称を使わせていただきました。」

 

アスラン「ちょっとまて、それはどういうことだ」

 

アスランは女神の言葉に反論する

 

女神「あなた達は、本来所属する国この世界ではありませんので

   正式にこの館山鎮守府に着任させる手続きを行いますのでそれまでは、機体の正式名称を名前とします」

 

女神は一方的に説明を終えると、2人の反論させることなく姿を消した。

 

それと合わせて時間も動き出す。

 

長門「二人とも、長い名前だな。共に訳すと」

 

陸奥「自由と無限の正義」

 

長門が言おうとしていたセリフを陸奥が言う。

 

このやり取りを見ていた奥の男性が言葉を放つ。

 

??「コードネームが"キラ"と"アスラン"」

 

この放った言葉に、キラとアスランは顔を向けるとそこには2人の見覚えのある顔がいた。

 

アスラン「シン・・・・なのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




艦これの世界編第六話、投稿完了しました。

やはりアスランと艦これの艦娘たちの会話のやり取りは難しいですね。
アニメなどを見て勉強していますので、違ったりしたら感想などを頂ければと思います。

そして、SEEDDESTINYのもう一人の主人公は次回登場します。
フライングでアスランが「シン・・・・。」と話してしまいましたので
ようやく3人の主人公が出そろうわけですね。

そして電は恋に気付いてしまったのでしょうか?

それでは感想などをお待ちしております。

注意事項
side式を前話まで使っていましたが、読んでいてわかりづらいと思い廃止します。




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