ー平成二十七年ー
サクラ次元ーウルトラ次元
ー崖ー
ヒカルとショウは二人で力を合わせて特訓をしていた、あえてゼロは千葉とマリアにショウの足がかかっている石を壊せと頼み、二人は何回も石を射撃で壊し、そのたびにヒカルとショウはバランスを崩したが、互いに支え合い落下するのを防いだ。
『いいか、上から岩石を落とす、しっかり避けろ!これをクリアしなければ死ぬ可能性だってある!力を合わせろ‼︎』
『1.2.3で飛ぼう。ショウ、二人の呼吸を合わせるぞ、せえの‼︎』ヒカルとショウは呼吸を合わせ、烏間からの岩石を飛んで避け、岩石を足場にし、ジャンプしながら崖の頂上へと向かって行った。
(俺達は一心同体だ!お前がいなきゃだめなんだ!)その瞬間ヒカルとショウは心の中で互いの拳を合わせた。それにより現実でも互いのパンチが合わさり岩石を打ち砕き、崖の頂上へとたどり着いた。一人で何かを達成するよりも二人で苦しみながら何かを達成できるととてもうれしい。二人は自然と笑顔になっていた。
『よし、合格だ。』ゼロは拍手を送り両手でグッとした。
『まあ、俺としては25点赤点なのだが、始めたこいつが合格といった以上君達は合格だ。』烏間は戦闘のプロとして少し不満が残っていたが、開催者がいいと言った以上合格にせざる終えなかった。
『どこにあるんだ、究極の力ってのは?』ヒカルはゼロに質問した。
『お前達はもう持ってるぜ。』
『え?』ヒカルとショウがつけていた手錠が変化し、ヒカルの右腕に装飾物がついた。
『て、手錠がこれはいったい?』烏間は殺せんせーが関係しない事以外の特殊現象に少しびびった。
『これは?』ヒカルはゼロに質問した。
『ウルトラフュージョンブレス、キングからじいさんからの贈り物だ。』
『キング?』ヒカルはゼロに質問した。
『キング…その人も名前で…』木村正義の正義はまさよしと呼ぶのではなくジャスティスと呼ぶのである。どうすても自分の名前にコンプレックスがあったため、キングに対して少し森の中から話を聞いて同情していた。
『ウルトラマンキング、俺の故郷M78星雲に住む伝説の超人だ、今のお前達ならそれを使えこなせそうだぜ。』
『なんとか、二人の力を合わせる事は出来たみたいね。』マリアは森の中からヒカル達の元に現れた。
『ヒカル、やったな。』
『ショウ。』ヒカルは通信機を腰からとり突入隊に通信を送り始めた。
(二人の力を合わせて…久しぶりに聞きましたね…あなたと私が力を合わせたから長安との戦いに勝てた。その事によって、あなたがいなければ弱くなってしまうと考えてました。でも、違いました、あなたは死んでなんかいない、肉体はないけど、魂も見当たらないけど、あなたは私が思う限り側にいる。あなたが側にずっといる。二人で力をいつも合わせている。あの二人を見てやっと理解出来ました。別世界のあなたが何を考えて、巴里華撃団に裏切られたのかはよくわかりませんが、あなたはいつも優しかった、優しすぎたのが原因じゃないんでしょうか。いつもあなたは結婚を拒んでましたね、あれはあなたが優柔不断だと思ってましたが、選ばれなかった花組が泣く姿を見たくなかったからなんですよね、そんな優しさに気付けた。これからも共に生きましょう。)マリアはヒカルとショウを見て大神と自分を重ねた。
ーオーク時空巨樹城ー
『希望の種を持つ5人のうち3人がいるとは、やはり厄介だったか…いや、実質4人か。』
サクラ大戦3のブラックジャック、ディーラー強すぎると思ってるの俺だけじゃないはずだ!