ー平成二十九年ー
ー仮面ライダー次元ー
ーゴーストの世界ー
ーロイミュードネット内部ー
ここではさくら達が072軍団と戦っていた。
『破邪剣征、桜花放神!!はあっ…はあっ…チ、チェイス君…一体…いつまでこんなことを……』さくらの顔には疲れが出ていた。
『なんとかクルルが調べるはずだ!通信が出来るまで戦うんだ!』チェイスは072軍団を斧で斬りまくっていた。
『そ、そうはいわれましてもーきついものはきついでーす。』織姫は息を切らしていた。
『はあっ!はあっ!はああっ!織姫さん!まだまだこの程度!私にとっては楽勝ですわ!相手がまだ自分と同じ大きさですから、大丈夫ですわ!』すみれは大量の汗を流しながら072軍団を倒していった。
『私だって、ジョークであんな事スピークしただけで、まだまだでーす。』織姫は強気になりながら、072軍団を倒していった。
『なんとか!なんとか、アイリスの動きだけでも止められたら、なんやわかるかもしれへん!でもこんなに072軍団がいたら…ん…な、何や!』突如、紅蘭のキネマトロンに文字が映された。
『どうしたんだ、紅蘭!』カンナが072軍団を殴りつけながら、紅蘭のほうを向いた。
『KITAYOKORAN…ま、まさか!』上空から白い機械が降ってきた。
キュイーン
なんと上空から現れた白い機械は機龍だった!
『き、機龍!あ、あんたのデータはネットに残っとったんか!う、うちのために…ありがとう…機龍。』紅蘭は泣きながら機龍を見た。
『あれは…紅蘭から聞いていた機龍…助かるわ!』さくらが機龍を見て喜んだ。
『機龍、頼むで!アイリスはんに向かってアブソリュートゼロや!』機龍に向けてアブソリュートゼロを放ち、アイリスと072の融合体の動きを止めた。
『よし…動きが止まった…機龍…俺達は周りの偽物の072共と戦うぞ!』 チェイスと機龍は072軍団に向かっていった。
『アイリス!アイリス!お願い!目を覚まして!帰るわよ!アイリス!』さくらが必死に呼びかけるがアイリスの返事はなかった。
『アイリス!早く帰るですわよ!劇場に!』
『……』すみれが呼びかけるがアイリスから返事はない
『アイリス!…紅蘭!何かわかりましたか?』すみれが尋ねた。
『だめや…すみれはん、あまりにデータ不足や…なんか…なんかないんか!異世界の蒸気の応用術とか!』紅蘭がキネマトロンを調べるが一向にわからなかった。それを見たすみれが紅蘭に話しかけた。
『!紅蘭、確か基地には通信が出来たんでしたわね!』すみれは紅蘭に尋ねた。
『そ、そうやけど…』
『キネマトロン借りますわ!りんなさん!聞こえてますか!りんなさん!』すみれは紅蘭からキネマトロンを借り、基地にいたりんなに通信した。
『すみれさん、どうしたの一体ーこっちは今、大変な状況でー』りんなはそこら中の荷物を整理していた。
『りんなさん、私の持ってきていた荷物の中にディスクがあります!そこには梶さんから貰った蒸気の応用術のデータがあるんです!それを紅蘭のキネマトロンに送ってください!』さくらがキネマトロンに映るりんなに向かっていった。
『どこよー!あ、あった!オーケー!はい!』りんなはパソコンからキネマトロンにデータを送った。
『りんなはん…すみれはん…サンキューや!えーと、蒸気関係のものと霊子甲冑とロイミュードの情報から………わかったで!心や!アイリスと072の心が一体化していて、それに反応して金属獣が融合したんや!二人は気を失ってる。もし…アイリスと本物の072の心がそれぞれ別の事を考えられたら!何か手掛かりがあれば!』こうらがキネマトロンを調べていると通信がきた。
『わかったあああっ!』最上からキネマトロンに突如通信がきた。
『さ、最上さん!いったい、どうなさいましたの?』
『わかったんだよおお!アイリスちゃんのジャンポールの側にあったあの青い欠片の正体が!』キネマトロンに最上の顔が映し出された。
『な、なんですって!あ、あの青い欠片は一体、なになんですの?』すみれは最上に質問した。
『あの青い欠片はマーマーマンションの放送記念に作られた世界に5枚しかない記念皿の欠片だったんだよー!』最上は花組に向けて叫んだ。
『マーマーマンション?なんでーすかそれは?』織姫は最上に質問した。
『マーマーマンションとは、この世界の娯楽アニメの一つで、僕が大好きなアニメなんだ。僕をコピーした072もこのアニメが大好きなんだ。だからこのアニメ関係のものが大好きで、死ぬ前にあいつが持っていたんだ。だから、多分あそこにあったのはその人物が好きなものだったんだ。それを使えば二人の心を取り戻せるかもしれない!待ってて、今からあるデータを072に流す!君達もアイリスちゃんに関係あるものを持っていないかい?』最上は花組に質問した。
『アイリスに関係あるもの……モアさん!マリアさんの荷物の中に刀があるはずです!それをなんとかアニマキャノンで送ってくれませんか!』さくらが叫んだ。
『わかりました!私もガンダムに乗って、おじさまの所に向かいます!最上さん!そっちも頼みましたよ!』モアはZZガンダムに乗り、ケロロの元に向かって行った