あと、新キャラ登場します。
誤字や脱字の等の改善案があれば、言って下さいね。
「ん?メールか」
マキナと別れて数分もたたないうちに、メールが来た。一体誰からだろう?
『運営からのお知らせ
内容は、セレモニー参加者が持つ「引換券」と言うアイテムの取り合いです。
このアイテムは装備しているとイベント終了後、自動でアイテムかスキルのどちらかになります。
取り合いの方法は、所有者に勝利すると自動で権利が移動します。
所有数は無制限ですが、装備数の制限は二つまでです。
よって、装備されていない物は全てGになります。お気を付け下さい。
最後に、このイベント中は圏内でも戦闘が可能です。
そして、セレモニー参加者はイベントが開始される事を知らされていません。
参加される皆様、頑張ってくださいね。
管理AI統括 ナナ』
運営からか、と言うか都市伝説通りAIで管理しているんだな。
感心していると、周りが慌ただしくなってきた。
どうやらメールの内容を確認し、速攻で参加を決めた連中が動き出したようだ。
確かにこれは、手に入れておきたいアイテムだしな。
「そうと決まれば、場所取りだな」
出来れば楽に手に入れたいものだが、皆必至だろうしな……
そうだ、アイツなら楽に手に入れられるだろうし、利用するか。
「ふ~ん、これが例のアイテムか。それにしても、本当に圏内で戦闘可能とはね」
セレモニーが終わって数分、広場から出てきた人の後をつけて、頃合いを見て奇襲を仕掛けてみたら、大成功!
予想通り、セレモニーに出ていた人たちはそこまで強くない。僕のスキル構成なら、一撃で仕留めることが出来るはずだね。
「これはいい稼ぎが見つかったね。これで欲しかった防具とか、オシャレにゴールドを使えるな~。ん?チャットがきてる」
これから稼ごうって時に、一体誰だろう?もしソロからだったら、後で絞めておこう。
『お、やっと出たな。シロ、今いいか?』
「ジ、ジーク⁉い、一体僕に何の用だい」
まさかジークからだなんって、思わなかったな。どうしよう、緊張してきちゃった。
『なーに、ちょっと話があってな』
チャットの相手は、ゲーマー仲間のシロ・フリーセン。確か種族が精人族・ハーフエルフ種で職が暗殺者、容姿は白のショートカットで、褐色・貧乳の女の子だ。
シロとは長い付き合いで、初めてプレイしたネットゲームで出会った。
お互い初めてと言う事で仲良くなり、その後も色んなネットゲームをプレイしてきた。
基本お互いソロプレイをしているのだが、協力が必要となった時はほぼ、シロに頼んでいる。
理由は二つ。
一つは、付き合いが長かったから、その分お互いの癖をよく知っており、連携しやすいからだ。
もう一つは、過去に集団イベントに参加した時、シロに話していなかったので、別々の集団になってしまった事があった。イベント終了後にシロから、今後は声をかける様に、涙ぐみながら言われたからだ。
今思えばなんで、涙ぐんでいたんだ?
まあ今は置いておいておこう。
「シロ、お前はこのイベント参加するか?」
『もちろん参加するよ。さっきも一人倒して、引換券手に入れたよ』
そう言うと、指輪を見せてきた。さすが、暗殺者をやっているだけあって、仕事が早い。
これなら安心して、提案できるな。
「さすがだな。そこで提案があるのだが………」
「提案?ジーク、一体何を考えているんだい?」
よし、やっといつもの調子になってきた。
それにしても、本当に何を考えているんだろう?今回のイベント関係だとは思うけど、これって個人戦だよね。
『勝負しようぜ。イベントの終了5分前までに、どちらが多く引換券を手に入れるかを』
なるほど、それは面白そうだね。勝負となれば、ジークが相手でも負けるわけにはいかないかな。
『勝った方が、山分けのうち、九割を貰えるでどうだ?』
「いいよ、それと僕からも提案していいかな?」
やっとジークの考えが、分かってきた。
おそらく勝負は、僕が勝つだろう。
きっと、楽をするために提案してきたんだろうな~。
他の人からはお金を取るけど、ジークになら、タダで分けてあげるのに……。
『ん?どんな提案だ?』
「負けた方が、勝った人のお願いを一つ聞く。いいとは、思わないか?」
僕が頑張って集めるのだろうから、ご褒美となる事があってもいいよね。
『ああ、良いぜ。それじゃあ、チャットを切ったら始め、イベントの終了五分前に、ゲート広場で会おう』
「うん、わかった」
『よし、それじゃあ始めよう』
そう言うと、ジークからのチャットは切れてしまった。
もう少しだけ、話していたかったな~。でも、勝てばお願い聞いてもらえるんだよね。どうしよう、何をお願いしようかな。
何とか楽になりそうだな。
それにしてもシロの提案を承諾したあたりから、なんか機嫌が良かったような気がするな。
まあ、いいや。勝負するんだから、手を抜く気は無いがな。
出来ればマキナを、捕まえたいところだな。アイツのスキル構成なら分かっているし、俺でも十分やる事が出来る。
「よし、マキナを狙いつつ、片っ端から狩っていくか」
戦闘シーンが、上手く書けないので今回は、戦闘しませんでした。
何とか、コツを掴まないと…
次回も戦闘は、見送りかな……
アイデアがあればぜひ、活動報告のアイデア・アイデア02へと送ってください。