それに、実写ドラマもするみたいですし、川原礫作品はいろいろと楽しみが尽きる事がありませんね。
それはさておき、本編の始まりはやっぱりこの人からですかね。
今回の世界は『魔法世界』
現在俺はその世界の、王都から南に数キロ行った場所に存在する森を訪れていた。
この場所に訪れた訳は、久しぶりに再会した奴から珍しい情報をもらったからだ。
この世界に移って俺はまず、色々と探索していた。
第一世界の王都からトランスポートゲートを通って来てみるとそこに在ったのは、全く同じ王都だったからだ。
探索の結果は、初めに居た世界と殆ど変わりがないと言う結論になった。
と言うのも町並みなど殆ど同じなのだが、トランスポートゲートの隣にもう一つ別のゲートが設置され、第一世界には無かった町が増えていたからだ。
この世界では、トランスポートゲートとは別にワールドゲートが存在した。
ワールドゲートは第二世界内の都市を行き来するのに使われる。
ただしゲートを使用するには、自分がその都市に行った事がある必要がある。
現在俺が行き来できる都市は王都アイシルク、帝都デスパニア、学園都市ヴィヴィドの三つ。
酒場で聞いた話だと他にゲートが配置されている場所は、古都と空都の二ヵ所らしい。
ここまでの探索を終えた時点で俺は、学園都市ヴィヴィドから西へ数十キロの場所に存在しているアーカリアと言う町にいた。
この町は魔導書や学問に関するものが多く売られている他、飲食の代金が安かったりする。
おそらく学園からのお客のためだろう。
学園都市ヴィヴィドは学問の都で、学生が多く住んでいる。
そんな訳でアーカリアは、学園の生徒たちに優しい街と言ったところだろう。
しかしいろんな物が安いと言っても、魔導書だけは別か。
安い物でも1,000Gはする
内容は、魔法の基礎を纏めた入門編の写本らしい。
写本で1,000って高いだろ。
売り物の魔導書を見ながらそんな事を考えていると、メッセージが届いた。
差出人はマキナか。
手紙の内容は如何やら、新エリアの情報交換をしないかと言うものだった。
断る理由も無いので賛成の返事を送り、学園都市の酒場で待ち合わせる事になった。
「やぁジーク。早かったね」
「アーカリアに居たからな。お前こそ早いじゃないか」
酒場に行くと、既にマキナは席に着いていた。
「そりゃあ拠点がここだもの」
「ほー。お前、もう拠点を構えたのか」
「まあね。ちなみに魔法学院には入ってみた?」
「いいや、入ってない。普通プレイヤーは、勝手に出入り出来るってもんだろ。なのに許可が無いとは入れないとか言って、門前払いされたぞ」
後で調べたのだが学院には学生か教師、あとは業者しか入れない設定になっていた。
入れないとなると、中が如何なっているのかなおの事気になったな。
「でもそれがどうかしたのか?」
「いや別に。ただ学院内には珍しい本が一杯あったてだけ。それより本題だ」
此奴、サラッと自分は入った事があるって自慢しやがったな。
まぁそれ以上言わなかったって事は、それ以上何かある訳では無いのだろう。
「ジークは今どの程度、この世界について調べがついた?」
「そうだな…ハッキリわかっているのは、第一世界の延長線見たいって事と、属性付きの武器が魔法道具って言われている事、あとはこの世界は魔法が舞台であるって事かな」
「成る程ね~、うん。その認識で問題ないと思うよ。調べたところ、もし魔法が発展していたらって感じみたいだし。まぁせめて、もう一つ世界が解放されたら、この仮説が正しいって分かるのだけどな」
となると色々そっくりな点があっても、不思議ではないと言う事か。
それに、新エリアの事を第一世界とかいう大層な呼び方をしていたのにも、説明がつくしな。
「そう言えば、キークエストの手掛かりはあったのか?」
「手詰まりだね。前回は、ゲームマスターから直々にヒントがあったけど、今回は一から探さないといけないから。ま、結局は地道にクエストを進めると、どっかでヒントを貰えるでしょ」
マキナも今回は、そこまで情報を持っている訳じゃないみたいだな。
