ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情 作:ガンプラビルダー
修「一条先輩と桐崎先輩が恋人のふりを始めて一ヶ月くらい経ちましたね。
やっぱり親がヤクザとギャングだと色々大変なんですね。」
迅「そうだな。ヤクザとギャングでの全面戦争を防ぐためにあいつらも必死に頑張ってるんだ。」
空閑「あの二人、いっつも喧嘩してばかりだけど、この調子で3年間も恋人のふりをやっていけるのか?」
迅「まぁ、確かにケンカはしてるけどあいつら結構いい感じにやっていけてるし、俺たちが心配することじゃないだろう。」
修「あの、迅さん。一つ気になったことがあるのですが……
一条先輩が首にかけているペンダントは一体なんなんですか?」
迅「おっ!いいところに気づいたなメガネ君。
あれは一条少年が10年前にある女の子からもらったものなんだ。そのペンダントの中には大事なものが入ってるらしいが俺よ詳しいことはわからない。」
空閑「ふーん。修も恋をしたことはあるのか?」
修「えっ?ぼ…僕にはそんな恋なんてしたことないよ……」
空閑「ふむ。修はつまんない嘘つくな。まぁいいけど。」
修「嘘じゃないってば。」
空閑「あの、迅さん。俺からも聞きたいことがあるんだが。」
迅「なんだ遊真?」
空閑「迅さんはもうすでに出番があるんけど俺と修の出番は一体いつになったらやってくるんだ?」
迅「実はな、俺のサイドエフェクトによると二人の出番は結構あとなんだ。」
修「ええっ!?本当ですか?」
迅「ああ。林間学校が行われたのが5月だからメガネ君と遊真の出番はあと半年くらい先になるな。」
空閑「そんなに待たないといけないのか!?俺たちの扱われ方もひどいもんだな。」
迅「まぁまぁ、そう言うなよ。代わりと言っちゃなんだがとっておきのことを教えてやる。」
修「とっておきのこと?」
迅「実はな、城戸司令が集英組とビーハイブ、そして警察を絡んである計画を考えているのだが……」
空閑「ふむ。ある計画とは一体なんなんだ?」
迅「……すまんな。俺、これから防衛任務があるんだった。詳しいことはまた今度教えてやる。」
空閑「なんだ。詳しくは教えてくれないのか。つまんないな……」
修「けど、僕たちの出番になる前にもまだまだ見所はあるみたいだしゆっくり待つか」
迅「じゃあ二人とも、そろそろ終わる時間だからあの言葉で締めるぞ。
せーーーの………」
3人「「「トリガーオン!!!!」」」
終わり。
次章予告
千棘の誕生日パーティーに誘われた一条は、千棘の父 アーデルトから10年前の彼女について聞かされる。
そして一条の許嫁と名乗る転校生、橘 万里花がやってくる。
一方、ボーダーの城戸司令は集英組とビーハイブの警察の人員を集め、ある計画を彼らに話す。
果たして城戸司令が考えている計画とは一体?
次章「ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情」ボーダーの一大計画編にトリガーオン!!!!
次回、ボーダーの一大計画編に突入!!
次の章からマリーが登場する予定ですが、原作だとその経緯があまりにも唐突だったので改変いたします。
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