活動報告の考察エリアを少し分かりやすくしてみました。
もし、追加でまとめて欲しい事があればリクエストの方へ送ってください。
ただ、要望があってから更新するまでに時間がかかってしまう点は、ご了承してくださいますよう、おねがいします。
「あ~、まったくなんだかな~。急にベルカ郊外の、地下洞窟に向かってなんて。もうちょっと説明があっても、良いと思わないかな?」
「ホーホー」
『まぁ、そうじゃな』
「でしょ!あ、そう言えばミリーシャの後に、マスターから連絡があったんだけどね、それでようやくミリーシャの指示が、簡潔だった訳が分かったかな」
「ホー?」
「マスターの話だと、キークエ進行中らしいの~。それで、この洞窟にマスターと行動していた重要人物が、連れて行かれたらしくて」
「ホ~」
「で、救出か敵の足止めをして欲しいってことかな」
『なるほどつまり、ミリーシャは先手を打つつもりで、ぬしに洞窟にう向かうように言ったが、ぬしは別世界に居たために、後手に回ってしまったと言う訳かや』
「それは、仕方ない事かな?それにあのマスターがやられている訳だよ?強い相手なんだろうなぁ」
「ホーホー!」
「だね。黒音なら喜びそうかな」
『…まぁ、アヤツが本気でやっていたかは、別じゃがなぁ』
緊張感のない会話をしながら、洞窟の奥に向かって行く、一人と一羽と一頭。
彼女は予定より少し、いや、だいぶ遅れて指示のあった場所に到着していた。
しかし遅れたおかげで、マスターから今どういう状況なのかを聞くことが出来た。
そのため初めから眷属を呼び出し、万全の状態で洞窟を進んでいるのだった。
「それにしても不思議。地下洞窟って言うから、ダンジョンを想定していたのだけど、一本道だなんて」
『元々は何かの跡地じゃったんじゃろぅ。洞窟となっておったのは、この場所を守りたい何者かが、そうしておったという事じゃな』
「じゃあその幻惑?みたいなのが解かれているという事は、その人は負けたって事かな」
『そうじゃな。……あるじよ、じきに広い部屋に出る。そこに一人、待ち構えておる』
「分かった。それじゃあ、アウル。モード・
彼女がそう言うと、肩に止まっていた鳥が眼鏡へと姿を変えた。
その眼鏡を掛けつつ、今度は横を付いて歩いていた動物に指示を出した。
「ロン、
『うむ、承知した。しかし、場合によっては、わっちの判断でシフトするからの』
そう言って横を歩いていた動物も、姿を麦色をした槍へと変えた。
「分かっているかな。さぁーて、それじゃあここからは、お仕事の時間だね」
槍を片手に、彼女は歩みを進め始めた。
すると程なくして、ロンが言っていた広い部屋へと到着した。
部屋の先、奥へと続く道の前には、銀髪の男が立っていた。
「来たな。しかし、他にも何かいた様な気がするんだが…気のせいか」
「どう見たって、一人だけかな。ねぇあなた、ちょっと聞きたい事があるのだけど?」
彼女は話しつつ、少しずつ男に近づいて行く。
「……なんだ?」
答えつつ、腰に手を添える男。
「あなたが、女の子を連れ去ったの?」
「ここに来たって事は、分かっているんだろ?で、だ。どうするんだ?」
「そっちこそ、この後どうなるなんて、分かり切っているかな?」
そう言い終わると同時に、彼女は間合いを一瞬で詰め、突きを放った。
すみません、都合上戦闘開始と同時に、今回は終了となりました。
少し余裕ができたので、今月はもう一話投稿します!
予定日は24日頃です。