ー昭和七年ーサクラ次元8
並行世界の隙間
『くっ、やはり隣の世界に行くのを妨害する電磁波があるな、どこでもドアではやはり無理だな、ならば力づくしかないな!』エースは強引に隣の世界との壁を体当たりで壊し、隣の世界へと移動した。
(ドラメッドから借りた宇宙大百科を使えばすぐにわかる。さあ、行くぞ!隣の世界に)
ー地獄の世界群ー
ー戦争の世界ー
巴里ー隠れ家ー
この世界では日本は外国と戦争をしていた。そのために増税による不満による市民からの暴動により帝国華撃団は全滅。量子甲冑を戦争に持ち込んでおりそのため、巴里華撃団のメンバーのロベリア・カルリーニ、北大路花火は戦場で死亡し、グリシーヌ・ブルーメールは大神一郎との子供を出産時に死亡しており、エリカ・フォンティーヌコクリコは戦争参加を拒みある場所で大神一郎とグリシーヌ・ブルーメールの子供と暮らしていたが、巴里市民の中には大神一郎が光武Fのデータを渡したから戦争を長引かせている悪魔と思われていて、その怒りを隠れていたエリカ達にぶつけ、大神一郎とグリシーヌ・ブルーメールの子を殺した。そしてエリカはパリシィの力を使い彼らに復讐しようとしたがコクリコに止められた。だが暴漢の放った銃弾がエリカの体を貫いた。血だらけのエリカをコクリコはかかえる。
『しっかり…しっかりしてエリカ…ねえ、イチローが好きだから生きるんでしょ…ねえってば…』コクリコは涙を流しながらエリカを揺さぶる。
『あなたも大神さんの事好き?……私……愛しています……今でも。皆……大神さんがいなくなったら…バラバラになっちゃった。もう、あの夢のような時間は……戻らないんですね……コク…リコ……あとは……』エリカは静かに瞳を閉じ、この世を去った。
『これが…真実か…』北斗はドラメッドからの資料を見て確認し、すぐさま元の世界へと帰っていった。
ーコクリコの世界ー
ー墓場ー
『あなたですか……僕に通信を送ったのは……』鵜は通信にあったとおり墓場にきていた。
『この件から手を引いて……お願い…あと何回か繰り返せば……あの次元に行けるようになる…このブレスレットを使って……あなただけが……苦しむ必要はなくなる……』なんと黒コートが持っていたのは鵜の並行世界へと移動する事が出来るブレスレットであった。
『そ、それは僕のブレスレット!返してください!』そのブレスレットは間違いなく鵜のブレスレットであった。
『だめよ!これを渡すわけには…いかないわ……あと何回かすれば………あの次元に!』
『あの次元?』
『おうおうおう、楽しそうだねえ、俺も混ぜてよ。』墓の背後から剛が現れた。
『詩島……剛!』黒コートは腰にベルトを巻いてポケットから携帯を取り出した。
『なんだあ?そのベルトは⁈…うっ……痛え…あんな感じの……ベルト…確かに俺は見た事がある……』黒コートは携帯電話の9.1.3のボタンを押し
携帯を天高くかかげた。
【Standing by】
『変身!』【コンプリート】黒コートの体が光り輝いた。なんと黒コートは仮面ライダーカイザへと変身した。
『か、仮面ライダー?な、なんで⁈』鵜は腰を抜かしていた。
『よくわからねえが、お前は敵なんだろかかってこいよ!レッツ!変身!』【シグナルバイク!ライダー!マッハ!】今ここにマッハ対カイザの戦いが始まった。