ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情   作:ガンプラビルダー

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カープ優勝おめでとう!!!日本シリーズの相手は日本ハムがいいな。(切実な願い)


荒船隊② 荒船隊の脅威

 

加賀美「荒船君、半崎隊員がベイルアウトしたわ。」

 

荒船「くっ……イチのやつどれほど俺を手こずらせるつもりだ……」

 

俺が半崎を撃破したことにより荒船隊にとって結構な痛手になり、荒船さんは軽く舌打ちをした。

 

荒船「穂刈、近くにいるとイチに狙われるぞ。さっさと移動しろ。」

 

穂刈「了解。」

 

穂刈さんは荒船さんの指示のもとイーグレットをしまって別の場所へ移動した。

 

荒船「さてと、こっちもどうにかしないとな!」

 

荒船さんはそう言ってスラスターを使ってホバー走行をして、上手いことメテオラをかわし孤月を集に向けて振り下ろした。

 

集は荒船さんの攻撃をシールドでガードしたが反応が少し遅れたため左腕を斬り落とされてしまった。

 

荒船「浅かったか……けど次は外さねぇ!!」

 

集「クソッ!」

 

迫ってくる荒船さんに対し集はバイパーを発射しながら逃げた。

 

けれど荒船さんはバイパーを難なくレイガストで防ぎ、再び接近して集を追い詰めた。

 

荒船「次で決める!!」

 

荒船さんは集の首に向けて孤月を横に振った。集も首元にはシールドを張ってないためベイルアウトする可能性が高い。

 

そんな時だ。メテオラの攻撃が収まって自由に動けるようになった香取は荒船さんに向けて拳銃を撃った。

 

香取「私のことを見ていないなんてホント馬鹿ね。あんたらの首もらったわよ!!」

 

香取はジャンプしてスコーピオンを二人に向けて振り下ろした。

 

だが、香取の動きを完全に見破っていた荒船さんはブレード状のレイガストをスラスターを使って投げて彼女の腹部に当てた。

 

そして穂刈さんが香取の頭に向けて弾丸を撃ち込み彼女を仕留めた。

 

「戦闘体活動限界。ベイルアウト!」

 

香取がベイルアウトしたことにより香取隊は全滅し荒船隊に3ポイント目が追加された。

 

 

 

絢辻「香取隊員ここでベイルアウト。香取隊は無得点のまま敗れました。」

 

米屋「あちゃー……今のヨーコちゃんの攻撃の仕方はまずかったな……」

 

東「香取隊員はポイントが欲しいが故に突っ込んだと思うんだが、

 

絢辻「さぁ!これで残るは一条隊と荒船隊のみとなりました。この勝負を制する隊はどちらなのか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒船「さてと、俺の近くにいる敵はおまえだけだ!これで最期だ!!!」

 

荒船さんはレイガストのない状況ながらも再び孤月を振り下ろす。

 

しかし、集は一振りをかわした後カメレオンで姿を消した。

 

荒船「ちっ……どこに行きやがった?……」

 

荒船さんはあたりを見回したが集が近くにいる気配はなく香取に投げつけたレイガストを取りに行った。

 

すると、レイガストの目の前で姿を消していた集が荒船さんの目の前に現れた。

 

荒船「何!?」

 

集「アステロイド!!!」

 

集は荒船さんの心臓部に目掛けてゼロ距離でアステロイドを放とうとした。

 

他の弾丸に比べて威力が高いアステロイドならゼロ距離で撃たれれば確実に仕留めることができる。集はそう思っていた。

 

 

 

だがしかし、荒船さんは集がアステロイドを発射する直前に集の首を突き刺しておりアステロイドを発射することができなかったのだ。

 

集「そんな………」

 

荒船「残念だったな。けどお前の負けだ!」

 

荒船さんは集の首に突き刺していた孤月を抜いて集のトリオンを一気に露出させ戦闘不能にさせた。

 

「戦闘体活動限界。ベイルアウト!」

 

