海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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私と同じくサクラ大戦の作品を書いているウェンディさんとのコラボであります。ウェンディさんとのキャラクターと関係あるので、ぜひウェンディさんの作品もご覧になってください。どうぞ


並行世界シリーズ”蛮野編”17衝撃すぎる真実とは何なのか?

ー昭和七年ーサクラ次元17

ーコクリコの世界ー

ーシャノワールー地下指令室

ー8時30分ー

『今はっきりわかった…マシンを起動させているのはメル・レゾンだったんじゃ。』ドラリーニョから送られてきたデータをドラメッド達は見た。

 

『ええー!メ、メルさんが!』全員が視線をメルに向けた。

 

『え!確かあの場所には僕とエリカしかいなかったでしょ、なんでメルが?』

 

『実はな、今までワシらは勘違いをしておったんじゃ、あの世界は地獄の世界群の一つなのだが、地獄の世界群というのは数日前ワシらが平和したばかりだったのじゃ。』

 

『えっ、ドラメッドさん!地獄の世界を救ったんですか!』

 

『ああ…忘れててな、前に渡していたデータ通りの事が二つの世界で起こっていたんだが、偶然にもある一人の男を見つけた事により、歴史が変わったんじゃ。』

 

『えっ、たっ、たった一人で戦争を止めるなんて、どんな人なんですか!』

 

『元々その二つの世界では日本が外国に対して戦線布告した事により戦争が始まったんじゃ、理由は日本の軍部が政治の実権を握っていたことや、領土を欲しがったり、量子甲冑の技術が他の国と比べてかなり進んでいたため戦争が起こった。そのためにまず政府は戦争参加を必ず拒み、金ばかりかかる帝国華撃団を、増税で苦しませている奴等と民衆に信じ込ませ、帝国華撃団を壊滅させ、メンバーは一人を残して死亡。巴里華撃団はエリカやコクリコは戦争参加を拒み、花火とロベリアは戦争に参加し、花火、ロベリアは戦場で死亡。エリカも日本のスパイの疑いをかけられ暴徒により殺され、コクリコのみが生き残った。そしてここが一番肝心なのがグリシーヌ・ブルーメール、君の死についてだ。』

 

『私の死……』グリシーヌの眼差しが真剣になる。

 

『お主は大神一郎との間に出来た子供を出産した時に出血多量で死亡した…君の血は珍しく巴里にいる誰とも輸血が不可能だった、適合した血液があれば君は助かったが、残念ながら世界中探しても君に適合した血液を持つものはいなかった…じゃが奇跡が起きたんじゃ、適合した血液を持つ男が別次元から現れたその男の名は{松野カラ松}別次元からきたそいつはグリシーヌが出産していて大量出血により死亡しかけていた所に現れたんじゃ。なんとそいつとグリシーヌの血液が適合し、輸血が成功し、グリシーヌは生き延び、大神一郎がグリシーヌ家の婿となり日本とフランスおよびその他の外国と仲良くなり、戦争はおきず、帝国華撃団を襲撃する作戦は計画をしていた場所にカラ松が連れてきた化物がその場所に落ち計画をたてていた政府上層部は全員死亡し、その化物を倒した事により帝国華撃団が人々から必要とされ暴動は起こらなかったばかりか天皇の側近に米田がついたことにより外国との交流が深まり世界は武力を放棄し、貧困や差別、戦争が完全になくなった世界を創り出したんじゃ、記憶を忘れていたのと状況がとても似ていたので完全に間違えていたようじゃ…』

 

『そ、そうだったのか、だが、ドラメッド、何故メル君の世界と勘違いしていたんだ?』

 

『大神一郎と結婚しているのが、メル・レゾンかグリシーヌ・ブルーメールかぐらいしか違わなかったからじゃ、多分メル・レゾンが花組の皆や自分の子供に死んでほしくないという強い思いがマシンを動かしているというわけじゃ、メル・レゾンは今まで一度も死んでいない、そう考えたら全てが納得いくってわけじゃ……』

 

『わ、私のせいで…』メルは指令室を走り飛び出した。

 

『メル君!』追いかけようとした大神

 

『大神さん…ここは私に任せてください、なんとか連れて帰ります。大丈夫です、私達もちゃんと知っていますから…』

 

『え……』

 

『本来歴史改変マシンで時間を繰り返した時アタシ達は死ぬ瞬間を夢で見る筈だったんが、その夢を見なかったのだが、記憶を取り戻した事によりその世界のアタシ達の死ぬ瞬間を見た…』

 

『私は……やはり……大神さんの事が………』

 

『でもやはり少しひっかかるのお、同じ世界群なら似ているはずだ、一つの世界の歴史が変わったら変わるはずなのに…(やはり鍵は真田鵜……やつか…確か大神一郎以外の華撃団隊員がいる世界から来ただけなのか…)

 

ー9時00分ー

ー墓地ー

『ぐわっ!』スモールライトを使ってマッハと氷武Bは同じサイズで戦っていたが圧倒的にマッハが有利になっていた。

 

『これでおしまいだ!【必殺!フルスロットル!バースト!】マッハは空中に飛び上がり高速回転しながら氷武Bに突っ込んだ!

 

『だめえええ!きゃあああ!』空間の穴からボロボロになった量子甲冑が出てきて鵜を突き飛ばしマッハの必殺技をかばい、量子甲冑の爆発の瞬間パイロットは飛び出た。

 

『はあはあ、危なかったわ…』出てきたのはXライダーから逃げてきた黒コートであった。

 

『てめえも来たか…真宮寺さくら…いや!真田さくら!てめえもそいつを庇うなら俺の敵だ!』なんと黒コートの正体は並行世界の真宮寺さくらであったのだ。そして

 

『そうよ!私の正体は真田さくらあなたの奥さんよ!並行世界からあなたを救うために来たのよ、蛮野の作戦もあなたの仲間を救うためなのよ。あなたの正体はロイミュード100、仮面ライダードライブ、マッハ、チェイサーに倒された機械生命体の生き残りなのよ、これを!』さくらは鵜にバイラルコアを飲ませた。

 

『あ…あああ!僕は僕は並行世界にいける力を持っていた霊力が高く不思議な力を持つ人間真宮寺直哉をコピーして霊力と並行世界への移動能力を手に入れた、ロイミュード100だ!』

 

『まさか、クリムが奪われた時に暴走プログラムまでじゃなく、洗脳電波まで出して108以外に眠っていたロイミュード011.012.066.077.100を破壊したと思い込ませていたんだな!てめえらロイミュードは俺が全滅する!』(なんなんだまだ俺に記憶が足りないのかよ!いったいなんだよ!)剛は迷いつつ鵜に向かっていった。


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