作者の妄想大戦k      作:kanaumi

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 今回は、初めての戦闘ですが、少しわかりにくいかも知れませんが、ご了承ください。


第6話 擬態獣掃討作戦 ③

 

 昼食も終えて、艦内を廻っていると、艦内放送で擬態獣が出没しているエリアまであと少しだという事が伝えられた。第一種戦闘配置の指示が出て、艦内の様子も慌立たしくなって来た。俺も急いで更衣室に駆け込んだ。そして、オーブで新しくしたパイロットスーツを着て格納庫に向かった。

「すいませーん!レヴリアスに乗り込んで良いですか!」

「おお!良いぞ、行って来い!」

 ダンナーベースから派遣された人らしいその人に声をかけてレヴリアスに乗り込んだ。

 

 出撃までの少しの時間でレヴリアスの調整とストレッチしていると、ピピッとモニターから音が鳴った。どうやら何処かからの通信のようだ。

「ん?マジンガーZ?からの通信か……応答しようか。」

 ピッと回線を開いた。すると自分と同い年くらいの青年が写っていた。

「よう!お前だろ?オーブから来たっていうパイロットって。」

「えっと、ああ、そうだよ。」

「俺の名前は、兜甲児だ。お前は?」

「俺は、ミスト・レックスです。」

 画面の向こうの兜甲児という人の勢いで自己紹介もしたけど、そうか彼が兜甲児か…。食堂で食事をしている時に作戦に参加する人の名前を聞いた時に兜甲児の名前を教えて貰っていたのだが、どうも元気そうな人だな。どこかでヤンキーでもしてたんじゃないかって、感じの雰囲気があるけど。

「いやー、そこの通路でバルトフェルドさんには、会ったんだけどお前には会わなかったからな。」

「ああ、それでですか。」

「おう、一緒に戦うのに名前がわかんないと不便だし、連携なんか出来ないからな。」

「そうですね、じゃあよろしくお願いします。」

「おう、よろしくな!ミスト!」

 そういうと甲児君からの通信が切れた。

 その後、甲児君と同じ様に、弓さやかさん、光司鉄也君などのブリッジで挨拶出来なかった人達と自己紹介と軽い雑談をして出撃命令を待った。

 

 

「パイロットの皆さん、目的エリアに到着しました。指示に従い、順次出撃してください。」

 アナウンスに従い、ゴーダンナー、マジンガーZ、コアガンナーと出撃して行った。

「次に、ミストさん、出撃してください。」

 次は、自分の番のようだ。レヴリアスを動かしてカタパルトの上に乗った。

「それでは、レヴリアス発進してください。」

「ミスト・レックス、レヴリアス行きます!」

 俺は、そう叫び大空魔竜から出撃した。

 

 出撃した俺は、擬態獣から少し離れて、前線で戦ってるマジンガーZの援護をしていた。

「危ない、そこだっ!」

 マジンガーZを狙っていた擬態獣に向けて、ステアードを構え、ガンモードで胴体を打ち抜いた。

「サンキュー、ミスト!オリャッ!」

 俺が打った擬態獣をマジンガーZが放り投げた。

「あと、どんくらいだ?」

「まだまだ、沢山ですね。変わります?」

「いや、まだまだ大丈夫だぜ!…おっと、危ねぇ。お返しだぜ、ロケットパーンチ!」

 作戦開始からもう、三十分くらい経っている。ミーティングの時からこの位かかると予想されていたが、予想以上に擬態獣が多く、さらに戦艦級の擬態獣も確認されているようだ。当初は、中央をスーパーロボットに任せて、スピードの高い機体が左右から攻撃を仕掛け、狙撃部隊が各個撃破するのが、作戦だったが。擬態獣が予想以上にいたため、作戦を変更し、少し危険だが二機編成の小隊を複数作り、基本二機で行動するようにし、エリアを分けて対応した。

「一気にいくぜ!喰らえーブレストファイヤー!!」

 マジンガーZの胸のV字から放たれた熱線が前を塞いでいた擬態獣を群れごと溶かし尽くした。

「凄いなぁ、さすがはスーパーロボットだ!よし、俺だって!」

 マジンガーZの活躍でテンションの上がった俺は、ステアードをガンモードにした。そして、此方に向かって来る擬態獣に向けて連射しながら、速度を上げて接近する。

「よし!チャンスだ、甲児君!」

「まかせな!吹き飛ベェ、ルストハリケーン!」

 マジンガーZの口から吹き出した酸の風に前方にいた擬態獣が押されて、擬態獣が一カ所に固まる。マジンガーZの風を受けて動かない擬態獣に向けて両腕の砲身を展開する。

「ロック…グールヴァイン・バスター、シュート!!」

 一カ所に固まった擬態獣に向けて打ち放った。放たれた砲撃は擬態獣に当たり大爆発した。

「ふぅ……よし!」

「おう!うまくいったな。」

「急だったけど、合わせてくれて助かりました!」

「こんぐらい良いって事よ!次だ、次!」

「よし、セット、シュート!」

「よっしゃぁ!喰らえぇ、光子力、ビィィム!」

「スラッシュッ!たぁあっ!」

「唸れ鉄拳!ロケットパンチ!」

 戦闘開始から四十分が経とうとしていた。

 

 

 

 

 

戦闘後

「そういえば、あの時の技何て名前にするんだ?」

「えっ?」

「必殺技には名前がいるだろ!」

「えっ、急に言われても……。」

「たとえば、ブレスト・バスターとかさぁ。」

「ブレストどこから来たんです?… 名前かぁ…。」

「マジンガーのブレストファイヤーからだ。…じゃあ、なんかねーのか?」

「うーん…………あー、浮かばないです…。」

「あー……もう、コンビネーション・アタックとかでいいか。」

「はい……それで良いと思います。」

「必殺技の名前を考えるのも大変だな…。」

「ええ、そうですね。」

 

 




 擬態獣掃討作戦が続いていますが、本当は3話で終わるつもりだったのですが、区切りやなんやでとても3話で終わりそうに無いため、もう少しお付き合い下さい。

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