まあ俺自身最初の探索以来、ずっとスキル上げをしていたから殆ど情報を持っていないけど。
「そう言えばこの世界に来てからまだ、クエストを受けていなかったな……なあマキナ、何か良さげなクエストは無いか?」
「今のところ、これと言ったものは無いな。酒場で探す方が良いくらいだよ」
となると、あとで掲示板を見に行ってみるか。
「でもクエストじゃないけど、珍しい情報はあるよ」
「珍しい情報?何の情報なんだ?」
「これを教えるには、お代を頂かないとね」
金をとるのかよ。
でもまあ、金をとれるくらいの情報って事だろうな。
「いくら出せばいいんだ?」
「今回は裏取していないから、お金じゃなくて質問に答えてくれたら、それが対価で良いよ」
「そうか。で、質問ってなんだ?」
「ジークが今、使っている刀について教えて欲しい」
「そんな事で良いのか」
此奴の事だからもっとこう、現在のスキル構成とかタブーな所をついてくと思っていたんだが……
「大変失礼な事を、思われた気がするけど……まぁその刀かなり変わっているからさ。それって確か、直刀だっただろ?でも見た目は太刀みたいだから、何処で手に入れたのか気になってな。やっぱり、モンスタードロップ品なのか?」
「いいや、ショップで買ったやつだ。初めてイベントがあった時に武器を破壊されて、その後に始まりの広場から東商業エリアへ行って、さらに細い路地を幾つも通ってから辿り着く、ショップエリアで買ったんだ。種類はマキナの言った通り、刀の直刀だよ」
そう言えば始めて見た時は俺も、太刀じゃないかと思ったな。
「固有名が確か、レ―ヴァティンだったかな。特殊効果とかは、一切付与されていない。あとは、見たままの太刀みたいな直刀って事かな。値段は……買って貰ったから知らないな」
特殊効果とかは無いのに、攻撃力や耐久力は物凄く高い。
それに見た目と違って、癖が無い。
見た目だけで言えば、物凄く癖が強くて扱い難そうなのにな。
今じゃこの太刀みたいな直刀は、頼もしい相棒だな。
「レ―ヴァティンか。……もしかしたら、裏が取れるかも」
うん?何かぶつぶつと言っているな。
ってか何を考えているんだ、アイツは。
「おーい。どした、マキナ」
「いや、何でもない。えーっと、対価は貰ったから、情報か」
「そうだよ、で珍しい情報って何だよ」
「この世界の王都の南に森があるだろ。その森の何処かに、伝説の鍛冶師が居るとか魔法使いが居るとか言う話があるんだよ。ただ合うには特定のアイテムが必要らしくて、出会ったプレイヤーはまだ誰も居ないって話だ」
成る程、それで変わった武器を持っていた俺に、その方は何処で手に入れたのかって聞いてきた訳か。
「と言う事は、もしかしたら俺は会えるかも知れないのか」
「そうだね。ま、もし会えたならその時の話を売ってよ。その時までに同程度の情報とか揃えて置くから、買うか情報交換するから」
そんな訳で、その時の話を基に森に来ていたのだった。
話では森で会えるかも、とし言っていなかった。
当てがある訳じゃないし、森の中心にある大木を目指すか。
しかしまた森か~
前は空から、人が降ってきたんだよな。
流石にまた、人が降って来るって事は無いだろう。
まぁ、森の中だし行き倒れ的なのはいるかもな。
なんて思っているうちに、目的の大木に到着した。
森の中心には湖と島、島に立っている大木があり、第一世界の森と変わりはなかった。
と思ったが、よく見ると大木の根元に小屋が立っていた。
アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、ギルド案があればアイデア03へと送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。
~例~
<ステータス>
種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
戦闘「刀術」
「 」
汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>
<オリキャラ案>
活動報告に、さらに詳しい例があります。