今回は一年生がメインです。
楽しんでください
あれから時間が過ぎてお日さまぽかぽかな土曜日。
10:25、本当なら家でゴロゴロしてる時間なのに。
けれど、お呼ばれをもらったので潮の匂いとカモメの声を堪能しながら自転車をこいでいた。家は沼津市街にあるため目的地、浦の星女学院までは遠い。
え、バスを使えばいいって?
学生がバスを使うのは少しお金がかかる。それに、沼津は田舎と言っても過言ではないほどの田舎だ。田舎者はお金を使わない。移動てきる範囲は自転車を使う。
沼津で自慢できるものは、干物とお茶、みかんくらいの物だ。
食べ物以外で言うなら、富士山が見えて、海があり、日本で深海に近いと有名。千本浜も有名な場所だ。
なんか、自分で言っていて悲しくなってきた。
このトンネルを抜けて少し先が、目的地。
「ご、ごめんなさーい!」
悲鳴に似た、謝り声が聞こえた。
それにこの聞き覚えがある声は。
「やっぱり、ルビィさん?」
声がした方向に行くと犬に怯える少女、ルビィさんが。
「あ、えーと……」
犬と俺を交互にみて、
「ご、ごめんなさーい!」
また、謝った。
「えーと、これは……」
推理してみよう。
目の前に、おびえる少女と小型犬・チワワ、そして俺。
あれ、なんで俺も怖がれられるんだ。犬はわかるとして、俺は人間。
「うーん、まあとにかく。お手」
俺は右手を差し出す。
「え、えーー!お、おおお手!」
ルビィさんが恐る恐る、右手を差し出す。
「わんっ!」
手をのせるチワワ。
「おー、えらいえらい」
わしわしすると、気持ちよさそうにするな。
「え、ええ、どうまってるの?」
またオロオロするルビィさん。
「犬、苦手なでしょルビィさん」
「う、うん……」
「なら、犬の相手は俺がしているから、今のうちに」
「あ、ありがとうございます!」
ゆっくり離れてある程度距離をとると、走って行ってしまった。
「はは、よっぽど怖かったんだな。お前も大変だな」
「わんっ!」
チワワと少し遊んで、我に返ると10分も遊んでいた。
自転車にまたがり急いでいると前方に、
「ルビィさんと国木田さん!おーい!」
「あ、先ほどはありがこうございました!」
「あ、おはようずら」
頭を下げるルビィさんと不思議そうに見てくる国木田さん。
「頭を上げてよ。それより二人とも歩かない?」
時間もないし、歩こう。
歩きながら、先ほどのことを説明する。
「なるほど、だから遅かったの。ルビィちゃんは本当にあの犬によく吠えられるずら」
「うー、なんでいつもルビィに吠えるのかな」
涙目のルビィさんを慰める国木田さん。
「たぶんあのチワワはルビィさんと遊びたかったんだよ」
「あ、そうかな……へええ」
涙目をこすり、微笑む。
「むー、なんか二人とも仲が良いずら」
「え、そんな……ことはないよ」
頬を膨らませる国木田さんにおろおろするルビィさん。
「オラもその中に入れるずら!オラの名前も下で呼ぶずら!」
「……マルちゃん」
今度は勢いに負けておろおろするルビィさん。
「わ、わかったよ。だから落ち着いてマルさん」
「わ、わわ、なんかすごいずら」
顔を赤くするマルさん。
「なんで、ルビィさんも顔を赤くしているの」
「え、えーと……」
なんだろうこの気まずい雰囲気だ。
「なにしているのかしら、そこのリトルデーモンたちは」
この声は、まさか!
見ると、少し先に黒い日傘をしている人影が。
「あ、良子ちゃんずら」
「良子っていうな!」
おお、あの距離をすぐに縮めるとは。
「うん?良子……」
「うん、
「良子っていうな!ヨハネよ、ヨハネ!」
暴れまわるヨハネこと、月島善子。
やっぱりそうだ。聞いたことあると思ったら。懐かしな。
「久しぶり、よしよし善子!」
「くっ、やっぱり。覚えていたか」
「よしよし善子?なにずら」
「ああ、善子とは小学校が一緒だたんだよ」
「へー、そうなだ。驚きだね」
「本当だよ、懐かしいな善子」
「もう、ヨハネ!急がないと遅れるわよ!」
振り向き側に少し笑った顔を見逃さなかった。
学校に着いた。12:10。
結局、遅れたためダイヤさんに四人仲良く怒られました。
どうでしたか?
ラブライブ!サンシャイン‼のラジオ楽しいですね。
では、また次回お会いしましょう。