ー昭和七年ーサクラ次元5
ーコクリコの世界ー
ー8時00分ー
『起きて、イチロー、起きてよー。』大神一郎はベットの上で寝ていた。
『え、コクリコ、あれ…こ、ここは!』大神はベットから飛び起きた。
『な、い、イチロー朝から大声出さないでよ、ったく、ビックリするじゃないか…ここは自分の家でしょ、何寝ぼけてんの。』
『あ、夢か…』夢…にしてはおかしな夢だった…エリカ君が死ぬ夢なんて…
『そうそう、イチロー、早く朝ごはん作ってよ、今日はイチローが作る日でしょ。』
『あ、そうだな…わかった、作るよ、待ってろよ。』大神はベットから起き上がり台所に立ち料理を作り始めた。
(あれは本当に夢なのか、確か鵜君、彼と一緒に戦ったような、戦かわなかったような…でも…俺は…巴里華撃団のコクリコと結婚した……あれ…違うか、だ、れ……さくら君……違う!俺はコクリコと結婚したんだ。…じゃあなんでこんな…考えが…え…努力しなければ人間はただのマシーンだ…)大神は色々考えてるうちにあやまって鉄板に触れてしまった。
『あっつ!』
『ったく、イチロー、いつまで寝ぼけてんの。』コクリコが呆れた目で大神を見た。
『ごめん、ごめん。』(そうだ、俺はコクリコと結婚したんだ。そして七人の子供がいるんだ、俺はいったいどうしたんだ。)大神は皿にベーコンとエッグを乗せ食卓に置き朝ごはんを食べ始めた。
『セレーナ、もしかして今日、車の博覧会に行きたいんじゃないか。』
『うん!パパなんでわかったの。』セレーナは特に誰にも博覧会の事は言ってなかったから不思議であったから質問した。
『そりゃ、パパだもん。みんなの考えてる事くらいわかるよ。じゃ、朝ごはんを食べたら行こうか。』
『おー!』(やっぱり、という事は、あいつが…詩島剛がいるのか。)
ー博覧会ー
大神一郎は博覧会に行くなり、猛ダッシュで詩島剛の所へ向かった。
『おい、君は詩島剛だよな…確かドラメッド3世、天空寺タケル、北斗星司はどこにいるんだ。蛮野天十郎を追いかけてきたんだろ。』大神の質問に剛は驚きの表情を見せた。
『えっ…なんであんたその事を…』
『君達はこの世界に来た事があるはずだ、そして君は知ってるんだろ、真田鵜の事を、教えてくれ!』大神は剛に詰め寄る。
『あ、あんた一体どうやって、って!あ、あれは怪獣…』なんと、ブラキウムが現れた。
『あいつ、さっき倒したような…あっ、みんな行くぞ、巴里華撃団出撃だ!』
『わ、わかった!』大神一家はすぐさまダストシュートに入った。
ー司令室ー
『よし、みんな、集まってるな、相手は怪獣ブラキウム、ビーム系の武器はあいつの腹に吸収される、接近戦を中心に戦う。グリシーヌ、ロベリアと俺が早急に攻撃を仕掛けるぞ!あっ、あいつらだ、俺達も急ぐぞ、巴里華撃団出撃せよ!』(正夢になるのか、ならないのか)
『え、い、イチロー、な、なんで、そんな事わかるの!だ、誰だよ、あいつら。』コクリコ達は質問した。
『そうですよ、一体どうしたんですか、大神さん。』
『ごめん、みんな今は説明できない、まずはあいつを倒すぞ。』(エリカ君が死ぬわけないじゃないか、何考えてるんだ俺は。)
『は、はい!』巴里華撃団は戸惑いつつも現場へと向かった。