辺りは全てにおいて真っ暗だった。
と、そこに赤く光る瞳が見えた。
そして明かりが灯り、黒いコートのようなワンピース服を着た小さな少女が現れる。
小さな少女≪裁判者≫「さて。今回はお話ではく、これまでの事をまとめようと思う。まずは感想に礼を言う。感想にも書かれていた私と私の器……君達の所ではレイと言った方が解りがいいか。そこにも触れようと思っている。だが、このままでは表示が解りずらくなるので、私は〝黒〟と前に出させて貰うぞ。無論、私の器≪レイ≫の方は普通に前に出させて貰う。これでも大丈夫だと言う人は、気長に見て欲しい。」
と、そこにスレイ達が入って来た。
スレイ「お?なんだ、ここ?」
ミクリオ「まさか、レイを探していたらこんな所に迷い込むなんて……」
エドナ「全くよ。しかも、居たのはおチビちゃんじゃなくて、アイツなんて!」
ライラ「まぁまぁ、エドナさん。あの方でも見つかって良かったじゃないですか。」
ロゼ「そうだよ、エドナ!体は一緒なんだし。」
黒「悪いが、ここは異空間でな。私と器≪レイ≫は別々だ。」
デゼル「……の、ようだな。」
デゼルが見つめる先には、目を覚ました白いコートのようなワンピース服を来た小さな少女≪レイ≫がいた。
レイ「お兄ちゃん、ミク兄……それにみんなも、おはよう……あれ?」
黒「こうやって直接お前と会うのは初めてだったな。まぁ、それは今回は置いておこう。さて、ここでの進行は私が勧めさせて貰う。あいつが来る前にな。故に、お前にも手伝って貰うぞ。」
レイ「何をするの?」
黒「簡単だ。まずは人物紹介からだ。下にTOZの登場人物を小説で進んでいる所までの情報を乗せた。無論、この小説内の設定も入っている。」
≪TOZ 登場人物≫
スレイ:導師 種族:人間
・イズチ出身の少年。
・ミクリオとは幼少の頃からの付き合い。
・『天遺見聞録』を幼い頃より愛用して読んでおり、遺跡やそれにまつわる伝説などの話が大好きな遺跡オタク。
・性格は穏やかで、ウソをつけないお人よしで、何事も抱え込むタイプ。
だが、心は強く、仲間を信じる事は誰にも負けない。
・人と天族が共に暮らせる日を願っている。
・妹≪レイ≫に関してはシスコンまでの過保護ぷり。
・本人は気付いていないが、裁判者に幼い頃会っている。
レイ「お兄ちゃんは優しい。でも、誰でも信じようって気持ちが大きいから騙されたり、傷ついたりする。でも、心が強いから穢れる事はない。導師としても日々、みんなのおかげで成長している。」
スレイ「そうだよなぁ。俺、みんなのおかげで、ここまでやってこれたまもんな。」
ミクリオ:陪神≪ばいしん≫ 種族:水の天族
・イズチ出身の若き天族。
・スレイと同い年で、天族の中ではかなり若い。
・スレイ同様、『天遺見聞録』を幼い頃より愛用しており、イズチではスレイと共に遺跡で探検していた。
無論、スレイと同じくらいの遺跡オタクである。
・性格は真面目で、子供ぽいところが少しある。
スレイのお人よしぶりを心配する反面、人間であるスレイを天族である自分が守らなくては、と思っている。
だが、導師として成長する彼に、守るのではなく、仲間として支えるという想いも入るようになる。
・エドナによくおもちゃにされる。
・スレイ同様、妹≪レイ≫に関してはシスコンで過保護。
時々、スレイとどちらが上の兄か争うことも……
・スレイ同様、本人は気づいていないが、幼い頃に裁判者と会っている。
・真名は『ルズローシヴ=レレイ』
意味は『執行者ミクリオ』
レイ「ミク兄は、お兄ちゃんと同じくらい優しい。それにお兄ちゃんと常に勝負して、張り合っている良き幼馴染にして、ライバル。そして、大切な仲間。ジイジに色々教育を受けて、凄く言葉遣いが丁寧で大人って感じ。だけど、時には子供っぽいところもある。お兄ちゃんが穢れることなく、導師としてやっていけるはミク兄が居たからかもしれない。そして、ミク兄が穢れないのも、お兄ちゃんが居たからだと思う。あと、よく犬達やエドナのおもちゃにされてる。」
ミクリオ「認めたくはないが、スレイはイズチの時より成長してる。それは僕自身もそうだと思っている。あと、おもちゃにされてない!」
ライラ:主神 種族:火の天族
・湖の都レディレイクの湖の乙女としていた。
現在のレディレイクの地の主ウーノとの話で、聖剣にいたのは裁判者が作り出した女性。
その者がどうなったのか、どうして自分が湖の乙女としてそこに居たかは不明。
