ワンパンマン ー My only partner ー 〜更新一時停止〜   作:シドー@カス虫

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テスト前だからペース落ちるのもしゃあない。
って言い訳してみたり。
スンマセンm(_ _)m


08 桃源を望む者たち

ーーなぜ働かなければいけないのか‼︎

 

なぜ金を払わないと飯が食えないのか!

分け合えばいいじゃないか‼︎

 

こんな世の中の何が自由なのだ!みな労働に縛られているではないか!

金持ちは肥え 貧乏人は死ぬ‼︎

仕事は楽しいか?

否! そんなわけない‼︎

 

我々は断固働きたくない!

だから変えるのだ!このハンマーヘッドが!

働きたい奴だけ働いて他は養ってもらえる社会に!!!

理想郷を実現させるのだ‼︎

 

このハンマーヘッド率いる桃源団が‼︎

 

 

 

* * *

 

「ぶっ潰すぞチバ‼︎」

 

「………何を?」

 

「桃源団ってヤツらだ‼︎」

 

いつものアパート。ヒーロースーツ姿のサイタマがチバの部屋に押しかけてきた。

 

「スキンヘッドの悪人がいたら俺まで悪人扱いされるじゃねえか‼︎」

 

「まぁそうなるだろうね」

 

そう、今F市ではスキンヘッドのテロリスト集団『桃源団』が暴れている。彼らが暴れてる限りハゲのサイタマも間違いなく悪人扱いされるだろう。

 

「じゃあさっさと桃源団ぶっ潰しに行くぞ‼︎どこいるかわかんねぇし人手いんだよ‼︎」

 

「俺今忙しい」

 

チバはダラダラ漫画を読んでる。

 

「バカヤロウ‼︎漫画読んでる場合じゃねえ‼︎」

 

「Yaーhaー」

 

「つべこべ言わず行くぞ‼︎」

 

サイタマは無理やりチバを引っ張る。

 

「Yaーdaー」

 

「うまくねえよ‼︎」

 

 

 

 

* * *

 

現在ハンマーヘッド率いる桃源団は大富豪ゼニール邸に向かっている。大富豪の家を破壊して大衆に本気だとわからせるためだ。

 

桃源団のメンバーは全員バトルスーツを着ている。とある組織で新開発されたのを命懸けで盗んできたのだ。

真っ黒にリーダーのハンマーヘッドだけ腹に火のマークがあると地味なデザインだが、1人で高層ビルを破壊できるほどの力を発揮できる。

 

 

「ボス、見えました。この林を抜けた先がゼニール邸ですぜ」

 

「よし! 行くぞ‼︎」

 

 

 

「やっぱ金持ちん家に向かってたね」

 

「あぁ?誰だお前らは」

 

桃源団の前に2人の青年が立ち塞がった。サイタマとチバだ。

 

「趣味でヒーローをやっているものだ」

 

「一身上ちゅうか、こいつの都合であんたらを倒しにきた」

 

「ほぉ、俺たちを殺しにきたか。だが生身の人間に何ができるっていうんだ?」

 

桃源団サイドは超怪力のスーツを着たスキンヘッド数十人。対してこっちは2人だ。

 

「それにそこのスキンヘッド、お前桃源団に入りたいのか?」

 

「いや違うから」

 

「だったら死ね‼︎やれ お前ら‼︎」

 

 

ウオォオオオオオオオオオオオオオオオオ‼︎

 

 

桃源団が一斉に2人に襲いかかる。

普通の人間だったら脇目も振らず逃げるだろうが、2人はただの二人組ではない。超人の二人組だ。

バトルスーツ軍団相手にも焦らない。焦る必要がない。

 

 

ドゴッ‼︎

 

「うっ……うぼっ⁈………バタッ‼︎」

 

サイタマは近づくヤツの腹を1発殴る。それだけでバトルスーツはバラバラに砕け気絶する。

 

 

ガスッ!

 

「カハッ!…………バタッ‼︎」

 

チバは近づくヤツの背後に回り首に手刀を叩く。それだけで叩かれたヤツは気絶する。

 

「……な、なんなんだこいつら‼︎」

 

「言っただろ、ヒーローやってるって」

 

2人は襲いかかる桃源団の連中を1人ずつ確実に無力化する。

もはや全滅するのも時間の問題だ。

 

「ク、クソォ‼︎こんなところで負けるわけにはいかないんだぁああああ‼︎」

 

ハンマーヘッドがサイタマに襲いかかる。

 

「フルパワーだ‼︎」

 

顔面をぶん殴る。だが、サイタマの超人的な肉体には全く通用しない。

 

「バトルスーツっつってもそんなもんか。地味だし機能は怪力だけ」

 

 

ーーつまんねえの

 

 

ハンマーヘッドの腹を殴る。雑魚同様バトルスーツは砕け、素っ裸になる。

 

「ま、待ってくれ!俺はまだ死にたくない!ただ働きたくなかっただけで……」

 

「どっか行け。もう悪さすんなよ」

 

「…え?俺を抹殺しに来たんじゃ……」

 

「行け」

 

「は…はい‼︎」

 

ハンマーヘッドは脇目も振らず逃げる。その目にはもう理想郷を目指してた熱はこもってなかった。

 

桃源団は、僅か5分で戦闘不能になった。

 

「ま、一件落着だな」

 

「サイタマァ、俺が相手した奴のバトルスーツ壊して」

 

「え〜〜、面倒くさい」

 

「そう言わないでよ〜。俺じゃ5着ぐらいで手が痛くなっちゃうし」

 

 

 

 

 

 

「…スキンヘッド、奴も桃源団のメンバーか。倒れてる奴がいるが、隣の男が倒したのか……」

 

2人の近くにやってきた男が1人………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンマーヘッドは、頭から血を流して倒れた。

謎のロボット2体に襲われたのだ。

 

「組織からスーツを盗んでおいて命乞いとは。どこまでも愚かな奴だ」

 

「スーツの実践データを記録するためにわざと泳がせていたんだがな」

 

「まだ破壊されてないスーツは?」

 

「データは充分取れた。回収するだけ時間の無駄だ」

 

 

 

 

 

ハンマーヘッドは生きていた。彼の頭蓋骨は通常の何倍も分厚いため、一瞬気を失うだけで済んだのだ。

 

 

ーー頭蓋骨が硬くてよかった

母ちゃん。 俺……働くよ

 

 

 




察してる人もいるかもですが『アイシールド21』面白いッス。

小学生の頃ぶりに読んでますが、つい最近絵を描いてるのがワンパンマンと同じ村田雄介さんだって気付きました。
きっとワンパンマンにハマったのはアイシールド21の影響もあるんだなって思ったり。
暇な人は読んでみてください。個人的にはガチで面白カッコイイんで。

あっ。次はちゃんと頭痛が痛いみたいな名前の人でます。

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