海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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並行世界シリーズ”蛮野編”28怪獣は何故誕生したのか?

ー昭和七年ーサクラ次元28

ー地獄の世界ー

ー帝都ー

『負けるわけにはいかん!どんどん吸収されてしまえ!』怪獣軍団対エリカロベリア、花火、エースの戦いでは残る怪獣はブラキウムのみとなりブラキウムは全てを吸い込もうとした。

 

『やらせまん!北大路花火、四の舞、鶴羽舞風!』花火はブラキウムの吸収腹の周りに弓を放ち吸引を止めた。

 

『し、しまった、だが!まだだ、行け!パズズ!』ブラキウムの背後から隠れていた怪獣パズズが現れ花火に向け電撃を放とうとしたが、

 

『もう、電気は嫌です!うりゃああああああ!』エリカが上空から銃弾を 放ちパズズの電撃を出す角を破壊した。

 

『今です!はあ!』花火は弓を放ち、ブラキウムの胸を貫通した。

 

『ち、畜生!貴様ら人間にま、負けるわけにはいかんのだ!貴様らの勝手で…』

 

『ブラキウム…いったいどういう事だはなしてくれないか。』エースはボロボロになったブラキウムに近づいた。

 

『お、俺達は…遥か昔に生きていた生物だ、氷河期に寒さと飢えに倒れ、静かに眠っていたのだが、貴様ら人間が作った兵器により俺達を蘇えらせた!こんな歪な姿にな!』

 

『確かに量子甲冑を作る技術があればそんな兵器が出来てしまう。』

 

『それどころか貴様ら人間は森を破壊し、血で血を洗う戦いをただ繰り返し他の生物の住処を!食べ物を!仲間を!奪い!そして地球を破滅させようとしている!そんな世界より蛮野が作りだすグローバルフリーズによってこの次元全ての生命体が管理された世界ならばもう仲間が眠りから覚める事は絶対にない!誰も何も失わない!』

 

『それは蛮野によって仕組まれた世界だったからだろ!だったらアタシ達に協力して蛮野を倒せばいいじゃないか!』

 

『いいや、たとえこの世界をよくしたとしても人間は所詮また別世界で兵器を作り、同じ人間を殺し始め、俺達のような奴等が生まれるのさ!ならその可能性を完全に断ち切るには蛮野の計画を成功させる必要があるのだ!』

 

『そんな事は!……』

 

『ないと言えるのか…地獄の世界群での戦争は元は貴様らが始めた事なのだぞ、俺達のしている事は間違っていない!』

 

『ああ、確かに君達怪獣が生まれたのは俺達人間のせいだ、すまない、静かな眠りを妨げ、歪な姿で復活させまた人間の都合で殺してしまう…本当にすまない!だが、少しずつだが直していってみせる!』エースはブラキウムの手を強く握る。

 

『私達は少しずつ、自分が出来る事を焦らず着実に進めていきます。』花火が歩み寄る。

 

『絶対に戦争を起こさせやしない、とはいえない…だが!そう言える日まで私達は戦う!』

 

『巴里を…世界を…別次元を…全てをあなた達のような犠牲がいらない世界にするために戦い続けます!それが力を授かった私達の使命です!』

 

『そうか…俺達の犠牲…無駄にしないでくれ…』ブラキウムは空高く飛び上がり大爆発した。

 

『何かを犠牲にしなければならない今の世の中変えていきます。何年かかるがわかりませんが、頑張ります。』エリカは空から降り注ぐ爆発したブラキウムの破片に向かい祈った。

 




ー別次元ー
ーノバショッカー基地ー
『僕の役目はあの蛮野が失敗した場合、真宮寺直哉の処刑および、大神一郎の魂の回収が目的なんだね。』

『ああ…アレクサンダー魂と同じように使いこなせればにっくき仮面ライダーに復讐できる!』

『希望の種の所有者の魂が人々を絶望させるために使われるとは最高じゃないか、あははは!あははは!』

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