・主神になる為に盟約があり、それを振られても口に出すことができない。
だが、解り過ぎる誤魔化し方なのですぐ関連するものだとばれる。
・どうやらスレイ以外との導師とも旅をしているようだ。
そして、ノルミン天族とも縁がある。
・性格はとても優しいお母さんのようなお姉さん。
優しく、それでいてときには厳しい態度でみんなを見守る。
最近では、レイの教育けん、成長を見る。
・裁判者だけなく、審判者ともなにやら関わりがあるようだ。
・真名は『フェエス=メイマ』
意味は『清浄なるライラ』
レイ「ライラなんというか、お母さんみたいなお姉さん?もし、私に母親や姉が居たらこんな感じなのかもしない。あ、でも近所のおばちゃん、っていうのもあり得るかも。でも、やっぱりライラはいつもみんなを見守ってる。それでいて、導きの一手を担ってくれている人だと思う。ちなみに、ノルミン天族は加護をもたらす天族達の助けをしてくれる者たちだよ。」
ライラ「レイさん!私のことそんな風に見てくれていたのですね。でも、近所のおばちゃんは酷いですわ。」
エドナ:陪神≪ばいしん≫ 種族:地の天族
・人間嫌いの天族
だが、スレイやアリーシャ、ロゼには心を開き始めている。
・つまらなくなったら、ミクリオで遊ぶ。
アリーシャが居た時は、おもにアリーシャが餌食に……
・兄がドラゴンとなってしまっており、そのことで裁判者となにやら揉めたようだ。
故に、裁判者は嫌いだが、レイのことは心配している。
・傘にはノルミンの人形?をつけており、その人形?に怒りをぶつける事もしばしば……
・真名は『ハクディム=ユーバ』
意味は『早咲のエドナ』
レイ「エドナはわがままなお姉さんって感じかな?でも、優しいってことは知ってるよ。それに、なんだかんだ言って、お兄ちゃんやミク兄達のことも心配とかしてるし。」
エドナ「おチビちゃん……わがままは余計よ。ま、これからもミボの事をいじめたおしてやるわ。」
アリーシャ・ディフダ:元従士にしてお姫様 種族:人間
・ハイランド王国のお姫様にして騎士でもある。
だが、姫としての地位は低いところにある。
・スレイの従士をしていたが、自身の霊応力の低さと夢の為にスレイとは違う道を進む。
・真面目過ぎて抱え込みすぎるタイプ。
だが、スレイ同様、心は強く次に進む勇気を持っている。
・マルトランを師匠とし、騎士道を学んだ。
それ故に、マルトランのことを母や姉のように慕い尊敬している。
・国の為、民のために動く。
それ故に、大臣たちにはよく思われていない。
そして命を狙われていた時期もある。
・世界の災厄を目にし、始まりの村カムランに向かう途中、裁判者≪小さな少女≫の導きにより遺跡でスレイとミクリオに会う。
そしてスレイとミクリオを外の世界へと導くきっかけを作った。
・当初、レイのことは変わった子供と思っていた。
最近では普通の子と変わらないと思っている。
・従士としての真名は『マオクス=アメッカ≪笑顔のアリーシャ≫』
レイ「アリーシャは道は違えど、お兄ちゃんと同じくらいの強い信念を持った人。だからその強い信念に押し潰されないか、私は心配……でも、アリーシャならその夢を自分の力で叶える事ができると信じてる。彼女の事も……きっと……」
アリーシャ「レイ……私は頑張るよ。だが、彼女の事とは何の事だろうか?」
ロゼ:従士にして暗殺ギルドの頭領
・ギルド『セキレイの羽』の一員であり、暗殺集団『風の骨』の頭領。
幼少時は「勝利の小女神』と呼ばれていた。
・スレイと同等、もしくはそれ以上かもしれないくらいの霊応力を持っている。
なので、アリーシャでも無理だった神依≪カムイ≫化もできた。
・性格はとても明るく、困難があっても乗り越える事の出来る明るさを持つ。
また、お化けなどが苦手で、当初の頃は頭の中の天族の声や急に見えるようになった天族に脅えていた。
・ギルドとしての顔は良い商売人で、暗殺者としての顔は自らの矜恃に従って動く。
その際、スレイは生かすのが仕事であり、自分はスレイの逆の事をすることを決めている。
・レイのことに関しては、自分にも懐いて欲しいと思っている。
街であったゼロと言う少年と、レイの関係や裁判者、審判者の関係にもうすうす気づき始めている。
・従士としての真名は『ウィクエク=ウィク≪ロゼはロゼ≫』
