ロベリア、マリアが異常に強敵でクリアにとても時間がかかりました。それではどうぞ
未来ー別世界
東京
『あ、あっれ〜、ここどこかいな。』紅蘭はある家の前に来ていた。
『ここに、バスコを倒せる究極の兵器はあるんか?あのバスコだけは絶対許さへん!米田はんや帝都の人々や大神はんを殺した!絶対見つけるさかい、とは、いってもまず情報やなここは並行世界やうちらの時代から未来かもしれんし、過去かもしれへんけど、まずこの家に入ってみるさかい。すみまへん、ちょっとよろしいでっか。』ドンドンとドアを叩くと、中から若い青年が出てきた。
『はい。どなたでしょうか?』彼は中
條 義人(なかじょう よしと)この世界にあるロボット機龍の整備士である。
『あのー、うち李 紅蘭といいます、ちょっと聞きたい事があるさかい、入ってよろしいでっか?』だめもとで紅蘭は言った。
『あ、はい、どうぞ、僕は中條 義人といいます。』意外にも彼は家に入れてくれた。
『あなた、何か機械関係の仕事してるでしょう?』義人が聞いた。
『な、なんでわかったさかい。』
『自慢になるんですけど、僕はあの機龍の整備士なんですよ。』義人は笑顔で紅蘭に言った。
『き、きりゅう?なんやそれ?』
『え、知らない!一年前東京でゴジラと互角に戦ったあの機龍ですよ。』
『ゴジラ?機龍?東京?なんのこっちゃわかりまへんなあ?』
『あ、あなた中国人でしたか、だからわからなかったのか。ゴジラは1954年に一回、1999年に一回日本に攻めてきた怪獣で、1954年にきたゴジラはある科学者の兵器で倒したんですけど、1999年に別のゴジラが現れた時はその科学者が兵器の戦争利用を恐れ設計図を全て燃やし、自らの命を絶ってしまったため、倒せなかったんです、でも、特生自衛隊は1954年に倒されたゴジラの骨を使い、去年2003年対ゴジラ用ロボット機龍を誕生させました。東京は日本の首都で、地図からするとここ。』地図を広げ指で指した。
『え…!って事は中條はん。今は2004年っちゅう事かいな⁉︎』並行世界だから当たり前だと紅蘭は知っていたとはいえやはり動揺は隠せなかった。
『なに、当たり前の事聞いてるんですか。ところで紅蘭さんは何の機械を担当していたんですか。』
『こんな事いっても信じてもらえんかもしれへんが、うちは過去の並行世界から来た光武っちゅうロボットの整備士や。これが証拠や。』紅蘭は懐から光武を出した。
『いや、信じますよ、今の世界何が起きてもおかしくないですからね。でも、これ明らかにプラモデルじゃ。』すると義人の甥、瞬が近づき光武を手に取った。
『何これ?すげープラモデルじゃん叔母さんが作ったの?』紅蘭に衝撃が走った。
『お、叔母さん?』こんな事言われた事は今まで一度もなかったからである。
『こら!初めての人になんと事言うんだ。あやまりなさい。』さすがにこれは義人も怒った。
『ごめんなさい。だって、この人どことなく暗くて、疲れてて、ちょっと叔母さんに見えたんだ。』どんなに笑っていても内心穏やかではなかった。
『ま、まあとにかくこれはプラモデルっちゅうもんやなくて色々な敵と戦う光武二式っちゅうや、うちはこれの整備士兼パイロットやったさかい。外装は綺麗やけど中はボロボロやさかい。今は持ち運びやすいよう小さくしとるんや。』
『へー、光武かあ、並行世界では科学が進んでるんですね。機龍は人が乗るのではなくて、遠隔操作式ですし、コントロールが不安定な時もありますし、すごいですね。』
『でも、うちは1926年から来たさかい、こっちの世界のほうが未来や。』
『へーいってみたいなあ、あなたの世界に、どんな所なんですか?』
『うちらの世界やと蒸気が発達した世界になっとるんや、それでうちらは蒸気の力を悪用する敵と帝都すなわちこの世界の東京を守るために作られた組織なんや、でも…バスコという…敵が現れて組織のメンバーの一部と帝都に住む人々を殺し、帝都を破壊し、うちが一番好きやった人を殺し、それの復讐のためにこの世界で情報を集めてるんや、お願い義人はん!うちに機龍の事教えてつかんさい。』紅蘭は頭を下げて、頼んだ。
『もうゴジラの骨を返してください!』どこからか声が聞こえた。
『何じゃ。どうした?』別の部屋にいた中條 信一(なかじょう しんいち)は大きな声に気づいてこちらに来た。
『あれ、君は?』知らないチャイナ服の紅蘭に少し驚きながら質問した。
『あ、お邪魔しとります、李紅蘭ともうします。ちなみに、今の大きな声はうちじゃないさかい。でも、どこから聞こえてるさかい?』
ガタッ!
『今、このロボットの周りで何か動いたよ。』信一は光武を覗いたすると小さな人が出てきた。
『あ、あれは⁉︎』信一は声を荒げた。
『お願いいたします、ゴジラの骨を自然に返してください。ゴジラや宇宙から来た侵略者ナポギストラーはモスラが倒しますから。』信一は彼女達を見た事があった。遥か昔インファント島を訪れた時に彼女らの仲間にあった事があったからだ。
宇宙空間
『ついに地球を征服出来るぞ、人間達を滅ぼしてやる!』宇宙船で踏ん反っていたのはかつてチャモチャ星の支配者であったナポギストラー将軍であった。
『しかし、将軍人間は奴隷にすべきでは?』部下の1人が質問した。
『ハハハ!人間など何の役にもたたんわ!』宇宙に不吉な笑い声が響いた。
次回予告
紅蘭『科学ってなんなんや、発明ってなんなんや、どんな事をしてでも人間が進化するためにあるんとちゃうんか、うちはどうしたらいいんや?』
紅蘭『次回サクラ大戦4 海に散りし命第十五話 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー 太正桜に浪漫の嵐』
義人『お前はこれからどうしたい?』