海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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とうとう次元大戦編ラストです。
次の章で海に散りし命終わりですよ〜



俺なりの仮面ライダー

 

ー太正十五年ー

ー7人世界ー

ー大帝国劇場ー

 

ここ、大帝国劇場ではこの間に起きた戦争の衆望者が真宮寺直哉とわかった人間たちはレジスタンスを作り出し、ボルテスチームと共に戦っていた。

健一『出てこい!真宮寺直哉!』

ボルテスチームの乗る機体ボルテスVがレジスタンスと共に大帝国劇場の周りを囲んだ。

 

直哉『来ましたね…ならば行きましょう!みなさんはどうします…彼等の目的は僕だけですので…お姉ちゃんは…』

 

さくら『私は行くわよ。迷っていないから安心してて大丈夫よ、この新しい霊子甲冑…從武ならばね…』

 

紅蘭『急ごしらえでもらったものやったんやろー!』

 

直哉『ええ、アブデラさんからもらったものです…この機体には…』

 

ナオヤ『オヤジの力が加わっているからなあ…ボルテスVだろと恐ることはない!今やαナンバーズはいなくて、Z世界の人間も変えていった…ならば大丈夫だな。』

直哉、ナオヤ、さくらを乗せた新たな霊子甲冑”暗武”がボルテスVの前に立ち塞がった。

 

健一『どうやらやるしかないみたいだな…利害の違いか…はあっ!』

ボルテスVは天空剣で斬りかかったが暗武は腰に構えていた暗黒に包まれた剣を抜き取りボルテスVの天空剣を弾き飛ばして、胸に剣を突き刺した。

 

直哉『僕たちは負けはしない…僕たちなりの信念がある限り…負けない!』

 

健一『信念か…その信念にお前らは誇りを持っているのか!それが愛だとでも言うのか!家族が大切なのは俺たちが一番わかっている!君達の願いはただのわがままだ!君は子供のままだ!そのわがままを理解している人間も子供だ…力の使い方もわかっちゃいない!』

 

さくら『それでも私はそうしてあげたい…辛かった直哉君のために何かしたい…それを理解してもらいたいとは思っていないわ!私たちは未来に向かう。どんな犠牲を払おうとね!』

大きく剣を抜き振り下ろそうとした時に横からビームが飛んできて、悪武を傷つけた。

 

剛『そうは問屋が卸さないってね!』

なんとバイクに乗った剛がビームで悪武を止めたのだった。

剛は一緒に乗っていた風花をバイクから降ろしてマッハに変身した。

 

『レッツ…変身!』【シグナルバイク!ライダーマッハ!】

 

剛『ケリつけようぜ…周りの奴等は!』

【シグナルバイクトマーレ!】

剛はトマーレの力で全ての霊子甲冑の動きを止めた。

 

エリカ『動けませ〜〜ん!』

 

大神『…』

俺には当てなかったのか…

…まあ、俺はそこにいる女の子みたいに

何もしないことにしよう。

どちらの信念が勝つのか…

 

さくら『悪武にそれは効かないわよ!』

 

剛『ああわかっているさ、そもそも正義という名目で殺しをするやつに対して無抵抗のまま殺すのは気分悪いしな…さあ、行くぜ。』

【シグナルバイクシフトカー!ライダー!デッドヒート!】

剛は自らの姿を赤いデッドヒートマッハにしてドラえもんからもらったビックライトを風花に当ててもらい同じ大きさとなり、武器を構えた。

 

直哉『はあっ!』

先にしかけたのは直哉たちだった。

剣を向けて走り込むと同時に右足で地面を蹴り上げて目くらましのように砂をかけるが、剛はすぐさま砂を振り払って剣を武器で止めた。

 

さくら『さすがにやるわね。けど…直哉君!』

 

直哉『ダイターンザンバー!』

なんと直哉は先程倒した闇の帝王の力を吸収してαナンバーズの武器が使えるようになっていたのだった。

その武器で直哉はマッハの足を刺した。

 

剛『はぐっ…はぁ…はぁ、一筋縄ではいかないかでもさあ、こっちもさあ…大量殺人の犯人は警察官の弟としてはほっとけないからな!』

【バースト!デッドヒート!】

マッハは刺された剣を抜いて剣を蹴り飛ばして悪武の右肩に刺した。

 

さくら『その程度のようね、私は…私達は負けらない!あなたは直哉君の過去を知っているだけ…知ってるから何?同情くらいしかしてないでしょうねぇ!私は共に暮らしていってわかっているのよ!直哉君ことを理解してあげているのよ!』

剣をもう一本持とうとした瞬間!