レイ「ロゼははっきり言って、とてもウルサイ。何というか……近所のはちゃめちゃお姉さんみたいな感じ。ロゼが暗殺者として動いても、穢れないのはきっと、何事にも揺るがない自身の信念があるからだと思う。といっても、ロゼと仲良くするとは別の話だけど。……冗談だけど。」
ロゼ「……ちょっと、以外にもレイが冷たい……。ま、今聞いても答えてくれないことは次に持ち越し!信頼を手に入れるには時間と気長に待てる気持ちが大切ってね!」
デゼル:陪神≪ばいしん≫ 種族:風の天族
・ロゼは知らないが、セキレイの羽の者達の過去を知る。
・ロゼ達を加護していた天族の男性を友とし、彼らと共に旅をしていた。
だが、ある事をきっかけに彼らが暗殺ギルドとして動くことになった際、ロゼを守り、手助けしていた。
・友を殺した憑魔≪ひょうま≫を探し、復讐しようとしている。
・興味を示さないことが多々あるが、本当は優しく世話好き。
また、色々な事を知っている。
特に動物関係に詳しく、動物好き。
・レイに関しては特に興味を持っていないが、裁判者の方には思う事がある。
・真名は『ルウィーユ=ユクム』
意味は『穢れなき瞳デゼル』
レイ「デゼルは動物好き。そして動物も、彼のその気持ちを知ってるからとても懐いている。復讐に燃えているけど、ロゼが心配で心配なお父さん……かな?安くて安心、デゼル印の家政婦さん!料理も、知識も、戦闘もできるデゼル印の家政婦さん!今なら300ガルドで提供中!」
デゼル「おい!ライラの時より安いぞ!大体なんだ、お父さんって!っておい、チビ!勝手にどっかに行くな!全く、アイツといい、裁判者といい勝手すぎるぞ!」
ザビーダ:謎の憑魔≪ひょうま≫を狩る天族 天族:風の天族
・銃≪ジークフリート≫の力を使い、憑魔≪ひょうま≫と戦う。
・いつも唐突に……いや、憑魔≪ひょうま≫が居る所に現れる。
・性格はよくわからない。
軽口を話し、女性に対して物凄く下心がある。
また、荒々しい手段を用いてスレイと戦う事も。
・お調子者っぽいが、何やら自身の想う事があって行動しているようだ。
・ライラやエドナとは顔見知り。
・裁判者と審判者のことも何かしら知っているよう。
裁判者との願いで、銃≪ジークフリート≫を入手?
・真名は不明
レイ「……あれに対しては何もいうことはないなぁ……」
ザビーダ「酷いなぁ、俺様泣いちゃうぞぉ~。」
黒「なら、勝手に泣いていろ。そして大人しくしていろ。」
デゼル「何でこいつがここに居やがる⁉」
黒「その辺に居たから連れ込んだ。」
ザビーダ「そうなのよ。俺様、モテモテ~♪」
デゼル「それより、この前の意味を言え!」
ザビーダ「じゃあさぁ~、べっぴんさんを紹介してくれよぉ~。」
デゼル「黙れ!」
黒「貴様らうるさいぞ。まとめて喰うぞ。」
デゼル・ザビーダ「「…………」」
黒「さて。静かになったところで、TOZの悪役の方の紹介をしよう。奴らは呼ぶと色々とややこしくなるので、呼ぶのはやめておくか。」
災禍の顕主≪ヘルダルフ≫
・災厄の時代の災禍の顕主。
獅子のような大男。
・大地の記憶を見る限り、戦場に度々現れ穢れを広げている。
・裁判者と審判者とは何やら関わりがある模様。
なお、審判者とは度々会っている。
そして、双方の対立の事もなにやら知っている。
・災禍の顕主になる前は、ローランスの騎士団団長だった。
サイモン
・災禍の顕主の側にいる謎の女性
・審判者とも顔見知りで、何やら裁判者との対立の事を知っている模様。
・なぜ、災禍の顕主に協力しているかは不明。
黒「まぁ、この二人は私やあいつの事を知っている人物だ。
特に災禍の顕主は、今回の大本を知る者でもある。
その辺は後々解ってくる。
さて、次はそれなりにお話のカギとなる人物達だ。」
ジイジ≪ゼンライ≫
・スレイ、ミクリオ、レイの育ての親
・天族の社イズチの加護をする高位天族の一人にして、長老
・ライラと面識があり、どうやらスレイとミクリオの出生を知っている模様
また、レイが最初から裁判者と関わりがあった事も承知の上で引き取る。
・裁判者とは何やら互いに意味深な会話をする事もしばしば……
・スレイとミクリオが導師と陪神≪ばいしん≫となる事を予想していた。
現在は三人の成長を願い、見守っている。
メーヴィン
・ロゼの知り合いの探検家
・明るい性格で、色々と詳しく、人脈もある。
・裁判者と審判者の事を知っているのか、知らないのかよく解らないそぶりを見せる事も。
事実、レイに対してどこか思うところがあるようだ。
