魔導書のインテリジェントは確かに存在しない。
そもそも魔導書自体が魔法道具であり、魔法道具に更にインテリジェントを加えるのは不可能と言う事だ。分かり易く言うと、魔導書による術式とインテリジェントによる術式が混ざってしまい、正しい効果が発揮されないと言う事だ。
そうでなくとも、暴走の危険があるため製作自体されない。
表向きには、だか……
「まさかとは思うが、お前さんたち、禁書庫の方に入った事があるのか」
「いえ、禁書庫には入った事はありません。けど二人で、インテリジェントジュエルの伝説って本を読んでいる時に思いついたんです」
成る程、おとぎ話に近い歴史書から考えついた訳か。
「そんな事より詳しい話は、部員を読んでからにしましょうよ。みんな外で待っているんだから」
「じゃあインテリジェント研究会略して、IKをはじめます。顧問はマキナ先生です」
「えー、理事長の指示で顧問をする事になった、マキナだ。ま、よろしく」
リリスに紹介され、部員たちに挨拶をするマキナ。その書庫に現在居るのは、マキナを除いて八人。
「では私から。私の名前はリリス、魔導書科所属です」
一人目はリリス
出身はアイシルク王国のスヱリア
特徴は、紫がかったピンク色をしたロングヘア―に青紫色の瞳
「私は錬金科のシャロです。リリスとは、幼馴染です。よろしくお願いします」
二人目はシャロ
出身はリリスと同じスヱリア
特徴は頭にあるロップイヤーと緑色の瞳
「はいはーい!わたし、クロウって言います!召喚科です、よろしく!」
三人目はクロウ
出身は古都アンジュのラブリ
特徴は小柄で元気一杯、橙色のショートヘア―
「クロウ、部活が嬉しいのは分かるけど、少し落ち着きなさい。失礼しました、私はアインズと言います。魔法教育科です」
四人目はアインズ
出身はここ学園都市ヴィヴィド
特徴は落ち着いた雰囲気を纏う大人の女性
だが、実際にはまだ十七歳の少女
人の世話を焼き過ぎて、学園内では頼れるみんなのお母さん的立ち位置
「呪術魔法科のマニーズだ」
五人目はマニーズ
出身は帝都デスパニアのニミェジ
特徴は黒髪ポニーテイルで、凛とした雰囲気を纏う少女
「自分は、エイマルって言うッス。専攻は魔法武術科ッス」
六人目はエイマル
出身は空都ベルカ
特徴は、ライトグリーンのツインテール
「セレスティーア・A・アーカリア。広域魔法科」
七人目はセレスティーア・A・アーカリア、通称はセレス又はティア
出身は不明、理事長預かり
特徴は青みがかった銀髪と翡翠色の瞳
「スノー・プリンセス。専攻は基礎魔法科よ」
最後はスノー・プリンセス
こちらはマキナと同類、つまりプレイヤー
特徴は黒髪ストレートのロングヘア―
自己紹介を聞きつつ軽くプロフィール帳を見て思ったのは、あからさまに何かありそうな奴らと言う事だ。
てか、理事長の関係者や学園内に他のプレイヤーが居る事にビックリだわ。
「まぁ、何かあったら声を掛けてくれ。俺は本読んでいるから」
「ちょっと、先生!顧…」
「分かりました。方針が決まったら声掛けますね」
本を読もうとするマキナをリリスが止めようとすると、それをシャロが遮った。
「シャロ、何で邪魔するのよ。先生にはちゃんとしていて貰わないと困るわ」
「けど、無理言って顧問を引き受けて貰っている訳だし、それくらい大目に見たら?」
「う~ん、確かにそうかも。けど、それは今日だけなんだからね」
「ん、じゃあ活動が決まった頃に声を掛けてくれ」
シャロの言い分にリリスが納得し、マキナはその場を離れ本を読み始めた。話がまとまったところで、アインズが「それでは」と切り出した。
「まずは、部長と副部長を決めましょうか」
アイデアがあれば活動報告のアイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、ギルド案があればアイデア03へと送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。
注意:BWOは基本、本編でリアル側は書く予定はありません。
なのでリクエストに要望があった場合にのみ、制作を考えたいと思っています。
~例~
<ステータス>
種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
戦闘「刀術」
「 」
汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>
<オリキャラ案>
活動報告に、さらに詳しい例を用意しています。