ー平成二十七年ー
ーサクラ次元ーウルトラ次元
山
『さあ、僕らの力を受け取ってくれ。』
『共に戦おう!』8人のウルトラマン達(ティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックス、メビウス、ゼロ)はヒカルのフュージョンブレスに自分達の力を与えた。
『ありがとうみんな、俺達のために。』
『へへ、水臭いぜ、同じウルトラマンだろ!』
『ああ!』ヒカルとショウはゼロ達に対して二人声を合わせ反応した。
『すげえー、壮観だな。』
『この世界に来て驚かせる事ばかりだな。』木村、烏間はその光景を見て笑顔が出た。
ーオーク時空巨樹城ー頂上
『おのれえ、小賢しい真似を、はあっ‼︎』エタルガーはさっきゴウキ達に対して放った悪の光線を空から降り注いだ。
『現れよ、それぞれの次元の人間が最も恐れる宿敵達よ…ダークルギエル、岩石大首領、空中戦艦ミカサ』それぞれの次元の人間の恐怖の感情によって彼らを復活させた。
ー街ー
逃げ惑う人々を避けながらダークルギエル達の方へヒカルとショウは向かう。
『ヒカルはん、ショウはん、あの空中戦艦ミカサ、および岩石大首領は危険や、なんとか光武二式の修理とリボルバーカノンの修理がもうすぐ終わるさかい、待っとってくれへんか。』通信機に映る不安そうな顔の紅蘭に向けヒカルは笑顔を見せた。
『大丈夫だ、こっからは俺達の出番だ。』
『で、でも…』紅蘭は大神を失ったトラウマがあるため、どうしても不安であった。
『任せておけ、『本当の戦いはこれからだ!』【ウルトラタッチ‼︎】『ギンガー』『ビクトリー』【ギンガビクトリー‼︎』ヒカルとショウはウルトラフュージョンブレスとビクトリーランサーを合わせた。今この地上にウルトラマンギンガとビクトリーのすがたが合わさった戦士”ウルトラマンギンガビクトリー”誕生した。
ー地上ー
『ヒカルとショウの力が…』『ひとつになりやがった。』『ギンガ、ビクトリー…』UPG隊員達の顔には自然と笑顔になっていた。
『ロベリア……二人で力を合わせるか、忘れていたな、俺は君達が弱かったと勝手に思ってたんだ、君達は弱くなんかなかったんだ、一番弱かったのは、俺だったんだ…何もかも全部背負うなんて傲慢だったんだな…』
『そうだよ、やっと気付けたかよ…ったくよ、でも、あたし達もあんたと同じく弱いけど、あんたの荷物を少し持つくらいあたし達にだって出来るんだよ。』大神はロベリアにおぶられながら自分の愚かさを再度見直した。
ー街ー
ダークルギエル、空中戦艦ミカサ、岩石大首領、どれも人間の強い恐怖の感情によってギンガビクトリーよりもはるかに大きかった。ダークルギエルは闇を、岩石大首領は火を、空中戦艦ミカサは砲台をギンガビクトリーに向けて放ったが、当たらず、ギンガビクトリーは敵に向かって前進して行った。
ー地上ー
『行けーウルトラマンギンガビクトリー!悪を倒しちゃつてえー!行け行け行けー!』『すごい…』『まさしく、ヒーローかあ…かっこいいじゃねえか。』『も、モノホンのヒーロー!』E組の生徒たちは皆見惚れていた。
『しょおら!』そうギンガビクトリーが叫び空高く飛び上がり、ダークルギエル、ネオショッカー首領、空中戦艦ミカサに向かい猛スピードで突っ込んだ。光弾や火、大砲にもびくともせずギンガビクトリーが彼らの体を貫通し、彼らの体は崩れさった。
ーUPG基地ー
『みなさん、とうとうやってきましたよ、ヒカルさんやショウさんに負けてられません。全員でオーク時空巨樹城に乗り越んで、大天使ミカエルおよび巴里華撃団を救出し、各フロアで待ち構える敵を協力して倒しましょう。華撃団のみなさんはリボルバーカノンを使ってください突入用スペースを開けてください。他のみなさんは私が迎えに行きます。では、みなさん、がんばりましょう!』殺せんせーはスピーカーで呼びかけた後それぞれがいるところへと向かった。