集がベイルアウトしたことにより荒船隊に4ポイント目が追加した。

 

これにより試合の流れが再び荒船隊に戻り俺たち一条隊にとって一気に不利な状況に追い込まれてしまった。

 

荒船さんは集をベイルアウトさせた後すぐにレイガストを手に取りマップを見ながら俺がいる場所まで向かった。

 

 

 

 

 

 

絢辻「舞子隊員ここでベイルアウト!一条隊は残り一人となり不利になりましたね。」

 

米屋「そうだな。もともと隊員の少ない一条隊は一人抜けるだけでかなり不利になる。この試合はどうやら荒船隊が勝ちそうだな。」

 

東「それはどうだろうな。一条隊員はB級の中でも上位のアタッカーだ。油断していると荒船隊もやられるだろうな。」

 

米屋「まぁ、確かに東さんの言う通りイチは手強い。舞子がベイルアウトした後のあいつの動き次第で一条隊が勝つ可能性もあるな。」

 

 

 

 

 

 

俺が穂刈さんの元へ向かっている間千尋から通信が来て集がベイルアウトしたことを知らされた。

 

 

千尋「隊長、舞子隊員がベイルアウトしました。荒船隊が4ポイント目を追加したみたいです。」

 

一条「何だって!?」

 

参ったな………ウチの隊は一人でもベイルアウトされればかなり戦力がダウンする。

 

こうなれば荒船隊の二人を撃破して尚且つ生存点も追加しないと俺たちが勝つ方法はない。

 

 

俺は穂刈さんの動きを封じるためハウンドを発射た後そのままグラスホッパーで彼のところへ向かった。

 

加賀美「穂刈君上を見て。上空からハウンドが降ってくるわ。」

 

穂刈「おいおい…冗談じゃないよな?」

 

加賀美さんの指示を受け上空を眺めてみると俺が放ったハウンドが降ってきた。

 

穂刈さんがハウンドをシールドでガードしている間荒船さんが彼に通信をつなげてきた。

 

荒船「聞こえるか穂刈?俺が来るまで絶対にイチにやられるなよ。俺もすぐにそっちに行く!」

 

穂刈「わかった。あいつの足止めは任せろ!!」

 

 

穂刈さんはハウンドの雨が収まったたら近くまで来ている俺に向けてレッドバレットを発射してきた。

 

俺は半崎の時と同じようにサイドエフェクトでレッドバレットをかわし後ろに回り込んだ。

 

穂刈「そう来ると思った!!」

 

俺の動きを見切っていた穂刈さんは後ろに回転してイーグレットを向けてきた。

 

穂刈「もらった!!」

 

穂刈さんは狙いを俺に定め俺に銃口を向けてくる。けど、俺はイーグレットの銃口にシールドを張って弾丸をガードした。

 

一条「これなら攻撃できる!!」

 

俺は穂刈さんの攻撃手段を奪い、孤月で穂刈さんの首を斬った。

 

「戦闘体活動限界。ベイルアウト!」

 

穂刈さんのトリオンは全てなくなり、ベイルアウトして一条隊に1ポイント加算された。

 

 

 

絢辻「一条隊員、穂刈隊員をベイルアウト!!一条隊に2ポイント目が追加されました。」

 

米屋「イチが土壇場のところで意地を見せたな。荒船隊もスナイパーを全滅したしこれで勝負は荒船さんとのガチンコバトルになったな。」

 

東「ここで一条隊が勝利するためには荒船隊員をベイルアウトさせ尚且つ生存点を取らなければならない。かなり厳しいな。」

 

 

 

 

俺が穂刈さんを撃破した直後、荒船さんは隙を見て旋空孤月を俺に向けて攻撃してきた。

 

 

荒船「旋空孤月!!!!」

 

俺はレイガストで難なく攻撃をガードすることができたが、その間に荒船さんは俺の近くに接近して再び孤月を向けてくる。

 

