ー太正十五年ーサクラ次元
ーバスコが来た世界ー
シャノワールー格納庫ー
『こ、これは…こ、光武なのか!』グリシーヌや他の華撃団隊員も驚愕していた。今までただボロボロの鉄屑が集まっていたふうに見えた光武F2が今見ているかぎりではピカピカの新品そのものでりりしく立っていた。
『これがあんた達の新しい光武、光武F3、別次元の世界の技術も加わって今までの光武F2の出力の50倍はでるだろう。』さすが最新鋭の学習機能を持った律というべきだろうか。
『ご、50倍…これさえあれば、バスコや殺戮革命連合にも勝てるかも…でもどうしてこれを?』つい昨日までシャノワールが閉店するなんて話があったのになぜこんなにもすごい光武が?彼女達は不思議でしかたなかった。
『ムッシュだよ、ムッシュは最後まであんた達の事を考えて光組という組織を作っていて、その光組から大量の金塊が届けられたんだよ!』
『イ、イチローが僕らのために…イチロー僕、頑張る!この光武F3を使って絶対バスコや殺戮革命連合を倒すよ!』側からロベリアが近寄りコクリコの頭の上にポンと手を置く。
『何言ってるんだコクリコ。私達がだろ、なあ、副隊長さん。』ロベリアは唖然としていたエリカに視線を向けた。
『もっちろんです!大神さんにここまでしてもらったら、絶対バスコを倒せます!皆さん、頑張りましょう!』彼女の顔はかつてのやる気に満ち溢れていた頃の顔に戻っていた。
『おおーー!』彼女達の背後から笑顔で鎧が近づいた?
『これで、皆さん、大丈夫ですね、これからを一緒に頑張りましょう。』ビービービー!警報が鳴り響いた。敵が現れた。彼女達はすぐさま指令室に向かった。
ー地下指令室ー
『メル、敵は!』メルはモニターに敵の映像を出した。
『銀色の体をした化物が、おそらく金属獣です!あと、側にはグリーンの機体があります、おそろくガナヤーテヌヘと同じように誰かが乗っているのでしょう。場所はタンプル塔跡です。』
『ようし、早速きたね、返り討ちにしてやんな!ヤフキエルなんか必要ないって事を証明してやるんだよ!』
『了解‼︎』彼女達は格納庫へ向かった。
ースーパー戦隊次元ー
キョウリュウジャーの世界
山
『はあはあ!どうしよう。』楽しみの密偵ラッキューロは自分で作ったデーボモンスター、デーボアックムーンをキョウリュウジャーに倒され、キョウリュウジャーから逃げていた。
”獣電戦隊キョウリュウジャー”
デーボス軍と呼ばれる組織が何百年の眠りから覚め再び地球侵略およびデーボス復活のために人間の感情集めを始めた。賢人トリンはかつて恐竜時代、ともに戦った獣電竜と選んだ人間を戦わせ勝利した人間に”強き竜の者”キョウリュウジャーに変身できる力を与えた。
キョウリュウレッド(桐生ダイゴ)
キョウリュウブラック(イアン・ヨークランド)
キョウリュウブルー(有働ノブハル)
キョウリュウグリーン(立風館ソウジ)
キョウリュウピンク(アミィ結月)
キョウリュウゴールド(空蝉丸)彼ら6人が主にデーボス軍と戦い。
キョウリュウシアン(ラミレス)
キョウリュウグレー(鉄砕)
キョウリュウバイオレット(弥生ウルシェード)の3人は世界中に散らばった獣電竜を探しながら、時には他の6人と協力してデーボス軍と戦うのだ。
『ここまでだ。降参しろ、ラッキューロ。』崖へとラッキューロを追い詰めた。
『ははは、もうだめだ。』ラッキューロが諦めかけたその瞬間黒雲が空に出現し、緑色の雷が出て、キョウリュウジャーにダメージを与え、黒雲からカオス、ドゴルド、アイガロン、キャンデリラが崖の上に現れた。
『ラッキューロ、よくやった。君の奮闘のおかげでキョウリュウジャー打倒の糸口が見えた。』カオスはラッキューロを褒めた。
『やったあ、初めてカオス様に褒められたーラッキュー♪』ラッキューロは初めて褒めら、その場で喜んでダンスをした。
『お前ら、生きてたのか!』キョウリュウジャーは少し前に幹部達を倒したと思っていたのだが。
『そうなのよ、私もびーっくり!』なんとデーボス軍の幹部たちはサクラ次元のバスコが来た世界でDS社に潜んでいたのだ。それはトリンにはデーボス軍が地上に現れたらわかるのだ。そのため復活には時間がかかるため別次元で復活する時間を過ごしていたのだ。
『やはり、氷結城は復活していたのだな。』トリンは少し嫌な予感をしていたようだ。
『いかにも……』カオスは右手をキョウリュウジャー達に見せる。その右手には倒したデーボスが宿っていて、キョウリュウジャーは驚いた。
『まさか……デーボス‼︎』レッドの推測は当たっていた。
『お前達にとどめをさされる瞬間、私達は別次元へと渡り、デーボス様は私の体に移し、死を逃れたのだ。』
『何?別次元だと!』キョウリュウゴールドは別次元について何も知らず驚いていた。
『カオスの旦那は氷結城を別次元で復元した。お前達に気付かれないためにもな!』
『俺様も爆発の瞬間、別次元に飛んで助かったんだよ、しみるわー。』アイガロンは目から涙を飛ばす。
『なんてしぶてえ野郎だ、アイガロン!』キョウリュウブラックはかつてアイガロンによって友を殺されており仇をうてたと思っていた。
『デーボス様は今度こそ対人類のための最終進化をする。待っていろ………獣電戦隊…我が因縁の敵トリンよ!はははははっ、ははははは!』カオス達は姿を消した。
(別次元……コスモス……希望の種は……ここにもある……君達は勝てた私にも勝てる……ある部隊の様に希望の種を捨てたりはしない…)トリンは考えこんでいた。
『トリン、別次元って何なの?』ピンクはトリンに聞いた。
『まずはみんな、空を見てくれ、そしてあそこに穴が開いてるだろう。』
『ほ、本当に穴が開いてるー』なんとデーボス達は今まで何かの力で別次元への穴を隠していたのだ、トリンに気付かれないように。
『あの穴から別次元へとデーボス達は逃げたんだ、別次元からだとさすがに私にはわからなかった。』
『じゃあ、トリン、別次元って何だ?』
『そのことについては、スピリットベースで話す。とても重要な事だからな。』スピリットベースとはキョウリュウジャー達の基地である。キョウリュウジャー達はスピリットベースへと帰っていった。
ーサクラ次元ー数時間前
ーバスコが来た世界ー
ーDS社ー巴里支部
『な、何故最強怪獣インパルスが…ここに……』
『いやさあ、そろそろいい感じに感情も集まったし、もう花組に利用価値はないからさあ、消えてもらおうってねだからさあ、手っ取り早く倒してもらおうと思ってね。』
『おお、素晴らしいこれで私の地位は安泰だ!さあ、行くぞ、巴里華撃団!私の人生薔薇色だー!』最強怪獣インパルスを模した金属獣が出撃していった。
次回予告
花火『大神さん、私達とともにいきましょう、巴里の平和のために。』
花火『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第三十八話 『ふたりは今も.愛のみはたのもとに…』
バスコ『まだまだ必要だねー霊力はデーボスを完全復活させるためにはね。』