ブランクワールド・オンライン   作:東條九音

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久しぶりの戦闘シーンです。
やはり描写が上手くないので、皆さんの想像力が頼りになりそうです。


戦闘開始

城の二階、武器庫付近で黒音は帝国の兵士相手に戦闘を行っていた。

 

「ん~、弱いな~。弱いのに数ばかりいるにゃ」

 

向かって来る兵士は、そこまで強く一撃で倒せる。

でも数は多く、囲まれて数分経つが一向に減る気配が無い。

そもそも何で、こんなに集まってくるのよ!

 

「これじゃあ、まるでゾンビに囲まれているみたいだにゃ~」

 

「よく気付いたな。こいつらは俺の魔術で動く人形たちだ」

 

どこからか声が聞こえてくると、兵士たちの動きピタリと止まった。

これはどう言う事かにゃ?

 

「俺の城に乗り込んで来るとは良い度胸だな」

 

「どうでも良いけど、あんた誰?姿見せなさいよ」

 

「これは失礼した。俺の名は、マーク・スフィア・メフィス。この国の王だ」

 

兵士たちが左右に分かれ出来た道から、ローブを着た男が出てきた。

こいつが禁術に手を出して追放されたって言う、メフィスか。

 

「この兵士たちは人形って、どう言う事にゃ」

 

「あぁその事かい。私はとある禁術を研究していてね。それは傀儡化の魔術なんだよ。ま、死人でしか成功していないけどね」

 

と言う事はこの兵士たちは倒しても、殆ど意味ないって事ね。

 

「ま、良いや。アンタを倒せば済む話だにゃ」

 

「残念だけど、君はここで足止めだ。確か強い相手が、ご所望だったな」

 

そう言うとメフィスが何かの呪文を唱えた。

すると兵士たちが一つに集まり、巨人になった。

 

「んにゃ⁉そんなのありかにゃ⁉」

 

「王の間で待っているよ。ま、勝てればだけど」

 

そう言うとメフィスは、消えて行ってしまった。

 

「強い奴とは戦いたかったけど、さすがに手に余るかにゃ~」

 

相手の大きさは私の十倍以上はある。

これはおそらく中ボスだろう。

あと一人ぐらいは人が欲しいかにゃ。

 

「面白い事に為ってるわね」

 

「ミリーシャ!町の方は良いのかにゃ?」

 

声がする方を見ると、ミリーシャが居た。

 

「えぇ、町はもぬけの殻。人払いがされているようよ。だから城に来てみれば、あなたがボス戦を始めって攻撃来るわよ」

 

見るといつの間にか、巨人がパンチを繰り出そうとしていた。

 

「ミリーシャ!こいつ倒すの手伝ってにゃ‼」

 

私は敵の攻撃を回避して、ミリーシャに呼び掛ける。

 

「私より雪那の方が適任でしょ?持ち場を交代してくるから、それまで耐えて頂戴」

 

そう言うとミリーシャは窓から、跳び下りて行った。

確かに雪那の方が適任だけど、半ば丸投げするつもりかにゃ⁉

 

「ま、本気を出せば如何にかなるかにゃ……」

 

そう思い、私は通常の猫人モードから猫又モードへ切り替えた。

 

「さぁ、雪那が来るまで遊んで貰うにゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上が騒がしいな~」

 

「そうですね」

 

現在俺はシンと共に地下牢に来ている。

地下に居るのだが、上での戦闘の振動がかなり伝わってくる。

かなり楽しんでいると見える。

 

「予想通り、牢獄に、居ましたね」

 

牢獄にて探し人であったテール共和国の人たちを見つけ、先程解放した。

文献にあった通り、本当に獣人だった。

共和国の人の話からすると、メフィスを倒せばこのストーリーは終了のようだった。

 

「にしても、禁術が傀儡化とはな~。聞いた話だと未完成で、死体しか操れないらしいな」

 

「それに、獣人に反応する。趣味が、悪いです」

 

未完成で獣人に反応するって……

となると、黒音に集まって行きそうだな。

厳密には、アイツ妖怪だけど。

 

「先輩。王の間、行く?」

 

「そうだな。その前に、ミリーシャと合流しよう。共和国の人を任せておかないと」

 

すると丁度良い所に、ミリーシャから通信が入った。

 

『マスター、今大丈夫?』

 

「丁度、合流したいと思っていたところだ。今どこにいる?」

 

『城の裏手よ。雪那に中ボス戦をしている黒音の所へ行って貰った所なの』

 

この戦闘の振動はそのせいか。

派手にやっていると思ったが、中ボス戦だったのか。

 

「これからそっちに保護対象を送る。増援が来るまで、頼むな」

 

『あなた、相変わらず無茶な事言うわね。まぁ良いわ、それであなたたちは如何するの?』

 

「これから黒幕にあってくる。じゃあ、あとは頼んだぞ」

 

通信を切り、シンと一緒に王の間に向けて進みだした。

 

 

 

 

 

 

 




アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。



~例~
    
<ステータス>
      種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
      職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
      戦闘「刀術」
        「 」
      汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>

<オリキャラ案>

活動報告に、さらに詳しい例があります。


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