海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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バトライドウォー創世の後の設定です。どうぞ
ちなみにわたしはだあれ編の投稿は遅れそうです。


並行世界シリーズ”蛮野編”3創世王の戦いの謎とは何なのだろうか?

ー昭和七年ーサクラ次元3

コクリコの世界

『剛殿そのせつはありがとうであーるさあ我輩達も戦うであーる。』ドラメッドはビックライトを使ってエースと同じ大きさになって立った。

 

『あ、あなた達は剛君の知り合いですか?』大神はドラメッドを見上げて尋ねた。

 

『ああ、我輩はドラメッド3世、そして彼はウルトラマンA、この化物いやこの怪獣に関しては彼が追いかけてきたんじゃ、一番よく知っているはずじゃ、まずビームや弾丸は使うな、接近戦で戦うんじゃ!』

 

『ならば!私が!はああ!』グリシーヌは斧を構えブラキウムの腰を斬った。

 

《うぐああ!》怪獣といってもブラキウムは言葉が話せたようだ。

 

『おらあ!』ロベリアが爪を立てブラキウムの体を上から切り裂いた。

 

《ぎゃああ!き、貴様ら》ブラキウムは態勢を崩し膝をついた。

 

『我輩怒ってるであーる、パンチ!』

 

『テェエエ!』ドラメッド、エースは続けてパンチを繰り出した。

 

《くっ、はあはあ…》

 

『とどめだ!狼虎滅却・天地神明!』大神の必殺技が決まり、ブラキウムは大爆発した。

 

『んよし!勝った!さあてと合流しますか!お、タケルー、お前も来たか。ついてこい!』

『ああ、確か俺は間違えてきちゃったんだ、ここはマコト兄ちゃんのいる世界じゃない。』

 

マッハは光武F2の元へとバイクを走らせた。ちなみにゴーストは姿を消してこっそりマッハに近づいていたため鵜は気づかなかったようだ。

 

ーシャノワールー地下指令室ー

『お、鵜君、剛君よく来てくれたね。まずは状況を整理しよう。』そこにいたのは巴里華撃団、北斗星司(A)、ドラメッド3世、天空寺タケル(ゴースト)であった。シー、グラン・マは一旦大神にその場を預け、シロー達と散歩に出掛けていた。メルは状況が理解出来なかったので、念のため秘書室に残っていた。

 

『俺は仮面ライダーマッ!ハー!に変身する、詩島剛、そこにいる天空寺タケルや他の仮面ライダーと呼ばれる正義の戦士達と共に創世王と戦ったんだ。そん時に創世王は俺達の次元の死んだ実力がある怪人を復活させ仮面ライダーを倒そうとし、た、が、俺達はその怪人達をバッタバッタと倒していき、最後創世王とシャドームーンというやつを倒し、怪人の脅威は去ったって…思っていたんだがな…』

 

『だが、どうしたんだ?』ロベリアは剛を睨みつけた。

 

『いくらなんでも、敵の数が少なすぎたんだ、それに…あいつが復活していないわけないんだ…そしてそこにいる真田鵜の事なんだが…』

 

『剛君、君は鵜君の事を知っているのか?』大神一郎はなぜか真田鵜の事を知っていたのだ。

 

『まあな、ディエンドっていう仮面ライダーから話を聞いた程度なんだがな、詳しい事は知らないが、この次元の並行世界の一つで帝国華撃団隊長真田鵜、不思議な力を使う、花組の一人だ。』剛の衝撃発言に花組は言葉を失った。

 

『ええー!イチロー!僕達、その鵜君って子といっしょに戦った覚えなんてないよ!』コクリコ達はどうやら直哉の事は知らないようだ。

 

『貴様!我々の隊長を侮辱しているのか!帝国華撃団隊長は我々の隊長大神一郎だけだ!貴様ごときがなれる様な簡単な役割ではない!』グリシーヌは鵜に向かいすごい剣幕でどなりつけた。

 

『まあまあ、話をよく聞けって、まずはこの宇宙の仕組みについて説明しなきゃいけないんだが、面倒だからドラメッドに任せたよー。』

 

『なんじゃと!まあ、お主よりはよく知っているから仕方ないか。この宇宙は幾つもの次元に分かれていてのう。それぞれの次元には怪獣とよばれる存在がいる次元、悪の組織による侵略が行われている次元など様々な次元がある。そして、この次元はサクラが綺麗だという事でサクラ次元としておこう。次元の中では様々な可能性が生まれ分岐し、それぞれの歴史を進んでいく、それが並行世界とよばれるものじゃ。本来なら別次元へ行く事はおろか、並行世界へ行く事すら不可能なはずなんじゃが…』

 

『僕は並行世界へ行く事が出来ました。』鵜が発言した。

 

『アランみたいな力使えるの?』タケルは驚いていた。

 

『そう、だからさっき言っていた事は本当で別世界で真田鵜は帝国華撃団隊長なんだよ。』剛は鵜の頭を軽くポンポンと叩いた。

 

『じゃあ、なんでこの世界に来たんですか?』エリカ達は特別ピンチだったわけでもなかったし、ブラキウムもそこまで強くはなかった。

 

『……それがわからないんです、ある時から僕の記憶が不明瞭なんです…』

 

『ある時?』大神は鵜に聞いた。

 

『ええ、僕は華撃団の皆さんと一緒に金属獣インパルスと呼ばれる怪物を倒した後記憶が不明瞭になっていて、その記憶さえはっきりすれば、僕がブレスレットをなくした理由がわかるんですけど。』

 

『ブレスレット、何それ?』

 

『はい、確かえーーとー……思い出せません。』

 

『そ、それでは、何をどうすればいいのかわからないのですが。』花火がおどおどしてると剛は鵜の側によった。

 

『真田鵜、お前は確か並行世界へ行く力があるブレスレットを持っていた。が、それを使う事は出来ない、なぜならそのブレスレットはポンコツだったからな!』

 

『な、何ですって!それはどういう意味ですか?』

 

『そのまんまの意味さ、まずそのブレスレットの効果は一度きりだ、それにお前は大神一郎以外の男性隊員がいる世界から来たからな。』

 

『ええー!華撃団の男性隊員は大神さん以外にもいた可能性があるんですか!』

 

『ああ、だが…今ある限りの世界を数えたがその可能性がある世界は10個もないようじゃ。』

 

『大変です!皆さん、テルトル広場に黄金の戦士が化物の軍団を引き連れて現れました。』そこに現れた黄金の戦士はかつてドライブ達を苦しめたゴルドドライブであった。そして後ろには大量の怪獣がいた。

 

『やっぱりあの野郎かくれてやがったか!当たってほしくなかった予感が当たっちまった。怪獣ツインテール軍団は巴里華撃団、真田鵜、星司さんに任せた。ドラメッド、タケル俺達は蛮野達を倒すぞ!』

 

『鵜君、君の氷武Bは直してある。よし、巴里華撃団出撃せよ!』

 

『了解‼︎』剛達は玄関から出て行った。

 

ー刑務所ー屋上

『なあなあなあなあ、あんたさあ、自分達だけが不幸になるのは理不尽だと思ってるだろう…だから大神一郎の幸せを壊したいと思っているんだろ…でもな……あんた達は自らこうなる事を望んだんだ、いまさら大神一郎に苦しみを与えるのはおかしいんじゃないのか…』

 


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