 

ピリーン!

 

キッド『だったら何で他の人間の愚かしさを理解出来なかったんだよ!』

 

ボウィー『美人と共に暮らしているのは羨ましいんだけどさー愚かな他の人達にも生活あるしさー!』

 

お町『始末屋としてはほっとけないわよー。』

 

アイザック『義理にて助太刀する!大丈夫か、剛!』

なんと空間をさいて彼らはきた!

そう、ブライガーを操るJ9チームが現れた!

 

ナオヤ『なんだよ!また、邪魔者か!』

あまりの大変さにナオヤまでもが出てきた。

 

剛『これが絆だよ…愚かしさを知ってもなお助け合う人間の力だよ…そうしたからこそ俺はこの英雄の力を借りれる。』

剛はタケルたちから預かった三人の英雄の眼魂を取り出した。

 

アイリス『あ、あれに…あやめお姉ちゃんたちを感じる…』

 

大神『!まさか剛は直哉を殺すのが目的じゃないのか!それにサタンや一馬さんの力を感じる…まさか奴は信頼を得たのか!』

 

剛『そんなに簡単に人は仲良くなれねぇ…認め合えねぇ…それは今回の戦いでよ〜くわかった…だが、少しだけでも分かり合えることが出来た!見せてやる…ダヴィンチとの戦いでは使えなかった眼魂の…力…僅かな希望と信頼…それがこの力だ!』

【シグナルバイク!レジェンド!降魔!三英雄!】

マッハは仮面ライダーレジェンドマッハへとなった。

 

剛『使わせてもらうぜ、三英雄の思いが一つとなったこの剣を…』

【レジェンド!ブレーディング!】

マッハは鐔の部分に霊魂が込められた剣を握り悪武へと向かった。

 

さくら『私達は絶対に負けない!』

 

ナオヤ『例えあの人達が敵でもだ!』

 

直哉『僕達が正義だあああっ!桜花剣槍!』

互いの剣は拮抗して数ミリも動かず力勝負になった。

 

直哉『負けない!僕は僕は…』

 

剛『もういいだろ!どこまで愚かになればいいんだ!お前のことを理解することは俺には出来なかったが、お前を理解する人間はここにいっぱいいる!そうだろ!だったらそれでいいじゃねぇか!全ての人間が分かり合えることが出来る時代じゃないんだよ!そんな風に迫害されている奴は探せばいっぱいいるんだ!そいつらのことを理解し分かり合おうとする気持ちを持っていけ!そうすればお前は素晴らしい人間になれるんだ!俺なんかよりずっと素晴らしく逞しく誰からも崇められる存在になれよ!見返せよ!愚かな奴等を見返せる力を手に入れてみろ!はああっ!』

 

風花『剛さん!それがあなたの意思なら私はあなたを助ける!はあっ!』

風花は父親から預かっていた旋風の忍シュリケンを使い風を起こし直哉の剣の威力を弱めた。

 

剛『俺は間違えた…お前も間違えた…すまない…だからこれは我慢してくれ…これで全て終わりにするから!』

【必殺!フルスロットル!レジェンド!】

『大魔討斬り!』

マッハが放った斬撃は悪武を破壊した。

そして乗っていた直哉とさくらは脱出した。

 

剛『これで俺も人の事を…ロイミュードのことを俺の愚かさを知れた…だから俺はこのことを消す…この世界はお前に任せる…人も…生活も…何もかも…時間を戻す!』

 

ある人の掛け声で全てが戻った。

剛は元の時間に戻った。

 

 

そこで剛はある少女に導かれるようにオウストラル島に向かうことにした。

 

剛『色々と悪かったな直哉…だが、お前なりの正義は…人のために使え…それが出来ればお前は救われるはずだ…ま、頑張れ。』

剛はバイクにまたがり世界を超えた。

もうここに自分がいる意味はない。

彼らはもう間違えない。

俺がいたから間違えた。

その罪の意識を抱えながら彼は進む。

仮面ライダーとして…詩島剛として…

大神一郎の孫として…

 

 


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