マルトラン
・アリーシャの師匠
・『蒼き戦乙女≪ヴァルキリー≫』として世に知られている。
・アリーシャに厳しく、時には優しく接する。
・現段階では、災禍の顕主と関わりを持っている模様。
なお、裁判者と審判者とも同様である。
ルナール
・ロゼの風の骨の一員。
だが、憑魔≪ひょうま≫である事をロゼはまだ知らない。
・当初、アリーシャ暗殺の際にスレイ達と会う。
その後、最初の方でちょくちょく出てきていたが、現在の状況は不明。
・ロゼに対し、脅える素振りがうかがえた。
セルゲイ・ストレルカ
・ローランス帝国白凰騎士団の団長
・真面目過ぎ、物凄く熱血な性格で、涙もろい。
だが、洞察力はあり、スレイもとい、ロゼの嘘に探りを入れる程。
その反面、スレイとロゼが夫婦という嘘を信じている。
・剣の実力もさることながら、目には視えていないデゼルの攻撃を防ぐ。
そしてスレイの剣の腕を見込み、騎士団の技『獅子戦吼』を伝授。
・忠誠心が強く、国の為、同士の為に、そして己の正義の為に動く。
ルーカス
・マーリンドで出会った凄腕傭兵団『木立の傭兵団』の団長
・人柄がよく、人を見分ける才能がある。
ある種、スレイやアリーシャに大人の社会を見せる。
・ハイランドとローランスとの戦争の際、スレイの導師としての力を目の当たりにし、恐怖した。
現在はどうなっているかは不明。
だが、スレイにとっては良き友人である。
黒「他にも色々と関わった者達がいるが、今回はこれだけにしておこう。だが、こうしてみると今宵の導師の『縁』とは深いな。この出会いがあったからこそ、今宵の導師は大きく成長する事ができたのだろうな。そして、器≪レイ≫もまた、その関わりを見てきたからこそ、心や絆を見ることができたのだろう。さて、ここからはオリジナルキャラについてだ。」
レイ:裁判者の器? 種族:人間?
・外見年齢としてはエドナよりも背が低い、十代前半
・数年前、怪我をしてイズチに迷い込む。
そこでスレイとミクリオによって、イズチに関わりを持つ。
・イズチでははっきり覚えている事は、自身の名と歌のみ。
・イズチに居た頃はよく体調を崩し、寝ていた。
・当初、感情や言葉が乏しく、スレイやミクリオの事も兄とは呼んでいなかった。
だが、遺跡での一件でどうやら二人の事を兄と呼び、慕う。
・アリーシャやロゼ、他の者達にも予言めいた事を呟いたり、その者の本質を言う。
・基本、スレイとミクリオ以外には懐いていない。
が、最近では『仲間』にも積極的に関わりを持つ。
・現在では感情を知り、自身も感情に触れ、表情も豊かになって来た。
その反面、人の心が聞こえるかのような裁判者としての力も強くなり、街など人の多い所を嫌う。
・自身が裁判者本人なのか、裁判者が造り出した疑似人格なのかは不明。
だが、ジイジ≪ゼンライ≫との会話で、そのような事を示唆していた。
・ライラやエドナはレイの中に、いや、もしかしたらレイ自身を最初から裁判者としてみていた可能性もある。
・最初の頃は裁判者の記憶とおもしき『夢』を見ていたが、現在はどうなのかは不明。
だが、レイ自身が裁判者として動いたり、話したりすることも増えた。
現に、試練神殿では度々そう言われていた。
・審判者とは直接深い関わりを持っていないが、審判者や裁判者の事を理解しようとしている模様
その反面、スレイ達と共に居たいと無意識に想う
・服装としては白いコートのようなワンピース服を着ており、長い紫色の髪で瞳は赤。
裁判者:レイ? 種族:不明
・世界を管理する者で、外側を担当
・生きるものの本当の願いを一方的に叶えるだけで、後始末は何もしなければ関わることもない。
また、穢れの浄化や憑魔≪ひょうま≫を浄化している。
・話によれば、彼らは長い時を生きている。
また、導師という仕組みやそれにまつわる試練神殿などを造ったらしい。
・性格としては、ほとんど……いや、全くもって他人≪生きるもの≫に興味を示さない。
それ故に、感情という概念は知っていても、それを本当の意味で理解する事ができなかった。
・審判者とは昔は一緒に居たらしいが、現在は仲が悪いようだ。
だが、それといった戦闘も行われてはいない。
・ライラ達とも面識があり、仲が悪いようだ。
また、今宵の事情や災厄の理由も知っているかのような事を言う。
・数多の導師達や天族、願いを叶えた者達の心に触れている為、ある意味では生きるものに嫌気がさしている?
