海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今回の舞台は巴里です。
前回まで説明不足ですみません。
今回は怪盗ドラパンの挑戦状の後におこったパラレルワールドとしておいてください。


巴里インドラえもんズプラスα

 

大正十六年 巴里

ー山ー

ここにあるべきのないものがあった。

”どこでもドア”このドアから誰かが出てきた、ドラえもんズとドラパンと少女ミミミであった。彼らは世界征服を企む悪人Dr.アチモフとの宇宙での戦いに勝利し、22世紀のフランスに帰ろうとしたのだが

 

『あれ、フランスってこんな感じだったっけ?』ドラえもんが言うと

 

『私が地図で見たフランスとは違いますね。』王ドラがいった。

 

ドラえもん達が困っているとある人がドラえもん達に話しかけてきた

 

『あの〜貴方達はいったい誰なんですか?そんな格好して?』その人こそが巴里華撃団隊長エリカ・フォンテーヌであった

 

『お嬢さん、この怪盗ドラパンを知らないのかい?』

『はい、全く知りません!』

 

『そ、そうですか…』

 

『ワシなら知っとるじゃろうドラメット3世じゃ』と言うと

 

『いいえ、知りません、てか貴方達何なんですか?もしかして、神様が私にくれた恋のキューピッドさんですか?』

 

『い、いえ、僕達そういうのじゃなくて、って、えええ!』

 

エリカは急に王ドラに抱きついた

 

『ちょ、ちょっとととお嬢じょじょじょささささんななかかなな何してるんですすさすかかか。ちょちょはははななななしをきいてててくださいいいい』王ドラはエリカから離れ床でゴロゴロしていた。

 

『大丈夫ですか?』とエリカが再び近くに行こうとしたが

 

『いつもの事だから、大丈夫。それよりここどこ?』とドラリーニョが聞いた。

 

『ここは巴里ですけど。』

 

『巴里ってこんな感じだったかな。』ドラパンが呟いた。

 

『わかった、ここは異次元世界の過去のパリなんだ。』ドラえもんは声を荒げた。

 

『確かに電磁波のせいで秘密道具に影響があったと考えると納得がいくな、お嬢さん今は何年だ?』

 

『うーんと、1925年だと思います。』

 

『なるほど、だから、ワシ達の事がわからなかったのか。そういや、お嬢さん名前は?』

 

『ああ、すみません、私はエリカ・フォンティーヌと申します、そこにあるシャノワールという店で踊り子をしているんです。』

 

『へー、そんな店があるのか、ちょっと情報集めるために行ってみようぜ!』

 

『私も少し休みたいので。』と、唯一ロボットではない女の子ミミミが言った。

 

『いや、昼は営業してませんので皆さん一緒にカフェにでも行きますか?』エリカがいうと皆納得してエリカについていった、ただ一人暇で寝ていたエルマタドーラを除いて。

 

『マタドーラどうする?』

『僕が持っていきますよ、まったく暇だからって寝ちゃだめでしょう、まったく僕が楽書きしたくなったじゃありませんか〜』そういって王ドラは満面の笑みでマタドーラの顔に落書きし始めた。

 

少し歩き、道中色んな人に見られたが被り物か何かと思っているらしいのでそこまで困られはしなかっただが、ドラえもんズはエリカがカフェが見えてくるにつれて寂しそうな顔をしているのがわかった。

 

『ここです!ここです!やっと着きました〜。』

 

『へー、結構きれいなんですね、ここならネズミもいないみたいだしよかったあー』ドラえもんがそういった瞬間足元に感覚が伝わってきた。

恐る恐る下を見ると

『チュウ!』

 

『ギャアアアアアアアアアアアアアアアア、ネズミ!ネズミ!ネズミ!』

ドラえもんがそこら中を悲鳴をあげながら走り回り始めた

 

『こらこら、逃げちゃだめじゃないかハミ!あ、エリカどうしたのこんな所で、わかった!また、イチローの部屋に来たんでしょ?』

 

『ち、違いますよ、この人達とお喋りがしたくて、この人達何処からか来たので色々な事教えてあげようと思いまして。』

 

『へー、僕はコクリコ、エリカと同じく夜シャノワールで踊り子をして、昼はサーカスのマジシャンなんだ。今は逃げたネズミを追いかけてきたんだ』

それを聞いたドラえもんは叫んだ

 

『早く!早く!ネズミ捕まえて!ネズミ嫌い!嫌い!』

 

『ワオ』ドラニコフはネズミを捕まえコクリコに渡した。

 

『ゴメンね、世話かけちゃって、あ時間だ、僕はこれから動物達に餌あげなくちゃならないから暇になったらきてね。』

 

『わかりました、それじゃ。』

 

『エリカさん、そういえばイチローって誰なの?』

 

『大神 一郎さんといって日本人で私の…大好きな人なんです、今は日本に帰っている船にいるんです…』

ああ…神様また大神さんに会わせてください。

 

 

エリカの先程見せた元気さは、影も形もなかった。

ビビビビビビビビビ‼︎!

 

『ガオ?』

 

『え、なに、なに、なんなのこの音?』

 

『私の方ですね、ええっとグランマからの緊急通信⁉︎』エリカは腰にあった通信機をとった。

 

『エリカ!大変だよ!ムッシュの乗った船が沈没しちまった!!』モニターにはグラン・マの顔が映しだされていた。グラン・マとはエリカが勤めているシャノワールの支配人である。

 

『ねーねー、ドラパン、ムッシュって誰かな?』ドラリーニョが聞いた。

 

『フランスでは女の人をマドモワゼルといい男の人をムッシュという、だから、エリカさんがさっき言っていた人だろう。』

 

『え…、お、大神さんのキネマトロンには繋がらないんですか⁉︎』

 

『さっきから、何度もやっているよ、でも、繋がらないんだ、最悪の事態も考えといてくれ…』

 

『大神さん…無事でいてください、神よ我が愛すべき人にご加護を』

 

エリカの頬に涙が伝わった。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告

『はーーい、シーでーす。』
『みんな〜ドラリーニョだよ、最近寒いね、雪ぐ降って大変だけど、頑張ってね、ドラえもんは絶対外に出ないと思うけど、ドラニコフは喜んでると思うよ、シーさんは雪好きなの?』

『私は雪好きですー、でも一番好きなのはコクリコさんだと思いますよー、ベトナム育ちであまり見たこと、なさそうですし、あ、そうそう、次回は大神さんの船の上での話ですー、絶対見てくださいねー』

『次回サクラ大戦4外伝海に散りし命第四話人質になりたい
大正桜にロマンの嵐!みんな〜見てね〜』

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