海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今回のすみれ編で第一章を終了とし、同時に第ニ章巴里華撃団編も終了させていただきます。織姫、アイリス、さくら修行編は第四章とし、巴里華撃団とブレーメンの音楽隊との戦いは第五章とさせていただきます。明日からは第三章を重点的に投稿させていただきます。融合編
????????編、蛮野編を投稿する予定です。それではどうぞ


奇跡!ウルトラの父

ー昭和48年ー

ーウルトラ次元ーエースの世界

ー山中ー

なんと遠くウルトラの星からウルトラ兄弟達の父親ウルトラの父が現れた。

 

『ダァッ!』ウルトラの父はまず持ってきたウルトラアレイのフラッシュにより星人を目をくらまし、炎に包まれている隊員達を手から風を出し消化し、側にあったエースの像の緑のブロンズをとり元の赤銀色のエースの姿へと戻した。

 

『ファエェェ!』星人は父に向かって突っ込んできたが、逆にチョップを食らわされ、地面に叩きつけられ、円形のビームカッターを頭にぶつけられ、星人の頭が爆発した。

 

『シュウワ!』父は続けて星人に向かい地面に叩きつけ、フライングキックを食らわせ、ウルトラアレイで目を眩ました。

 

『ファエェェ!』星人は地面に床をつけたが、それは父を油断させるための罠であり、すぐさま自分の頭の触角を点滅させ、逆に父に目くらましをし、父の足元にビームを放ち、父は膝をついた。

 

『ファエェェ!』このチャンスを逃すかと星人が父に襲いかかりさっきのおかえしといわんばかりに地面に叩きつけた。

 

【ファウン、ファウン、ファウン】父の胸にあるカラータイマーが青から赤に変わり点滅し始めた。なんとか父は立ち上がるが、星人に何回も打撃を食らわされ、もうもうヘトヘトであった。

遥かM78星雲から息子達を救いにやってきたウルトラの父は今まさに力つきようとしていた。長い長い旅の間にすっかりエネルギーを使い果たしてしまったのだ、頑張れウルトラの父負けるな。

自分の死を悟ったウルトラの父はなんとか立ち上がり自分のカラータイマーを投げ、エースにエネルギーを与え、エースの目に明かりがともりエースは復活し、父の目から明かりが消え父は死んだ。

 

『ダァァァァ!』復活したエースは飛び上がりフライングキックを星人に食らわせた。

 

『エースが生き返ったわ。』『よし、エースを援護するぞ!』『了解!』TACは銃を構え、星人の周りへと向かった。

 

『あと一撃……中尉……私に力を…』すみれはボロボロになった光武二式と大神に渡すつもりだったネクタイをぎゅっと抱きしめ、ビックライトをあて光武二式を巨大化させた。

 

『テェェェ!』エース、そこだ!パンチ、それキックだ!後ろに投げつけろ!地面に叩きつけてやれ!そこだ!パンチレーザー!エースの猛攻により、星人はたじろぐ、父との戦闘の疲れにより星人は疲れていた、だが、負けじと星人もエースのキックを避け、エースを地面に叩きつけ、エースに向かって走ったが、その力を利用され、後ろに投げつけられた。そしてエースからまたもフライングキックを食らわせられ、倒れこんだ星人をエースをつかみTACのいる方へ向けた。

 

『星人の頭に向かって、一斉攻撃だ!』TACの隊員は星人めがけて銃を放ち、星人に当てた。

 

『エースさん、私にも協力させてくださいまし。』すみれは巨大化した光武二式から出てエースに呼びかけた。それに応じるかのごとく、エースは星人をすみれの側に送った。

 

『中尉……行きますわ!神崎風塵流!天馬の舞!』すみれは霊力を振り絞り背中の翼を広げ周りを燃やしつくし、星人の体を薙刀で、貫いて空中へと放り投げ、エースは放り投げた、瞬間星人に向かってメタリウム光線を放ち、星人の体は大爆発した。

 

『もう、あなたとは本当にお別れですわね。お休みなさい…光武…ありがとう…』すみれが光武二式から降り少し離れた所で光武二式は大爆発した。

 

『エエェェ!』エースはカラータイマーを投げ兄弟達にエネルギーを分け与え、ウルトラ兄弟は蘇った。兄弟達は再開を喜んだ、だが同時に父の死に悲しんだ。兄弟達は父のもとへと向かった。

ウルトラの父は死んだ。5人の子供達を助けるために死んだ。さようなら、ウルトラの父あなたは夜空の星になるのです。

兄弟達は父の体を持ち、エースを除いたウルトラ兄弟達はウルトラの星へと帰っていった。

 

『さあ、帰ろう。』竜隊長達は基地へと帰ろうとした、その時声が聞こえた。

 

『たーいちょうー』なんと高い岩かげから北斗と南が現れた。

 

『北斗ー』『南隊員も』TACのメンバーは再開を喜んだ。

 

ー夜ー

ー運転手の家ー

北斗と竜隊長とすみれは星人を倒した報告をするために運転手の家に来ていた。

 

『ああ、これお守りありがとう。これおかえしします。』竜隊長は運転手の娘にお守りを返そうとした。

 

『いえ、ずっと持ってらしてください、父の変わりに。』

 

『ありがとう、しかしこのお守りはヒロシ君が持つべきです。君のお父さんが生きていたら、きっと私と同じ事をするだろう、いつか君にもお父さんの気持ちがわかる日が来る。その時もう一度このお守りを見るといい。』

 

『きっとわかりますわ、その人の事をずっと忘れなければ…』

 

『うん!』

 

『さあ。』竜隊長はヒロシにお守りを渡した。

 

『あら、一番星!』空を見上げると満開の夜空の中に輝く一番星があった。

 

『おお、綺麗な星だなあ。』

 

『星のお父さんみたいだなあ。』

 

『あれはウルトラの父の星だよ』

 

『僕のお父さんの星は?』

 

『お父さんの星も同じさ。』

 

『ふーん。お父さーーーん!』ヒロシは叫んだ星になった父に聞こえるようにと。

 

『あ、あそこの星は。』別方向に小さな星がたくさんあり、その中で一番星が堂々と輝いていた。

 

『お姉さん、多分あの星はお姉さんの大切な人の星だよ。』

 

『中尉の?』

 

『だって、あんだけたくさんある星の真ん中で光輝いて、みんなをリードしてくれるような星なんだぜ、きっとそうだよ。』

 

『そうですわね、中尉、これからもよろしくお願いします。』すみれは涙を頬に伝わせ笑顔で星を見続けた。(二人の距離はだいぶ離れてしまいましたね、しかし、あなたはそこにいます、それだけでわたくしは心強いですわ、神崎すみれのこれからの人生という名の舞台、星になって見続けてくださいまし、中尉、愛していますわ。)

今宵の星も光輝く。

 




次回予告
エリカ『大神さん…みんな…泣いています、辛いです、悲しいです、なんであなたは来てくれないんですか…』
エリカ『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第二十八話 聞けなかった答え 愛の御旗のもとに…』
エリカ『私…隊長失格ですね…』

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