海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今回の帝國華撃団修行編で紅蘭編だけは他とは違いゴジラ×モスラ×メカゴジラの原作に忠実なので、長くなります。改めてご了承ください。それでは最後までご覧ください。


ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー1

未来ー並行世界

ー東京ー

『私は夢を見ているのか?』

 

『いいえ、夢ではありません。お久しぶりです中條さん。』

 

『おじさん?』義人が不安そうに信一に尋ねた。

 

『心配するな、古い友人だ。』

 

『憶えててくださったんですね。』

 

『忘れるわけがない』

 

『私達一族が中條さんに初めてお会いしてからもう43年がたちます。

 

『私も歳をとった、今じゃ孫もいる。』小美人達は瞬に向かってあいさつをし、瞬も頭を下げた。

 

『今日はお願いがあってきました。』

 

『お願い?』

 

『中條さんならきっと私達の話をわかってくれると信じて!』

 

『私に出来る事なら力になるが。』

 

『さっきも言った通りどうか、ゴジラの骨を返してください。モスラがあのロボットに変わって戦いますから、人間がゴジラの骨から戦いの道具を作ったのは大きな過ちです。』

 

『機龍を作ったのが間違いだったっていうんですか?』義人はこの発言には黙っていられなかった。

 

『せや、何が悪いんや?』紅蘭も技術者としてこの発言は許せなかった。

 

『甥の義人、特殊自衛隊で機龍の整備士をしている、そして、そちらの人は紅蘭さん。』

 

『死者の魂に人間が手を触れてはいけない。』小美人は反論した。

 

『ゴジラの骨は海底に戻し、時の流れの中に葬らねばなりません。』

 

『でも、ゴジラを倒すためには機龍が必要だ。』

 

『もし、またゴジラが来たりそのナポギストラーが来たらどうするの?』瞬が聞いた。

 

『その時はモスラが命を賭けて戦います。』

 

『モスラは43年前、東京を破壊したんですよ!それがどうして人間のために戦ってくれるんですか!』かつてモスラは東京に猛威を振るったため義人は信用できなかった。

 

『それはあの時皆さんが私達の仲間を誘拐したから、モスラが現れたんです。どうか、ゴジラの骨を海に返してください!さもなくばモスラは人間の敵にならねばなりません。私達もそれを望んではいません。もちろんモスラも。』1960年代インファント島にいた小美人を人間が勝手に連れて帰りそのために小美人はモスラを呼び東京が襲われたのだ。

 

ファオワー!

 

何かの大きな鳴き声が聞こえ、信一達は外へ出た。

 

そこには鳴きながら動く巨大な怪獣モスラがいた。信一は昔見た事があり、信一や瞬も資料などで姿を見た事あったかもしれなかったが、それでも間近で見たモスラに体に衝撃が走った。紅蘭は初めて見る化物に対して念のため光武を握っていた。

(こいつがモスラっちゅうわけか、こんな化物がホンマにゴジラっちゅうやつやつや侵略者を倒せるんかいな。)紅蘭は今まで化物と戦ってはきたが味方になった事は今まで一度もなかったので少し不安であった。

 

信一はボーッと見ていて、小美人に詳しく話を聞こうと振り向くと彼女達はいなかった。

 

ファオワー!鳴きながらモスラは帰って行った、たぶん小美人も一緒に帰ったであろう。

 

信一達が部屋に戻ると小美人達がいた机に何かの紋章が描かれた石が置いてあった。

 

『とりあえず私がなんとか頑張ってみるよ、彼女らには昔すまない事をしたからなあ。』信一は考えをまとめた。

 

『待ってくれよ!俺はあの機龍の整備士だ。返したくないんだよ!それにゴジラにせよ、そのナポギストラーにせよ、俺達人類が立ち向かわないといけないじゃないか!それに政府のお偉いさんたちもそう簡単に機龍を手放さないよ。』義人は機龍を手放したくなかったのだ。

 

『まあ、私が出来る限り頑張ってみよう、ゴジラの骨は返せるかどうかはわからんが。』

 

『おじさん!』

 

『彼女達の頼みだ!どうなるかは全くわからんが。』信一は別の部屋へ行った。

 

(俺は機龍の側にもっといたい!あいつの整備士をこれからも続けたいんだ!)唇を噛み締め義人は信一を睨んだ。

 

『義人はん…その…うちも……光武を返せなんて言われたら、怒るわ…でもなあ…彼女達の気持ちも…考えといてくれんか…大切な物を奪われた人の気持ちはうちには痛いほどわかるから。』

 

『はい…とりあえずその話はまた今度で…泊まるところがなかったら、用事が終わるまでは、泊まってってください。』

 

『すまんなあ。あと、歴史本とかないかこの時代の事を知りたいんや。』とりあえず紅蘭は義人から歴史本を借りそれを見ながら夜を過ごした。彼女もまた大神の死に対するショックで眠る気にはなれなかった。

 

(明日、絶対、基地に侵入したるで。)

 

 

 

ー宇宙船ー

『今回の作戦では、地球の地下で眠っているゴジラを起こす、そうすればやつは日本を襲撃するだろう。そして地球の軍隊がゴジラによって混乱しているうちに我々は地球人が作った機龍のコントロールを機龍の内部に侵入し奪う!機龍は遠隔操作型のため内部で我々が作ったプログラムに書き換え、ゴジラに日本壊滅を勝手にさせておき、我々は機龍で紐育を攻める!さあ、行くぞ!』

 

『オオー!』今ここにナポギストラーの地球侵略作戦が始まった。

 




次回予告
紅蘭『人間のために利用される、ゴジラの骨。ウチら人間は本当に正しんかいな。でも…大切な物を奪うのは嫌やな』
紅蘭『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第十六話 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー2太桜に浪漫の嵐』
紅蘭『ウチは…どうすれば…』

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