ー平成二十九年ー
ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー
ー森ー
俺は今…生きているのか…
俺は今何で生きているのか…
わからずに森にいた。
『みんな、大丈夫か?』俺は大神一郎、突然現れた仮面ライダーマッハを仲間とともに別世界に来て探していたら、ウラという名の緑色の化物に襲われ、仲間を5人も殺されてしまい、運良く俺、紅蘭、アイリス、花火君が仮面ライダービーストに助けられ、命からがら森にて休んでいた。皆、精神的なショックが強く俯いていた。
『大神はんのせいや…』
『紅蘭?』
『大神はんのせいでマリアはん達5人が殺されてしもうたんや!』
『な、何を言うんだ紅蘭!俺はただ…彼のことが…マッハの…剛君のことが気になって。』
『そないなこというてもなあ!あいつは!マッハはな!うちらを襲ってきた敵なんや!』
『紅蘭…そんなこと言っても…』
『直哉お兄ちゃんはほっておけって言っていたよ!それをお兄ちゃんが勝手な指示を出したせいで、こんなことになったんだよ!どうするのよ!だから、いつもお兄ちゃんは自分勝手でみんなの足を引っ張っているんだよ!』
『なんだと、俺はな、今まで…』
『あなたは今まで自分勝手な指示でみなさんを混乱させ、直哉さんの邪魔ばかりして、恥ずかしくないんですか!』
『俺だって…俺だって…隊長として頑張ってきたんだよ!君達にはわからないだろうなあ!』
『ああ、わかりたくもあらへん!自分勝手な指示をして、みんなを殺すような大神はんの気持ちなんてわかりたくあらへんわ!』
『なんだと!』
『聞いたで、大神はんは前に直哉はんを殺そうとしたそうやないかい?さすがは、隊長はんやなあ、みんなのためとかいいながら、自分にとって都合が悪いやつを排除したかったんやろ。』
『違う…それは!』
『なんでそんなに悪いことばかり、するの!みんなに迷惑ばっかりかけて!ふざけないでよ!』
『俺はちゃんと考えて!』
『自分のことばかり考えているんですね、それに比べて直哉さんは私達みんなのことを考えてくれています。差は歴然としていますね!それでは、みなさん行きましょう!』
『お、おい!どこにいくんだ、紅蘭、アイリス、花火君、待つんだ!』
『うちらはうちらのやりたいようにやらせてもらいますわ!大神はんの自分勝手で殺されるのは勘弁やからな!じゃあ!』紅蘭とアイリス、花火は自分の双光武に乗り大神の前から去っていった。
『…俺は…どうすれば…よかったんだ…こんな時に決断が出来ずに迷っているなんて、だめだなあ。』大神は近くにあった大きな石に座りこんだ。そして、その様子を影から剛が見ていた。
『決断か……』剛は森の中に消えていった。
ーサクラ次元ー7人世界ー
ー巴里ー
ーブルーメール家ー
??『おい!開けな!ご主人のお帰りだぞ!』
タレブー『お嬢様の声…ですが、なんて下品な!しっかりとしつけねば…』タレブーは屋敷の門を開けた。その時!
??『サンキュー!君の声グリシーヌに似てるんだよ。行くよ!』
??『財宝は山分けだかんな!』二つの影がグリシーヌ家に入っていった。