俺も負けじと孤月で攻撃を仕掛けるも荒船さんもレイガストを持っているため上手いように攻撃が当たらない。

 

そんな感じで互いに刃の火花を散らして互角の勝負を続けるもこのままだと時間切が来ていずれ俺の負けだ。

 

どうにかして荒船さんに隙を与えないと……

 

 

 

 

 

 

 

 

絢辻「さぁ残り時間は3分をきりました。このまま荒船隊員が時間まで押し切れるのでしょうか?」

 

米屋「あいつらなかなかいい勝負をするな。なんか俺もバトルしたくなってくるぜ!」

 

東「荒船隊員は一条隊員に攻撃の隙を与えていない。一条隊員が勝利するには何か大きな一手が必要になるな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はブレードモードのレイガストを荒船さんに投げた。

 

荒船さんがそれをガードしている間に俺は荒船さんの首に目掛けて孤月を突き刺した。

 

これが決まれば相手をベイルアウトさせれるのは間違いない。

 

だが、荒船さんは首元にシールドを頑丈に貼っており俺の攻撃を防いでいた。

 

ここにきて俺の作戦が読まれていたのだ。

 

荒船「スラスターオン!!」

 

荒船さんはレイガストをシールドモードにして俺の顔面を殴りつけ孤月を振り下ろした。

 

荒船「終わりだイチ!!」

 

俺は目の前にグラスホッパーを置き接近する荒船さんに踏ませた。

 

これで一瞬の隙ができた。

 

そして上空に飛んだところを見て旋空孤月で荒船さんの両足を斬り裂いた。

 

荒船「しまった!!」

 

一条「ハウンド!!!」

 

俺は荒船さんが地面に落下する前にハウンドを発射して全身ハチの巣にした。

 

体中からトリオンが大量に露出して荒船さんは戦闘不能になった。

 

「戦闘体活動限界。ベイルアウト!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絢辻「荒船隊員ここでベイルアウト!!何と一条隊が荒船隊を逆転して勝利を収めしました!!!一条隊員の最後の猛攻は見事でしたね。」

 

東「そうだな。一条隊員は舞子隊員がベイルアウトしてから動きが良くなったな。」

 

米屋「最後負けた荒船さんは後一歩及ばなかったな。あいつは逆境の中で勝負強いから荒船さんにとって厄介だったんだろうな。」

 

絢辻「さぁ、これで一条隊が8位に浮上。荒船隊も11位に浮上して香取隊は12位に下がりました。米屋さん、東さん、今日はご解説ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合が終わってクタクタになった俺はコーヒーを飲みながら作戦室に戻ってきた。

 

集「楽!!お前よくやったな!!」

 

千尋「荒船さんとの試合は見ていてハラハラしました。」

 

一条「まぁな。あの状況で負けるのが嫌だったし隊長としての意地も見せないといけなかったしな。てか、集がベイルアウトした時俺、一瞬焦ったんだぞ!」

 

集「ええ〜?そんなこと言われたってよ……」

 

千尋「まぁまぁ、今回課題になったところは今後のランク戦で直せばいいじゃないですか。今は試合に勝てたのを喜びましょう。」

 

一条「そうだな。」

 

今回も勝てたとはいえ俺たちにはまだまだ課題はたくさんある。それらを1つ1つ潰してA級昇格の道を縮めないとな。

 

集「おい二人とも、次の対戦相手が発表されるぞ!」

 

絢辻「最後に先ほど決まった三日後のランク戦の日程を発表いたします。昼の部は7位の鈴鳴第一、今回勝利した8位の一条隊、そして現在3連勝している10位の柿崎隊です。夜の部は…………」

 

鈴鳴第一だと!?そうか………B級の上位に進出するには鈴鳴第一と言う大きな壁が待っていたのか……

 

今度こそ村上さんに勝ってリベンジを果たしてみせるぜ!!!

 

続く

 

 

 

 




10月からは鉄血のオルフェンズが始まるからみんな見てね。

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次回もトリガーオン!!!

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