また、導師や誰かと誓約や盟約を多くしており、その都度それを示唆する事を口にしている。
・レイの事を器といい、レイの答えを待っている。
また、本人はいつでもレイを消せると示唆している。
・スレイとミクリオが幼い頃、遺跡で会っている模様。
その時は今のスレイ達くらいの少女、女性だったらしい。
現に、試練神殿の護法天族や彼女を知る天族は疑問にしていた。
・よく、自身の影で攻撃をしたりしる。
だが、神器を使って攻撃することも可能とのこと。
・前は器≪レイ≫にも話し掛けや問いかけに答えていたが、現在はその辺はない。
・服装としては黒いコートのようなワンピース服を着ており、長い紫色の髪で瞳は赤。
審判者:少年ゼロ 種族:人間もとい不明
・世界を裁く者で、内側を担当
・生きるものの強い言葉の願いを叶える。
彼も裁判者同様、後始末をしない。
・スレイ達と同じくらいの年の青少年。
・審判者としてスレイ達に会う時は黒と白のコートのような服を着ており、仮面をつけている。
街では黒いコートのような服を着ている。
・性格は裁判者の彼女とは違い表情が豊かで、常に笑顔。
その反面、裁判者の事が関わると、鋭い目つきになり恐いほどの殺気を飛ばす。
・裁判者と何かあったようだが、彼女を探している模様。
現在はレイが裁判者、器としている事を知っており、何もせずにいる。
・災禍の顕主に大きく関わっている。
彼曰く、楽しいから。
だが、スレイ達の事も気に入っており、度々現れては助言や問いをかけることも。
・裁判者同様、影が動く。
・ライラとは特に面識が深いらしく、先代導師の事にも少し触れている。
裁判者同様、今宵の災厄や災禍の顕主について知ってる模様。
また、その陰から武器を出して応戦することも。
・レイの歌う歌を笛の音で奏でる。
黒「と、まぁ……このような感じだ。解り辛い所もあるかもしれんが、そこは察して欲しい。現在で言えるのはここまでだな。」
レイ「……後半、私の意味ない気がする。」
スレイ「確かに、ほとんどあっちの方が言ってたもんな。」
ミクリオ「ま、レイにしては頑張った方だよ。」
エドナ「そうね。誉めてあげるわ、おチビちゃん。」
ライラ「本当に……最初の頃のレイさんとは大違いですわ!」
ロゼ「全くだよ。この調子で頑張ろうね、レイ。」
デゼル「……何だ、この過保護……いや、茶番は。」
ロゼ「えぇ~、デゼルも素直になろうよ。」
デゼル「意味が解らん。」
ロゼ「またまた~!」
デゼル「事実だ。それよりも、ザビーダはどこに行った!まだ聞きたい事があったんだが、居なくなった!」
スレイ「そう言えば、いないな。」
エドナ「気づかなかったわ。」
ミクリオ「別にいいんじゃないか。」
ライラ「ミクリオさん、仮にも同じ天族なのですから少しくらいは気に掛けてあげてください。」
ミクリオ「あれと同じ、っていうのはどうかと……」
エドナ「そうじゃなくても、ヒドイ言いぐさね。」
ライラ「ええ⁉」
黒「うるさいぞ。あの男なら先程外に捨てた。お前達ももう帰る時間だ。」
そう言って、スレイ達の足元に穴が開いた。
彼らは悲鳴を上げながら、落ちていった。
黒「さて、これで静かになった。」
レイ「なぜ、私だけ残したの?」
黒「お前にはまだいう事があるからな。」
レイ「なに?」
黒「……早く答えを出せ。そして、道を見つけろ。」
レイ「え?」
黒「ではな。」
そしてレイの足元にも穴が開き、レイは落ちていった。
黒「では、今回はこれで終わりだ。この後も引き続きこの話を見てくれると幸いだ。何かと至らぬ事も多いが、気長に見て欲しい。では、また本編で……」
そう言って、辺りは再び闇に包まれた。
そこは完全な闇と化す……