海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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第五章 異世界からの仲間編
本物をどうやって見つけるのか?


ー平成二十九年ー

仮面ライダー次元ーゴーストの世界ー

ードライブピットー

『すまねえな、さくらばあちゃん、あんたに迷惑かけちまってよ。』剛とさくらはドライブピットにいた。

 

『いいのよ、にしても驚いたわ、あなたが大神さんの孫で私達帝国華撃団光組の隊長とはね。』

 

『俺は助けたかったんだ……あんなに大事に育ててくれた…じいちゃんが守りたかった命を。』

 

『剛君…ありがとう。』

 

『いやあ、こっちこそ面倒に付き合わせてごめん…今回の敵は敵であって、敵じゃない。』

 

『剛…どういう事?』

 

『ロイミュードとよばれる機械の体を持った生命体がいたんだ、そいつらは人間の感情や姿をコピーし、人間を憎み敵対していたんだ。だが、奴等の中にも一部は人間と仲良くしようとしたんだ。』

 

『機械の体を持ったロイミュードねえで、それで仲良くなれたの?』

 

『ああ、ほんの数体…だけだが…仲良くなれた。だが奴等を全滅してしまった、人間が人間を憎みあうように人間が人間を殺しあうようにロイミュードも人間を憎み、人間を殺した。だけどそんなくだらない事よりも誰かと手を取り合うという事が出来たやつがいたんだよ。そいつが復活して暴れている。名前は072っていうんだ。』

 

『072……』

 

『072は記憶を消されて、大量のコピーを引き連れて、集団でこの世界に攻めてきた。目的は人間をアニマシステムと呼ばれるシステムにより人間をデータ化し、人間をネットに封印し、自分達だけの楽園を作りあげる事なんだ。』

 

『そ、そんな、ならなんとかして、止めないと…でも、記憶がないとはいえ殺すのは、ちょつと……』

 

『だからこそ俺はばあちゃん達に頼んでんだ、頼む、一緒にあいつの記憶を戻すのを手伝ってくれ。』

 

『いいわよ、あなたが大神さんの孫なら私や花組の皆はあなたを信じるわ。』

 

『ありがとうばあちゃん、他のばあちゃんの達ももうすぐここにくる、そしてドラえもんズの仲間も来る。』

 

『誰なの、それは。』

 

『ドラえもんズの仲間、ケロロ小隊およびイカ娘、実はなあいつらの世界に黄昏の三騎士現れたんだよ。』

 

『えっ!な、なんですって!』

 

『実は別世界で葵又丹、黄昏の三騎士、降魔を復活させ、さくらばあちゃん、エリカばあちゃん、ジェミニさんを別次元へ送り込み倒そうとした。そして時を同じく黄昏の三騎士はケロン軍から新型生体兵器キルルのデータを盗み、ケロロ小隊が黄昏の三騎士討伐のために駆り出された。ケロロ小隊、およびイカ娘はガンダムと呼ばれる霊子甲冑とは全く違うコンセプトで作られた機械を使い黄昏の三騎士を倒し、別次元にいったさくらばあちゃん達は別次元の人間と協力し、葵又丹は倒された。だが、黄昏の三騎士から既にデータを受け取っていたイガアナ博士によりキルルを量産され、キルルが072に化けているんだ。殺戮革命連合の奴等、わざわざ072を使うとはいい趣味してやがるぜ‼︎』

 

『キルル?な、何それ?』

 

『さっきもいったとおりキルルとはケロン軍が作りだした、生体兵器あいつらは人間の怒り、憎しみなどのネガティブな感情を吸収し成長分裂増殖を繰り返す。止めるには鍵が必要なんだが、残念ながらその鍵は本物の072の体の中にしかないんだ。』

 

『じゃ、じゃあどうやって本物を見つけ出すんですの?』

 

『最上究、072と心を通わせた人間で072のコピー元なんだ、この人なら本物の072の記憶を呼び戻せるはずだ!この人を守りつつ、アニマシステムおよびそれを邪魔するスカンクのマグネットガンダムを破壊し、072の記憶を取り戻す!もう、全員集まっている!』

 

『一緒に頑張りましょう、剛!』

 

『ああ!』二人は秘密基地に向かった。

 


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